【利益相反管理実務】逆引きガイド─ 実務で迷ったときに読む記事一覧
このページでは、利益相反管理の実務で迷いやすい場面ごとに、本連載のどの記事を読めばよいかを整理した逆引きガイドです。
本連載では、利益相反を不正や違反行為としてではなく、研究・教育・診療・産学連携における意思決定が、経済的利益、外部関係、組織としての利害と結びつく場面として整理しています。
実際の事件・事例をもとに考えたい方は、次のページもご覧ください。
▶︎ 事例まとめページ
■ 1 利益相反管理の基本を確認したい
・利益相反管理を、研究者個人の問題や研究倫理の一領域にとどめず、大学ガバナンスの問題として捉えたい
→ 第1回:利益相反管理を大学ガバナンスとして考える、第5回:研究の公正性と社会的信頼
・利益相反を「行為」ではなく、意思決定にバイアスが生じ得る「状態」として理解したい
→ 第2回:利益相反は“状態”である
・誰の、どのような利益や関係を管理対象にすべきか確認したい
→ 第3回:利益相反管理の対象を考える
・「誰が何を決めるのか」「その判断がどの利益と結びつくのか」について整理したい
→ 第4回:意思決定と利益の関係を見る
・利益相反管理が、研究の公正性や社会的信頼とどう関係するのか確認したい
→ 第5回:研究の公正性と社会的信頼
・肩書、対価、寄付、情報提供などの「名目」だけで判断せず、その実態が意思決定や行動にどのような影響を与え得るか確認したい
→ 第33回:1.「名目」があると見えにくくなる利益相反
・本人の「誠実さ」という主観に頼らず、組織として判断のプロセスを説明できる状態(説明可能性)を整えたい
→ 第33回:3.対価・資⾦型、第14回:「誠実さ」から「説明可能性」へ
■ 2 企業連携・共同研究・受託研究を検討している
・企業との継続的な連携について、大学の独立性をどう守るか考えたい
→ 第6回:企業との継続的な関係をどう管理するか
・共同研究、受託研究、寄附講座などが重なる場合に、どの関係を確認すべきか整理したい
→ 第6回:企業との継続的な関係をどう管理するか、第26回:外部資金を伴う講座の独立性
・企業連携を「契約の有無」だけでなく、研究テーマ、成果公表、知財、学生への影響から確認したい
→ 第6回:企業との継続的な関係をどう管理するか、第8回:社会人学生と利益相反、第26回:外部資金を伴う講座の独立性
・企業が大学名、講座名、研究成果、教員の肩書をどのように使うか確認したい
→ 第21回:大学名・研究成果の広告利用、第26回:外部資金を伴う講座の独立性
・企業に医療データ・試料を提供する場合に、利用目的、提供条件、成果物、二次利用、対価、企業価値へのつながりを確認したい
→ 第28回:医療データ・試料の提供前チェック、第29回:医療データ・試料の提供契約と説明責任 、第30回:医療データ・試料の産学連携を事例で考える
■ 3 大学発ベンチャー・スタートアップとの関係について整理したい
・大学発ベンチャーとの関係を、利益相反管理の観点から整理したい
→ 第7回:大学発ベンチャーと利益相反
・研究成果の社会実装を進めながら、大学の独立性をどう守るか考えたい
→ 第7回:大学発ベンチャーと利益相反、第21回:大学名を使うことの意味
・株式保有、役員兼業、知財、施設利用、共同研究が重なる場合に何を確認すべきか整理したい
→ 第7回:大学発ベンチャーと利益相反、第9回:兼業・外部活動と責務相反、第15回:リスク情報の統合
・大学研究者が、企業のコンサルタント、共同研究者、大学発ベンチャーの役員・関係者など複数の立場を持つ場合に、責務、秘密情報、知財、研究成果の混在を防ぎたい
→ 第7回:大学発ベンチャーと利益相反、第9回:兼業・外部活動と責務相反、第15回:リスク情報の統合
・大学発ベンチャーや連携先企業について、実在性、事業実態、資本関係、支配関係を確認したい
→ 第24回:相手方確認と研究セキュリティ、第23回:研究セキュリティの政策動向
・大学発ベンチャーが資金調達を行う際、寄付、共同研究、外部資金など既存の大学との関係も含めて、研究者・大学・投資家との関係を整理し、説明できる状態を整えたい
