【閲覧注意】嵐を避けることはできるのだろうか【推し活】
【追記:2026/4/16】Rolling Stone誌個人インタビューが出たので「ジン君の回答」に和訳を追加
ソロ期しか知らない新規たち
私はBTSが兵役へ行っている間にハマった、いわゆる軍白期新規です。
ARMYとしてはもう二歳になるのですが、その間バンタンは完全体としての活動(公演など)をしていませんでした。
だから私は本来7人であるバンタンを、まずソロの集合体として学習したんですよね。
投票の呼びかけなんかでも「〇〇ペンさん!」って指定されてるので、古参アカウントが「昔は皆 "ARMY" だった(箱推しが基本だった)」って嘆くのを見てそうなんだ~と思ってました。
薄れゆくグループ時代の体感
バンタンがカムバを前に再始動を始め、私は過去映像でしか知らない完全体を見られることに、とても興奮しています!
と同時に、ふとこうも思うのです。
「私たちは、もう一度 ”ARMY” しかいない世界に戻るのだろうか?」
と。
〇〇ペンではなくARMYと呼ばれ、「〇〇ペンならわかってくれる」ではなく皆が共感しあう世界。それはある意味、K-POPのグループ推し(箱推し)としては最強であり、理想の状況です。
しかしおそらく、そうはならないのではないかと思います。
2022年に物議を醸した「涙の防弾会食」から、既に4年近くが経過しました。新規はその時代を知りませんし、古参にとっても記憶は過去になっていきます。人も入れ替わり、バンタンを取り巻く環境は既に変化してしまったからです。
私たちは「復帰」するのではなく、新しい章を始めるのだなと実感したのが、新アルバム「ARIRANG」のトラックリスト発表に伴う事件を見た時でした。
どういう反応が起きたのか
トラックリストには、曲ごとのクレジット(楽曲著作権)が載ってるんですが、そこにジン君の名前がなかったんですよね。
予想通りの流れとして、一部のジンペンさんが紛糾しました。怒る前に私に訊いてくれたら、著作権オタクとして語り倒したのにw

私は最推しがテテですが、バンタン全員好きで追っているため、Xのタイムラインには色んな意見が流れてきます。
一部の憤る意見が出た後、それに反応する他界隈からの意見や更なる反論も出て、ラリーが続く様子を見ながら、私も考え込んだものです。
何故ジン君のクレジットがないことに怒る人がいるのか。そして、この感情的な嵐はまたすぐ訪れるだろうという、強い予感の理由は何なのか。
前置きが長くなりましたが、今日はそういう話です。
注意事項
先日のグクに引き続き、非常にセンシティブな話で申し訳ないのですが、読む前に目次も確認していただき、ダメそうな人は離脱してください。
快適なネットライフは、自衛が大事ですからね!
これは私が見た状況を私が整理した話です。意見は人それぞれだと思いますし、人様の意見を否定するものではありません。
もし偶然内容が一致したとしても、あなたのことを指してはいません。
「同じこと思う人多かったんだな」程度に、他人事のスタンスで読んでいただければと思います。その点だけ、よろしくお願いいたします。
前提
私は元々データ系オタクです。
バンタン沼に来て膨大なコンテンツを前に、「えっどうやって全部見たらいいの!?」と驚き、「一覧表を作った方が早いな」という発想からデータベースを作り、今も作り続けています。
「ご趣味は?」「推しの楽曲著作権を少々……」
中でも楽曲著作権は情報量が多いので、大好きです。
誰が誰といつ何を作ったのか、著作権登録されてる曲・されてない曲はどれか、などを延々と探しています。
バンタンが持っている著作権一覧もあります。下の記事がそれ系記事まとめになってますので、興味のある方はどうぞ。

クレジットや楽曲著作権って何?という方はこちらを先にどうぞ。
では、本題に入りますね!
ジン君だけクレジットがないのをどう思う?
