【目次】 「北海道とミステリーの風土」渡辺淳一 「葡萄」渡辺淳一 「白い神々」五谷翔 「破獄者」船山馨 「朝になったら、タッチミー」片岡義男 「カマルグの白い馬」石川喬司 「溯死水系」森村誠一 ・ *本書は1986年に小社より刊行された文庫『札幌ミステリー傑作選』を底本とし、再編集のうえ文庫化したものです。
※2026年8月4日 4:32時点
これは文学×ファッションで起こす事件だ!日本を代表する豪華執筆陣とカリスマ的ヴィンテージデニムブランドによる豪華アンソロジー。
※2026年8月3日 1:33時点
一挙文庫化された片岡義男「珈琲三部作」の一冊目にして、著者初の「私小説集」。時代は1960年から1973年。大学生時代、3カ月の会社員生活、フリーランスのライターとして原稿用紙に鉛筆と喫茶店の日々……。「作家以前」の知られざる日々が、あの乾いた筆致と当時のレコード、そして珈琲を伴って鮮やかに浮かび上がる。なぜ「僕」は会社を3か月で辞めたのか。なぜ「僕」は雨の神保町で濡れることなく喫茶店をはしごして原稿を書き続けることができたのか。なぜ「僕」はザ・ビートルズの来日記者会見に行かなかったのか。なぜ「僕」は新宿の裏通りで「骨まで愛して」と「パープル・ヘイズ」を続けて聴いたのか。なぜ「僕」は船橋ヘルセンターでジャニス・ジョプリンの叫びを耳にしたのか……。片岡義男の10年以上にもわたる「空白の時代」が、自らの手で明らかにされる。 物語ひとつひとつのタイトルを追うだけでも極上の読書体験だ。 「ディーン・マーティンもリッキー・ネルスンも、いまのうちだから」 「大学の四年間は一通の成績証明書となった」 「営業の人になりきったら、それ以外の人にはなれないでしょう?」 「男の社員ばかりで鬼怒川温泉に行き、それからどうするというのか」 「あなたは、このコーヒーの苦さを忘れないで」 「ひょっとして僕は、甘く見られているだろうか」 「クリーム・ソーダは美しい緑色のフィクションだ」 「楽しく美しい本を、まだ僕は一冊も作っていないではないか」……。 小説に登場する121枚のレコード、そのジャケット写真をすべて収録。さらに文庫版特典として「登場曲の数々を聴きながら読める」QRコードも掲載。この一冊で、新たなかたちの「読書」が味わえる。
※2026年7月28日 18:33時点
一挙文庫化された片岡義男「珈琲三部作」の掉尾を飾るのは、大ヒット作『珈琲が呼ぶ』の続編ともいうべき、グレード・アップされた52篇の珈琲エッセイ集。貴重な写真も38点掲載。喫茶店を舞台にした短編小説も特別収録。エッセイでは、その創作過程までも明かしていくというユニークな構成になっている。「湿度0%の日本語」と称される筆者独自の文体はますます研ぎ澄まされ、珈琲が絡む物語の世界は無限の広がりを見せる。 大瀧詠一/スティーヴ・マックイーン/男はつらいよ/刑事コロンボ/植木等/ チャールズ・ブロンソン/歯科診察券/宮沢賢治/リチャード・ブローティガン/ 髭面のエルヴィス/ドトールのミラノサンド/植草甚一/銭湯/天国と地獄/ モーニング・サーヴィス/大統領の陰謀/リック・ダンコ/危険な年齢…… 52篇のエッセイに登場する人物、モノ、事柄は変幻自在。 これらがどう珈琲と関係してくるのか、まったく予想を許さないのも愉しみのひとつだ。 文庫版特典として、エッセイに登場する曲の数々を「聴きながら読める」QRコードも掲載。 この一冊で、新たなかたちの読書体験が味わえる。 遠く離れたところにぽつんとひとりでいるのが僕だ、と長いあいだ、僕は思ってきた。 そのように自分を保ってきた、という自負は充分にあった。 (本文より)
※2026年7月28日 21:31時点
なぜ今まで片岡義男の珈琲エッセイ本がなかったのか? 一挙文庫化された片岡義男「珈琲三部作」のうちの二作目は、待望の珈琲随筆集。 珈琲が呼ぶザ・ビートルズ四人のサイン。珈琲が呼ぶボブ・ディラン。珈琲が呼ぶ三軒茶屋。珈琲が呼ぶクェンティン・タランティーノ。珈琲が呼ぶ美空ひばり。珈琲が呼ぶジム・ジャーミッシュ。珈琲が呼ぶ黒澤明。珈琲が呼ぶ玉子サンド。珈琲が呼ぶ神保町の路地裏。珈琲が呼ぶオーティス・レディング。珈琲が呼ぶつげ義春。珈琲が呼ぶトム・ウェイツ。珈琲が呼ぶ京都・姉小路通。珈琲が呼ぶフィリップ・マーロウ。珈琲が呼ぶタヒチ。珈琲が呼ぶ高田渡。珈琲が呼ぶホットケーキ。珈琲が呼ぶ下北沢。珈琲が呼ぶクリント・イーストウッド。