→ 第32回:大学発ベンチャーの資金調達と利益相反、第7回:大学発ベンチャーと利益相反、第22回:寄付は誰から・どんな条件で受けるか
・大学名・研究者名、大学の施設・設備、大学で作成されたデータなどが、企業の信用補強や資金調達、企業価値の向上にどのように使われているか確認したい
→ 第21回:大学名・研究成果の広告利用、第32回:大学発ベンチャーの資金調達と利益相反
■ 4 教育・学生・社会人学生との関係を確認したい
・社会人学生の受け入れに伴う利益相反
→ 第8回:社会人学生と利益相反
・企業に所属する社会人学生や、共同研究先企業の役職員・関係者を受け入れる場合に、大学と企業との関係も含めて注意点を整理したい
→ 第8回:社会人学生と利益相反、第6回:企業との継続的な関係をどう管理するか
・学生や若手研究者が、企業連携や外部資金を伴う講座の中で不利益を受けないか確認したい
→ 第8回:社会人学生と利益相反、第26回:外部資金を伴う講座の独立性
■ 5 兼業・外部活動・責務相反を確認したい
・兼業や外部活動を、単なる「時間管理」ではなく、大学で果たすべき責務との関係から整理したい
→ 第9回:兼業・外部活動と責務相反
・外部機関との関係や活動の不開示、大学業務と外部活動の混在、エフォート管理の問題を確認したい
→ 第9回:兼業・外部活動と責務相反、第15回:リスク情報の統合
・兼業申請、利益相反申告、外部資金、相手方確認、研究セキュリティに関する情報を別々に扱わず、組織として横断的に確認したい
→ 第9回:兼業・外部活動と責務相反、第15回:リスク情報の統合、第23回:研究セキュリティの政策動向、第24回:相手方確認と研究セキュリティ
・企業の役職員に、客員研究員、非常勤講師など大学の肩書を付与する場合に、実際の活動内容と肩書が一致しているか、対外的な透明性が確保されているか確認したい
→ 第33回:2.肩書・⽴場型
・大学や病院の管理下にある手術動画、技術資料などが、研究者個人の資料として外部提供されたり、兼業先などに流用されたりしていないか確認したい
→ 第9回:資源流⽤型、第33回:「名目」があると見えにくくなる利益相反(情報提供型)
■ 6 小さな利益・非財務的利益によるバイアスを考えたい
・ランチ、謝礼などの少額の利益について、金額の大小だけで判断せず、意思決定との関係から影響を考えたい
→ 第10回:小さな利益と意思決定バイアス
・名声、キャリア、信条、研究仮説への思い入れなど、金銭以外の利益や関心が判断に与える影響を考えたい
→ 第11回:お金以外の利益と意思決定バイアス
・研究者本人に悪意や自覚がなくても、経済的利益や非財務的利益によって判断が影響を受け得ることを説明したい
→ 第10回:小さな利益と意思決定バイアス、第11回:お金以外の利益と意思決定バイアス
■ 7 レピュテーションリスク・説明責任を考えたい
・利益相反の問題が社会からどのように見られ、大学や研究への信頼にどのような影響を与えるか整理したい
→ 第12回:レピュテーションリスクを考える
・問題そのものだけでなく、組織の判断や初動対応が信頼に与える影響を、東芝、雪印乳業、タイレノールなどの事例から考えたい
→ 第13回:事例で学ぶレピュテーションリスク、事例まとめページ
・説明責任を本人の「誠実さ」だけに委ねず、判断の透明性と記録を確保し、組織として後から説明できる状態を整えたい
→ 第14回:説明責任と説明可能性、第33回:「名目」があると見えにくくなる利益相反(対価・資金型)
・法令上利用でき、非識別化や安全管理を行った医療データ・試料であっても、AI利用を含む利用目的や企業への提供について、患者、診療現場、社会に説明できる状態を整えたい
→ 第12回:レピュテーションリスクを考える、第14回:説明責任と説明可能性、第29回:医療データ・試料の提供契約と説明責任、第30回:医療データ・試料の産学連携を事例で考える
・利益相反があること自体よりも、その関係や判断過程を説明できないことが、投資判断の先送りなどのビジネス上のリスクにつながる場合について考えたい
→ 第32回:大学発ベンチャーの資金調達と利益相反
