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慰安婦論31):オーラルヒストリー、元慰安婦らの証言と元兵士らの証言


オーラル・ヒストリー研究、元慰安婦らの証言

【証言集】
(1)意を決して証言の口火を-金学順
(2)韓国政府にも訴えたい-金得鎭
(3)決して忘れることはできないけれど、もう恨まない-李英淑
(4)娘を嘆き悶死した父-河順女
(5)紡績工場に行くと言ったのに-呉五穆
(6)「一家に一人の供出」だと言われ-黄錦周
(7)勉強したくて-文必琪
(8)十二歳のとき、ゴム跳びをしていて-李容洙
(9)くやしい、私の青春を返して-李玉粉
(10)二度も同じ目にあうなんて-文玉珠
(11)「処女供出」を逃れたつもりが-李玉順
(12)初潮前に処女を奪われ-李相玉
(13)満州、漢口、クタラジャを転々と-李得南
(14)ここで死ぬんだなあ-李用女
(15)ビルマの密林で死線をさまよい-金台善
(16)「慰問団募集」で慰安婦に-朴順愛
(17)無念の日々、慟哭もできず-崔明順
(18)勤労挺身隊から慰安婦に-姜徳景
(19)自宅のそばの慰安所に監禁-尹頭理

挺身隊の元慰安婦証言集

元慰安婦の証言に基づいたオーラル・ヒストリー研究は、歴史の空白を埋め、被害者の声を世に伝える上で極めて重要な意義を持つ。しかし、その手法には限界も存在し、その結論の妥当性を巡って議論がある。

オーラル・ヒストリー研究の意義

  • 歴史の空白を埋める: 公式記録や公文書だけでは捉えきれない、個人の経験や感情といった側面を明らかにすることができる。慰安婦問題のように、当事者の声が長らく封殺されてきた歴史においては、彼らの証言が唯一の直接的な情報源となる場合も少なくない。

  • 被害者の尊厳回復と人権擁護: 証言を通じて、被害者が受けた苦痛や不当な扱いを社会に認識させることで、彼らの尊厳回復に貢献する。また、同様の悲劇が繰り返されないよう、人権擁護の観点からも重要な意味を持つ。

  • 歴史認識の多様化と深化: 従来の歴史観に異を唱え、より多角的で深みのある歴史認識を形成する上で不可欠な手法である。証言は、単なる事実の羅列ではなく、証言者の解釈や記憶によって構成されるため、歴史を多層的に理解する手助けとなる。

オーラル・ヒストリー研究の限界

一方で、オーラル・ヒストリー研究には以下のような限界も存在する。

  • 記憶の不確かさ: 人間の記憶は時間経過や心理状態によって変化する可能性があり、証言が常に客観的な事実と一致するとは限らない。特に長期間にわたる出来事や、精神的苦痛を伴う体験の場合、記憶の再構成や混同が生じやすい。

  • 証言の偏り: 証言者の選定や、聞き取りを行う側の質問の仕方によって、特定の視点や情報が強調され、他の情報が看過される可能性がある。また、証言者が特定の意図を持って語る場合もあり、その真偽の検証が難しいことがある。

  • 交差検証の困難性: オーラル・ヒストリーは、文書資料のように第三者による検証が難しい場合がある。特に、証言以外の客観的な資料が少ない場合、証言の信頼性をどのように担保するかが課題となる。

元慰安婦の証言に基づく研究手法と「強制連行された慰安婦は慰安所で性奴隷的状態で働かされた」という結論について

多数の元慰安婦の証言集に基づいて行われている研究が「強制連行された慰安婦は慰安所で性奴隷的状態で働かされた」という結論に達するのが必定であるとされる点については、以下のような考察が可能である。

  • 被害者中心のアプローチ: 被害者の証言を重視し、彼らの視点から歴史を再構築しようとする「被害者中心のアプローチ」は、従来の公文書中心の研究では見落とされがちだった、個人の苦痛や人権侵害に光を当てる上で有効な手法である。

  • 証言のパターンと共通性の抽出: 多くの証言から共通するパターンや構造を見出すことで、個々の証言の裏にある共通の体験を浮き彫りにしようとする研究アプローチは、例えば、証言に繰り返し現れる「だまされて連れてこられた」「逃げられない状況にあった」「性的な奉仕を強いられた」といった要素を積み重ねることで、「強制性」と「性奴隷性」の結論が導き出される。

  • 「強制性」の解釈: 「強制」を物理的な暴力による拉致だけでなく、経済的な困窮や欺瞞、あるいは逃げられない環境下での心理的・社会的な拘束も含む広い概念として捉えることで、個々の証言の「強制性」を多角的に評価し、全体として「強制連行」という結論に至る

