世界食から宇宙食へ 少年時代の想い出のなかに、いつもチキンラーメンがありました。/本書を書いてみたいと思ったのは、そんなチキンラーメンへの郷愁がよみがえり、発明者である安藤百福という人物への興味がふくらんできたからでした。(著者「あとがき」より) 試行錯誤の末、家庭でも簡単につくることができるインスタント麺を発明した安藤百福とラーメンとの出会いは、終戦直後の大阪の闇市の屋台だった。この本では、安藤百福と日清食品の歴史と実績を追いながら、世界初の「即席麺」を完成させた安藤百福が、どのようにして発明家として知られ、日本の実業家としての地位を獲得していったか、さらには社会貢献活動をにいたるまで、そのドラマチックで波乱に満ちた人生を辿る。 【目次】 はじめに プロローグ 宇宙をめざす人類の夢に向かって 1 宇宙世紀のインスタントラーメン ラーメンを宇宙へ持っていく 宇宙食ラーメン「スペース・ラム(Space Ram)」 2 宇宙で最初に食べたラーメンはとんこつ味 悲惨な事故を乗り越えて 宇宙で食べたラーメンの味 第1章 ハレー彗星に見守られた生い立ち 1 ハレー彗星の落とし子として誕生 福耳を持った赤ん坊 自主独立の精神 2 大阪・船場を拠点にメリヤス事業で大成功 22歳の独立 飛行機操縦を初体験 3 戦時下の憲兵隊で恐ろしい罠にはまった 太平洋戦争の開戦 いつの間にか犯人に 「地獄に仏」の井上元中将 第2章 妻との出会いと食の世界への目覚め 1 一目惚れでアタックしてゴールイン 戦火の合間の結婚式 終戦直後の混乱期に 2 戦後の闇市でラーメン屋台と出合った 一杯のラーメンが人を引きつける 独創的なアイデアで「食」の世界へ 3 突然の逮捕と2年におよぶ長き闘い 大きな誤解 巣鴨プリズン 第3章 夢のチキンラーメン誕生ものがたり 1 たった独りでラーメンづくりに没頭 無一文からの逆転人生 百福専用のラーメン研究小屋 2 天ぷらをヒントに瞬間油熱乾燥法を発明 長期保存できる即席麺 瞬間油熱乾燥法 3 試食会で大好評! チキン味の即席ラーメン チキンスープへのこだわり インスタントラーメンの誕生 第4章 日本一のラーメン屋さんになる夢に向かって 1 記念すべきチキンラーメンの正規販売スタート 食品問屋からの冷ややかな反応 一気に広がる販売網 2 チキンラーメンのテレビコマーシャル開始 魔法のラーメン インスタント時代の誕生 類似品との戦い 第5章 世界市場をめざすカップ麺の開発 1 欧米視察旅行でカップ麺のヒントをつかむ ロサンゼルスでの思わぬ出来事 カップヌードルの開発 2 世界初のカップ麺「カップヌードル」誕生 カップのなかで麺が宙づり 具材にあわせたフリーズドライ製法 第6章 カップライス発売と思わぬ挫折 1 浅間山荘事件のテレビ中継とカップヌードル ねばり強い販売活動 大ブームの到来 2 カップライスで味わった大きな損失と挫折 日本の米問題を解決できないか 名誉ある撤退 第7章 大震災にチキンラーメン号を派遣 1 勲章受章とラーメンの源流を探る旅 世界食となったカップヌードル 経営の現場から食文化の探訪へ 2 阪神・淡路大震災にチキンラーメン号派遣 マグニチュード7.3の大地震 被災者を飢餓状態にさせてはいけない エピローグ 世界の Mr.Noodle 旅立ちのとき 1 インスタントラーメン発明記念館の建設 「世界ラーメン協会」設立 インスタントラーメン発明記念館 2 創業者会長に就任し後進に日清食品を託す 95歳の決意 年末年始の恒例行事 ミスター・ヌードル、宇宙へ還る あとがき 安藤百福関連略年譜 用語解説 さくいん 参考文献
※2026年7月18日 18:32時点
カップヌードルを発明した男の執念の人生! 「平成最後の朝ドラ」となり、平均視聴率21.4%の好成績を残した『まんぷく』。実際のインスタントラーメンの生みの親として注目が集まっている安藤百福が学習まんがで登場します! 百福はなぜインスタントラーメンを発明したのでしょう? きっかけは若い頃に空腹で死にかけた経験でした。その後生涯を通じて「食」で人々を幸せにしたいと願うようになり、数々の事業を興しては失敗し、何度失敗を重ねても前を向いて進み続けました。 そして辿り着いたラーメンという答え。妻の揚げる天ぷらがきっかけで、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が誕生しました。 その後百福はインスタントラーメンのグローバル化を目指して「カップヌードル」を発明します。今ではインスタントラーメンは、世界で年間1000億食以上が消費されており、20世紀最大の発明ともいわれています。 人生の後半に数々の偉大な発明をした百福は、「転んでもただでは起きるな」「人生に遅すぎるということはない」などの名言を残しています。 考えて考えて、考え抜け――!食文化の革命に執念を燃やした男の哲学は、現代を生きる我々に前向きな希望をもたらしてくれます。 【編集担当からのおすすめ情報】 朝ドラ『まんぷく』では、安藤百福をモデルとした立花萬平を長谷川博己が、妻の福子を安藤サクラが演じました。本書は日清食品の全面協力のもと、史実に忠実にストーリーを再現。ドラマとはまた違った物語が展開されています。安藤百福の息子・宏基氏(日清食品ホールディングス代表取締役CEO)が百福について語った巻末インタビューも必見!
