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世界のヒロシマ・ナガサキにおもう

ヒロシマ・ナガサキは、第二次世界大戦の終結を決定づけた軍事的転換点であり、核兵器の破壊力と倫理的問題を人類に突きつけた文明史的事件である。
 
被爆の実相は報道と証言を通じて世界に広まり、身体の記憶として核の非人道性を示した。
 
文学・映画・芸術は体験を普遍化し、国際社会はNPTなどの制度を通じて記憶を構造化した。
 
冷戦期には米ソの核抑止論の矛盾を照射し、非同盟諸国は反覇権の象徴として受容した。
 
日本は被害者・加害者・敗戦国の三重構造の中で記憶を形成し、米国との同盟に寄り添いながら、領土問題と歴史認識を抱えるロシア・中国とは距離を置く。
 
ヒロシマ・ナガサキの記憶は、地政学的力の場で再編され続けるかもしれない。

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