  • 先行研究との比較: この研究は、日本の公文書や軍の資料だけでは把握できない、あるいは意図的に隠蔽されてきた側面を、証言によって補完しようとするものである。このようなアプローチは、公文書だけでは見えてこない「実態」を浮き彫りにする点で意義がある。

しかし、このアプローチが「必定」の結論に繋がるという批判は、オーラル・ヒストリーの限界に由来するものだ。

  • 解釈の枠組みと結論の誘導: 研究者が特定の仮説や問題意識を持って証言を収集・分析する際、無意識のうちに、その仮説を補強するような証言に注目し、そうでない証言を軽視する傾向が生じることがある。慰安婦を「性奴隷」と捉えるという問題意識が、証言の解釈を特定の方向に誘導しているのではないかという批判も存在する。

  • 反証可能性の欠如: ある研究手法が「必定」の結論に達するということは、その手法が反証可能性を十分に持たない、つまり、別の結論を導き出す余地が少ないという批判にもつながる。科学的な研究においては、多様な証拠や解釈の可能性を検討し、反証によって結論を補強することが重要である。

結論

挺身隊の元慰安婦の証言に基づくオーラル・ヒストリー研究は、過去の歴史を多角的に理解し、人権問題を考える上で不可欠なアプローチである。しかし、記憶の不確かさや証言の偏りといったオーラル・ヒストリー固有の限界を認識し、他の資料との比較検証を慎重に行う必要がある。

元慰安婦らの証言に基づく研究が「強制連行された慰安婦は慰安所で性奴隷的状態で働かされた」という結論に「必定」であるとされるのは、この研究が被害者中心のアプローチを徹底し、多数の証言から共通の「強制性」と「性奴隷性」のパターンを抽出しているためと考えられる。しかし、このアプローチは、研究者の解釈の枠組みが結論に与える影響や、反証可能性の検討の必要性を示唆しており、その手法の限界も同時に垣間見える。

オーラル・ヒストリー研究、元兵士らの証言

慰安婦の実態について、元慰安婦らの証言とは異なる元兵士らの見方を示すオーラル・ヒストリーが存在する。これらの証言は、慰安婦を「強制連行された性奴隷」とする見方とは異なる側面を提示しており、その結論の違いは、歴史研究におけるオーラル・ヒストリーの複雑性と、証言者の立場や記憶の特性を深く考察する必要があることを示唆している。

異なるオーラル・ヒストリーが示す慰安婦の実態

1)『日本軍人が証言する戦場の花 朝鮮人慰安婦』

この書籍は、元日本兵たち(20名、挺対協の元慰安婦の証言集19名を意識していると思われる)の証言をまとめたもので、慰安婦たちが兵士たちと「愉しく交流した」という実態が語られている。

ハイラル第八国境守備隊 司令部付曹長の証言
「現地の満州女性や、また慰安所の半島出身女性に対し、不当な行為は一切していません。これは私が司令部付慰安係だったから判るのです。」

元歩兵二二〇聯隊第六中隊 人事係曹長の証言
「半島女性は我が中隊に協力的で、何か宴会があるときなど参加してくれて兵全員に酒をついでくれたりしたので、兵士はこの女性を大切に扱い、よく言われている暴行などは一切ありませんでした。」

元独立混成第五旅団兵士の証言
「(慰安婦は)なんらの拘束も、不自由もなく快活に生活をしていた。何時でも帰国できたはずであるが、帰っても生活できなかっただろうから、慰安婦をしていたに過ぎない。三光作戦などという作戦は当時日本軍人の誰も知りもしないし聞いたこともない。」

元造兵団 陸軍中尉の証言
「純情だった彼女達が、今、どこでどうしておるのやら。まさか、慰安婦訴訟などには参加してはいまいと思うが、何日までも思い出に残る、戦場の女達である。今もなお、嫋々として哀切を帯びた歌声が、聞こえてくるような気がしてならない。」

元陸軍宣撫官の証言
「(慰安婦達は)暗い境遇とは思えぬほど明るく暮らしていたことが、私の脳裏に残っている。彼女等は私の宿舎へもよく遊びに来て…自分等で作ったキムチを持って来てくれた。私がキムチの味を知ったのは、彼女等のお陰である。」

元海軍中佐の証言
「彼女達の日本語が全然兵隊用語のままを覚えこんでいるのは哀れにもほほえましかった。彼女達が戦争の形勢が悪くなってからも尽くした涙ぐましい純情な話は各地で数多く伝えられていて、現在の日韓両国の関係を考えると感慨深いものがある。」

歩兵第二一六聯隊第三大隊本部付陸軍主計軍曹の証言
「現世の人権擁護者や平和論者の諸君。世の中自分が実際見聞した事以外の不透明な事を天下に公表するな。まして六十年も昔の事を。これからの日本を背負って立つべき若い世代にウソを載せた教科書で教育するな。」

