映画感想(13) ヨーロッパ映画 (1970~1979)
サブスクで見た有名な作品のちょっとした感想を書いてます。順不同。
備忘録みたいなものですね。随時追加していきます。
暗殺の森 Il conformista
1970年 イタリア・フランス・西ドイツ合作 115分
★★★★☆
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
脚本:ベルナルド・ベルトルッチ
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン/ドミニク・サンダ/ステファニア・サンドレッリ
早熟の天才ベルトルッチがまだギリギリ天才性を発揮できていた最後の作品。
ファシズム体制下のイタリアを舞台に、幼少期のレイプ被害と殺人というトラウマを持つ哲学講師の男の自分が凡庸ではないという凡庸な自負をファシズムに利用され破滅するまでの過程を冷徹かつ美麗なタッチで描いた残酷なストーリー。男は社会への完全な同化を切望するという一種の強迫観念から、自らの理念に背いてファシスト体制側の秘密警察に協力し、かつての恩師である反体制派の哲学者を暗殺するという「特別な」任務を遂行しようとする。しかし、教授の美しい若妻に横恋慕した男は任務の実行を拒絶しながらも救済も放棄し、夫妻が殺されるのを傍観する。そこには凡庸さを望みながらも非凡さへの憧憬を捨てられない相反する自己認識の狭間で、ファシズムの同調圧力に身を隠しながら自らの罪の「例外性」を糊塗しようとする欺瞞がある。アーレントの「悪の凡庸さ」とは異なるベクトルの凡庸さが犯した罪は、ファシズムの崩壊とともに自身の存在意義を崩壊させる。
この作品以降ベルトルッチはこの映画で描いたように、自らの非凡さを凡庸な大衆の嗜好に合わせるかのように、凡庸なロマンティシズムやオリエンタリズムに傾倒していくのは皮肉としか言いようがない。
ラストタンゴ・イン・パリ Last Tango in Paris
1972年 イタリア・フランス・アメリカ 129分
★
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
脚本:ベルナルド・ベルトルッチ/フランコ・アルカッリ/アニエス・ヴァルダ
出演:マーロン・ブランド/マリア・シュナイダー/ジャン=ピエール・レオ
ベルトルッチが腐り始めた最初の作品。というか、ここでほぼ腐った。
パリの空きアパルトマンで偶然出会った中年男と若い女が、互いの素性を語らず肉体関係だけを反復する物語。妻に自殺された男が婚約者との生活に飽き足らない若い女と危険な密室での愛欲に溺れるという、男の都合の良い欲望をただそのまま描いただけのストーリー。性愛の解放を描いたなどというしょーもない評価もあったが、どこからどう見ても男の絶望と支配欲を「時代の先端」風に飾り立てただけであり先進性などないに等しい。煽情の生々しさは確かにあるが、その多くは問題のある演出の強引さに依存しており、製作上の倫理が置き去りにされている。
ラストシーンの女の無関心は、おそらくはすべてが中年男の妄想でしかないことを示唆しているが、それを明確にしない点で映像作品として倫理的に破綻している。もちろんそれを明確にしたからといって倫理的な問題が帳消しになるわけではないとしても、最低限創作者が持つべき良心すら放棄したことで鑑賞に値しない駄作となっている。
ひまわり I Girasoli
1970年 イタリア・フランス・ソ連・アメリカ合作 107分
★★★☆
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本:チェーザレ・ザヴァッティーニ/アントニオ・グエラ/ゲオルギー・ムディヴァニ
出演:ソフィア・ローレン/マルチェロ・マストロヤンニ/リュドミラ・サベーリエワ
ネオレアリズモの巨匠デ・シーカが辿り着いたイタリアンメロドラマの金字塔。冷戦時代に西側映画のソ連ロケが認められた数少ない映像作品の一つ。戦争によって引き裂かれたイタリア人夫婦の悲劇を描いた作品で、ストーリーは陳腐だが、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニという戦後イタリアを代表する名優の共演が胸を打つ。本作を象徴する、ヘンリー・マンシーニの哀切な音楽に乗って映し出される広大なひまわり畑の映像は現在のウクライナで撮影されたものであり、ウクライナ支援の名目で全国各地で本作がリバイバル上映されたことはまだ記憶に新しい。作品そのものの出来はいったん置くとして、いろんな意味で「戦後」を象徴する名作。少々厭らしい言い方になるが、「教養」として観ておくべき作品。
ロバと王女 Peau d'Âne
1970年 フランス 90分
★★★★☆
監督:ジャック・ドゥミ
脚本:ジャック・ドゥミ
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ/ジャック・ペラン/ジャン・マレー
