SNSが仕事につながったワケ
「SNSを頑張ったら仕事は来るのか?」問題
「営業、個展、SNS。イラスト仕事の売り込み方は色々あるけど、SNSを頑張ったら本当に仕事は来るのか?」問題。以前このテーマについて記事を書きましたが、
ちょうど最近一般公開された動画が、まさにSNSがキッカケで仕事に繋がった案件なので、どのSNSだったのかも含めてご紹介します。出来上がったのは、こちらの動画です。
アミュプラザ。JR九州が、九州各都市の駅ターミナルに展開する駅ビル型の商業施設・ファッションビルです。つまり、東京で言えばルミネ的な商業ビルなのですが、そのビジョンムービーになります。










人物や、建物など、大量にモチーフを作成しました。また、アニメーターの方に動きをつけてもらうため、動いたら楽しそうなところは全てレイヤー分けされています。

なので、この九州の全景カットは全モチーフをバラバラに作成した上で、それらをコラージュのように組み合わせて構成したイラストです。大分なら血の池地獄、長崎なら蛇踊りなど、九州7県それぞれの県に、各県にまつわるアレコレをウォーリーを探せのように盛り込んだので、何度見ても発見のある動画に仕上がっています。





また、人物シーンの配色は、あえて色数を抑え、赤、青、黄、緑、白、黒といったレゴブロックのような配色で、AMUという商業施設の明るさと賑わいを表現しました。
キッカケは、SNS
では、本題のキッカケになったSNSですが、今回お仕事をいただいたキッカケはThreadsです。このような企業系の動画の多くは、
クライアント
↓
広告代理店
↓
映像制作会社
↓
スタッフ
といった流れで発注されますが、今回は映像制作会社のプロデューサー(P)が、私がThreadsに投稿したポストを見て、フォローしてくださったことがそもそもの起点になっています。
そのPとのファーストコンタクトは、昨年(2024年)の11月。私がたまたま別件のコンテ発注で、この制作会社とは別の制作会社に赴いた際、たまたまそのPも別の打ち合わせで来ていて、たまたま私のThreadsポストを見ていて、今からウラケン・ボルボックスが来る?ちょうど名刺交換したいと思ってたという、たまたまだらけのものでした。
その際、どのポストで、ウラケン・ボルボックスを知ったのかという確認までは至りませんでしたが、その初対面の直前に、そこそこの閲覧数を稼いでいたのはこの投稿なので、これがキッカケではないかなと予想しています。
全然違うポストかもしれませんが、とは言えSNSがキッカケでウラケン・ボルボックスというイラストレーターが認知され、HPまで見てもらい、コンテもイラストも両方いける、対応力の高い描き手という持ち駒の中にメンバー入りした形になります。
私も元は映像制作会社の人間なのですが、制作会社の人たちは、仕事を完遂させるために必要な各種専門スタッフの持ち駒を常に数人ストックしています。
すぐに連絡が取れる優秀なスタッフをどれだけ知っているかが、制作進行の鍵となります。私は、SNSをきっかけに鍵の一本に追加されたわけです。しかし、ただ絵が描ける人員というだけでは、この作品のスタッフとしては召集されなかったでしょう。
SNSが“運”を運んでくる前の下準備
このお仕事のお誘いが来る前の段階で、人物のイラストの仕事を増やさねばと、意識的に線画タッチの人物サンプルを描くように心がけていました。例えば、以下のようなものです。




線画なのは、自分が描きたい絵の方向性は面ではなく、線だと気づいたからですが、上記のような人物カットは自分が描きたいから描いたわけではありません。絶対にPが必要とするからです。Pは、代理店や、クライアントに、今回はこの人間に描かせますよと説明する際、GOを出してもらうための説得材料が必要です。
人間を描いていないイラストレーターに、人間を描く仕事は来ません。
また、福岡市地下鉄の六本松駅に福岡市科学館の壁画を描いたお仕事のサンプルも、今回のお仕事の完成版のイメージつながる大きな要素になっていると思います。


ネットは仕事を連れてくる
15年フリーランスのイラストレーターをやっていますが、駆け出しの頃を思い出すと、XはまだTwitterだったし、そもそも最初はブログにエッセイ漫画をUPしていた程度でしたが、そこから仕事をいただくこともあったので、ネットは確実に仕事をつれてきます。
ただ、そこで舞い込んでくる仕事の多くは、その時描いているイラスト次第です。寿司屋で、パスタを注文する人はいません。自分がどんな仕事をしたいのか、どんな仕事と繋がりたいのか。SNSを仕事に繋げるには、描き始める前に、何を描くのかを考える必要があるのです。
しかし、ただ描けば見てもらえるかというとそうでもありません。何を描くのか、何を描いたら見てもらえるのか、両方考える必要があります。では何を描いたら見てもらえるのかですが…おっと、これ以上は長くなりそうです。この話はまた別の機会に。仕事に戻ります。
それでは、読んでいただきありがとうございました。
最後に、この動画ぜひもう一度ご覧ください。イラストの仕事が動画の中でどう活かされているかが分かると思います。
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