元徐州特務機関員の証言
「戦後の政治家達の発言で強制的に慰安婦が発生したかの如く伝えられ、金持ちになった日本に裁判沙汰までして金を要求されて、これまた考えの足らぬ裁判官までこれを手伝う風景をみて私は残念でならぬ。」

元高雄海軍航空隊軍人の証言
「指揮官から常々戦場で略奪、婦女子の暴行は厳罰に処すると指導されていた。『強制』『性奴隷』とは欺瞞も甚だしい。何も知らない勉強不足、調査不足、弱腰の外交姿勢に憤怒を覚える。さらに教育の姿勢を正して欲しい。」

元兵士らの証言集
  •  証言の中には、慰安所の雰囲気は比較的明るく、慰安婦と兵士の間で恋愛感情が芽生えたり、互いに贈り物をしたり、一緒に写真を撮ったりといった、人間的な交流があったとするものが含まれている。慰安婦たちが金銭的に豊かになり、本国に仕送りをする様子や、故郷に帰ることを選択できた事例なども語られている。

  • 示唆されること: これらの証言は、慰安婦が一方的な「性奴隷」としてのみ存在したのではなく、ある程度の自由意思や人間関係の中で慰安所での生活を送っていたことを示唆している。経済的な理由で慰安婦となった者や、当時の社会状況の中で自らの意思でその道を選んだ者もいた、という解釈を導き出すことができる。

2)『朝鮮総督府官吏 最後の証言』

元朝鮮総督府の官吏の証言をまとめたこの書籍も、慰安婦が強制連行されたわけではないという見解を支持する内容を含む。

  • 証言者は、朝鮮総督府として慰安婦の強制連行を組織的に行った事実はなく、むしろ公娼制度の枠組みの中で、慰安婦は合法的に募集され、管理されていたと主張した。「もし日本人兵士が悪いことをしたのなら、憲兵が許さなかった。」また、慰安婦が当時の日本社会の公娼と比較して、より良い待遇を受けていたとする見解が示された。

  • 示唆されること: これらの証言は、国家や公権力による組織的な「強制性」の関与を否定し、慰安婦が当時の公娼制度の一部として、ある程度自律的な選択に基づいて存在していたことを示唆している。

【重要証言】「慰安婦(위안부)の強制連行はなかった」~朝鮮総督府元内務課長の証言【ザ・ファクト】

3) 小野田寛郎元少尉の証言

終戦後もフィリピンのルバング島に潜伏し続けた小野田寛郎元少尉は、慰安婦問題について独自の証言をしている。

  • 小野田元少尉は、自身の体験から、慰安婦は軍によって強制的に連行されたのではなく、商売として慰安所に来ていたと証言した。初年兵としての体験談、「お金が貯まったので、朝鮮銀行に預金に行って来るよ」と言って慰安所を利用したそうだ。現地での日本軍兵士の強姦や違法行為があれば当時の朝鮮人(差別されることを嫌って内地人に対して鮮人としての平等意識が強かった彼ら)は黙っていなかった。そのような彼らとの軋轢を産まないためにも慰安所が設置されたのであり、中野学校出身ということもあり、慰安所の情報・ 防諜のための重要性も説いていた。

  • 示唆されること: 小野田元少尉の証言もまた、慰安婦が「性奴隷」ではなかったという見方を補強するものである。

中野学校出身・小野田寛郎元少尉が語る慰安所の実態(英語字幕付)

The Real Identity of Military Comfort Women I Saw  Onoda Hiroo

4) 水木しげるの慰安所行列目撃証言

戦場での自身の体験を漫画やエッセイで描いた水木しげるも、慰安婦について言及している。

  • 水木は、ラバウル島のジャングルに設置された慰安所での慰安婦に群がる兵隊たちの行列を目撃した体験を漫画で描き、それに文章を添えている。「上陸した頃は、ココボはまだ陸軍の基地で、たしか103兵站病院もあり従軍慰安婦もいた。彼女たちは『ピー』と呼ばれていて…沖縄の人は『縄ピー』、朝鮮の人は『朝鮮ピー』と呼ばれていたようだ」(水木しげる『ラバウル戦記』)