著作権オタクとして一言でまとめると、
「あれば素晴らしく、なくても価値は下がらない」
になります。
バンタンや音楽PDの著作権追っかけとしては、著作権は役割分担・制作プロセス・資産配分の詰まったドラマであり、そこには進化とロマンがある。
— 音色 (@thracia776_bts) March 4, 2026
あれば素晴らしく、なくても価値は下がらない。
【一覧表】BTSメンバーの楽曲著作権リスト【Notion】|音色#BTSARMY #BTS_twthttps://t.co/SQf3q7oGTM
元々ラプラに比べてボカラは著作権所持数が1桁違い、持っている曲もソロ曲が多いため、クレジットに入ってないBTSアルバムがあっても、気にしていませんでした。
おそらく古いファンやラプラペンだと、特に数を数えていなくてもうっすらそういう認識を持っている人が多いように思います。
韓国音楽著作権協会の正会員になったのも、ラプラがずっと先ですし(2023にグクも入りました)。
この疑問が出ること自体が、私にとっては「"いつもの流れ" を良しとしないファンが増えたんだな」という意味と取れ、新章の到来を強く印象付けられました。
クレジットはご褒美なのだろうか
私がどう受け取っているかもう少し詳しく説明すると、
「どうしてジン君だけクレジットがないのか」
という疑問は
「どうしてあんなに頑張ったジン君に、一人だけクレジットをくれないんですか!?」
という訴えのように見えており、驚きを覚えます。
クレジットは功労賞ではなく作業の結果であり、権利を守るための法的記録でもあります。
そこに彼を入れろと言うのは、私にしてみれば「もっと作業して!」だと受け取ってしまうんですね。単にクレジットを書き換えろ、という要望ではないでしょうし。
だから、
「転役直後の夜中から働き続け、2024年の暮れのパワポ回や相葉君との京都訪問やツアー中でもそろそろ休みたいってこぼしてたけど、ARMYと自分を幸せにするためにと走り続けてくれたジン君に、初ソロツアー直後の二週間で世界のプロデューサーたちと戦って爪痕残せと!?」
という反応になるんです。
(そうじゃないという意見もわかるので、それは後で触れます)
JIN:制作スタッフと「最終回をどうすればいいか」と会議をしたのですが、色々な案が出る中で、ARMYを招待して路上ライブ形式の簡単な公演をするのはどうかという意見が出たんです。
「何人お呼びしましょうか? 30人? 100人?」なんて話しているうちに、僕が「YouTubeを観てくれた方々が全員来られるならいいのに」と言ったら、それならコンサートにしようと話が大きくなりました。
その会議をする前は、一人で公演をするなんて想像もしていませんでした。
人生でソロコンサートをすることはないだろうと思っていたのですが、いざ口に出して始めてみると実現したんです。
そのおかげで、予想よりもずっと多くの方々に「Run Jin」のエンディングをお見せすることができました。
感謝の気持ちでいっぱいで、何か少しでも多くお見せしようと、ものすごく一生懸命準備した記憶があります。
スケジュールから見る作業期間
バンタンは2025/7~8月に、アルバム作成のためLAでソングキャンプを行っていますが、ジン君はソロツアーと重なったので後から合流しています。
実際に参加していた日数はどれくらいだったのでしょうか?

スケジュール的に見ると、2025/8/10にアムステルダムで最終公演をした翌日LAへ飛び、23日にはもう帰国していてTXTのコンサートで目撃されています。
彼らのスケジュール
LAソングキャンプへの合流期間
2025/7/6:ナムさん出国
2025/7/7:ユンギとグクミン出国
2025/7/8:テテはこの辺でパリでのお仕事(CELINE)終了?
2025/7/21:ホビ出国(Lollapaloozaやヨントンがあり後から合流)
2025/8/10:ジン君アムステルダム公演終了
2025/8/11:ジン君LAへ出発
2025/8/17:バンタンが砂浜からライブ配信
2025/8/23:ジン君既に帰国済み
2025/8/27:クオズ帰国
2025/8/28:ユンギ、ホビ、ナムさん、グク帰国
休みゼロとしてもジン君が一緒に作業できたのは10日くらいじゃないかと思われ、Netflixドキュメンタリーの撮れ高が気になりすぎます……!( ;∀;)
※追記:たくさん映ってました。監督ありがとう!!
わりと短期間でサクサクできてるように見えますが、プロデューサーたちが長い時間をかけて下準備をしてくれていたのは大きいと思います。
バンタンも100曲以上ある中から14曲を厳選するところまでは、ある程度先に片づけていたかもしれませんね。
ジン君もミニアルバムを出す前に、用意された提供曲から気に入るものを選ぶため大量に聴いたと言ってましたし、そういう部分は集まる前に個人で捌けますから。
この期間でアルバムを仕上げられたこと、特に遅れて合流したホビがこの期間で5曲にクレジットされていることには、過去ラプラがバンタン曲を作り続けてきた中で築き上げた蓄積と連携が、強力なエンジンとして貢献したのではないかと推察されます。さすが!
