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2026年6月に読んだ本、聴いた本

6月は、5月に図書館で借りたカーレド・ホッセイニの「君のためなら先回でも」を読めたのが嬉しい。

以下、6月に読んだ本と、Audibleで聴いた本です。


テンプル・グランディン『ビジュアル・シンカーの脳: 「絵」で考える人々の世界』

私は昔から「自分は言葉で考えないなあ」と思っており、いろいろな人に頭の中を質問するという癖がある。でも、完璧にビジュアルでイメージしているわけでもなくて、ふわっとした立体的な概念が浮いているような感じ。この本を読んで「やっぱりそういう人いるよね」とわかった。KindleをEchoアプリで聴いた。

カーレド・ホッセイニ『君のためなら千回でも 上』『君のためなら千回でも 下』

先に『千の輝く太陽』を読んでいたが、こちらの『君のためなら千回でも』のほうが先に読んでいた。現代は『The Kite Runner』。余談だけどDuolingoで会話の練習をしているときに「好きな本は?」と聞かれて今まで何も答えられなかったけどこれを読んでから答えられるようになった。だけど考えてみたら『Anne of Green Gables』と答えてもよかった。

Kite Runnerとは、「凧のランナー」ということ。この話は主人公のアミールが幼馴染のハッサンを裏切り、罪を背負って生きていく話。そのハッサンが、凧を追いかけるKite Runnerだったのだ。

アフガニスタンのそれはもう大変な情勢と、アミールの父との確執、父の過去の秘密、アミールの後悔と煮え切らなさ。いろいろな心情が絡み合っていてよかった。ラストにまた、凧が出てくる。それも好き。

又吉直樹『失恋カルタ』

イラストレーターのたなかみさきさんが好きなので、イラスト集のつもりで購入した。

児島青『本なら売るほど 』1、2巻

私には珍しく漫画。池袋ジュンク堂の1階壁際に置いてあって冒頭少し読んだら面白かったので。古本屋は好きだ。

水島 広子『「毒親」の正体 ――精神科医の診察室から』

「毒親」ってなんだ? ってちゃんと調べたり考えたことなかったので。Kindleを買ってEchoアプリで聴いた。

以下、Instagramに書いた後ブクログに転載した感想。

吉本ばななさんのnoteが話題になっていたころ、ちょうどこの本を読んでいてタイムリーだった。

「毒親」というと、「誰が見ても子どもにとって悪いことをしている親」というイメージだったけど、「これくらいでも毒親なのかー」という印象になった。いじめと同じで、子どもが「毒親」と思えば毒親なのだ、と。

多かれ少なかれ、親の影響で思考や行動に偏りが出てしまうのは多くの人にある気がするんだけど、でもいわゆる愛着タイプが「安定型」である人は、親との関係性に振り回されていないんだろうと想像する(この本にも愛着タイプの話が出てくる)。

また、「親のせいにするのか」「親を悪く言うものではない」などという反論に対しては、真に受けずに自分の意見を持っているようにしたい、と、この本を読んで思った。

私はちょっと厄介な思考のクセ(自動思考というのかな)とそれに伴う行動のクセがあり、厄介であると一見わからないほどなめらかに、かなり根深く染み付いていることが最近わかった(認識しても今のところ全然変えられない)。

昨夜、「自分自身を救いたい」と強く思った。逃げたくなることもあるけど、頑張っていこ。

https://booklog.jp/users/emitochio/archives/1/4106107562

水島広子『女子の人間関係』

毒親の本を読んでいたら「女子」の生態も気になって読んだ。女性特有の、なんだか陰湿な感じ、イヤーな感じの特性をまとめて"女"と読んでいるのが面白い。"女"にはかかわりたくない。でも、"女"と上手くやっていかなくちゃいけない。そう思っています。Audibleで聴いた。

