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現代俳句集『いわし雲』〜テーマ別作品集9〜 45句

現代俳句集です。

俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています。

今回も作品を
小テーマ別に詠んでまとめました。

「口語体・現代仮名遣い」「現代的切れ字」
を基本にして詠んでいます。

生成AIでの
作品解説などもお楽しみください。

楽しんでご覧いただければ幸いです。

*作品は既発表句、推敲済みです


『いわし雲』
〜現代俳句集〜


「朝顔」

そよそよとかぜのかたちの朝顔よ


かかるたび街くっきりとあきの虹


月見舟あらわれもせずきえもせず


そのかげのうえに浮き草紅葉して


稚魚透けて水槽ともるあきの灯よ


テーマ∶花鳥諷詠


「桐一葉」

そら遅々とひらけてゆくか桐一葉


街路樹のきえて切り株あきのこえ


食べ終えて残る林檎のデッサンが


なにがちがう世代がちがう秋の雲


いちおくにん住むという国草の絮


テーマ∶無常観


「十六夜」

きらきらと記憶がとぶ野赤とんぼ


木まもる朱ひとつのこして柿の秋


いちにちの行き止りの野いわし雲


あおぐかおくらむたび雲十六夜よ


流星群以後見あげるということを


テーマ∶時間と風景


「茶花」

あめのなか立つたましいか秋草か


むねに咲く字にしるすとき露草が


眼前にせまり来るやみむしのこえ


ひとひらを落とすは悔か秋の薔薇


行く秋のすがた茶花のしずかさが


テーマ∶存在と確認


「初紅葉」

いろえんぴつ六色の川はつもみじ


絵のおくへ去るにしきごい美術展


光彩の銀杏散りだすカフェテラス


玉ぼけの街の灯千々のあきのくれ


ガス灯は路地のたましい霧の暮れ


テーマ∶印象と色彩


「紅葉川」

短冊よひとすじに垂れ秋ふうりん


日あたって埃あかりのあきすだれ


水澄んでくろひといろのつやよ鯉


ちりしぶくそらは乾かずあきの滝


櫓をこいで黄へと赤へともみじ川


テーマ∶写生


「草雲雀」

灯をけしておなじ夜やみよ草雲雀


鈴虫よとおぞらが焼け落ちたあと


ふるわせて夜闇やかましくつわ虫


こおろぎよ道ばたの灯にせまる闇


くつろぐ夜間をうつくしく鉦叩き


テーマ∶虫の秋


「読書」

知の句集こころの句集あたため酒


銀杏散る詠いつづけてゆくかぎり


時代とは世代いちめんいわしぐも


ただ過ぎる雲のはやさよのちの月


流星よわすれずの句をむねに秘め


テーマ∶時代と変遷


「いわし雲」

いわし雲張づめの帆のどこまでも


コカコーラ泡のはじけるおと秋気


古町駅ちかづくともうあかとんぼ


口語俳句わかもののもの檸檬切る


さつまいも黄金ごろもの天麩羅に


テーマ∶行楽の秋


作品集10につづく


各作品や各テーマ別の
解説、批評、疑問点など
生成AIでもお楽しみください

Chat-GPT、Grok、Gemini、Copilot


▽前回までの作品集▽

『夏の総集編』
現代俳句集
テーマ別作品集 200句


『ひぐらし』
現代俳句集
テーマ別作品集6


『秋の暮』
現代俳句集
テーマ別作品集7


『流星群』
現代俳句集
テーマ別作品集8


◯詠んでみた感想

現代俳句集のシリーズでは個人的に、

俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています。

今回も作品を
小テーマ別に詠んでまとめました。

・口語体、現代仮名遣いの読みやすさ
・タイトル、作品、テーマの重層性
・各テーマごとに深みを探る挑戦
・各作品ごとの驚き、余韻、季感等
・作品集全体としての統一感
・現代的、伝統的、双方のよさを活かす

・現代的主題について探る挑戦
・俳句の伝統的な理念、思想、技法等

など。


「口語体・現代仮名遣い」「現代的切れ字」
を基本にして詠んでいます。

また現代小説、現代詩、現代短歌などと同様に、主に「現代の書き言葉」表現をメインに詠んでいます。

「現代の話し言葉」表現の作品も適宜詠みこんでいます。

俳句の現代化、現代文学化について、

様々な現代的主題、現代性、社会性、思想性、詩性、批評性だけでなく、

さび、軽み、写生、花鳥諷詠等の作品もごく自然に詠めることが実作を通じてわかってきました。


◯文語・口語の大まかな図

下記は、俳句における
文語・口語の大まかな図です

◇文語俳句―文語体―古典語―古い時代の文体

◇口語俳句―口語体―現代語―書き言葉
             ∟――話し言葉

◇仮名づかい 歴史的仮名遣い 現代仮名遣い

より詳しく細かいことは、書籍・ネット等で調べてみてください


◯使用している切れ字について

下記は
現代的な切れ字の候補についての記事です

「現代切れ字 十八字(候補)」
よ・か・ぞ・と・に・へ・せ・で・まで
ず・れ・け・た・が・て・は・な・こそ

これらは「現代の言葉」で俳句を詠む際に切れ字のような役割を果たす語はないのか

「間」を生み出すために必要な「句を区切るための語」が現代の語にはないのかを探ったものです


◯一行詩的俳句の探求

俳句の「詩性」「思想性」
などについて作品を中心に探求しています


◯俳句の目標

下記について、毎日の投稿などで
月日をかけて探っていければと思っています

「表現の新と万象の真」「驚きと感動の詩」

「一新一真」「都市詠の探求」「一句新世界」 

「ものごとの花」「沈黙の美」「内的宇宙」

「三物一句」「風情の継承」「平明深遠の詩」


◯現在の主な活動内容

現代語・現代仮名遣い・現代的切れ字
を基本にして俳句を詠んでいます

① 現代俳句
俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています

② 多文体俳句
俳句の「使用文体の拡張」
について実作ととに探求しています

③ 一行詩的俳句
俳句の「詩性」「思想性」など
一行詩としての側面も探っています

個人的な
俳句の探求を楽しんでいます


*作品は主にXに投稿したものです

*本俳句集に収められた各作品について、生成AIを用いた解説・批評・疑問点・問題点の確認などは私的な楽しみの範囲内でご自由にお試しください

ただしその内容をインターネット上に転載・公開することはご遠慮ください

*解説について至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあると思いますがご容赦ください

*俳句については個人・団体によって様々な考え方や見解があります


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