「もう五時ですからおしまいですよ」

「戦争中の話だが、敵のいる前線に行くために、『ココボ』という船着場についた。ここから前線へ船が出るのだ。そういうところには必ずピー屋がある。ピー屋というのは女郎屋のことである。(中略)ピー屋の前に行ったが、何とゾロゾロと大勢並んでいる。日本のピーの前には百人くらい、ナワピー(沖縄出身)は九十人くらい、朝鮮ピーは八十人くらいだった。これを一人の女性で処理するのだ。僕はその長い行列を見て、一体いつできるのだろうと思った。一人三十分としてもとても今日中にできるとは思われない、軽く一週間くらいかかるはずだ。しかし兵隊はこの世の最期だろうと思ってはなれない、しかし・・・・・いくらねばっても無駄なことだ。僕は列から離れることにした。そして朝鮮ピーの家を観察したのだ。ちょうどそのとき朝鮮ピーはトイレがしたくなったのだろう、小屋から出てきた。 (彼女がナニカを排泄する様子の描写) とてもこの世のこととは思えなかった。第一これから八十人くらいの兵隊をさばかねばならぬ。兵隊は精力ゼツリンだから大変なことだ。それはまさに『地獄の場所』だった。兵隊だって地獄に行くわけだが、それ以上に地獄ではないか。と、トイレに行った朝鮮ピーを見て思った。よく従軍慰安婦のバイショウのことが新聞に出たりしているが、あれは体験のない人にはわからないだろうが・・・・やはり『地獄』だったと思う。だからバイショウはすべきだろうナ。」

水木しげるのラバウル戦記

示唆されること:確かに水木も言うように、”地獄"であり、"慰安婦”であった女性の方々に"償い金”を差し上げるべきだろう。しかし、少なくとも漫画にも描かれているように「もう五時ですからおしまいですよ」と断る"自由”が彼女たちにはあったことは、確認するべきである。"慰安所”には彼女たちを"性奴隷”にしないための利用規約が設けられていたからだ。

慰安所規定
一、本慰安所には陸軍軍人軍属のほか、入場を許さず。
  慰安所入場者は慰安所外出証を所持すること。
一、入場者は必ず受付において料金を支払い、これと
  引き換えに入場券、及びサック1個を受け取ること。 ←★
一、入場券を買い求めたる者は指定せられたる番号の部屋に入ること。
  但し、時間は30分とす。入場時間は午前10時から午後5時まで。←★

だから、サックを知らない”元慰安婦”朝鮮人活動家の証言は信用おけないのである。

慰安婦論1)慰安婦問題に関する日本国政府の公式見解の韓国語への試訳
慰安婦論2) いわゆる「河野談話」への曲解を正す
慰安婦論3)談話後の記者会見でも河野は…
慰安婦論4)河野談話・英文テキストの分析
慰安婦論5)日本警察による朝鮮人悪徳業者検挙の新聞記事
慰安婦論6):慰安所設置の目的
慰安婦論7):慰安婦の証言の信憑性〜イ・ヨンス
慰安婦論8):慰安婦の証言の信憑性〜キル・ウォノク
慰安婦論9):兵隊やくざと慰安婦
慰安婦10) 慰安婦は性奴隷だったのか?
慰安婦論11) 賃労働と奴隷労働
慰安婦論12) 日本軍慰安所朝鮮人管理人の日記
慰安婦論13) 朴裕河・『帝国の慰安婦』著者のスタンス
慰安婦論14):李栄薫・『反日種族主義』編著者の歴史実証研究
慰安婦論15):朝鮮における妓生と公娼制度の導入
慰安婦論16):公娼制度の歴史と遊郭文化
慰安婦論17):公娼制度・慰安婦制度と女衒の手口
慰安婦論18):藤目ゆき・『性の歴史学』著者の学術研究と国際的支援活動
慰安婦論19):千田夏光・『従軍慰安婦』著者の功罪と"慰安婦問題"
慰安婦論20):ラムザイヤーによる慰安婦制度のゲーム理論的合理性の分析
慰安婦論21):C・サラ・ソー『慰安婦問題論』〜タイトル詐欺!?
慰安婦論22):倉橋正直・従軍慰安婦の売春婦型と性的奴隷型の2類型論
慰安婦論23):小野沢あかね・公娼制の民衆史・国際関係史と日本人慰安婦慰安婦論24):吉見義明の強制連行論
慰安婦論25):ネット上に流布するコピペに対するAI評価+二日市保養所
慰安婦論26)慰安婦関連公文書の解釈論争
慰安婦論27):有村治子議員の慰安婦問題啓蒙政治活動と河野談話曲解
慰安婦論28):辻元清美議員・慰安婦問題国会質問
慰安婦論29)元慰安婦の算術、サックを知らない?あり得ない!
慰安婦論30):「従軍慰安婦」等の表現に関する質問・政府答弁のAI分析
慰安婦論31):オーラルヒストリー、元慰安婦らの証言と元兵士らの証言
慰安婦論32)日本共産党・従軍慰安婦強制論へのAI反論
慰安婦論33):貧困⇒女衒⇒娼婦
慰安婦論34):文玉珠、慰安婦は高給売春婦だった!?
慰安婦論35):AI女衒・遊郭・売春・立ちんぼ考

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