珈琲が呼ぶ有楽町・スバル街……一杯のコーヒーが呼ぶ意外な人物、映画、音楽、コミックス、場所が織りなす物語の数々。 他にも「一杯のコーヒーが百二十円になるまで」「インスタントコーヒーという存在」「僕がアイスコーヒーを飲まない理由」「高級ホテルのコーヒー代とは入場料」「理想のマグのかたち」「五時間で四十杯のコーヒーを飲んだ私」「喫茶店のコーヒーについて語るとき、大事なのは椅子だ」「ブラック・コーヒー三杯で彼女は立ち直れたのか」などを主題に、あの唯一無二の乾いた筆致でコーヒーが主役の書き下ろしエッセイ44篇を収録。本文と密接に絡み合う、豊富なカラー写真やコミックスのひとコマなどが、ふんだんに添えられていく。 大ブームになっている「コーヒー本」「喫茶店ムック」「カフェGUIDE」とは全く違う角度からコーヒーを捉えた、作者の異色作。文庫版特典として、エッセイに登場する曲の数々を「聴きながら読める」二次元バーコードも掲載。この一冊で、新たなかたちの読書体験が味わえる。 コーヒー好きはもちろん、映画・音楽・サブカル愛好者にはたまらない、全44篇のエッセイ集。
※2026年7月28日 14:32時点
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)会員向け機関誌『JAF Mate』2017年5月号~12月号で8回に渡って連載された同名の人気エッセイ7作品、および2016年11月号から連載された「片岡義男の回顧録」5作品をベースに、著者の50年に及ぶ執筆活動から生まれた2,000本超のエッセイの中から厳選した「道」「旅」「クルマ」「オートバイ」にまつわる49作品を加えたエッセイ集!
※2026年7月28日 12:33時点
日本語の本質に迫り 「戦後」を解き明かした画期的著作。 ――高橋源一郎 母国語とは何か。どうすれば母国語の外に出て行けるのか。 いま読みたい名著復刊 湾岸戦争をアメリカのTV放送だけで追ってみる、という試みから始まった本書は、アメリカを突き動かす英語という言葉の解明へと焦点を移していく。母国語によって人は規定され、社会は言葉によって成立する。たえず外部を取りこみ攻撃し提案していく動詞中心の英語に対し、日本語とは自分を中心とした利害の調整にかまける言葉だと著者は結論付ける。 言語にはそれぞれ美点と歪みがある。日本語のなかで生きる私たちは日本語という「歪み」を通してしか考えられない。「戦後」という時空間は、実はその「歪み」そのものなのだ。ではその歪みから自由になることはできるのだろうか。「歪み」を熟知したうえで「歪み」を駆使すれば、日本語の外へでていくことはできる、と著者は書く。英語と日本語への熟考が、やがて読み手を世界の認識の根源まで導く鮮やかな思考の書。 1997年は加藤典洋の『敗戦後論』と片岡義男のこの本の出現で画期的な年として記憶されることになるだろうと思った。(高橋源一郎『退屈な読書』より) カバーデザイン 杉山健太郎 【目次】 第1部 アメリカ 湾岸戦争を観察した 八月二日、軽井沢、快晴 犬にでもくれてやれ ウエイ・オヴ・ライフを守る 町を囲んだ黄色いリボン 「日本はアメリカとともにあります」と首相は言った 「神の目から見れば」 仕事をすませて家へ帰ろう 大統領の得点 帰って来る死体の映像 ヘリコプターは上昇し飛び去った メモリアル・デイにまた泣く 第九条 フリーダムを実行する 個人主義にもとづく自由と民主の視点 真実はまだ明かされない 遠近法のなかへ 『クレイジー』というテーマ曲 エルヴィス・プレスリー・エコノミックス 現状は好転していかない 「彼らはとにかく頑固だよ」 ラディカルさの筋道 ヒラリー・ロダム ヴァージニア・ケリーの死 グレン・ミラー楽団とともに もっとも良く送られた人生 大統領が引き受けたこと 小さく三角形に折りたたんだ星条旗 煙草をお喫いになりますか 午後を過ごす最高の場所 キノコ雲の切手 ジープが来た日 ちょっと外出してピストルを買って来る キャロル・ホルトグリーン 第2部 日本語 世界とは母国語の外のこと 薄い皮だけがかろうじて英語 懐かしいネガティヴ・ステレオタイプ 頭のなかが日本語のままの英語 「モースト・インポータント」とは? 母国語の呪縛の外へ IとYOUの世界 生まれながらにして客観をめざす言葉 現実のしがらみと「私」 利害の調整、という主観の世界 動詞とは個人の責任のことだ 話しかたと聞きかたの洗練 アメリカ国内文脈ではなく、世界文脈の英語を 母国語の性能が浪費される日々 人生のすべては母国語のなかにある 母国語は「いつのまにか自然に」身につくか 母国語の性能と戦後の日本 江戸から円高まで――日本という試み あらかじめ約束されていた結果 ペシミズムを越えようとしていいのか 資本主義への合流車線 遠く懐かしい文化論の時代 真の文化とは時間の蓄積だ 僕の国は畑に出来た穴だった 解説 高橋源一郎
