春、この不思議な瞬間に書くnoteとは【企画振り返り】
年度末、年度初め、どうお過ごしでしたか?
毎日毎日が飛ぶように過ぎてゆきました。新年度の体制が発表になり、定年退職になった方、異動になった方との別れがありました。待ち焦がれていた桜の開花宣言がなされると、天気の良し悪しや、気温の変化が急に気になって、桜を心配し移ろう心をとめられなくなりました。
ああ…3月でしたね!
この忙しい3月だからこそ、この瞬間の不思議を味わいたくて、初めての企画を起ち上げました。おかげさまで、沢山の素晴らしい書き手さんが参加してくださって、毎日毎日、嬉しい通知が鳴りやみませんでした。ありがたいことです。
「参加しようと思っていたけれど、繁忙期で、締め切りに間に合わなかった」とDMをくださった書き手さんもいらっしゃいました。すみませんでした!この時期に企画してしまって…。
参加しようと題材を探してくださること、記憶の中の沢山の思い出に光を当てていただくこと。それこそがこの企画の趣旨です。ですから、書きかけてくださった方々も含めて、ご参加ありがとう!と申し上げたいです。
企画を3月1日に発表してから、書き手さんが書き始めるまでに費やした時間が、「#あれがそうだったのか!」の時間だと思っています。長い人ほど楽しんでいただけたのではないかしら。
では、3月後半にご参加いただいた方々をご紹介します。
初めての「面白かった」/RUMIさん
私、実は、RUMIさんのnoteにあこがれてて、拝読するだけの人だったのですよ。そんな方が、こうやって私の企画に参加してくれるなんて、感無量。
自分の面白いと思うものを書く、それが一番です。書いたものは自分の分身だから、誰かの「面白かった」には、緊張してギュと握ったこぶしが開くような嬉しさがあります。
風に乗って書いてくださいね。楽しみです。
まさかあれがのびきる前の最後のラーメンだったなんて/ゆずさん
とろけるような存在と引き換えに遠ざかってゆくもの。
食べたい時イコール食べる時、にならない。
娘が幼少時には、私も紙おむつとミルクと抱っこで無限エンドレス∞でした…。ゆずさんが書いてくださったことで、プレママさん達の心構えになりますし、通り過ぎたママ達も今をありがたく思えるきっかけになりますね。
微熱さんのブックカフェ参加してきました/さみみのみみは何の耳?さん
微熱さんのブックカフェ、私も行きたかったんです!
レポートありがたいです。noteの書き手さんとお会いになったのは初めてということです。微熱さんのブックカフェがとってもアットホームで、参加の皆さんがくつろいでおられるようすが伝わってきました。人と繋がることは素晴らしい。そう思えました。
居酒屋のトイレのピースボート/つるるるるさん
それにしても、ちんどん屋サークルというパワーワードに心を持っていかれます。最後の記念動画として合奏…。絵的には、めっちゃ祝祭的なんですけど、サークルの終焉だから切ないですね。
大事な瞬間って意識してないと、うっかり過ぎ去ってしまう。ハッとする瞬間は、トイレで訪れたりします。そこを、書き留めてくださったと思います。感慨深いです。
初めてのバランスバイク/はぴび/ナイルの水を飲んだからさん
少し時間を置いてトライすると、いつの間にか急速に成長してて、できるようになってることって、あります!
子どものことは、日々が「初めて」のオンパレードで、どんどん目の前を通り過ぎて行きました。こうやってはぴびさんみたいに、書いておくと良かったなあ。いつの間にか、通り過ぎてました。
初めての「文学」はロックから始まった/山羊的木村さん
山羊さんの熱くて濃いロック魂はどこから来てるんだろうかと常日頃思っていましたが、このnoteにルーツ(のごく一部!?)を書いてくださっています。
山羊さん、keep questions してくださいね。きっとそのマインドが、規定の文学にはない、あなたらしい風を巻き起こすことでしょう!
(えっと…、投稿先って私の企画でよろしかったでしょうか?もっとパブリックな場所でなくて良かったかしら?)
くそくらえ初め/涼雨零音さん
涼雨少年のメタ視点が炸裂しています。書きたいことへのアプローチや表現方法は、誰よりも真摯だと思うのです。私が厨二病だったとき(割と今も)、大人の都合を最大限に忖度して書いていたので、ピュアな涼雨少年とちがって汚れている私はニヤリとしてしまいましたよ。
この企画のはっちゃけ枠です!
これも一里塚/安野ニツカさん
ニツカさんのニは、二番目や準、続くものという意味があったのね!
このnote はニツカさんの更なる『執筆宣言』だと思っております。そこに立ち会えたこと、嬉しいです。
それにしても、児童文学の名作に耽溺することを「隷属する」と言い換えたニツカさん、すごすぎる…。格好良い…。
目玉焼きをだめにされてカッコイイ子分を得た話/NNさん
一度でいいから、坊主碧眼の少年に「親分」と呼ばれてみたいものです。「親分」「子分」なんて言う呼びかけ、男女間で使ったら甘酸っぱいに決まってます…。
これから、目玉焼きを食べるたび、口元が緩んでしまいそうです。
学生時代のきゅん!ですね。
はじめての母子失踪事件/森野きのこさん
固定電話しかなかった時代、不安は雪だるま式に膨らみがちですよね。きのこさん、野生の勘がはたらいて良かったです。あと少しで、夫さんの心配の針、振り切れてます。
他にも子育て中のネタが沢山あるそうです。また、書いてくださいね〜!