※2026年8月16日 9:31時点
※2026年8月15日 1:33時点
中国にルーツをもつ「ラーメン」は日本で進化を遂げた! 古代中国で生まれた麺料理の水引餅(スイインピン)が、日本へ伝わり進化し、インスタントラーメンが世界中に輸出されるようになるまで……。そこには、人類のいかなる探究の歴史があったのか。「カップヌードル」の生みの親と、伝承料理研究家が、麺の種類、調理方法、飲食店の歴史、食生活の変遷と家庭での消費の変化など、麺を切り口に食文化の森羅万象を説く。文献調査とフィールドワークによって明らかにする、“麺食文化史”の集大成!
※2026年8月14日 15:32時点
日本で誕生して世界に広がった産業は、残念ながら多くはない。 そしてそのような例として必ずといっていいほど筆頭に挙げられるのがインスタントラーメン。今の私たちにはあまりに身近で、その誕生のインパクトを想像することが、今日ではかえって難しい。 しかし、1958年に「チキンラーメン」が発売されるまで、日本のみならず世界にも「インスタントラーメン産業」もその市場も、まったく存在していなかった。そして、その新産業をたった一人で発明し、起業し、創造したのが安藤百福であった。 その後、究極の加工食品と呼ばれるカップヌードルの開発に成功。1971年の発売以降、カップめんの市場も世界に広がり、現在では袋入りめんと並ぶ巨大市場となった。 日本のみならず海外でも高い評価を得る発明家にして起業家、優れた経営者でもある多彩な人物の核心を、経営学的視点から読み解く。 PHP研究所創設70周年記念出版シリーズ「日本の企業家」第11巻。
※2026年7月20日 5:32時点
チキンラーメンの発明が48歳のとき。挑戦するのに遅すぎるということはない。食を通して人々の幸せを追い続けた男の物語。
※2026年8月18日 9:32時点
苦難の末に、インスタントラーメンを発明して世界の食文化を変えた男の、絶対あきらめない波瀾万丈の人生。珠玉の名言集付。
※2026年7月16日 11:32時点
世界の伝記に「NEXT」が登場。 世界のヒーロー&ヒロインたちは子どものころ何をしていたのか、何を考えていたのか、わかりやすいマンガや解説で読めるシリーズです。 永遠のあこがれの大スター、オードリー・ヘプバーン、幕末の革命児・坂本龍馬など、新鮮な人物をラインナップ。 生活スタイルを変えた食文化の追求者 実業家の伝記、第2弾。全てを失ったところから始まったラーメン開発。今や必須アイテムとなったインスタントラーメンとカップヌードルの秘密と誕生の背景がわかる一冊。アイデアマン、安藤百福のお話です。
※2026年8月11日 4:32時点
NHK連続テレビ小説「まんぷく」モデル 波瀾万丈の自伝! 無一文から再起し、 世界初の即席めん「チキンラーメン」、 世界初のカップめん「カップヌードル」を生み出した、 日清食品創業者・安藤百福氏のがむしゃら人生。 40代になって陥った無一文の状況から、 即席めんを発明して日清食品を創業、 世界にインスタントラーメンを広めた男の一代記です。 本書の目次 はじめに 第I部 私の履歴書 即席めん人生――屋台の行列が道示す 商売への興味――祖父の仕事を見て学ぶ 尽きぬ事業欲――日本一の「丸松」と組む 戦時経済――事業のヒントは無限 終戦――ワナにかけられ拷問 焦土――土地の買収で再出発 泉大津に拠点――餓死者を見て、「食」への転向決意 製塩業――「鉄板に海水」の自己流 梁山泊――「青年隊」と愉快な日々 巣鴨プリズン――脱税の疑い、二年戦う 信組破綻――無借金経営を肝に銘じる ラーメン作り――夢追い求め一歩一歩 油熱乾燥法――てんぷらの原理を応用 魔法のラーメン――家族総出で商品試作 量産への道――消費者の声主導で注文殺到 お墨付き――「特殊栄養食品」の認可 追い風――時代を味方に大繁盛 類似品との戦い――「チキン」商標登録確定 欧米視察――「カップヌードル」の着想得る アメリカ日清――三分で「即席」合弁決意 カップヌードル――容器・ふた、難関を次々克服 「中間保持」――「めん固定」に逆転の発想 浅間山荘事件――隊員の食事が大写しに 特許紛争再燃――実用新案を二十七社に公開 名誉ある撤退――カップライス、早々に見切り 食足世平――二十五周年を迎え思い新た 会長就任――ラーメンの源を探る旅へ 平成の二大事件――大震災と東食倒産 ベンチャー奨励――発明の大切さ訴える記念館 共生の世紀――駆け抜けた人生に悔いなし 第II部 麺ロードを行く――安藤百福フィールドノート 「麺」とは小麦粉を面状に延ばしたものである 上海1 箸の歴史は麺の歴史である 上海2 現代に通ずる素麺の深い味わい 南京 饅頭も餃子も麺類である 揚州 味は通じるもののみに輝く 広州 日本人好みの味、食は福建に在り 厦門 普茶料理のふるさとを訪ねる 福州 成都は薬膳のふるさと 成都 麺の世界は面に広がる 北京 西安は麺ロードの中継地である 西安 回教徒の麺は拉麺の原形か 蘭州 麺のふるさとは果たして何処 烏魯木斉・吐魯番 拉麺こそ麺の究極の表現 大同 人類は麺類 山東省 解説 加護野忠雄(神戸大学大学院教授)
※2026年8月18日 23:31時点
※2026年7月29日 23:32時点