バンタンはヒップホップアイドルなので、ほとんどの曲にラップが入っています。パンPDの「自分たちの話をするべき」方針もあって、ラプラは自分達でラップを書くため、参加した曲ではほぼ楽曲著作権を持っています。
ジン君のために、会社はもっと期間を長く取るべきだったのではという意見が出るのは、わかります。
しかし、ソングキャンプは世界的プロデューサーを含む関係者との合宿であり、建物のレンタルを含めたドキュメンタリー撮影期間でもあり、そう簡単に動かせるスケジュールではない、という点も視野に入れてもらえればと思います。
クレジットがないのは、誰の意思なのか
ソングキャンプ期間自体は、関連スケジュールのため事前調整されていたと思われ、今見える結果だけを取り上げれば、むしろジン君のソロツアーの方が後から被ったのではないかという気もします。
スケジュールを見た時、ホビのソロツアー終了は残りメンバーの転役とタイミングが合っています。そのまま7月から全員でソングキャンプに入っていれば、もしかしたらクレジットも変わっていたかもしれません。
しかし、実際にはそうなっていません。ジン君がソロツアーに出たからです。
ジン君のソロツアーは、準備期間が4~5ヶ月とかなり短かったようです。良く実現したなあと、驚きが止まりません。
高陽の補助競技場は小さすぎて全員アリーナ状態でしたが、韓国は元々会場が少ないんで仕方ないですよね。むしろ京セラで2日やれたことにビックリしました!
普通に考えると、いきなり7月の京セラは絶対取れないので(野球シーズンだし)、1日イベント用にHYBEが押さえてたのをもらって、初日サウチェなし2日に変えたのかなと思ってます。
難易度的には「クレジットが欲しい」より「やっぱりワールドツアーやります」の方が圧倒的にコストが高いのですが、HYBEは総力を挙げてそれを叶えています。
ツアーは「失敗しました」では済まないので、バンタン唯一のJ型(計画性)であるホビも、3年かけて準備しています。この突発的なツアーは、ジン君への信頼(とおそらく感謝)がなければできないことだと思います。
クレジットがないことに気を取られると、彼がARMYのために完走してくれたツアーの真価を、見失うことになりかねないのではないでしょうか。
弟達もジン君を待っており、休みたがる兄を「ジンヒョン、来なきゃダメですよ」とLAのソングキャンプへ呼び寄せています。
「僕は休むよ。もう行かない」って言ったんです。メンバーたちに。
そしたら「ヒョン、わがまま言うのはもうやめてください。(僕たちが)お連れしますよ。僕たちのアルバムを完成させなきゃいけないんだから」って。 「わかった、わかったよ」って返して…… 返事もそこそこに、ホームランを打つ勢いで(訳注:大きな成果を上げるぞという覚悟で)アメリカへ行くことになりました。
もっと一生懸命やらなきゃですよね。 これまで、おまえはずっと一生懸命やってきただろ?(訳注:だから次もできるよ)って。
ちなみに8/11に出発し、8/17に海行ってハロー!って叫んでましたw
正直、ジン君が心から望んだなら、クレジットに入れる努力をしない理由はないんじゃないでしょうか。
1人クレジット増やしたことで減る取り分など、今のジン君が生み出す価値に比べれば微々たるものですし、転役後の彼の走りっぷりこそがBTSの看板を維持し、荒れるHYBE株価の底を支えてくれたと思うからです。
最年長なので兵役に関する問題の盾になり、一番先に一人で旅立ったジン君。ミン・ヒジン関連で会社評価(株価)が荒れる渦中で転役し、毎回「防弾少年団のジンです」と名乗りながら露出し続けて、バンタンの看板を維持するだけでなく、ユンギやNewJeansの件で世論が荒れた最悪の時期を支え、毎週の「RUN JIN」でARMYを繋ぎ止めた上、今また「ホビが行けなかったところへは僕が行く」とツアーを決行するに至っては、もう拝みたいような感情が生まれてしまいます。
個人的には、会社もメンバーもジン君を大事にしており、彼の決断を最大限尊重した結果が今なのだと思っています。
ジン君自身の発言