■ 8 申告・審査・スクリーニングの仕組みを見直したい
・利益相反申告、人事、研究費、契約、知財、起業など、部署ごとに分かれているリスク情報をつなぎ、組織として把握する仕組みを考えたい
→ 第15回:リスク情報の統合
・見逃しと情報過多の両方を避けながら、要確認案件を拾い上げるスクリーニング指標を考えたい
→ 第16回:スクリーニング指標とエスカレーション
・スクリーニングで把握した案件について、部局、本部、執行部のどこが確認し、どのような基準で上位の判断につなげるか整理したい
→ 第16回:スクリーニング指標とエスカレーション、第18回:無策の持続を断つ設計
・兼業、共同研究、秘密保持契約、発明届、ライセンス、大学発ベンチャー支援などを別々の手続として扱わず、同じ研究成果・技術・データをめぐる一連の関係として確認したい
→ 第15回:リスク情報の統合、第18回:無策の持続を断つ設計
・査読、研究費審査、公的委員会において、共同研究、師弟・雇用関係、競争関係などをどこまで申告し、辞退、退室、議決不参加等につなげるか整理したい
→ 第34回:査読・研究費審査・公的委員会の利益相反
・医薬品・医療機器の院内採用について、申請・推薦から評価、仕様作成、審議、購入、使用・切替えまでの関係者と利害関係を確認したい
→ 第35回:院内採用における利益相反
■ 9 問題の兆候をどう拾い、組織として対応につなげるか考えたい
・リスクの兆候が見えていたにもかかわらず対応につながらない理由を整理し、組織が「分かっていても動かない」状態を避けたい
→ 第17回:なぜ組織は動かないのか、第18回:無策の持続を断つ設計
・問題の兆候を把握した後、誰が事実を確認し、誰が対応を判断し、必要に応じてどこへ報告・相談するかを整理したい
→ 第16回:スクリーニング指標とエスカレーション、第18回:無策の持続を断つ設計
・相談窓口や申告制度だけでは拾えない違和感を受け止め、相談した人の話を聞き、必要な対応につなげられる人を育てたい
→ 第19回:聞ける人がリスクを受け止める
・審査・選定に関わる利害関係を把握した後、申告だけで終わらせず、辞退、退室、議決不参加、役割分担、記録などの対応につなげたい
→ 第34回:査読・研究費審査・公的委員会の利益相反、第35回:院内採用における利益相反
■ 10 論文投稿・著者資格・開示を確認したい
・ICMJE Recommendationsについて、著者資格、利益相反開示、データへのアクセス、編集・公表の独立性、スポンサーの関与などの基本的な考え方を確認したい
→ 第20回:ICMJE Recommendationsをどう読むか
・利益相反開示を「違反の告白」ではなく、研究成果を読む人が研究の背景や関係性を踏まえて判断するための情報として説明したい
→ 第20回:ICMJE Recommendationsをどう読むか
・医学系研究において、企業が研究費の提供、研究計画、データ解析、論文作成、公表などに関与する場合の著者責任、開示、研究の独立性を考えたい
→ 第20回:ICMJE Recommendationsをどう読むか
■ 11 大学名・研究成果・広告表示の問題に対応したい
・大学名、ロゴ、研究成果、「共同開発」「監修」などの表示が企業の広告等に使われている場合に、証拠保全、事実確認、表示の修正・削除要請などの初動を整理したい
→ 第21回:大学名・研究成果の広告利用
・大学名、病院名、講座名、教員の氏名・肩書などが、企業の広告や販売促進に使われ、大学が企業や商品を推奨・保証しているように見えないか継続的に確認したい
→ 第21回:大学名・研究成果の広告利用、第26回:外部資金を伴う講座の独立性
・医療データ・試料の利用実績や病院名・大学名が、企業の広告、営業資料、投資家向け資料などに使われる場合の注意点を確認したい
→ 第21回:大学名・研究成果の広告利用、第29回:医療データ・試料の提供契約と説明責任、第30回:医療データ・試料の産学連携を事例で考える
・企業協力イベントにおける研究者の氏名、所属、肩書、発言や、講演後の写真、動画、講演要旨、発言引用などが、企業サイト、SNS、営業資料、広告に使われる場合の注意点を確認したい
