この本は、ナチスドイツ強制収容所から奇跡的に生還し、ロゴセラピー及び実存分析の創始者である、ヴィクトール・エミール・フランクルの理論を考察し、人間の精神的次元を成長させるための道標となることを目的に書いたものです。 フランクルは、心理学の分野で心理的次元だけではなく、精神的次元を重要視し、本当の意味での人間の精神(魂)に焦点を当てた、ロゴセラピーを提唱しました。 精神的次元を前面に出した「心理学」はフランクルが初めてであり、勝れて歴史的なことだと思います。 このフランクルの理論は「心理学」ではなく「精神学」の基礎となる重要な理論だと思われるのです。
※2026年7月23日 13:31時点
失われた意味を求めて 日々の生活の中で感じる無力感や虚無感とは何か。豊富な臨床体験をもとに、さまざまな角度から生きる意味を取り戻すための処方箋を提供する。フランクルの未邦訳論文集、待望の復刊。
※2026年8月1日 4:33時点
フランクルが『夜と霧』英語版だけに付した貴重な入門論文。 ロゴセラピーを分かりやすく解説してほしいというアメリカ人読者の要望に応え、18の基本概念をコンパクトに説き明かしたもの。また論文「心理療法における精神の問題について」(1938年)を付す。 巻末の解説は、日本でロゴセラピーを実践する精神科医・本多奈美氏(東北大学)と臨床心理士・草野智洋氏(静岡福祉大学)による2本。 人間を「意味」(ロゴス)を探求する実存者と捉え、対話を通じ、自分自身で「意味」を発見する力を育もうとするロゴセラピーは、現代を生きるすべての人に汲み尽くせぬ豊かな示唆を与えるだろう。
※2026年8月13日 20:32時点
フランクルは特定の宗教に立つことを明言しないが、人間の根源的宗教性を深く尊重した思想家であり、対してラピーデは明確にユダヤ教の立場に立つ。この二人が、人生の意味探求にとって「神」とは何か、聖書をどう読むかをめぐり、真摯な対話を行う。 この長い対話は、ラピーデが、ユダヤ教ラビであるレオ・ベックに由来する祈りを朗読し、フランクルが、「アーメン」と声をあわせて終わった。 「悪意ある人たちに平安がありますように。すべての復讐が終わり、刑罰と懲罰について語られることがすべて終わりますように。......そしてすべてが過ぎ去ったとき、わたしたちがふたたび人間として人間のもとに生きることが許されますように。」
※2026年8月5日 2:34時点