僕はもう全部の曲を聴きました。曲自体はすべて完成しているのですが、今はミックスやマスタリングといった、仕上げの作業を進めているところです。
今回ツアーをしている間に皆がダラララッと一気に進めてくれていて、僕が到着した時には既に全部完成していたんですよ。「わあ、お前たち本当にすごいな」って驚きました。
何十曲も作ってあって、その中からタイトル曲などを選んで、いいものをまとめてアルバムが完成しました。
うちの子たちは本当に何でもカッコよくて、上手くやります。天才たちです。皆何でも上手くこなしてしまって、できないことがありませんから。
僕はセッションが終わる1週間前くらいにアメリカに合流したじゃないですか。ソロツアーをしていたので、終わる直前に合流したんですが、メンバーたちを見て、「ああ、みんな音楽制作を本当に一生懸命やっているんだな」と。朝起きて、家に帰った時もずっと空を見上げながら溜息をついていてw
「自分も大変だと思っていたけれど、メンバーたちは本当に大変なんだな」と感じました。
クレジットについての別の見方
もう一つ、クレジットオタクの目に映る世界を語らせてください。
ただ単に著作権の有無や数を見るのではなく、どういう作り方をしたのかを考えながら読むと楽しいんですよ。
例えば、ボーカルラインは昔からクレジットが少ないんです。あってもSKITやフンタン少年団や『In The SOOP』のような、「皆で作った曲」が非常に多いです。
そこに私は、物語を読み取ります。
著作権を追うと、大学生からアイドルを目指したので音楽の素養はそれほどないジン君が、ナムさん達が開くHIPHOP教室に参加し、音楽を聴き、ツアー先のホテルでも部屋にこもって作業し続けるラプラを見ながら、少しずつチャレンジを広げていく様子が窺えます。
そんな彼がファンへの愛や自らの中にある深淵を歌い、バンタンとしては新境地な『SUPER TUNA』まで生み出した流れは、入る前からラップや楽曲を作ってたナムギや、その二人に挟まれて必死に伸びたホビとはまた違う、美しい物語ではないでしょうか。
バンタン楽曲はコンペ形式で作られており、トップバッターであるナムギも山のようにボツられて今があります。Agust D版『Life Goes On』もボツからのソロ曲復活ですし、「Proof」のDemo Ver.を始めとして採用されなかった曲は皆持っています。
ジン君も「僕が作ったメロディが採用されなかったのは残念だけど、パンPDが作った部分を聞いたらやっぱり良かった」と語るなど、多くの試練を潜り抜けています。
著作権情報を見ていると、例えばジン君や音楽PDのADORAさんは「Epiphany (Jin Demo Ver.)」だけ参加してて採用版は登録なし、といったケースもあり、このコンペがまだ経験の浅いメンバーや音楽PDにとって修行の場になってる様子が読み取れます。一石二鳥……!
メンバーが作った曲はすべて等しく尊く採用される(=クレジットが貰える)わけではなく、毎回多くの敗者が生まれているわけです。
しかも参加する音楽PDが世界レベルになったということは、生き残りを賭けた戦いや要求されるクォリティも一層上がったということで、競争は一段と熾烈になったことでしょう。
その中で名前を残したメンバーには喝さいを送りたいと思いますし、それがないからと言って価値が下がったとも思いません。評価軸は1つではなく、いくつもあるのです。
音楽に対し真摯に向き合い、ARMYに最高の音楽を差し出したいとデビュー前から努力し続けてきたバンタンや、それを支えてきた会社に対し「クレジットもくれないなんて」と言うことは、私にはできません。
予定になかったソロツアーを行いユンギやホビが会えなかったARMYに会おうと決めてくれたジン君に、もっと作詞作曲に参加してほしかったと望むことも、できません。

彼らがソロツアーで訪れた国と都市を並べてみると、韓国を除けば、キーになるニューアーク・オークランド・大阪以外は全部バラバラで、できるだけ多くの場所を訪れ、まだ会えていないARMYに出会おうとしてくれていたことがわかります。
ありがとう、バンタン……!