※2026年7月28日 22:32時点
小説家が解き明かす、英語らしさ・日本語らしさ Q 英語でなんて言う? 「ことの自然ななりゆき」 「でも私って、いつもそうだから」 「きみがいてくれるなら、この世のなかも捨てたものじゃないよ」 【内容紹介】 例えば、「地元産」は英訳すると“locally grown”。「産出された」あとの状態を示す「産」が“grow”という動詞を用いて表される、とても英語らしい言いかただ。この表現の違いとはなんだろう。英語を鏡にして写し出される日本語の構造や性能、また立ち現れてくる強さや弱さなどについて、小説家である著者が考える。 解説 倉林秀男 【目次】 以下百例のひと言を、英語で言ってみよう。 「いまどんなお気持ちですか」/「そのへんはどうですか」/「状況を説明してください」/「あなたはどちらの意見をお採りになりますか」/「こういう批判を、ご当人としてはどう受けとめますか」/「──ということは考えられますか」/「お知らせのあともニュースが続きます」/「どういうことなのでしょうか」/「──ということですか」/「それが憲法とどう関係してくるのですか」/「この問題に関して、首相が完全に的はずれであるというのが、情けない現実なのです」/「今日のこの出来事を踏まえた上で、ほかにどのような点に注意したらいいのでしょうか」/「あなたのおっしゃることの正当性がどのあたりにあるか、という問題になりますよねえ」/「いくらですか」/「価格破壊」/「環境に優しい」/「史上最悪の」/「ただちに目に見えるかたちでの結果」/「煙草を喫ってもいいですか」/「この話を私から聞いたなんて、誰にも言ってはいけないのよ」/「これにめげずに、今日も頑張って」/「ひとりで自分を見つめる時間です」/「私、生まれも育ちも、葛飾柴又です」/「チーム全員が力を合わせた結果です」/「なんらかの理由で」/「人が画面いっぱいになるように撮ればいいんですよ」/「ぶれたんですよ」/「物心ついてからこのかた」・・・・・・(以下つづく) カバーデザイン/杉山健太郎
※2026年8月1日 14:31時点
シティポップが生まれた80年代、同時代の日本の「文学」は何をしていたのだろう? 世界のファンがSNSで甦らせたポップ音楽の背後には、同じ時代状況から生まれ、同様に日本オリジナルの発展を遂げた、都会文学の世界が隠されていた──きらめく都会の〈夢〉を優しく紡ぐ、「シティポップの時代」を並走した9つの物語を、いま、ここに。 【目次】 片岡義男 楽園の土曜日 川西蘭 秋の儀式 銀色夏生 夏の午後 川西蘭 マイ・シュガー・ベイブ 沢野ひとし プリムズをくれた少女 平中悠一 かぼちゃ、come on! 原田宗典 バスに乗って それで 山川健一 テーブルの上にパンはないけれど、愛がいっぱい 片岡義男 鎖骨の感触 【ライナーノーツ】 平中悠一〝時代〟の終りと〝物語〟の始まり──「シティポップ」と、同時代(一九八〇年代)日本の「都会小説」
※2026年8月7日 1:31時点
〈今日の夕食は何にしようかなと思案しながら、 夕暮れの靖国通りをひとり歩く幸せ。〉 幸福な食事はどこにある? 神保町、下北沢、京都……専用スプーンを胸にひそませ、今日も続くカレー漂流。 そして青春の食事には、餃子ライスが必要だ。はたしてそんな食事は見つかったか。 記憶と幻想で紡がれる物語。 * * * 1 カレーライスは漂流する 母親の黄色いカレーライス 今日はカレーライスよ! どんなカレーライスにももはや驚かない 火事を見ながらカレーライス 木製の専用スプーン 京都カレーライス再訪 鴨南蛮カレーうどん、ナインボール カツカレーのはしご 白いご飯はありますか 涙も一緒にスプーンで食べた 僕のカレーライスにはお肉をたくさん入れてください カレーライス小説を考える 他 2 餃子ライスはひとりで食べる夕食の幸せ どしゃ降り餃子ライス 珈琲にしましょうか なんとかならないかしら 僕の餃子は二人前 消しゴムを買う 今夜はひとり飯
※2026年7月26日 15:32時点