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現代俳句集『金魚鉢』〜テーマ別作品集5〜 45句

現代俳句集です。

俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています。

今回も作品を
小テーマ別に詠んでまとめました。

口語体・現代仮名遣い・現代的切れ字
を基本にして詠んでいます。

生成AIでの
作品解説などもお楽しみください。

楽しんでご覧いただければ幸いです。

*作品は既発表句、推敲済みです 


『金魚鉢』
〜現代俳句集〜


「波打ち際」

おなじそらひとつもなくて昼顔よ


水平線かたむけビーチパラソルが


ふうりんよ鳴って空鳴りやんで海


うみの家灯すなんでもない暮れを


波打ちぎわあしあと黒く夏の暮れ


テーマ∶海の日


「蝉しぐれ」

消滅集落みちだけのこりわか葉山


うわささえなし空家みな草いきれ


鈴もなく神社朽ち果てなつのあめ


くものみね畑つぎつぎ捨て荒れて


バス停よ色褪せてゆくせみしぐれ


テーマ∶故郷と過疎化


「酢のもの」

和える箸よろこばす透く玉ねぎが


音よ揚げものとキャベツの千切と


盛付けも懐かし茄子の揚げびたし


遠甘い味よきゅうりの酢のものは


せん抜きよ家郷に冷えて瓶ビール


テーマ∶食と団欒


「熱帯夜」

スカイツリー地平夜ごとの雲の峰


アスファルト日傘ハンカチ大切に


サーモグラフ日本が真っ赤夏盛ん


灯きえても都市冷房をつけどおし


高層マンション二階地の底熱帯夜


テーマ:ヒートアイランド現象


「噴水」

こうすいよエレベーターの朝と夜


はしりだすバスのかがやき晩夏光


うつむかす私をアイスコーヒーが


サングラス昨年よりもきっぱりと


ふんすいよゆうひにまじる外国語


テーマ:都市の夏


「大緑陰」

一舟と化すゆう焼けのみずうみは


雲千々に湧いてとどかずなつの月


やまみちよ徒歩ことごとく大緑陰


羽抜け鶏影よりはやくはしりだす


あおぐ木よどれも傷つき青ぐるみ


テーマ∶自然の夏


「水草の花」

ひまわりのうしろすがたの静寂よ


かろうじて姿をたもつゼリーこそ


吹かれればすなのあらしを蟻地獄


ふらふらと夢のなかまで夏風邪か


たとえればひとつ泡みずくさの花


テーマ∶一物仕立て


「切り絵」

ふねというふねが切り絵だ大夕焼


それでまた一人っきりさ缶ビール


いっさいは過ぎて行きます桜桃忌


きっぱりと断りましたトマト剪る


「私にはゆめがある」また八月来


テーマ∶話し言葉風


「金魚鉢」

盆の月満ちてあなたというひとよ


そして家事手つだいだす子夏休み


プール出て立てば一人の水たまり


からっぽよ死をおしえられ金魚鉢


手花火よつどって一つ屋根のした


テーマ∶夏休みと盆


作品集6につづく


各作品や各テーマ別の
解説、批評、疑問点など
生成AIでもお楽しみください

Chat-GPT、Grok、Gemini


▽前回までの作品集▽

『ブルー』
現代俳句集
テーマ別作品集1


『天文台』
現代俳句集
テーマ別作品集2


『背泳ぎ』
現代俳句集
テーマ別作品集3


『白扇』
現代俳句集
テーマ別作品集4


◯詠んでみた感想

現代俳句集のシリーズでは個人的に、

俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています。

今回も作品を
小テーマ別に詠んでまとめました。

・口語体、現代仮名遣いの読みやすさ
・タイトル、作品、テーマの重層性
・各テーマごとに深みを探る挑戦
・各作品ごとの驚き、余韻、季感等
・作品集全体としての統一感
・現代的、伝統的、双方のよさを活かす

・現代的主題について探る挑戦
・俳句の伝統的な理念、思想、技法等

など。

主に口語体、現代仮名遣い、現代的切れ字
を基本にして詠んでいます。

また現代小説、エッセイ、現代詩、現代短歌などと同じように主に「現代の書き言葉」表現で詠んでいます。

「現代の話し言葉」表現の作品については、作品集に変化や曲折を持たせるためのアクセントとして時折詠むにとどめています。

俳句の「現代化」「現代文学化」について、

様々な現代的主題、現代性、社会性、思想性、詩性だけでなく、

さび、軽み、写生、花鳥諷詠等の作品もごく自然に詠めることが実作を通じてわかってきました。


◯文語・口語の大まかな図

下記は、俳句における
文語・口語の大まかな図です

◇文語俳句―文語体―古典語―古い時代の文体

◇口語俳句―口語体―現代語―書き言葉
             ∟――話し言葉

◇仮名づかい 歴史的仮名遣い 現代仮名遣い

より詳しく細かいことは、書籍・ネット等で調べてみてください


◯使用している切れ字について

下記は
現代的な切れ字の候補についての記事です

「現代切れ字 十八字(候補)」
よ・か・ぞ・と・に・へ・せ・で・まで
ず・れ・け・た・が・て・は・な・こそ

これらは「現代の言葉」で俳句を詠む際に切れ字のような役割を果たす語はないのか

「間」を生み出すために必要な「句を区切るための語」が現代の語にはないのかを探ったものです


◯一行詩的俳句の探求

俳句の「詩性」「思想性」
などについて作品を中心に探求しています


◯俳句の目標

下記について、毎日の投稿などで
月日をかけて探っていければと思っています

「表現の新と万象の真」「驚きと感動の詩」

「一新一真」「都市詠の探求」「一句新世界」 

「ものごとの花」「沈黙の美」「内的宇宙」

「三物一句」「風情の継承」「平明深遠の詩」


◯現在の主な活動内容

現代語・現代仮名遣い・現代的切れ字
を基本にして俳句を詠んでいます

① 現代俳句
俳句の「現代化」「現代文学化」
について実作を通して模索しています

② 多文体俳句
俳句の「使用文体の拡張」
について実作ととに探求しています

③ 一行詩的俳句
俳句の「詩性」「思想性」など
一行詩としての側面も探っています

個人的な
俳句の探求を楽しんでいます


*作品は主にXに投稿したものです

*本俳句集に収められた各作品について、生成AIを用いた解説・批評・疑問点・問題点の確認などは私的な楽しみの範囲内でご自由にお試しください

ただしその内容をインターネット上に転載・公開することはご遠慮ください

*解説について至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあると思いますがご容赦ください

*俳句については個人・団体によって様々な考え方や見解があります


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