口語俳句集『新年』40句 〜新年の作品集〜
『新年』
口語俳句集
明けましておめでとうこざいます。
これまでに詠んだ新年の作品集です。
40句を選んでまとめました。
口語体・現代仮名遣い・現代的切れ字を
基本にして詠んでいます。
楽しんでご覧いただければ幸いです。
*作品はすべて既発表句です
*文語・口語の図を記事末に記しています
『新年』
口語体俳句
よこたわる八重雲からよ初日の出
伊勢神宮おおきな春の日だまりに
かしわ手が千も万もよはつもうで
てっぺんに富士あるそらよ正月凧
あいさつのいち語いち語が花の春
弾き初めようえへしたへと琴の爪
その前がひろくひらけてかがみ餅
めでたさよあかい日の出の雑煮椀
くびすすめあしをすすめて初鶴よ
このためのさんぽだったか福寿草
◇
一人一人世にあらわれて初日の出
とんび鳴いて空ひろげゆく初山河
また一人鳩羽ばたかすはつもうで
はつがらす一の鳥居を飛び立つか
くりかえす日の入り日の出初神楽
一人住むひとりながらも雑煮の香
静じゃくを爪弾いてより琴はじめ
手に手によつぎつぎあがる正月凧
あすからを見つめ初湯の湯気の中
ずっしりとこよい初星出そろって
◇
初しののめ 初明り いま初日の出
やまやまよ一羽二羽とぶ初日の出
踏みひらく一歩いっぽよ初もうで
初鳩か──あおぐ人らは空のした
ふたとってのの字の湯気よ雑煮椀
受け付けにいちりん挿しよ花の春
てんねんのしおひとつまみ七草粥
もち伸びていつまでとなくお正月
ただおなじ日ざしのなかよ福寿草
生きてこそかがみ開きの槌のおと
◇
早暁よかざる破魔矢のすずのおと
ちへいせんぐんぐん赤よ初日の出
あおぎ見て初鳶になるこころこそ
その起源めでたくわすれかがみ餅
伊勢えびのひげにもえんぎ節料理
天よ地よ鈴ふるおとよはつもうで
はととして羽ばたいてゆく元日が
そらよりもおもく大注連飾り垂れ
床を這う湯気ともどもに初湯出て
初星がたしかにひとつ暮れるまで
いつも
ご覧いただき
ありがとうございます
◇文語・口語の大まかな図
下記は、俳句における
文語・口語の大まかな図です
◇文語俳句―文語体―古典語―古い時代の文体
◇口語俳句―口語体―現代語―書き言葉
∟――話し言葉
◇仮名づかい 歴史的仮名遣い 現代仮名遣い
より詳しく細かいことは、書籍・ネット等で調べてみてください
◇使用している切れ字について
この作品集では
現代的な切れ字の候補を使用しています
「現代切れ字 十八字(候補)」
よ・か・ぞ・と・に・へ・せ・で・まで
ず・れ・け・た・が・て・は・な・こそ
これらは「現代の言葉」で俳句を詠む際に切れ字のような役割を果たす語はないのか、
「間」を生み出すために必要な「句を区切るための語」が現代の語にはないのかを探ったものです
◇俳句の目標
いま心にとめているもの
取り組んでいるものを挙げておきます
「表現の新と万象の真」「驚きと感動の詩」
「一新一真」「都市詠の探求」「一句新世界」
「ものごとの花」「沈黙の美」「内的宇宙」
「三物一句」「風情の継承」「平明深遠の詩」
いつも
ご覧いただき
ありがとうございます
句集内作品
改訂日
2025年12月28日
*作品はnoteに投稿したものです
*解説について至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあると思いますがご容赦ください
*俳句については個人・団体によって様々な考え方や見解があります
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