気がつけば15周年!フリーランスイラストレーター人生
2025年はイラストレーターとして開業15周年の年でした。2009年12月末日付で前の会社を退社し、2010年から絵の仕事を始めたのでちょうど15年です。
実際は、やめるちょっと前からブログなどにUPしてた絵を見た方からちょこちょこイラスト仕事をもらっていましたが、CM制作会社を辞め、給料というものをいただく会社員生活から、コンテやイラスト、漫画など、絵を描く仕事一本のフリーランスとして生きてきて丸15年です。よくもまぁ、ペン先一本でここまでやってこれたものです。

15年間、バイトをすることなく絵の仕事だけで生活し、家族まで持てています。これも、ひとえに皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
15周年の今年は、これまで以上に幅広いお仕事をさせていただく年になりました。抜粋して紹介します。
『男はつらいよ』55周年特別企画 図解寅さん
去年の9月から1年間続けていた連載が、ついに完結しました。毎週土曜の放送に合わせて、図解、マドンナ、ハイライト、語録などを全50作分描きました。
大変でしたが、クライアントの松竹さんや、寅さんファンの皆さんにも喜んでいただけて、達成感のあるお仕事になりました。男はつらいよ全50作観たというのも、一つの財産になったと思います。






全てのイラストは、インスタの『男はつらいよ』公式アカウントで確認できます。
映画『ユニバーサル・ランゲージ』ティザーポスター
映画『ユニバーサル・ランゲージ』のティザーポスター及び、入場者プレゼント用ポストカードのイラストを担当しました。


映画のポスターのイラストは、いつかは手がけたいと思っていたお仕事だったので、担当することができてとても嬉しかったです。イラストは映画館の壁や、エレベーターの装飾にも使われたそうです。
これから #ユニバーサル・ランゲージ 試写会
— wes (@aneon24) August 18, 2025
1900開場なのにもう入場できる早い! pic.twitter.com/35w5MFFuSI
観ました。
— iPP (@justippei) September 1, 2025
ペルシャ語とフランス語が公用語になった設定のカナダで、
ベージュや灰色で色調揃った街に登場するカラフルで絶妙なキャラな人達の嘘みたいな繋がりと優しさ。
監督と脚本家が一番癖強出演!
地味ぃにジンワリくる。
なんとも言えない余韻、クセになる。#ユニバーサル・ランゲージ pic.twitter.com/7eRNeh5Xic
#ユニバーサル・ランゲージ
— いけなかあひる( ˘ω˘) (@camoduc) September 13, 2025
シュールでカオスなコメディって感じのお話なんだけど、何よりこんなにアートとして映画楽しんだのひさしぶりすぎてめちゃくちゃ嬉しくなっちゃった!
1秒1秒すべてが!好きなの!池中の撮りたい写真そのものすぎるの!幸せ!😭
あとシネマカリテ寒すぎて風邪ひきそうw pic.twitter.com/yE1MHfmIhW
どうして、担当することになったのかはこちらの記事から続く3部作にまとめてあります。
JR九州駅ビルグループ ビジョンムービー
JR九州駅ビルグループ ビジョンムービー用のイラストを担当しました。「ひととまちにいろどりを、ワクワクを、感動を」というテーマをもとに、駅ビルの開発だけでなく、まち全体の魅力づくりにも積極的に関わっていきたいという想いを絵にしています。










とにかく短期間に大量の素材を描きました。各AMUの周りには、各県を特徴づける小ネタを盛り込んでいます。アニメーターさんがかわいい動きをたくさんつけてくださり感動しました。
日立建機 LINEスタンプ『ケンキな毎日』第四弾
レギュラーで担当させていただいている日立建機さんのLINEスタンプ第四弾。今回は、取引や現場でのやり取りでの使いやすさを意識したより実用性の高い言葉選びになっています。

いやぁ〜第4弾。まさかこんなに続くLINEスタンプになるとは。これはもうクライアントの方々にメチャクチャ愛されているスタンプと言っても過言ではないと思います。
『こわい!? あざとい!? ちょっと意外なかわいい生きもの』
ナツメ社の生き物本のイラストを担当しました。

今までイラスト生きもの本をいくつか担当し、生きもののチョイス、漫画、コラムの方向性、カバーデザインなどにもガッツリ口を出してきましたが、この本は完全にイラストのみの担当(漫画は一日一種さん)です。(カバーの生きもののチョイスや、レイアウトには多少口を出しましたが…)




こわい、あざといが、テーマの本ですが、中でも、卵を口の中で守る魚に、自分の卵も混ぜて、子育てさせるカッコウさながらの托卵を行うその名もカッコウナマズには驚きました。
『だいたいヒトがやらかしました 絶滅生物事典』
今年一番作業時間がかかったのが、10月末に出た6冊目の著作、『だいたいヒトがやらかしました 絶滅生物事典』です。

現生人類ホモ・サピエンスの影響で絶滅した生物を紹介する本の、イラスト、漫画(ネームから)、装画を担当しました。国立科学博物館で開催されている大絶滅展の関連書籍でもあります。





全編を通して漫画をカラーで描き下ろしている力作なので、是非手に取っていただきたい一冊です。中でもステラーダイカイギュウの発見から絶滅に至るまでの漫画は、大増ページになっています。

本編にも、カバーにも絶滅生物をたくさん描いたので、LINEスタンプにしたり、Suzuriでグッズ化しました。
紹介したもの以外にも、映像やWeb、雑誌、自治体のお仕事などで、さまざまなイラストやコンテを描かせていただきました。



2025年はnoteの元年
また、これはお仕事ではありませんが、今年はnoteを始めた年でもあり、ChatGPTを導入した年でもあり、note元年、AI元年とも言える年でした。
こちらがnoteが送ってくれた、私の2025年の記録です。

元旦から始めて、最低週一回更新で続けてきたnoteですが、たくさんの方の支持をいただき、89本の記事でフォロワー1,626人。スキの数が1.1万という開始1年では異例の数字になりました。
中でも、こちらの『表現を仕事にする人が、歴史と政治を学んだ方がいい理由』は、大きな反響を呼び、新聞で紹介されるまでになりました。
大幅に加筆した完全版をご購入いただく方も多く、たくさんの方に必要とされた記事が書けたことを嬉しく思います。
それにしても、15年前はまさか自分が、6冊も本を出したり、映画のポスターを描いたり、環境省と仕事したり、駅の壁画を描いたり、企業キャラをデザインすることになるとは予想もしませんでした。
そもそも私は若い頃絵を仕事にしようなどとは1ミリも考えていませんでした。別の職業を志していました。私のキャリアは、その職業や業界が自分と合っていないということに気づいてしまい挫折したところから始まります。夢への執着を捨てて、向いてる方へ全振りしたのです。
イラストレーター志望の皆さん、
近道はありません。超地道にコツコツです。
ただ意外な回り道で発見があったりします。
とりあえず最初の一歩は人に見せることです。
来年は、何故この道を歩むことになったのかも記事にしようと思います。
2026年のお仕事
おかげ様で、いくつか来年のお仕事のご依頼をいただいており、既にラフに取り掛かっている絵もあります。大変ありがたいことです。16年目も張り切ってまいる所存ですので、絵が必要な際は是非お声かけいただければ幸いです。
おそらく年内のnoteの更新はこれで最後かと思います。一年間お付き合いいただきありがとうございました。来年も楽しんで読んでいただける企画を考えているので、楽しみにお待ちください。まだ、読んでない記事がある方は是非年末年始に読んでいただければ、何かしら発見があるやもしれません。
それでは皆様、良いお年を!

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