【永久保存版】全部手に入れて空っぽだった僕が、全部手放して見つけたもの
「トップ営業が、全部捨てた理由」——このシリーズを、10回にわたって書いてきました。
ダメダメだった営業マンが、全国トップになって。 家族を泣かせて、頂点で足元が崩れて、全部、捨てて。 そして最後に、「本当に大切なもの」にたどり着くまでの、20年の物語です。
でも、10回って——正直、多いですよね(笑)。
「気になるけど、全部読むのは大変そう」 「途中から来たから、最初がわからない」
そんな方のために、この一本にまとめました。
全体の流れを、10分で。
そして、「あ、この回、気になる」と思ったら、そこから読んでいただけるように、各回へのリンクも置いておきます。
どこから読んでも、大丈夫です。あなたの心が動いたところが、あなたの入り口ですから。
では——20年の物語を、はじめます。
1、全国トップなのに、成功事例が書けなかった
物語は、ある「違和感」から始まります。
僕は、製薬会社の営業で、全国トップでした。数字だけ見たら、成功者。
でも——「なんで売れてるの?」に、答えられなかったんです。
会社に「成功事例を書いて」と言われても、手が止まる。書けるのは「お客様に寄り添い……」みたいな、薄っぺらい言葉だけ。内心ずっと、「いや、なんで売れてるか、自分でもわからへんねん」と思っていました。
売れているのに、自信がない。この違和感が、20年の旅の、出発点でした。
▶ 第1回を読む
2、働く時間を減らしたら、売上が上がった
売れ始めた頃の、意外な話。
僕は、働く時間を「減らした」ら、売上が「上がった」んです。
秘訣は、たった一つの質問でした。「会える時間」を聞くのをやめて、「会えない時間」を聞く。そうすると、消去法で、相手の空いている時間が浮かび上がる。
わかったのは——頑張る「量」じゃなくて、頑張る「場所」だった、ということ。
でも、この効率化が、後に、僕をある落とし穴に引きずり込みます。
▶ 第2回を読む
3、「この家で幸せなのは、あなた一人だけや」
物語が、一気に、暗転します。
「家族のため」と言いながら、僕は、家族を犠牲にしていました。
人生で一番嬉しかった、ボーナスの夜。給与明細を見せた僕に、妻は——滝のように、泣き崩れたんです。
「子どもの顔、ちゃんと見たことあんの?」 「この家で幸せなのは、あなた一人だけや」
翌朝、高速道路で、涙が止まらなくなりました。「俺、何のために、仕事してるんやろう」と。
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4、「後輩から、相談されたこと、ありますか?」
昇進試験に、3回落ちました。一番売れているのは、僕なのに。
理由がわからず、上司に食ってかかった僕に、返ってきた一言。
「山田さんさ——後輩から、相談されたこと、ありますか?」
——詰まりました。指摘は山ほどしていた。でも、頼られたことは、一度もなかった。
「相手のため」と言いながら、主語がいつも「自分」だった。家でも、職場でも、僕は同じ間違いを、繰り返していたんです。
▶ 第4回を読む
5、成功のコツを教えたら、もっと売れた
上司の一言をきっかけに、僕は「手の内」を後輩に全部教え始めます。
正直、怖かった。「教えたら、追い抜かれる」と思っていたから。
でも——逆でした。
教えたら、後輩も自分のやり方を教えてくれて、情報が集まってきた。そして僕は、もっと売れるようになった。
才能は、分けても減らない。むしろ、増える。——それを、肌で知った瞬間でした。
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6、「あなた、ノコノコ一人で旅行に行けるんですね」
営業マンとして、絶頂の日。
夢だった学会への招待旅行を勝ち取り、僕は、一番お世話になった先生に、満面の笑みで報告に行きました。
でも、先生は、僕の顔も見ずに——
「私も患者さんも苦しんでるのに、ノコノコ一人で旅行に行けるんですね」
心底、軽蔑した目でした。
家に帰って、気づいてしまった。僕は「患者さんのため」と言いながら、数字しか、自分しか、見ていなかったんだ、と。
▶ 第6回を読む
7、全部、手に入れた。なのに、世界がグレーに見えた
そして、物語の、一番深い谷。
10年前に書いた「夢ノート」が、全部、埋まった年でした。役職も、年収も、家庭も、全部揃った。
——なのに。世界が、グレーに見えたんです。
何をやっても、心が動かない。満たされない。「もっと、もっと」が止まらない。
そんな時、妻が、静かに聞きました。
「あなたは、どこを目指しているの?」
僕は、答えられませんでした。
▶ 第7回を読む
8、確実に勝てる場所を、自分から降りた
会社が、買収されました。残れば、安泰。給料もチームも、全部ある。
——でも、僕は、辞めることを選びます。
正直に言うと、めちゃくちゃ怖かった。20年かけて培った「勝ちパターン」を、自分から手放すんですから。
でも、確実に勝てる場所に、あと10年いても——そこに、ワクワクは、もう、なかった。
「確実に勝てる保証」を捨てて、「自分で決める人生」に、賭けてみたかったんです。
▶ 第8回を読む
9、20年かけて、やっとわかった。僕を売れさせていたのは、スキルじゃなかった
全部手放して、ゼロになって。初めて、「棚卸し」ができました。
そして——第1回の謎が、解けるんです。
僕は、営業がうまいから売れていたんじゃ、なかった。本当のきっかけは、「一人でも多くの患者さんを笑顔にする」と決めた瞬間でした。
僕を売れさせていたのは、テクニックじゃなくて、「信念」だった。
成功事例が書けなかったのは——信念は、マニュアルには書けないから、だったんです。
▶ 第9回を読む
10、ナンバーワンじゃなくて、オンリーワンだった
そして、20年の物語は、ここに着地します。
信念で売れていた、とわかったとき。僕は——人と、競わなくなったんです。
僕の信念は、僕だけのもの。誰とも、比べようがない。だから、そこに勝ち負けは、存在しない。
僕が目指すべきだったのは、ナンバーワンじゃなくて、オンリーワンだったんです。
順位表から降りたら、世界が変わりました。競争相手だった人が、それぞれのオンリーワンを持った、素晴らしい人に見えた。
——全部手に入れて空っぽだった僕が、全部手放して、やっと、自分を見つけた。
その物語の、結末です。
▶ 第10回(最終回)を読む
11、そして、この物語が伝えたかったこと
20年、遠回りをしました。
売れなかったことも。家族を泣かせたことも。頂点で崩れたことも。空っぽだったことも。
でも今は、思うんです。
無駄なことなんて、何一つ、なかった。
傷ついて、へこんで、悩んだ。だからこそ、あなたに伝えられることが、あるんです。
——最後に、あなたに聞かせてください。
あなたは今、ナンバーワンを目指して、しんどくなっていませんか?
誰かと比べて、足りないところを数えて、疲れていませんか?
あなたは、誰とも競わなくていい。あなたの中には、あなたにしかないオンリーワンが、必ずあります。
それに気づいたとき、あなたはきっと、楽になれます。
どの回でもいいので、心が動いた話があったら、ぜひコメントで教えてください。あなたの感想が、僕の何よりの励みです。
最後に。
あなたのオンリーワンは——自分では、なかなか見えません。
僕も、20年、見えませんでした。だからこそ、保証できます。当たり前すぎて自分では気づけないものほど、外からは、めちゃくちゃよく見えるんです。
それを見つけるのが、僕の仕事です。
あなたのオンリーワンを、一緒に見つけさせてください。順位表から降りて、楽になる。その第一歩を、一緒に。
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長い物語に、お付き合いいただき、ありがとうございました。
