その手が迎えに来る日
心理学三大巨匠フロイト、ユング、アドラーに続き、私が最も尊敬している一人であり第四の巨匠と呼ばれる
〖ヴィクトール・フランクル〗
彼はホロコーストを生き延びた壮絶な経験を経て、独自の心理学
〖ロゴセラピー〗を提唱しました。
その根底には、
『過去がどうであれ、あなたを待っている未来(生きる意味・使命)のために、今この瞬間からどう生きるか』
という強い視点があります。
そのフランクルは
【死】を
恐ろしいものではなく、
『優しく目覚めさせる母親の手』
に例えました。
彼の思想において、【死】は終わりではありません。
眠っているこの現世から、母親が子どもをそっと起こすようなものだと…
私たちを、より本質的な愛と光の世界へと移行させる、優しい目覚めのプロセスであると説きました。
自身が、ホロコーストと言う壮絶な経験をしてもなお、【死】をただの「恐怖」や「終わり」として捉えるのではなく、このような優しい眼差しで紡ぎ出された死生観にとても感動しました。
少なからず【死】に対し漠然とした恐怖をもっていた私は、その死生観に触れた時、心がほどけて温かい愛で満たされていくようでした。
現世の最期に待っているものが
『やさしく目覚めさせる母親の手』
ならば、一抹の不安もありません。
安心して迎えられます。
その優しい手から揺り起こされるまで、
【今、この瞬間からどう生きるか】
しかないのだから。
こんなにも愛に満ちた死生観に触れる事ができたからこそ
「自分に与えられた時間をめいっぱい心地良く生きていこう。」
と日々改めて思うのです。
〖ヴィクトール・フランクル〗
に最大限の敬意を込めて…