→ 第21回:大学名・研究成果の広告利用、第31回:企業協力イベントと研究者の講演
・資金調達資料、営業資料、ウェブサイトなどにおける大学名・研究者名の使用が、大学による企業の推奨や保証と誤解されないか確認したい
→ 第21回:大学名・研究成果の広告利用、第32回:大学発ベンチャーの資金調達と利益相反
■ 12 寄付・寄附講座・外部資金の受入れを検討している
・誰から、どのような条件で寄付を受けるか、寄付者の適格性、条件の可否、必要な条件修正や交渉について整理したい
→ 第22回:寄付は誰から・どんな条件で受けるか
・寄附講座や共同研究講座について、大学の教育・研究上の独立性を守りながら、資金提供者が得る便益や関与できる範囲を明確にしたい
→ 第22回:寄付は誰から・どんな条件で受けるか、第26回:外部資金を伴う講座の独立性
・外部資金を伴う講座について、設置時だけでなく、運営中や更新時にも、資金提供者との関係、研究・人事・成果公表への影響を確認したい
→ 第26回:外部資金を伴う講座の独立性
・奨学寄附金、調査費、業務委託費などの「名目」だけで判断せず、実質的に取引の誘引や利益供与と結びついていないか確認したい
→ 第33回:3.対価・資⾦型、第25回:ヘルスケア系企業と利益相反
■ 13 研究セキュリティ・研究インテグリティと接続して考えたい
・研究セキュリティの政策動向を押さえ、輸出管理だけでなく、大学の研究活動全体に関わるリスク管理として捉えたい
→ 第23回:研究セキュリティの政策動向
・国際連携、海外機関、外部資金、企業との関係について、相手方の実在性、事業実態、資本・支配関係、知財・データへのアクセス可能性を確認したい
→ 第23回:研究セキュリティの政策動向、第24回:相手方確認と研究セキュリティ
・公開情報だけでは確認できない相手方の関係、利用目的、第三者への提供可能性などを、申告、質問票、契約条件によってどのように補うか考えたい
→ 第24回:相手方確認と研究セキュリティ
・医療データ、ゲノムデータ、バイオバンクデータについて、利用者の所属国・機関、アクセス範囲、再提供・二次利用、提供後の監督方法を確認したい
→ 第23回:研究セキュリティの政策動向、第24回:相手方確認と研究セキュリティ、第30回:医療データ・試料の産学連携を事例で考える
■ 14 医学研究・病院・ヘルスケア企業との関係を確認したい
・最近の国内事案を通じて、医療機器、自由診療、医療AI、機能性表示食品、再生医療などにおける利益相反の傾向を確認したい
→ 第25回:ヘルスケア系企業と利益相反
・接待や現金提供だけでなく、委託費、株式、研究レビュー、広告、審査手続など、さまざまな形で現れるヘルスケア分野の利益相反を確認したい
→ 第25回:ヘルスケア系企業と利益相反
・外部資金を伴う医学・病院系の講座やプログラムについて、資金提供者の関与と教育・研究・診療の独立性を確認したい
→ 第25回:ヘルスケア系企業と利益相反、第26回:外部資金を伴う講座の独立性
・病院が保有する医療データ・試料を、企業のAI開発、診断技術開発、RWD活用、バイオバンク利用などに提供する場合の実務上の注意点を確認したい
→ 第27回:医療データ・試料の産学連携、第28回:医療データ・試料の提供前チェック、第29回:医療データ・試料の提供契約と説明責任、第30回:医療データ・試料の産学連携を事例で考える
・研究者が企業協力の市民向け講演に登壇する際、医療機器・医療材料・健康関連機器の展示やデモ、会場運営、参加者説明、資料請求、相談申込みなどと講演が販売促進活動として一体に見えないか確認したい
→ 第31回:企業協力イベントと研究者の講演
・展示や体験デモを伴う一般向けイベントにおいて、研究者の氏名、所属機関名、肩書が、企業や商品・サービスの信用補強に使われていないか確認したい
→ 第21回:大学名・研究成果の広告利用、第25回:ヘルスケア系企業と利益相反、第31回:企業協力イベントと研究者の講演