もちろん、そう言う人がバンタンの努力を軽んじている、と非難したいわけではありません。
しかし著作権が何を意味するかについて、単なる数字だけでなく、背後に見えるストーリーがもっと広く知られれば良いのにと思いながら、この記事を書いています。
理屈としての結論
私たちにバックヤードでの出来事はわかりませんが、出ている情報と楽曲作成における構造を見る限りでは、クレジットがないのはアーティストへの敬意の欠如ではなく、「作業と判断の結果」であろうと推察されます。
――というのが、著作権オタクによる理屈からの返答です。生成AIの方が百倍寄り添ってくれそうな答えですみません。
何故私たちは傷つき、怒るのだろうか
しかし私ももう二年間このファンダムにいますから、だんだん理解してきます。
例えば私がここで持論を述べたところで、腹を立てている人の怒りは解けないでしょう。おそらく、そういう答えが聞きたいわけじゃないからです。
怒りはどういう立場から生まれるのだろうか
「クレジットがない」という事実に対して怒るというのは、私からすると不思議な感覚です。
消費者としての怒りなのでしょうか。
しかし私たちが予約したのは「BTSのアルバム」であり、「メンバー全員がクレジットされた曲をお約束します」と言われたことはありません。
アーティストへの敬意からの怒りでしょうか。
しかし貢献者だからという理由でクレジットを与えるのは、私にとっては「善」ではありませんし、それはバンタンの楽曲に対する向き合い方を尊重しない要求だと感じます。
ファンとしての怒りでしょうか。
これが一番わかりません。クレジットはファンを満足させるためのサービスではありませんし、彼らの本業であり目標でもある「公演の上手い歌手」としての価値とも別だからです。
本当に言いたいことは何なのか
私は、怒る人はただガッカリしているだけで、別にジン君に無理を強いたり困らせたりする意図はないと思います。
これまで見て来た限りでは、そういう人の方が「働かせすぎ」「ゆっくり休んで欲しい」という、個人に寄り添った心配もしているように感じます。
でも、何故怒るのでしょうか。
例えば私なら、「まあないならないでいいか」と思います。
誰が作った曲でもいいものはいいですし、著作権オタクとしては「ない」ということも貴重な情報ですからね。何を選択し、何に集中したかという、アーティストとしての「決断」の跡が見えると興奮します(*ノωノ)
でももし諦められないなら、ファンレターやコメントで推し本人にこう送ると思います。
「自作曲が聴きたいから、いつかファンソングをプレゼントしてくれませんか。いつまでも待ちますから!」
クレジットが欲しいなら、本人に言うしかありません。効率厨なゴールへの飛び込み方ですが、他に手に入れる道がないからです。
でも、このパターンはほぼ見かけません。
これをやらずに、会社に怒るのは何故なのでしょうか。
会社を非難する方が、本人に言うより心理的ハードルが低い、という感覚があるのでしょうか。
「会社」相手なら他のメンバーを責めたことにはならない、という微妙な気持ちもわかるのですが、BTS楽曲作成の中心になっているのは本人達であるため、投げた石がどこへ飛んでいるのかは確認すべきではないかと感じます。
推しをレースへと追いやる怒り
この件についての反応の中で私が受け入れがたいと感じるのは、この「怒る」という感覚です。
クレジットに載っていないということは、敬意や価値の欠如を意味するのでしょうか。
ラプラとボカラは著作権の数が一桁違い、ボカラの関与率はソロ曲入れてもそれぞれ6~7%くらいですが、それだけの価値しかないのでしょうか。
そんなわけありませんよね。そこはARMYなら、皆頷いてくれるのではないかと思います。

「何故ジン君にだけくれないの」という意見を見ると、何故他の人と同じでなければダメなのだろうと思います。
何故、彼が見せてくれるだろう素晴らしいパフォーマンスを想像し、ワクワクする前に、ガッカリしてしまうのでしょうか。私たちは何が欲しいのでしょうか。
その怒り方は、無意識にジン君を他のメンバーと同じレースへ追いやっているように、私には感じられます。
