本書は1946年にアメリカ軍の特別チームによって広島と長崎で撮影され、すべてを鑑賞するのに20時間を要する衝撃的な映像の物語である。このカラーフィルムがわたしたちにおよぼした影響は底知れず謎めいている。それというのも、このフィルムが数十年ものあいだ隠蔽され、ほとんど人の目に触れることがなかったせいもあるが、それ以上に、計り知れないものを秘めていたからである。
※2026年8月16日 19:32時点
広島/長崎の原爆の真実!東京大学に残された標本から再検証した被爆75年目の問題作
※2026年8月16日 11:31時点
本書は、戦後日本の国民主義と合州国との 共犯関係に鋭く切り込む、 “新しい戦後史”の始まりを告げている―― 【推薦】酒井直樹、成田龍一、将基面貴巳、陳光興 一国史観を超えた国際的な言説分析によって、 “被爆体験”を、戦後レジームから解放し、 21世紀の世界への真の教訓とするために―― 戦後70年の今日まで続く“ヒロシマ・ナガサキ”についての言説やイメージは、自然に培われたものではない。「原爆投下」の正当化の論理だけでなく、「ヒバクシャ」の表象の仕方も、米軍占領下の検閲で被爆者が沈黙を強いられる中、世界的ベストセラーとなったジョン・ハーシーの『ヒロシマ』などが決定的な影響を与えている。どちらも米国が創始し、日本が踏襲していったのである。 “ヒロシマ・ナガサキ”は、戦後の世界的な政治的枠組みの中から再検証されなければならない。そのためには、日本国内の言説を対象にしているだけでは不十分であり、むしろそうした一国史観に基づく考え方こそ、米国の力を暗に称揚している現在の言説を補完し、本来見るべきものから私たちの目を遠ざけてきたのである(……)。[本文より要約] ■本書を推薦する■ 酒井直樹(米・コーネル大学比較文学・アジア学教授) 日本人はアメリカ人による原爆使用の被害者であるという通念そのものが、合州国の覇権の中で情緒的に脚色されて展開されてきたのであり、反米を気取る戦後憲法反対論そのものが、じつは周到に米国の覇権によって準備されたものであることを説得してくれる。本書は、戦後日本の国民主義とアメリカ合州国の共犯関係に鋭く切り込む、新しい戦後史の始まりを告げている。(抄録) 成田龍一(日本女子大学教授、近現代日本史) フクシマの原発事故後の状況のなかで、著者は、ハーシーや永井隆をはじめ、日米の原爆にかかわる言説を再考察する。そのあらたな「読み」は、双方の落差とともに、日米関係の構造をも浮き彫りにしていった。 将基面貴巳(NZ・オタゴ大学教授、政治思想史) 広島・長崎の原爆について、現代日本人が当然のことと思っている基本認識が、実はアメリカ起源であることを、迫力ある筆致で明らかにする。政治的立場の如何を問わず、「戦後日本」の出発点を再考する上で必読の書だ。 陳光興(台湾・交通大学教授、Inter-Asia Cultural Studies 編集委員) 柴田優呼の本は、今も続くヒロシマ/ナガサキの暗い歴史を明るみに出し、日米両国が維持する覇権的な共犯関係に疑問を投げかける重要な介入である。(原文は英文)
※2026年7月15日 19:32時点
広島と長崎で、二度被爆した人がいる。戦後60年以上沈黙を保ってきた著者が93歳になり、重い口を開き語る半生。軍部の「正義」に疑問を持ちつつも、造船技師として派遣された広島で被爆し、命からがら逃げ帰った故郷長崎で二度目の被爆。戦後は米軍の通訳や英語教師として、原爆症と闘いながら必死で家族を守り続けた男が息子を原爆症で失った今考える「あの戦争」とは何だったのか。被爆者からのあまりに貴重な証言。
※2026年7月22日 14:33時点
※2026年7月22日 21:37時点
付属資料:DVD-VIDEO(1枚)
※2026年8月17日 2:32時点
あの日を忘れない-被爆体験を語り伝える 広島編-
※2026年7月20日 11:32時点
天主堂も友達も消えた!-長崎への原爆投下-
※2026年8月5日 11:32時点
※2026年7月14日 12:32時点
※2026年8月9日 9:32時点