人生に起こる出来事には、すべて意味がある。たとえその時には、その意味がわからなくても。ヴィクトール・フランクル
daily vitamin 2026.03.12
人生に起こる出来事には、すべて意味がある。たとえその時には、その意味がわからなくても。
ヴィクトール・フランクル
10年前、当時の会社で圧倒的なトップセールスだった元上司が、社内インタビューで語っていた言葉を今になって思い出す。
「お客さまの召使いになってはいけない」
発想力と行動力の人であったあの人らしい言葉だが、当時の僕には何となく「お客さまの言いなりになるな」ってことなんだろうな、くらいに思っていた。
当時は、がむしゃらにお客さまの要望に応えることこそが正義だと信じていた。もちろん無理なことは無理なのだが、自分のリソースで何とかなることはすべて応えてきた。実際それで結果は出ていたし、それはそれで楽しかった。
月日は流れ、僕も親になった。
仕事一辺倒ではいられなくなった今、改めて「お客さまファースト」の真実を問い直している。
無理難題にすべて応えようとすれば、自らの心は疲弊し、結果として他のお客さまへの質も落としてしまう。
かといって、ただ突っぱねて自分都合で仕事するだけでは信頼は築けない。
これ、めちゃくちゃ悩ましいところ。
今、僕に必要なのは、相手も自分も大切にする「アサーティブな対話」のスキルなのだと痛感する。
元上司が僕に直接そのアドバイスをしなかったのは、当時の僕にはまだ必要がなく、理解もできないことを見抜いていたからだろう。代わりに彼は僕に「子ども生まれたら、何一つ思い通りにはできひんで」という言葉を残した。これも今、痛感していること。
過去に理解できなかった言葉が、ライフステージの変化と共に、切実な課題として目の前に現れる。
それは、今の僕が「ありたい姿」へと更新されるために避けては通れない、大切な「点」なのだと感じている。
難しいことだが、今の自分ならきっと向き合える。
背筋を伸ばして、今日も一歩ずつ、自分らしい誠実さを積み重ねていこう。
今日も、あなたにとって有意義な一日になりますように。