お気持ちはよくわかるんです。私も史上最大の推し・子どもを育てていると、つい周りのお友達と比べてしまい、不穏な感情がふっと動いてしまうことがあるからです。
でも、推しは未熟な我が子ではありませんし、どの道を歩むか決めるのは彼自身です。私たちファンではありません。
彼は彼で、かけがえのない唯一無二の存在です。
それを一番よく知っているのは、ファンだと思います。走り続ける彼を見守りながら「ありがとう」以外の言葉が浮かばなかった、私たちです。
彼を誰かと比較しないでほしい、彼自身の価値を尊重してほしい。それこそが、私たちARMYが共通して抱く願いだと思います。
その感情は誰のためにあるのか
待ち続けたカムバを前に「推しだけクレジットがないなんて」と恥をかかされたような気持ちになり腹を立ててしまう時、その手に握り締めている感情は誰のものなのでしょう。
その感情を「推しのための義憤」と名付ける前に、もう一度立ち止まって欲しい。私はそう感じます。
ここで感じるのは、「残念」という気持ちを受け入れることの難しさです。
ソロ活動で100%ジン君を浴びることに慣れ、無意識に期待していたものが裏切られた時の、失望の大きさを感じます。
それが前述した「心理的ハードル」と相まって、怒りに変換されていないでしょうか。
もしソロ活動ではクレジットに名前があったから、今回なくてショックを受けた、という人がいたとしても、私は普通のことだと思います。
推しに対して「残念」と思うことがあっても、別にそれは相手への裏切りを意味しません。思うだけなら、心は自由です。
私は何度か「素直な文章が好き」と書いたことがあるのですが、それはその書き手さんが自分の感情を自分のものとして認識しているからです。
期待していたものが得られなくて残念だと思った時、モヤモヤする気持ちを怒りにすり替え、会社や他の人に向けた義憤として表明したり、思いを整理して文章を書く代わりに生成AIの回答を貼ることは、「失望した自分」に対して素直でないと感じます。
個人的には、そういう形で怒りをSNSに吐き出すことは、オススメできません。心は自由ですが、形にして出してしまうと責任が伴います。
それに、外側に怒りを向けることで推しと自分を守る構図の感情処理は楽ですが、癖になるからです。それが平常運転になると、幸せが遠ざかります。
すべての文化と歴史を通じて、人類が共通して感じる基本的な感情6つは、喜び・悲しみ・怒り・驚き・嫌悪、そして恐怖です。ポジティブな感情はただひとつ、喜びだけです。
ネガティブな感情は非常に強いため、私たちはよほどのことがないと幸せになるのが難しいのです。ちょっとしたことで簡単に悲しくなり、容易に自己嫌悪に陥ることができるのです。
生き残るため、脅威やネガティブなことを常に念頭に置く脳にとって、楽しくポジティブなことは優先されません。
嵐を予測して乗り越えるには
世の中、前もって予想できることはそう多くありませんし、予言は好きではありません。「だから言ったでしょう?」という言葉に意味はないと思うからです。
でも、暗雲が立ち込める下には嵐があるように、過去の経験を見れば容易に想像がついてしまうことはあります。
私と同じように最近バンタン沼へ来て完全体を知らない赤ちゃんARMYと、それを共有したいと思います。
難易度レベル1の予言
今回と同じ感情的な嵐は、またすぐ起きます。その理由は以下です。
過去実績から行けば、さほど間を置かず次のアルバムが出る
バンタンは生産性が高く、アルバムリリースが早い
基本的に、1シリーズ3アルバム構成のケースが多い
日韓版を両方対象にするなら、100日に1本ペースでリリースされている
3年9カ月待った今回の「ARIRANG」リリースが特殊例
楽曲関与者のグローバル化が進み、競争が激化している
HYBE内で作っている場合でも、皆落選の経験をしている
現在、彼らの競争相手はバンタンやHYBEプロデューサーではなく、世界のソングライターである
バンタンは互いに役割分担をしている
ラップラインとボーカルラインはキャリア的にも楽曲作成に関与する役割的にも違いがあり、クレジット数にもそれが現れている
