全身を金箔で覆われた王子の彫像が国民の悲惨な生活を知り、サファイアの目や体じゅうの金箔をツバメにたのんで貧しい人々に分けあたえる「幸福な王子」、人魚に恋した若い漁師が財宝に目もくれず、ひたむきに恋のために自分の魂をなげうつ「漁師とその魂」など、無垢なるものや純愛への限りない賛嘆にみちたワイルドの全童話。新訳。
※2026年8月11日 21:32時点
やさしい英語で書かれた、多読に最適なラダーシリーズ Level 2(使用語彙 1300語) The Happy Prince and Other Stories (Oscar Wilde) 【総単語数 16,040語】 ある町に「幸福な王子」とよばれ、誰からも愛される像があった。ある日、一羽のつばめが羽を休めに像の足下に降り立つと、その体に大粒の涙がはらはらとこぼれ落ちる――。やさしさと愛の世界を描いた『幸福な王子』ほか、『わがままな大男』『忠実な友達』『すばらしいロケット』『ナイチンゲールとバラの花』『若い王』などオスカー・ワイルドの名作全6篇を収録。 【ラダーシリーズとは】 使用する単語を限定して、やさしい英語で書き改められた、多読・速読に最適な英文リーダーです。巻末にワードリストが付属しているため、辞書なしでどこでも読書が楽しめます。また多くのラダーシリーズに日本語による補助的な解説も含まれています(登場人物の紹介や時代背景など書籍によって解説内容が異なります)。 使用語彙について レベル1: 中学校で学習する単語 約1000語 レベル2: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約300語 レベル3: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約600語 レベル4: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約1000語 レベル5: 語彙制限なし
※2026年7月31日 15:33時点
TOEICレベル 400点以上 高くそびえる、幸福な王子の像がありました。全身を純金でおおわれ、輝かしいサファイアが両目になっていて、剣のつかには大きな赤いルビーがキラキラと光っていました。誰もが、この像をほめそやしていました。ある夜のこと、一羽の小さなツバメが飛んできて、それに目をとめました。(「幸福な王子」より) 詩人・劇作家・小説家であったオスカー・ワイルドが、人間の生き方について問いかける傑作童話集。 【収録作品】 幸福な王子/わがままな大男/忠実な友達/すばらしいロケット/ナイチンゲールとばらの花
※2026年7月25日 17:33時点
つばめさん、この刀の柄からルビーをはずして、 その貧しい女のところへ持っていってくれないか――。 死よりもなお強い愛の讃歌を、詩人オスカー・ワイルドが謳い上げる。 広場に立てられた王子の像が、宝石でできた自分の目や体じゅうの金箔を、燕に頼んで貧しい人々に分け与えてしまう『幸福な王子』。若い学生が恋人にささげる赤いばらを、一羽のナイチンゲールが死をもって与えてやる『ナイチンゲールとばらの花』など、十九世紀イギリスの小説家オスカー・ワイルドが格調高い文章で綴った、献身的な人間愛と社会への諷刺にあふれる9編を収めた童話集。 【目次】 幸福な王子(The Happy Prince) ナイチンゲールとばらの花(The Nightingale and the Rose) わがままな大男(The Selfish Giant) 忠実な友達(The Devoted Friend) すばらしいロケット(The Remarkable Rocket) 若い王(The Young King) 王女の誕生日(The Birthday of the Infanta) 漁師とその魂(The Fisherman and His Soul) 星の子(The Star-Child) 訳者あとがき 本書収録「幸福な王子」より 幸福な王子の目が涙でいっぱいになり、黄金の頬を涙が流れ落ちていたのです。王子の顔が月光を浴びてあまりにも美しかったので、小さいつばめは憐れみの気持で胸がいっぱいになりました。 「あなたは、どなたですか」 「わたしは幸福な王子だ」 「それじゃあなぜ泣いてらっしゃるのです?おかげでびしょ濡れになってしまいましたよ」 「わたしが生きていて人間の心をもっていたころは、涙とはどんなものか、知らなかった、無憂宮(サン・スーシー)に住んでいたからで、そこへは悲しみがはいることを許されていないのだ。……」 ワイルド Wilde, Oscar(1854-1900) ダブリンに生れ、同地の大学を経てオクスフォード大学に学ぶ。「芸術のための芸術」を唱えて唯美主義、芸術至上主義に基づく活動を展開し、フランスやアメリカにまで名を知られた。小説『ドリアン・グレイの肖像』や『ウィンダミア卿夫人の扇』など一連の喜劇作品、世紀末文学の代表とされる悲劇『サロメ』などで文名高く時代の寵児となるも、男色罪による獄中生活の後は不遇な晩年を送った。 西村孝次(1907-2004) 京都市生れ。東北大学英文科卒業。49~78年、明治大学教授。19世紀末から20世紀にかけての英国作家について、多くの翻訳やエッセイを著している。
※2026年8月11日 22:34時点