仕事を掴むのに必要な二大要素とは?
網と腕、縁と実力。
仕事が舞い込む人と、なかなか来ない人。その差はどこにあるのでしょう?
足掛け15年。イラストレーターと、コンテライターをやってきて、最近しみじみ思うのです。
仕事の依頼が来る来ないは、「縁」の要素がとても大きいのではないかと。人と人との縁が仕事を連れてくるのではないかと。もちろん、SNSや、HPから見つけていただくことも多いです。
しかし、なぜ私に依頼されたのかその経緯を聞いてみると、自分が預かり知らぬところでなされている何気ない会話や、相談。会ったこともない、全く知らない人同士の繋がりがキッカケだったりするのです。
世間や業界は、目に見えない「縁」で編み込まれた網で出来ている。そこに、仕事という魚がかかる。そして、これはイラストレーターに限らず、どの業種に対しても当てはまることなのではないでしょうか。
では、縁という網にかかれば仕事が来るのか?
そう簡単にはいきません。網に魚がかかっても、手繰り寄せる腕、つまり腕力がなければ逃げられてしまう。その腕力とは何か、実力です。イラストレーターで言えば、絵のビジュアルであり、技術とか、その絵を見たら引き込まれてしまう魅力のようなものです。
網と腕、
縁と実力。
どちらが欠けても仕事はモノにできない。
例えば、ティザーポスターのイラストを担当させていただいた映画『ユニバーサル・ランゲージ』。

この映画自体、「袖触り合うのも多少の縁」を体現しているような映画ですが、このイラストの仕事が発生したのも、自分が全く知らないうちに繋がった縁がキッカケです。
経緯は、以下の3つの記事にまとめてあります。
ざっくり、まとめるとこうです。
2020年
ウラケンが『ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから』を観る
↓
ファンアートを描いてSNSにUP
↓
同じ映画を見ていた佐久間宣行Pの目に入る
↓
2021年
『あちこちオードリー』のDVDの仕事がきてデザイナーさんと知り合う
↓
2025年
デザイナーさんが映画の配給会社にイラストレーター提案として、ウラケンの絵を見せる。気に入ってもらえて、ポスターの仕事につながる。
5年前に描いたファンアートが、仕事に繋がりました。これは非常にありがたいことです。しかし、逆に怖いのが、仕事に繋がったイラスト自体は5年前に描いた作品だということです。これはどういうことか。
“運”という潮流が連れてくる“仕事”という魚
つまり5年前の時点で、すでにこのポスターの仕事を引っ張れる腕(実力)はあったということになります。しかし、そうはならなかった。なぜか。縁がつながっていなかったからです。
そして、仕事。魚です。魚が泳いでいなければ、網にもかからない。この魚はもう一つの重要な要素、運が連れてきます。運は「回ってくる」「巡る」「転がり込む」と表現されるように、潮流であり、流れです。
流れ(運)が連れてきた
魚(仕事)が、
網(縁)にかかり、
腕(実力)で手繰り寄せる。
運も実力の内と言いますが、どれが欠けても成立しません。結局実力が伴わなければ、運も魚も取りこぼしてしまいます。
しかし、一度繋がった縁(網)には次の仕事(魚)がかかることが多いのです。例えば、この仕事。

『#ユニバーサル・ランゲージ』
— 映画『ユニバーサル・ランゲージ』公式 (@ulmovie2025) August 25, 2025
🎁2週連続 入場者プレゼント🎁
📅8.29[金]〜
👓《一緒にメガネを見つけて!ポストカード》
赤・青・緑・黄・紫…
5つのメガネ、見つけられる?
📅9.5[金]〜
🎨《ヨシタケシンスケ描き下ろしポストカード》
本作のためだけに描かれた、あたたかな一枚。… pic.twitter.com/m1CjfaDk2Q
ティザーポスターが好評だったため、入場者プレゼント用ポストカードのイラストも描かせていただくことになりました。これは腕が引き寄せた仕事と言って差し支えないと思います。私のカードは1週目ですが、2週目はヨシタケシンスケさんになります。彼の場合、網は巨大で、腕も剛腕です。
彼の成功のキッカケになったのは、自分で作ったミニ冊子です。日々描き溜めたイラストをまとめたミニ冊子が、出版社の目に留まり、大ヒットデビュー作『りんごかもしれない』につながりました。
縁という網は、自分が預かり知らぬところで勝手につながっているように見えて、自らのアクションによって拡大させることができるのです。そこに運が仕事を運んできます。
仕事を得るには、
日々腕を磨き、
網を編まなければならない。
仕事を掴むのに必要な二大要素、「縁と実力」の話でした。
もしよろしければ、あなた自身の縁や実力の体験、自分なりの“網の広げ方”や“腕を磨く工夫”などを、コメントで教えていただけると幸いです。。
もしこの記事が、少しでも考えるきっかけになったり、共感いただける部分があれば、スキ、フォロー、SNSでのシェアやコメントなどのリアクションをいただけると、とても励みになります。それでは、読んでいただきありがとうございました。
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ウラケン・ボルボックスは、書籍・広告から大型壁画まで、コンセプトに合わせたビジュアル制作を行っているイラストレーターです。「複雑なテーマを、ひと目で伝わる物語に。」をモットーに、メディアの規模を問わず媒体や空間に合わせた最適なイラストをご提案します。
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