この条件が揃っていれば、予想は簡単です。
今後トラックリストが出る度に同じ問題が起きるでしょうし、その時台風の目になるのは主にボーカルラインのメンバーとそのファンでしょう。
トラックリストだけではありません。他にも同じ構造の問題が起きると思います。歌詞の割り振り、MVに映る時間、露出の多さ、全てにおいて比較が行われ、誰かが怒るでしょう。
これはボーカルラインだけでなく、全メンバーのファンが声を上げる可能性を持っています。
嵐はまたすぐ来ます。それは、火を見るよりも明らかです。
嵐が発生する最大の理由
最大の理由は、もう7人でソロじゃないからです。
ここ4年くらいでファンになった人にとっては、新しい世界です。推しの露出不足を感じるでしょうし、7人セットになることで比べやすくなり、不公平感を覚えるでしょう。
でも、どんな世界にも公平はありません。
ジン君がテテに「君ができないことを僕がやる。だから僕らはチームなんだ」と言ったように、シュチタでユンギがボカラへの称賛を惜しまなかったように、彼らはチームとして動き、互いの役割を尊重し合っていると、私は思っています。
それがプロの世界の厳しさであり、だからこそ私たちはその世界を生き抜いてきたバンタンの物語と、そこへ再び戻ろうとする彼らの決断に感動するのではないでしょうか。

モンペ化しやすいファン気質
私は自分が子育て中なので、何でもそれをベースにして理解する部分があります。
その上で、どのファンにもオンマ気質はあり、それゆえモンペ(モンスターペアレント)も発生しやすいように感じていますし、これはもう人間の本能じゃないかと受け取っています。
何を指してモンペと呼ぶかと言えば、「うちの子が良ければいい」を「先生、それは良くないんじゃないですか?!」に変換する発想です。
更に恐ろしいところは、一人が怒ると周りが「それ言っていいならうちだって」と感情の連鎖爆発を呼ぶところです。
例えば幼稚園のお遊戯会などで、想像してみてください。
「うちの子に台詞がない! 先生、不公平です。女子は台詞が上手だから、全員発言させてあげたいですよね!?」
「うちの子も台詞ないんですけど、男子にも台詞があるべきです!」
「でもそちらの方がお衣装がいいですよね?」
「うちの子が練習してた日、〇〇ちゃんお休みしてましたよね?」
……怖い、想像できすぎて怖い( ;∀;)
日常生活では皆ある程度抑えてるのに、SNSだと何故か吐き出してしまい、あれもこれもと思い出し怒りしてたらそれを見た人が「我慢してたんですけど同じ気持ちの方がいて良かった」と続いてしまい、他ペンが見ちゃって怒りだし更に拡散、というあるある展開も恐ろしいです。
関係ない人は見ないでくださいって言っても、見えちゃいますからね……。自分が言いたいことを言えるなら他人もそうできてしまうわけであり、ネットはバンタンの手元まで繋がってるということを、どうか覚えておいてほしいと思います( ;∀;)
今吐いてるの、家のトイレじゃなくて他の人も歩いてる道だってこと忘れないでね。かわいい新規が引いたらかわいそうだから、皆国土をキレイにしよう🤣
バンタンは、ペアレンタルコントロールされている子供ではありませんし、私たちの言葉は、愛も非難もすべて、彼らの元へ届く可能性を持っているのです。可能性があることはいつか実現します。
ちなみに、「PTA会長に言えないことはSNSに書かない方がいい」、というのが私の持論です。
町内会長でも部長でも、部屋着では会えない距離感の人なら何でもお好きなものを当て嵌めてください。
自分の感情の引き受け方
今回怒ったのはジンペンさんの一部でしたが、これは誰にでも起きうることだと思います。
メンバー全員がコピーロボットじゃない以上役割の偏りは発生しますし、今のファンからすれば「昔からの役割だから」では受け入れがたいですし、SNS時代はとにかく怒りが拡散されやすいからです。
では、どうすればいいのでしょうか。
嵐は毎年訪れます。雨や雷に打たれたくないなら、自分で対策するしかありません。赤ちゃんARMYはまず防災訓練から!
