会えなかった人、また会える人 ~和歌と訪ねる隠岐、ふたたび 令和6年和歌大賞レポ~
和歌詠みの梶間和歌です。
令和6年の隠岐後鳥羽院和歌大賞の、翌2025年に開催された表彰式ツアーのレポート、
最終日までお付き合いいただきありがとうございました。
最終日は14時ごろ、境港にて引率の磯田さんとお別れしたところまでお話しました。
その日のその後や島根の実家に寄った話など、せっかくの島根行きから派生した旅の話をもう少々レポートしようと思います。

日本で唯一の和歌の大会への応募経緯や大賞受賞までのプロセス、きゅうまんえん弱かかる表彰式ツアーに申し込むまでの葛藤、その後のツアーの様子などはこちらの連載をご覧ください。
今回の連載「和歌と訪ねる隠岐、ふたたび 令和6年和歌大賞レポ」もはじめからお楽しみください。
1記事目:仲間とともに「島」を詠む
2記事目:京・近江から隠岐へ、序章
3記事目:蓮華寺にて、光厳さんのお導き
4記事目:山陵の風を訪ねて
5記事目:黒歴史は海を越えて
6記事目:船は澪引く惑星の海
7記事目:島へ誘う言葉たち
8記事目:やさしい光の残る夜
9記事目:自然よりも、食よりも
会えなかった人、また会える人 ~和歌と訪ねる隠岐、ふたたび 令和6年和歌大賞レポ~
ぜんぶホルモンのせいだ
隠岐のツアーでごいっしょした皆さんとも、引率の磯田さんともお別れしたあと、
鳥取は境港まで迎えに来てくれた島根のお姉さま(親戚ではなく友人)の車に乗り込み、松江市内でお茶をしてきました。
県境をまたぐとはいえ、松江と境港は1時間ぐらいかな、ものすごく遠いわけではないのです。
「もう毎年恒例だね」
「また来年も会いに来ます」
なんておしゃべりをして。
ちゃんと毎年恒例にできるよう、こののちも毎年毎年和歌大賞で入賞または入選します!
(入選以上でないと表彰式ツアーの案内が来ないのです)
ただ、お姉さまに前年会ったときに報告したゴミクズ兵長先輩の衝撃を上回る恋愛エピソードは、さすがにその後仕入れることができませんでした。
「また来年も会いに来ますが、もう恋愛報告はできないかもしれません」
うーん、年齢って大きいな。
そこそこ恋愛体質だった私でも、兵長先輩と、その直後の元彼以降、恋愛意欲がすっかり消えてしまったのだから、
世のアラフォー・ミドフォー婚活女子が
「いい人がいない」
「ときめけない」
と言うのも道理なのかもしれません。
あなたは悪くない。ホルモンのせいだ(たぶん)

会えなかったけれど
前年2024年のツアー帰りと同じように、本当はそのまま松江の大叔父(おじさん)の家に泊まりたかったのですが……
昨年のレポート(2024年ツアーのレポ)にも書いたとおり、
昨年ツアーの直前に大叔父は危篤となり、生死の境をさまよって、でもまだ訃報は届いていなくて……という状態で2025年の表彰式ツアーに私は参加していました。
ツアーに出る2週前のポスト。
転院できるほど回復はしないが、まだ持ちこたえているらしい。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 8, 2025
2週後に私が会いに行くのを待ってくれているのだと勝手に解釈している。 https://t.co/bdqr052G18
たまに会話もできるそうだ!
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 10, 2025
そのままあと2週間がんばって、私を待っていてほしい。 https://t.co/bdqr053dQG
表彰式ツアーで海士町にいるちょうどそのタイミングで、大叔父の奥さん(おばさん)から電話がありました。
私が松江にいるその当日だったか翌日だったか、ドンピシャの日におじさんの転院が決まってしまったので、
準備や手続きなどの時間も見えないし、私が泊まるのは無理とのこと。
転院先の病院にお見舞いに行くのも状況的に難しいと言われました。
こういうのは病院側の事情に従うしかないので、
「よりにもよってその日に! 」と思ったものの、仕方ないですよね……。
ぎりぎりまで希望を持っていたのだけど、2025年はこういう事情で、会いに行けませんでした……。