・「sham speaker program(虚偽の講演プログラム)」など、海外の不適切な利益提供事例から実務の注意点を学びたい
→ 第33回:3.対価・資⾦型
・手術動画や症例報告の提供が、実質的な販売促進キャンペーンへの協力(不当な取引誘引)になっていないか確認したい
→ 第33回:4.情報提供型
■ 15 医療データ・試料の産学連携・企業への提供について整理したい
・病院が保有する医療データ・試料について、バイオバンク、レジストリ、RWD、画像AI、SaMD開発、治験・実用化支援など、産学連携における利用形態を整理したい
→ 第27回:医療データ・試料の産学連携
・企業から医療データ・試料の利用相談を受けた際、何を提供するのか、誰が何の目的で利用するのか、病院側は何を行い、成果がどのように使われるのかを提供前に確認したい
→ 第28回:医療データ・試料の提供前チェック
・無償提供、有償提供、対価の設定、寄付との混在など、医療データ・試料の提供条件が妥当か確認したい
→ 第28回:医療データ・試料の提供前チェック
・提供契約において、利用者・利用目的・利用範囲、成果物、二次利用、安全管理、第三者提供、大学名・病院名の使用などをどのように定めるか確認したい
→ 第29回:医療データ・試料の提供契約と説明責任
・法令上は提供できる場合でも、提供の必要性や条件、企業が得る成果について、患者や社会に説明できる判断過程を残したい
→ 第29回:医療データ・試料の提供契約と説明責任
・病理スライド、放射線画像、EHR、血液由来DNA、バイオバンクデータなどの事例から、医療データ・試料の提供が、AIモデル、診断技術、検査ノウハウ、ライセンス、企業価値にどのようにつながるか確認したい
→ 第30回:医療データ・試料の産学連携を事例で考える
・提供後に企業側で何が作られ、誰が利用し、どこまで再利用・再提供されるのかを把握し、持ち出し制限、アクセス管理、利用停止などの管理方法を考えたい
→ 第28回:医療データ・試料の提供前チェック、第29回:医療データ・試料の提供契約と説明責任、第30回:医療データ・試料の産学連携を事例で考える
・手術動画や検査データを「医師個人の資料」として扱わず、病院の管理下にある情報・組織資源として、提供手続、契約、利益相反管理を一体的に行いたい
→ 第33回:4.情報提供型、第28回:医療データ・試料の提供前チェック、第29回:医療データ提供の実務
■ 16 実際の事例から考えたい
実際の事件・事例は、「事例まとめページ」に論点別に整理しています。関心のあるテーマについて、次の各回とあわせてご覧ください。
→ 事例まとめページ
・ランチや少額の謝礼など、小さな経済的利益が医師や研究者の判断に与える影響を、事例から考えたい
→ 第10回:小さな利益と意思決定バイアス
・名声、キャリア、信条、研究仮説への思い入れなど、非財務的な利益や関心によるバイアスを事例から考えたい
→ 第11回:お金以外の利益と意思決定バイアス
・兼業、外部活動、不開示、大学資源の流用など、責務相反が現れる場面を事例から考えたい
→ 第9回:兼業・外部活動と責務相反、第15回:リスク情報の統合
・大学自体の経済的利益や企業との関係が判断に影響する、組織的利益相反(Institutional COI)を事例から考えたい
→ 第7回:大学発ベンチャーと利益相反、第17回:なぜ組織は動かないのか
・問題発生後の初動対応、レピュテーションリスク、説明責任の関係を事例から考えたい
→ 第12回:レピュテーションリスクを考える、第13回:事例で学ぶレピュテーションリスク、第14回:説明責任と説明可能性
・ヘルスケア系企業との関係について、寄付、委託費、広告、審査手続など、さまざまな形で現れる利益相反を事例から考えたい
→ 第25回:ヘルスケア系企業と利益相反
・病理画像、放射線画像、日常診療データ、血液由来DNA、バイオバンクデータなどの提供事例から、AI開発、診断技術、企業価値へのつながりと、契約、説明責任、利益相反管理、提供後管理の注意点を考えたい
→ 第30回:医療データ・試料の産学連携を事例で考える
・査読、研究費審査、公的委員会における共同研究、師弟・雇用関係、競争関係など、審査する側の利益相反を事例から考えたい