おじいちゃんのベルト/皐月まうさん
おじいさまとの別れ、お辛かったですね。国鉄のベルトは形見となってしまいましたが、生前に引き続いてまうさんの心を落ち着かせてくれていて、素晴らしいです。
まうさんの「今私にできることは、今この世を生きている人たちと接することだけだ」という決意に背筋が伸びました。
はじめての入学式を思い出した卒業式/わたなべますみさん
あの日、上級生に委ねた小さな手は、今は大きく大きくなって、自分の道を切り拓いてますね。
卒業式の晴れ姿に心が震えました。真澄さんの息子さんへの視線が優しくて、うるうるです。
おかあさーん!
あの子牛、しっかり成長しています。
「そ」がない私/オクノモトさん
タイトルでまず、心を惹かれます。上野駅で「そ」の欠片(かけら)を探してみようかしら。
エッセイの全体からたちのぼる始まりと終わりの予感がたまらなく美しかったです。
オープニングの啄木の歌、中盤のお母さまの思い出、エンディングの夫さんと食べるじゅらくのカツライスに「そ」が…。
初めてのアルバイト/み・カミーノさん
今回の企画で一番心を揺り動かされたエッセイかもしれません。書いている時にも、その日々の空気を追体験したとのこと。高校生のカミーノさんは色んな気持ちを感じながらこつこつ配ったのでしょうね。それを、こうしてnoteに書き留めてもらって有り難く思っています。
「今日の注目記事」へのピックアップもおめでとうございます。沢山の人の心に刺さる納得の記事です。
涙のサプライズ/西田梓さん
どうしても母に会いたい、直接会って話したいという気持ち、分かります!
梓さんの計画されたサプライズに笑って泣くお母さまは、とても嬉しかったのでしょうね。
お母さまの大切な温もりをこうしてnote にしてくださりありがとうございました。
切りかえの音/suzucoさん
私も、分岐点を過ぎてそっちの世界線に行きたいとずっと願ってきた人でした。
このnote は「今のわたしを作るものとはなんだろう?」と振り返るきっかけになりました。わたしの大切な人を取り巻く世界も、いつの間にかわたしの一部になってるんだなあ。
このストレス社会が快便にさせないじゃん/坂るいすさん
るいすさんの「あの」悩みって、小学校の入学後にすぐ発現してたのね。確かにそんなことセンセに言われたらめちゃくちゃストレス。そして、社会は引き続きストレスフルフル。
そして、書きたいことへのアプローチや表現方法は、堂々たるはっちゃけ枠!(あの人とるいすさん)
はじめての自転車/うめがきたねさん
私はもはやたねさんの親戚なので、ちのあつコンビがこんなに頼もしくなってるなんて、胸熱でした。
初めて長男くんを自転車に乗せ、『風を感じて楽しんで』と願う一節にジーン。たねさんが車を運転するようになったら、懐かしくキュンとする思い出になるハズ…。
「はじめての」「さいごの」晴れ舞台/a Ray of llghTzさん
今は職場のコミュニケーション担当という肩書きで発信やコーディネートをしていらっしゃるRayさん。英語への興味が生まれてご留学を経て今のお仕事に繋がってゆく過程のなかで、同時通訳の体験が強烈な体験として光っていました。そんなにも、同時通訳の最中はマルチタスクを要するのですね!イベントという客入れされたシチュエーションで出力を上げるというのは並大抵の胆力ではないと感じました。
父とふたり、雪の積もる真夜中のパーキング/mayuさん
お父さまと小さなmayuさんの大切な記憶を、このnoteに閉じ込めていただきました。あの日、車内から見えた景色は、お父さまにとっても特別に違いないです。妹さんが生まれて寂しかった気持ちを救ってくれるお父さまのわしゃわしゃ、良いなあ。
にゃにゃ/クリオネさん
にゃにゃーーーーー!
行かないでずっといて!
と心の中で叫びながら拝読しました。
四季の中には別れが内包されていて、どこでフワッと浮かび上がるのか分からないものですね。にゃにゃが入ってこれる分だけ開けてあるバルコニーの窓が切ないです。
魔法の箱/ダンテルさん
カルトナージュという手工芸に出会い、資格まで取得して、カルチャー教室講師やアトリエ主宰に至るダンテルさんのnote。
文中の大切箱という響きにほっこりしております。あの小さな空間に何をいれるのか頭を巡らせるのがとても楽しいです。そして、ダンテルさんは、その箱自体を創作することができるのですね。素敵!
ついでに拙作
もう二度と再現されない教室の風景。
心の風邪をひきました。
まとめ
ざわざわする季節を一緒に味わおうと、『初めての◯◯/最後の◯◯読みます』#あれがそうだったのか!企画を実施してみました。一つ一つのnote が唯一無二のエッセイで、「ああこれがこの方の最初の」「これが最後の」と思いながら楽しく拝読いたしました。
書き手さん達の顔ぶれを見ると、ちょっとビックリする位、豪華なメンバーにご参加いただいてました。中には他分野の創作に没頭なさっていて、エッセイはお久しぶりな方も。ありがたやー!
さらには、企画中に「今日の注目記事」に選出されるnote もあったりして、本当に驚きました。
これは、もう、大成功!と言って良いかと思っております。
この体験を糧にしてまた企画してみたいと思います。
ご参加くださった皆様、
読んでくださった皆様、
ありがとうございました。
強者揃いの作品が入っている全体マガジンはこちらです。
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ハトちゃん(娘)と一緒にアイス食べます🍨
それがまた書く原動力に繋がると思います。