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文語俳句集 「氷像」50句 〜文語体の作品集〜

文語俳句集「氷像」

文語体、歴史的仮名遣い、古典的切れ字を基本にして詠んだ作品集です

冬の作品をあつめました

や、かな、けりなどの切れ字を活かすことを重視して詠みました

伝統的な詠み方として、文語体、歴史的仮名遣いを使用しているため一定の古さ、読みづらさがあります

ご興味がありましたらご覧になってみてください

*作品はすべて既発表句です
*文語・口語の図を記事末に記しています


「 氷像 」
文語体俳句

くかぜの真中まなかつるてにけり


依り代よりしろとなりてはへる夜神楽よかぐら


ふゆのあめかさのふたりをはやしけり


このいへにはるとほからじ門松立かどまつた


だんだんとあかき地平ちへい初日の出はつひので


大注連飾おおしめかざり古式こしきゆかしきあしたかな


運気うんきまであらたまりけりはつごよみ


ことぶきやあけぼのいろの雑煮椀ぞうにわん


びしろのありてのびるや雑煮餅ぞうにもち


たなのととかざりけりかがみもち


ただしろはついしづちでありしかな


大鳥居おおとりいさくくぐるやはつまうで


注連飾しめかざり紙垂しでながながとたれにけり


をやりてともにいのちやはつすずめ


二日ふつかはや世界せかいうごいてをりにけり


れぞらをぐいときけり正月凧しょうがつだこ


雑煮餅ぞうにもちびてめでたしめでたしや


くにわるくするもせいぢや絵双六えすごろく


なきおと正月しょうがつやすみかな


いつしんにててをりけり初茶湯はつちゃのゆ


しづかなるかまへや射抜いぬ弓始ゆみはじ


はとのそられてしづかや三が日さんがにち


あふぐひとのぼりだしけり初筑波はつつくば


伊勢いせみたてまつりけり初句会はつくかい


福引ふくびきのはづれしわらひばなしかな


いちりんといふことのなし水仙花すいせんか


鷹一羽たかいちわすなはちそらでありにけり


のいろにながるるかわ枯野かれのかな


せるなみよこひとすぢや浜千鳥はまちどり


ほど下手へたでありけり屏風びょうぶ


広重ひろしげ河岸かししろじろとゆきの富士ふじ


鷹匠たかじょうといちのそらわたくしす


寒鯉かんごいやそらいちまいをみづかがみ


すすまむとしてよりはやしスケートや


しもばしらさすいろをうしなひぬ


うつむけばうつむくはなふゆすみれ


りゅうしんしん氷像ひょうぞうとしてうねりけり


スキーヤーだれもはななり飛騨ひだやま


かんつばきこよみのごとくちりにけり


花野菜はなやさいあらふたびみづうつくしき


みづからとたたかふてをりせきひと


あなからも湯気一ゆげひとすぢやきりたんぽ


しづりゆきおくにみえつつ山行やまゆけり


うますこしまつ毛らしぬふゆのきり


きて影生かげうまれラグビーボールかな


野良のらねこらげるがちや冬日和ふゆびより


ちごたへありけりにはの枯山吹かれやまぶき 


ふゆのつきれてうつるや阿弥陀池あみだいけ


蝋梅ろうばいのさきあらそはずきにけり


梅一輪うめいちりんまばたきのあたりぬ


▽俳句の読みくらべがしたい方はこちら▽
文語体・口語体・しゃべり言葉


◇文語・口語の大まかな図

下記は、俳句における
文語・口語の大まかな図です

◇文語=文語体=古典語=古い時代の文体

◇口語=口語体=現代語=書き言葉
         ∟==話し言葉

◇仮名づかい 歴史的仮名遣い 現代仮名遣い


いつも
ご覧いただき
ありがとうございます


*作品は主にXに投稿したものです

*解説について至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあると思いますがご容赦ください

*俳句については個人・団体によって様々な考え方や見解があります


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