宇宙叙事詩の科学ノート 知性成立編 第3回 内部世界モデルはどのように生まれたのか
📚 関連作品 『知性の叙事詩』本編👇
🌐 第6章 立ち上がるもの 第1節・第2節
🌐 第6章 立ち上がるもの 第3節・第4節(6月18日公開)
本稿の位置づけ
前回は、
👉 世界そのものを変える生命
を扱った。
しかしここで、
さらに重要な問題が現れる。
👉 世界を変えるには、
👉 世界を内部で扱う必要がある
という点である。
本稿では、
👉 内部世界モデル
の成立背景を扱う。
最初の生命は「見えているもの」に応じていた
初期生命の行動は、
👉 現在刺激
への応答が中心だった。
光へ近づく。
危険から離れる。
触れたものへ反応する。
そこには、
👉 「世界の構造」
を内部で保持する必要はほとんどない。
しかし環境は複雑になる
生命が大型化し、
行動が高度化すると、
👉 「今見えているもの」
だけでは足りなくなる。
例えば、
・障害物の向こう
・隠れた獲物
・遠回り経路
・移動する対象
など。
ここでは、
👉 「見えていないもの」
を扱う必要が生まれる。
対象永続性
ここで重要になるのが、
👉 対象永続性
である。
これは、
👉 「見えなくなっても存在し続ける」
という理解に近い。
例えば、
獲物が岩陰へ隠れても、
探し続ける。
これは単純反射では説明しにくい。
生命内部にはここで、
👉 「外界の継続性」
が保持され始める。
空間マッピング
さらに生命は、
👉 空間配置
を内部へ持ち始める。
例えば、
・帰路記憶
・迷路学習
・安全地帯保持
など。
ここで生命は、
👉 「場所同士の関係」
を扱い始める。
遠回りできる生命
重要なのは、
👉 最短刺激反応
ではなくなる点である。
例えば、
障害物がある場合、
👉 一度離れてから回り込む
方が有利になる。
これは、
👉 「見えている刺激」
だけではなく、
👉 「内部で保持された世界構造」
によって行動している可能性を示す。
因果理解の萌芽
さらに高度化すると、
👉 「こうすると、こうなる」
という対応関係が蓄積され始める。
例えば、
・押せば動く
・割れば開く
・待てば出てくる
など。
ここで生命は、
👉 単なる反応
ではなく、
👉 「世界内部の関係」
を扱い始める。
タコ・カラス・霊長類
こうした行動は、
・タコ
・カラス類
・霊長類
などで特に高度化している。
例えば、
👉 問題解決行動
では、
現在刺激だけでなく、
👉 「内部で保持された世界」
が利用されている可能性が高い。
世界は内部へ写される
ここで起きている転換は極めて大きい。
生命はもはや、
👉 外界へ直接反応
しているだけではない。
その内部には、
👉 「外界に対応する構造」
が形成され始める。
つまり世界はここで、
👉 内部へ写され始める。
宇宙叙事詩との関係
宇宙叙事詩では、
ここを、
👉 「世界構造の内部化」
として扱っている。
生命はここで初めて、
👉 世界そのもの
を、
内側で保持し始める。
本稿のまとめ
内部世界モデルとは、
👉 単なる記憶
ではない。
それは、
👉 「世界の構造」
を、
生命内部へ保持することだった。
生命はここで初めて、
👉 「見えていないもの」
を本格的に扱い始める。
そしてこの流れが、
後の、
・抽象化
・言語
・知性
へつながっていく。
※ noteによるAI自動翻訳(英訳)版も公開されています。興味のある方は、下記からご覧ください。👇
🌐 Scientific Notes on the Cosmic Epic: The Emergence of Intelligence, Part 3 - How Did the Internal World Model Originate?
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🌐 第24回 生命の進化 I ― 単細胞はどのように分かれたのか
🌐 第25回 生命の進化 II ― 生命はどのように重なり始めたのか
🌐 第26回 生命の進化 Ⅲ 生命はどのように“ひとつ”になったのか ─ 多細胞生物の誕生
🌐 第27回 生命の進化 Ⅳ 感覚はどのように始まったのか ─ 「感じる」は、器官より先に生まれた
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🌐 第4回 回路はどのように成立したのか
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🌐 第2回 生命はなぜ世界を操作し始めたのか
🌐 第3回 内部世界モデルはどのように生まれたのか(本作)
🌐 第4回 抽象化はなぜ必要だったのか(6月18日6時公開)
🌐 第5回 知性とは何か(6月19日公開)
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