鴻巣麻里香『自他の境界線を育てる ――「私」を守るバウンダリー』

ちくまプリマ―はいい。知りたいことを分かりやすく教えてくれる。境界線(バウンダリー)は人間限関係でいつも意識しておきたい、と思った。

ブクログの感想から。

信頼する人に「境界線が薄い」と言われて、境界線とはどういうことだ? と思ったので読んだ。

"「私の願い」と「周囲の期待」との間に本当はあるはずの境界線を、バウンダリーと呼びます。"と書かれている。

例えば、私は本当はたくさんおしゃべりがしたいのに、騒ぐと怒られる。だからおとなしくしている。これは、境界線が侵害されている状況らしい。

こういうことを繰り返すと、自分の本当の願いがわからなくなってしまうのだという。私は、とてもとても身に覚えがある。

特に響いたのは”親がドアをバタンと音を立てて閉めたり大きなため息をつくと、自分が何か悪いことをしたような気がして、怖くなって機嫌をうかがってしまう”といった例。私は子どもの頃も大人になってからも、この気持ちがとても強い。

普段はバウンダリーを保っていられるのに、相手が怒ったり、不機嫌になると、途端にその感情をもらってしまい、そのパワーに飲み込まれ、自分がどうしたいということを考えられなくなってしまう。

本書で、境界線は皮膚にたとえられている。自分を守ってくれるものでもあるが、薄すぎるといろいろなものが侵入してくるとともに、熱すぎると相手の気持ちがわからずに独りぼっちになってしまうという。ちょうどよい厚さがいいのだ。

相手の気持ちをお皿に載せ、自分の気持ちは別のお皿に載せる。その間に境界線を引く。この本に書かれている方法で、境界線を引く練習をしていこうと思う。

バウンダリーの問題は「あなたのせいではない」と書かれている。私が誰かの影響を受けてうまく境界線が引けないのは、私のせいではない、と思うようにしよう。つい思考のクセで「私が悪いのだ」と思ってしまうけど、それこそがバウンダリーの問題。私が悪いわけではない。周りのせいにするわけではないけれど、「自分のせい」という呪いを解く必要がある。

こう考えてみるのはどうだろうか。子どものころに病気をした、その後遺症が今も残っている。それは私のせいではないし、周囲のせいでもない。いろいろな状況が重なってこうなったのだ。だけど、その後遺症を直していく方法はある。時間はかかるし、辛いかもしれないけど、きっとできるのだ。

具体的にこういうことがあった。誰かが私に対して不満があり、急に怒りだした。それを聞いて私はとても怖くなり、その人のことを思い出すだけで涙があふれるようになった。「人が怒るのは悪くない。そういうことはあるからだ。でも私がこんな過剰な反応をするのは、私に落ち度があるからだ。その人が悪いわけではない」と思ってしまった。でも、思い直した。私が悪いわけではない。

https://booklog.jp/users/emitochio/archives/1/4480685472

クリスティーン・ポラス『Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』

「組織の癌」ってどんなものなのかな、と思って知りたくてナナメ読み。そういう人が一人いるだけで、スーパースター2人の活躍を台無しにするくらいのダメージがあるらしい。

岡田尊司『著愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる』

改めて愛着障害へ。これはAudibleで聴いた。複雑性PTSDは回復が難しい(時間がかかる、かも?)らしい。

オスカー・ワイルド『童話集 幸福な王子 他八篇』

友だちと読書会のために『幸福な王子』だけを読んだ。

西 見奈子『フロイトの灯: 現代精神分析入門』



YouTubeで見た精神分析の話が面白くて、話をされていた西見奈子先生(西加奈子かと思った)のご著書を購入。

私が「精神分析」という言葉を知ったのはカレン・ホーナイという方の系譜で、YouTubeを見るまでフロイトの方がメインだとは知らなかった。

AIに聞いてみると、ホーナイはフロイトの理論を一部強く批判したため、フロイトの一派と袂を分つことになったらしい。

この本は、フロイトの人生をなぞりながら迷いや焦りなど、不完全な部分を描いていて面白い。ホーナイの本は積読してたけど、より興味がでできたので読み進められるかも。

https://booklog.jp/users/emitochio/archives/1/4480843361


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