腹が立ったら、一歩離れることをお勧めします。くっつきすぎると、自分と推しが混ざってしまうからです。
物理的には、SNSを切ってご飯食べて寝ましょう。同じ意見を求めて検索するのは悪手です。
アルゴリズムがエコーチェンバー(SNSでは似たような意見の人が集まるので、実際より同意者が多く感じる)を呼び、燃料が注がれます。
寝て起きたら、怒りに理由をつける前に「何で腹が立つんだろう」と考えてみてください。
「それがなくても死なない」くらいまでラインを下げると、大抵のことは「まあいいか」と思えます。
推しは他人ですから、本来はこのくらいが適正距離であり、それができないと辛いんじゃないかと思います。
子どもは他人じゃないから、そこの切り離しが難しいんですけどね……。
生成AIに相談する時は、自分の意見だけをガーッと書かない方がいいです。
相手は自分が与えた情報に寄り添おうとするので、「あなたは正しいです」と言ってきます。
自分と違う意見も併せて与え、意見を比較して論理的に導き出される結論は何か、と訊いた方が安全です。
大体において怒りは怒りを呼びますから、もし発信したいなら最低限ここまでやってから、をお勧めします。
ARMYは何があっても幸せでなきゃダメ
SNSも生成AIも便利で楽しいオモチャですが、使いどころを間違えると疲れ、幸せから遠ざかります。
怒りは幸福とは程遠い感情なので、それが増加すると疲れて推し活を降りるか、怒りに中毒して止められなくなるかします。本末転倒です。
私は、推し活は幸せになるためのツールだと思っていますし、長く楽しみたいので、そういう感情は早めに排除する派です。
「そういえばああいうことも言ってたな~」と思い出せると、排除するためのホウキが増えるので、バンタンのインタビューや記事を読んで背景を理解するのも、お勧めです。
RM「意図してないですが、僕は皆さんを通して自分自身を愛していると思います。(中略)僕やBTSを使って、皆さん自らを愛してください。僕に自分の愛し方を教えてくれた人はいつも、皆さんだったんです」
新しい推しを見て心が「HAPPY」ではなく怒りに塗り潰される時、その感情に正義や義憤のラベルを付け原型を見失う前に、「残念!」って一言口にしてみたら終わるかもしれない感情を正義感でコーティングしてネットに吐き出す前に、一度立ち止まって下さい。
一番奥底にあるものは何なのか、まず自分の中を探ってみてください。
手軽な感情やAIの代弁で吐き出してしまえるほど、あなたの心や愛情は安いものではないと思います。どうか、大事にしてください。その先に、「LOVE MYSELF」が生まれるのだと信じています。
目標地点は、「僕たち、80歳になっても一緒にいましょう」。
怒りと並走するには、長い道のりです。何を道連れにするかは、あなた次第。できるだけ嵐に出会わず平穏な道を進めるよう、祈っています。
いくつもの分岐点を乗り越えて、いつか約束の地で一緒に笑えていたらいいですね。
아무행알(アムヘンアル)
JUNG KOOKが作った造語で、「아미 무조건 행복해야 돼. 알겠지?(ARMYは何があっても幸せでなきゃダメ。わかった?)」の略。
ARMYからは「방무행알(バムヘンアル=BTSは何があっても幸せでなきゃダメ。わかった?)」が返された。
二回戦はこちら
ジン君の回答
Rolling Stone誌の神記事のベースになった個人インタビュー(2月実施)に関連発言がありました。
Interviewer:
今回のアルバムのために100曲くらいレコーディングしたと聞いていますが、アルバムには収録されなかった曲の中に、あなたが作曲・作詞を手がけた曲がたくさんあるのではないかと感じています。そういった曲について気になっているのですが、どのような曲だったのか教えてもらえますか?
JIN:
これはまだどこにも明かしていないエピソードなのですが、実は僕が作業したことはないんです。
何故なら僕がソロツアーを回っていたんですが、ソングキャンプに到着した時は既に100何曲か曲が作られていて、僕はその中から厳選に源泉を重ねた曲たちをテスト録音をしてみるのに、約1週間から10日ほどかけたと思います。それが終わったら、もうソングキャンプが終わった状況でした。
ソングキャンプは始まる約3ヶ月前からスケジュールが決まっていましたし僕のツアーはそれよりも更に数ヶ月前から組まれていたので、ちょっとタイミングが合わなかったんです。
なのでメンバーたちも軍隊にいたし、ファンの皆さんが退屈されるだろうと思って、僕がファンの皆さんの心を慰めるための努力をしている時間に、もう全ての曲が全部完成されていました。
Interviewer:
このアルバムはとても素晴らしいですが、もしあなたのライティングクレジットがもう少し入っていたら、どんなにさらに素晴らしいものになっていたか想像してみてください。
JIN:
僕もそうできれば良かっただろうなと思いますが、うちのメンバーたちがとにかくすごくよくやってくれたし、もし僕が「あ、僕も入れなきゃ」と欲を出してソングキャンプを更に数ヶ月間延期していたら、僕たちのインタビューは今ではなく、数ヶ月後になっていたと思います。ファンの皆さんがその数ヶ月間、すごく退屈されるんじゃないでしょうか?
少し残念ではありますが、僕の人生は今だけじゃないですし、未来もあるし、チャンスはいつでもあると思っているので、残念ではあるけれども当時はとしては最善の選択だったと思います。
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