ただ、容態が安定したからこその転院ということで、
その後も何度かおばさんと連絡を取ったのですが、おじさん、まだ旅立っていないのです! (2026年7月現在)
不自由はあるものの、意思疎通も多少はできるのだとか……。
一度は全員が覚悟したのに……私も松江に行く2025年6月末でさえ間に合わないかと思ったのに……。
このまま今年11月(10月の表彰式ツアーのあと、私が松江にいる日)まで、おじさんは私を待っていてくれるのでしょうか。
昨年はせっかく私が松江にいる日に転院となり、
今年のツアーは10月末……昨年のツアーから1年4ヶ月も空いてしまう。
それまでおじさんが命をながらえるかどうかということについて、直接できることはなにもないのですが、
昨年会えなかったぶん今年こそは顔を見に行きたいと、心から願っています。

酔い止め薬を忘れずに
そんなわけで、このときは松江に泊まることなく、夕方の汽車で実家に帰りました。
実家最寄りに向かう特急列車に乗り込みました。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 24, 2025
前回普通列車で疲れたので、年齢を考慮して特急を使用。
「毎回聞いてごめん。和歌ちゃんいまいくつになったんだっけ。……39!?」と島根のお姉さまに言われた直後ですが、うん、見た目はこんなでも体力はしっかり落ちています!
前回38歳のときに快速を含む普通列車の長時間移動でかなり疲れたので、39歳のこのときは特急料金を払うことにしたのですが、
山陰本線のくねくね海岸沿いを、高速でバンバン駅を飛ばしながら走るので、乗車10分ぐらいでしっかりめに酔ってダウンしました。
実家の家族誰ひとり共感してくれなかったの、地味に寂しかったぜ。
次回帰省時には酔い止め薬を絶対、絶対忘れないようにします。
皆様も山陰の旅の際は乗り物酔いの可能性を頭の片隅に入れて、必要な方はぜひ対策をしておいてくださいね。

この次の記事では、地元益田市で結び直したご縁のお話などシェアできたらと思います。
隠岐の旅は終わりましたが、連載はもう少し続きますので、よろしければこちらのマガジンをフォローしておいてくださいね。
今年の秋も隠岐の表彰式ツアーに、そして松江のおじさんに会いに行けるよう、金銭的なサポートもご検討いただけましたら大変、大変有難いです。
過去大会の応募・受賞作品一覧
連載 和歌への情熱で道を拓く
1記事目:隠岐後鳥羽院和歌大賞への応募経緯
2記事目:挑戦2年目の転機
3記事目:アルバイトでの成長と可能性
4記事目:信念で詠み上げた作品の行方
5記事目:大賞受賞、そして立ちはだかる壁
6記事目:元ホームレス、和歌にフルベットして
7記事目:友情と応援の表彰式チケット
8記事目:終わらぬ挑戦、広がる波紋
連載 隠岐に至る和歌心 和歌大賞表彰式ツアーレポ
1記事目:友の優しさを携えて
2記事目:おもしろすぎるガイド様 in 隠岐の島町
3記事目:眠りに就くまでがツアーです
4記事目:wktkウマPタイム in 西ノ島町
5記事目:この時代に、なぜ和歌なのか
6記事目:何度でも、月を分け行く舟のあと
7記事目:縁を結び直す島根旅、松江編
8記事目:縁を結び直す島根旅、浜田編
9記事目:縁を結び直す島根旅、益田編
10記事目:黒歴史生産装置が、和歌で輝くまで
11記事目:ひとりでは行けない場所に
連載 和歌と訪ねる隠岐、ふたたび 令和6年和歌大賞レポ
1記事目:仲間とともに「島」を詠む
2記事目:京・近江から隠岐へ、序章
3記事目:蓮華寺にて、光厳さんのお導き
4記事目:山陵の風を訪ねて
5記事目:黒歴史は海を越えて
6記事目:船は澪引く惑星の海
7記事目:島へ誘う言葉たち
8記事目:やさしい光の残る夜
9記事目:自然よりも、食よりも
10記事目:会えなかった人、また会える人【イマココ】
11記事目:次の歌へ、次の旅へ
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