『知性の叙事詩 第1章 広がるもの 第3節・第4節』創作ノート
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🌐 第1章 広がるもの 第3節・第4節
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本章後半では、差異が蓄積され、多様性が成立する段階を扱う。
第3節では、「分かれていくもの」を描いた。
残った差異は単発で終わらず、連続的に積み重なる。
その結果、
👉 同じ始まりを持ちながら、同じではないものが同時に存在する
状態が生まれる。
ここで重要なのは、
👉 違いは、内側だけから生まれていたのではない
ことである。
一部のものは、
周囲に漂う断片を取り込み、
自らの並びを変え始める。
つまり差異は、
・内部変化
だけでなく、
・外から取り込まれた違い
によっても増え始める。
ここで描いている「取り込み」は、
・形質転換
・形質導入
などに相当する、
初期的な遺伝情報交換を含んでいる。
ここで初めて、
多様性の前段階
が成立する。
第4節では、「広がる」を扱った。
分かれたものが、それぞれの条件の中で持続し、別の場所でも異なるかたちが現れる。
さらに一部では、
👉 触れ合ったもの同士が、わずかに混ざり始める
状態も現れる。
この段階ではまだ、
後の有性生殖のような明確な仕組みは存在しない。
だが、
👉 違いは孤立して増えるだけではなく、
👉 接触によっても変化し始める。
ここで描いている「混ざり」は、
・接合
・初期的遺伝子交換
などに相当する。
重要なのは、
👉 数が増えることではない
👉 あり方が増えること
である。
この時点で、
宇宙の内部に複数の生き方が同時に存在する状態
が成立する。
ただしこれは、複数の宇宙ではない。
あくまで、
👉 一つの宇宙の内部における多様性
である。
本章の位置づけ(総括)
第1章「広がるもの」は、
・単一性の崩壊
・差異の残存
・多様性の成立
という三段階を通じて、
以後すべての進化の前提条件を確定する章
である。
ここで起きた変化は不可逆であり、
以後、生命は単一の状態に戻ることはない。
この静かな分岐が、後の
・協調
・感覚
・記憶
・知性
すべての基盤になる。
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🌐 第24回 生命の進化 I ― 単細胞はどのように分かれたのか(5月30日公開)
🌐 第25回 生命の進化 II ― 生命はどのように重なり始めたのか(6月1日公開)
🌐 第26回 生命の進化 Ⅲ 生命はどのように“ひとつ”になったのか ─ 多細胞生物の誕生(6月5日公開)
🌐 第27回 生命の進化 Ⅳ 感覚はどのように始まったのか ─ 「感じる」は、器官より先に生まれた(6月9日公開)
📓 宇宙叙事詩の科学ノート 生命回路編👇
🌐 第1回 生命はなぜ単純な化学反応ではないのか(5月31日12時公開)
🌐 第2回 クエン酸回路とは何か(6月1日12時公開)
🌐 第3回 カルビン回路とは何か(6月2日12時公開)
🌐 第4回 回路はどのように成立したのか(6月3日公開)
📓 宇宙叙事詩の科学ノート 共生進化編👇
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🌐 第2回 ミトコンドリアはなぜ奇跡なのか(6月5日6時公開)
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🌐 第4回 有性生殖はなぜ生まれたのか(6月13日12時公開)
🌐 第5回 性選択は生命をどう変えたのか(6月14日12時公開)
🌐 第6回 なぜ生命は「選ぶ」ようになったのか(6月15日公開)
🌐 第7回 社会性はどのように始まったのか(6月15日12時公開)
📓 宇宙叙事詩の科学ノート 知性成立編👇
🌐 第1回 なぜ生命は未来を予測し始めたのか(6月16日12時公開)
🌐 第2回 生命はなぜ世界を操作し始めたのか(6月17日公開)
🌐 第3回 内部世界モデルはどのように生まれたのか(6月17日12時公開)
🌐 第4回 抽象化はなぜ必要だったのか(6月18日6時公開)
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