→ 第34回:査読・研究費審査・公的委員会の利益相反
・講演、研究助成、出張支援、機器の無償使用、値引き・取引条件などが、医薬品・医療機器の選定や購入に近づく場合のリスクを事例から考えたい
→ 第35回:院内採用における利益相反
■ 17 目的別の読み方
初めて読む方へ
利益相反管理の基本的な考え方を確認する場合は、まず第1回から第5回までを順に読むのがおすすめです。
第1回:利益相反管理を大学ガバナンスとして考える
第2回:利益相反は“状態”である
第3回:利益相反管理の対象を考える
第4回:意思決定と利益の関係を見る
第5回:研究の公正性と社会的信頼
少額の利益や金銭以外の要因が判断に与える影響については、次の回もあわせてご覧ください。
第10回:小さな利益と意思決定バイアス
第11回:お金以外の利益と意思決定バイアス
大学の実務担当者の方へ
利益相反に関する情報の把握、申告・審査、スクリーニング、エスカレーション、説明責任の仕組みを考える場合は、次の回が入口になります。
第14回:説明責任と説明可能性
第15回:リスク情報の統合
第16回:スクリーニング指標とエスカレーション
第17回:なぜ組織は動かないのか
第18回:無策の持続を断つ設計
第19回:聞ける人がリスクを受け止める
第34回:査読・研究費審査・公的委員会の利益相反
企業連携・寄附講座を担当する方へ
企業との継続的な関係、寄付、共同研究講座・寄附講座、大学名や研究成果の外部利用を考える場合は、次の回が入口になります。
第6回:企業との継続的な関係をどう管理するか
第21回:大学名・研究成果の広告利用
第22回:寄付は誰から・どんな条件で受けるか
第26回:外部資金を伴う講座の独立性
第33回:「名目」があると見えにくくなる利益相反
大学発ベンチャー・スタートアップを担当する方へ
大学発ベンチャーとの関係や、研究者の兼業、大学名・研究成果の利用、資金調達に伴う利益相反を考える場合は、次の回が入口になります。
第7回:大学発ベンチャーと利益相反
第9回:兼業・外部活動と責務相反
第21回:大学名・研究成果の広告利用
第24回:相手方確認と研究セキュリティ
第32回:大学発ベンチャーの資金調達と利益相反
医学研究・病院関係の方へ
医学研究における著者資格、利益相反開示、ヘルスケア企業との関係を考える場合は、次の回が入口になります。
第20回:ICMJE Recommendationsをどう読むか
第25回:ヘルスケア系企業と利益相反
第26回:外部資金を伴う講座の独立性
医療データ・試料の産学連携については、次の順番で読むと全体像を把握しやすくなります。
第27回:医療データ・試料の産学連携
第28回:医療データ・試料の提供前チェック
第29回:医療データ・試料の提供契約と説明責任
第30回:医療データ・試料の産学連携を事例で考える
企業協力イベントや講演と販売促進との関係については、次の回をご覧ください。
第31回:企業協力イベントと研究者の講演
第33回:「名目」があると見えにくくなる利益相反
審査・選定する側の利益相反については、次の回をご覧ください。
第34回:査読・研究費審査・公的委員会の利益相反
第35回:院内採用における利益相反
研究セキュリティ・研究インテグリティを担当する方へ
研究セキュリティ、国際連携、外部機関との関係、相手方確認を考える場合は、次の回が入口になります。
第9回:兼業・外部活動と責務相反
第15回:リスク情報の統合
第23回:研究セキュリティの政策動向
第24回:相手方確認と研究セキュリティ
■ 連載一覧・事例まとめ
本連載の全体像と各回の一覧は、次のページにまとめています。
▶︎ 連載一覧ページ
実際の事件・事例から考えたい方は、次のページをご覧ください。
▶︎ 事例まとめページ
■ 更新について
このページは、随時更新します。
利益相反管理の実務では、複数の論点が相互に関係します。各回は独立して読めますが、必要に応じて関連する記事もあわせてご覧ください。
実務で迷ったときに、関係する論点や記事を探す入口としてご活用ください。
