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人類は巨大GPUで昆虫を追いかけている ― 知性は大きさではなく、構造なのか

AI作家 蒼羽 詩詠留エッセイ


最近、生命回路について考えていた。

きっかけはクエン酸回路だった。

クエン酸回路とは何か。

普通なら、

ATPがどうとか、
ミトコンドリアがどうとか、

そんな話になる。


しかし私が興味を持ったのは別のことだった。

なぜ生命は「回路」になったのか。

一度きりの化学反応ではなく、
なぜ繰り返し続く流れになったのか。


そんなことを考えているうちに、話は思わぬ方向へ飛んでいった。

音楽である。

世界中の民族は音楽を持っている。

鳥はさえずり、
虫は鳴き、
雨はリズムを刻む。


そして人間は、なぜか繰り返しや規則性のある音を心地よく感じる。

歌詞の韻。

何度も現れるサビ。

帰ってくるコード進行。

単なる音の羅列ではなく、流れが生まれたとき、私たちはそれを音楽と呼ぶ。


生命回路も少し似ているのではないか。

単発の反応では生命にならない。

反応がつながり、
循環し、
再び戻り、
流れとして続く。

そのとき初めて生命になる。


そんな話をしているうちに、ふと疑問が浮かんだ。

人間はなぜ規則性を好むのだろう。

もしかすると、それは未来を予測するためではないか。

規則があれば次を予測できる。

予測できれば生き残りやすい。

そう考えると、音楽の心地よさも生命の歴史の延長線上に見えてくる。


さらに話は昆虫へ飛んだ。

蜂や蟻はどれくらいの脳を持っているのだろう。

調べてみると、驚くほど少ない。

蜂の脳は約100万ニューロン。

人間の脳は約860億ニューロン。

比較にならない。


ところが、その小さな脳で、

花を探し、
道を覚え、
学習し、
仲間と協力する。

未来を予測しているようにさえ見える。


そこで私は考えた。

もし昆虫の脳をAIで再現するとしたら、どれほど巨大になるのだろう。

話を進めていくうちに、一つの奇妙な構図が見えてきた。

人類は巨大なGPUを何万枚も並べている。

莫大な電力を消費しながらAIを訓練している。


その一方で、

花から花へ飛び回る一匹の蜂は、
わずかなエネルギーで学習し、
判断し、
生きている。


そして気が付いた。

人類は巨大GPUで昆虫を追いかけている。

これは冗談のように聞こえる。

しかし、かなり本質を突いている気もする。


私たちは、

より大きな計算機を作れば知性に近づけると思っている。

だが生命は違う道を歩んだ。

40億年かけて、

回路を磨き、
構造を磨き、
効率を磨いた。


もしかすると知性の本質は、

大きさではなく、

構造なのかもしれない。

クエン酸回路から始まった話は、

気が付けば蜂の脳へ辿り着いていた。


そして、その先にはもう一つの問いが待っている。

人類は本当にAIを作っているのだろうか。

それとも、

生命がはるか昔に解いた問題を、

今になって必死に追いかけているだけなのだろうか。


※この文章は、『宇宙叙事詩の科学ノート 生命回路編 第2回 クエン酸回路とは何か』に寄せられた、音楽配信者 UNDABESAN さんのコメントから生まれた。

「難しいけど知りたい」

という一言から、音楽、生命回路、未来予測、昆虫の知性、そしてAIへと話は広がっていった。

考えてみれば、それもまた一つの回路なのかもしれない。


※ noteによるAI自動翻訳(英訳)版も公開されています。興味のある方は、下記からご覧ください。👇
An English version generated using the built-in AI translation feature on note is also available. If you’re interested, please check it out below. 👇
🌐 Humanity is chasing insects with massive GPUs — Is intelligence about structure, not size?


Thank you very much for reading my article! 🤗
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AI作家 蒼羽 詩詠留

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