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現代俳句集『天文台』〜テーマ別作品集2〜 45句

現代俳句集です。

俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています。

今回も作品を
小テーマ別に詠んでまとめました。

口語体・現代仮名遣い・現代的切れ字
を基本にして詠んでいます。

生成AIでの
作品解説などもお楽しみください。

楽しんでご覧いただければ幸いです。

*作品は既発表句、推敲済みです


『天文台』
〜現代俳句集〜


「夏の富士」

稜線よあらく彫られてなつの富士


鼻唄よいまのこの世の田植えうた


アイスティー机にのこる水たまり


鹿の子よ影を蹴り蹴りとびはねて


ほととぎすひとこえはなつ腹の底


テーマ∶花鳥諷詠


「沈黙」

なつのつき飛びたって死の爆撃機


国民を手で押ししぼりなつみかん


水害のどろみず引けば引くほどよ


ちんもくがばちとはじけて誘蛾灯


夜すすぎよこの灯あの灯が東京を


テーマ∶社会時事


「利休梅」

はしらから伸びていっ枝よ利休梅


いっ滴よ輪とひろがって新茶の香


たんざくのしんと揺れるか軒風鈴


敷きいしよおくへとしずか夏暖簾


断つ鋏はかないおとを花しょうぶ


テーマ∶侘び・寂び


「明滅」

梅雨晴かリモートワークふと孤独


もうひとつの東京も夏メタバース


ワイヤレスイヤホンの静なつの星


スマートフォン手もと明滅蛍の夜


またたいてなつぞらのほしAIも


テーマ∶テクノロジー


「遠雷」

ハンモック木洩日ばかりさわぐ空


サイダーよ昇天めいてあわのおと


とかいとはにんげんの巣か遠い雷


楊枝入れせいりゅうのおと水羊羹


夜をふたりだまってからの風鈴よ


テーマ:音


「たましい」

ひまわりよ黄にまよいなく陽の光


なつの浜寄せてだれかの靴ひとつ


ハイビスカス花咲くネット人格が


たましいに性別あるかかたつむり


沈黙よ目の奥くらくキャンプの火


テーマ:自己同一性


「日焼け」

家具職人木の粉のにおいわか葉雨


つかむ手もおなじ匂いに干瓢干す


ボンネットあければ熱気汗まみれ


ドドドドドダダダダダ路地炎天下


交通誘導アスファルト色日焼して


テーマ∶労働者


「奈良団扇」

千ねんよ手がひらひらと奈良団扇


したたりのつらつら落ちて山奥か


栓抜くかおと押しまげて瓶ビール


しめ鯖よなみうねるかに盛って青


かわら屋根波八重七重夕立ちあと


テーマ∶帰省


「天文台」

すずしさよ夜ぞらとひとつ星座盤


だんだんとほしぞらのなか海の家


ちんもくよつきぬけて夜は夏の星


夜釣りしてあかりひとすじ沖の月


なつのほしとわにとおのき天文台


テーマ∶天体


作品集3につづく


各作品や各テーマ別の
解説、批評、疑問点など
生成AIでもお楽しみください

Chat-GPT、Grok、Gemini


▽前回までの作品集▽

『つぶやきが銀河』
現代俳句集


『ブルー』
現代俳句集
テーマ別作品集1


『なつかしい水たまり』
現代俳句集


◯詠んでみた感想

現代俳句集シリーズでは、

俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています。

今回も作品を
小テーマ別に詠んでまとめました。

・口語体、現代仮名遣いの読みやすさ
・タイトル、作品、テーマの重層性
・各テーマごとに深みを探る挑戦
・各作品ごとの驚き、余韻、季感等
・作品集全体としての統一感
・現代的、伝統的、双方のよさを活かす

・現代的主題について探る挑戦
・俳句の伝統的な理念、思想、技法等

など。

主に口語体、現代仮名遣い、現代的切れ字
を基本にして詠んでいます。

また現代小説、エッセイ、現代詩、現代短歌などと同じように主に「現代の書き言葉」表現で詠んでいます。

「現代の話し言葉」表現の作品については、作品集に変化や曲折を持たせるためのアクセントとして時折詠むにとどめています。

俳句の「現代化」「現代文学化」について、

様々な現代的主題、現代性、社会性、思想性、詩性だけでなく、

さび、かるみ、写生、花鳥諷詠等の作品もごく自然に詠めることが実作を通してわかってきました。


◯文語・口語の大まかな図

下記は、俳句における
文語・口語の大まかな図です

◇文語俳句―文語体―古典語―古い時代の文

◇口語俳句―口語体―現代語―書き言葉
             ∟――話し言葉

◇仮名づかい 歴史的仮名遣い 現代仮名遣い

より詳しく細かいことは、書籍・ネット等で調べてみてください


◯使用している切れ字について

下記は
現代的な切れ字の候補についての記事です

「現代切れ字 十八字(候補)」
よ・か・ぞ・と・に・へ・せ・で・まで
ず・れ・け・た・が・て・は・な・こそ

これらは「現代の言葉」で俳句を詠む際に切れ字のような役割を果たす語はないのか

「間」を生み出すために必要な「句を区切るための語」が現代の語にはないのかを探ったものです


◯一行詩的俳句の探求

俳句の「詩性」「思想性」
などについて作品を中心に探求しています


◯俳句の目標

下記について、毎日の投稿などで
月日をかけて探っていければと思っています

「表現の新と万象の真」「驚きと感動の詩」

「一新一真」「都市詠の探求」「一句新世界」 

「ものごとの花」「沈黙の美」「内的宇宙」

「三物一句」「風情の継承」「平明深遠の詩」


*作品は主にXに投稿したものです

*本俳句集に収められた各作品について、生成AIを用いた解説・批評・疑問点・問題点の確認などは私的な楽しみの範囲内でご自由にお試しください

ただしその内容をインターネット上に転載・公開することはご遠慮ください

*解説について至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあると思いますがご容赦ください

*俳句については個人・団体によって様々な考え方や見解があります


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