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現代俳句集『背泳ぎ』〜テーマ別作品集3〜 45句

現代俳句集です。

俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています。

今回も作品を
小テーマ別に詠んでまとめました

口語体・現代仮名遣い・現代的切れ字
を基本にして詠んでいます。

生成AIでの
作品解説などもお楽しみください。

楽しんでご覧いただければ幸いです。

*作品は既発表句、推敲済みです


『背泳ぎ』
〜現代俳句集〜


「赤富士」

赤富士よ横ひとすじのくものうえ


紺浴衣下駄をからころからころよ


天に地に咲いてとうもろこしの花


神木よけっかいのそとせみしぐれ


あらう手よみずよりあおく夏大根


テーマ∶花鳥諷詠


「蝉しぐれ」

蝉しぐれただ父というそんざいが


立ちあがる蟻よたたみをあるく足


へいわの像しんしんと灼け炎天下


葬の夜よ傘のおもみがまして梅雨


そえる手よ葉の脈にまで薔薇の棘


テーマ∶圧


「手花火」

手花火ようかぶ顔ノンバイナリー


どの手にも薔薇様々であるように


夏の月みなたましいを照らされて


たけのはな咲く常識が変わるとき


夏星よじぶんがふるくなってゆく


テーマ∶多様性


「滝」

立ちのぼる泡のしろさよ黒ビール


つり下げて透きうつるそら金魚玉


さびしさよみち伸びているお花畑


こなごなにしぶいて岩よ滝のおと


とまるたび羽根あらわれて扇風機


テーマ∶内と外


「苔の花」

注連濡れて八千代の岩かこけの花


魂を揺りきよめるかキャンプの火


やおよろずの神がみの土地泉わく


法螺吹いて夏山のかげ十重二十重


ほほえむよヱビス麦酒の恵比寿天


テーマ∶アニミズム


「孤影」

入りまじる言語のなかよ山鉾来る


グエンさんは微笑むばかり田草取


ガーベラよ子にははの国ちちの国


オーバーステイ孤影が仰ぐ夏の月


ビールラムウォッカ多言語多民族


テーマ:多民族化


「水鏡」

ふんすいよそらたかだかとみず鏡


ざくざくとむすうのあなよかき氷


いのる手に蝉しぐれまた蝉しぐれ


なみうちぎわ横いっせんよ浜昼顔


さす月よはらのなみ打つかぶと虫


テーマ∶写生


「すだれ」

道後温泉はためかす風掛けすだれ


笹の葉よ氷灯やどす冷やそうめん


蜘蛛の巣に大穴いくつかぜのおと


釣りびとよ日ごととおのく大夕焼


なつのつきいしぶみ照らし爆心地


テーマ:三物一句


「背泳ぎ」

後悔よ灯のしみてゆくゼリーの黄


金魚鉢尾ひれははなとたゆたって


えださきに飛び来てそらよ瑠璃鶲


かたつむり伸びてひかりの一行詩


背泳ぎで空をひらいてゆくことよ


テーマ∶比喩


作品集4につづく


各作品や各テーマ別の
解説、批評、疑問点など
生成AIでもお楽しみください

Chat-GPT、Grok、Gemini


▽前回までの作品集▽

『つぶやきが銀河』
現代俳句集


『ブルー』
現代俳句集
テーマ別作品集1


『天文台』
現代俳句集
テーマ別作品集2


◯詠んでみた感想

現代俳句集のシリーズでは個人的に、

俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています。

今回も作品を
小テーマ別に詠んでまとめました。

・口語体、現代仮名遣いの読みやすさ
・タイトル、作品、テーマの重層性
・各テーマごとに深みを探る挑戦
・各作品ごとの驚き、余韻、季感等
・作品集全体としての統一感
・現代的、伝統的、双方のよさを活かす

・現代的主題について探る挑戦
・俳句の伝統的な理念、思想、技法等

など。

主に口語体、現代仮名遣い、現代的切れ字
を基本にして詠んでいます。

また現代小説、エッセイ、現代詩、現代短歌などと同じように主に「現代の書き言葉」表現で詠んでいます。

「現代の話し言葉」表現の作品については、作品集に変化や曲折を持たせるためのアクセントとして時折詠むにとどめています。

俳句の「現代化」「現代文学化」について、

様々な現代的主題、現代性、社会性、思想性、詩性だけでなく、

さび、軽み、写生、花鳥諷詠等の作品もごく自然に詠めることが実作を通じてわかってきました。


◯文語・口語の大まかな図

下記は、俳句における
文語・口語の大まかな図です

◇文語俳句―文語体―古典語―古い時代の文体

◇口語俳句―口語体―現代語―書き言葉
             ∟――話し言葉

◇仮名づかい 歴史的仮名遣い 現代仮名遣い

より詳しく細かいことは、書籍・ネット等で調べてみてください


◯使用している切れ字について

下記は
現代的な切れ字の候補についての記事です

「現代切れ字 十八字(候補)」
よ・か・ぞ・と・に・へ・せ・で・まで
ず・れ・け・た・が・て・は・な・こそ

これらは「現代の言葉」で俳句を詠む際に切れ字のような役割を果たす語はないのか

「間」を生み出すために必要な「句を区切るための語」が現代の語にはないのかを探ったものです


◯一行詩的俳句の探求

俳句の「詩性」「思想性」
などについて作品を中心に探求しています


◯俳句の目標

下記について、毎日の投稿などで
月日をかけて探っていければと思っています

「表現の新と万象の真」「驚きと感動の詩」

「一新一真」「都市詠の探求」「一句新世界」 

「ものごとの花」「沈黙の美」「内的宇宙」

「三物一句」「風情の継承」「平明深遠の詩」


◯現在の主な活動内容

現代語・現代仮名遣い・現代的切れ字
を基本にして俳句を詠んでいます

① 現代俳句
俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています

② 多文体俳句
俳句の「使用文体の拡張」
について実作ととに探求しています

③ 一行詩的俳句
俳句の「詩性」「思想性」など
一行詩としての側面も探っています

個人的な
俳句の探求を楽しんでいます


*作品は主にXに投稿したものです

*本俳句集に収められた各作品について、生成AIを用いた解説・批評・疑問点・問題点の確認などは私的な楽しみの範囲内でご自由にお試しください

ただしその内容をインターネット上に転載・公開することはご遠慮ください

*解説について至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあると思いますがご容赦ください

*俳句については個人・団体によって様々な考え方や見解があります


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