天才ドゥミのカラフルな全世代向けフェアリーテール風名画。
ペロー童話を下敷きにしつつ、現実感よりも虚飾に満ちた幻想性で世界観を編み直した極上のミュージカル。
王妃を亡くした王は「亡き妻と同等の美貌と美徳を持った女性としか再婚しない」と誓うが、いつしかその条件を満たすのが実の娘しかいないと気づいてしまう。王女は王を諦めさせるため、妖精の助言に従い不可能と思える贈り物を王に要求するが、王は悉く実現させてしまう。近親婚から逃れるため王女はロバの皮をまとって城を去る。偶然通りかかった隣国の王子が、薄汚れた姿で森の奥に身を隠し暮らす王女と出会い、恋に落ちる。王子はロバの皮の娘を探す…というストーリー。
ドゥミの才気が迸る極上の色彩設計と衣装が狂おしいほど豪奢で、画面そのものが絵本のページのように開いていく。ミシェル・ルグランの音楽も絶妙で、この映画の真のテーマとなっている倒錯性や残酷さを柔らかく包み込む。結果として単なる御伽噺ではなく、現実の不穏さをフェアリーテール風に擬態させた、ドゥミらしい高級なファンタジーが完成した。ドヌーヴの冷たいほどの透明感がこの作品の非現実感を際立たせている。
快作にして怪作。
ブルジョワジーの秘かな愉しみ Le Charme discret de la bourgeoisie
1972年 フランス 102分
★★★★
監督:ルイス・ブニュエル
脚本:ルイス・ブニュエル/ジャン=クロード・カリエール
出演:フェルナンド・レイ/ デルフィーヌ・セリッグ/ミシェル・ピッコリ
ブニュエルの晩年フランス時代の代表作の一つ。アカデミー賞の外国語映画賞を受賞しているが、このときに受賞工作として贈収賄があったことを示唆するジョーク紛いの発言が波紋を呼び、一大疑惑にまで発展した。いかにもブニュエルらしい人の悪いエピソードである。
ストーリーはブルジョワ階級の人々が食事をしようとしてなぜか一度も達成できないという奇妙な繰り返しで構成された不条理喜劇。外交官と資産家とその友人たちは晩餐に招かれ、店に入り、席に着くが、突然の事件、勘違い、夢、あるいは死や暴力の介入によって中断される。場面は連続しているようで断絶しており、夢の中にさらに夢が挿入されたり、現実と幻想の境界は曖昧なまま物語が進行していく。本来の意味での「働かざるもの食うべからず」という極めてストレートな資本家階級批判となっていて馬鹿馬鹿しいがすがすがしい。
欲望のあいまいな対象 Cet obscur objet du désir
1977年 フランス・スペイン合作 99分
★★★
監督:ルイス・ブニュエル
脚本:ルイス・ブニュエル/ジャン=クロード・カリエール
出演:フェルナンド・レイ/キャロル・ブーケ/アンヘラ・モリーナ
ルイス・ブニュエルの遺作。
老紳士が若い女に翻弄され続ける倒錯的な愛欲譚が彼の回想として語られる。情熱的に近づいたかと思えば突然拒絶し、男を惑わせながら決して身を捧げることのない若い「愛人」を、外見もイメージも全く異なる二人の女優が交互に演じるという大胆な仕掛けにより、人格の一貫性を否定する。
この着想は面白いが切れ味はやや鈍い。二人一役の仕掛けは、男性の欲望が作り出す女性像の分裂を示す効果的な演出だが、やや出オチっぽい構造が物語の初期段階で露わになってしまい、後半は反復の印象が強い。とは言え、いったん収束を予期させながらも不意に終焉を迎えるラストの不穏さは健在で、欲望が決して対象に到達しないという主題は明確。この諦念がほぼ半世紀に及ぶブニュエルの映画人生の集大成となる、いかにも「らしい」終わり方でもある。
ベニスに死す Death in Venice
1971年 イタリア・フランス・アメリカ合作 131分
★★★
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
脚本:ルキノ・ヴィスコンティ/ニコラ・バダルッコ
出演:ダーク・ボガード/ビョルン・アンドレセン/シルヴァーナ・マンガーノ
ヴィスコンティの代表作の一つ。
ビョルン・アンドレセンの罪作りな美しさのせいで神格化されてしまっている作品だが、そこまで卓越した作品かと言われるとやや疑問。
ここにも書いているけど「出オチ」っぽい。
劇中、音楽家同士の論争でなんか難しげなこと言ってるけど、結局、芸術は真の美しさには勝てない、みたいな「なんやそれ」という結論になってて、それでこの結末にしちゃダメだろ、と思う。美と理性は対立するんだよ。少なくとも原作ではそうしようとしてる。
家族の肖像 Gruppo di famiglia in un interno / Conversation Piece
1974年 イタリア・フランス合作 121分
★★★★☆
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
脚本:ルキノ・ヴィスコンティ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ/エンリコ・メディオーリ
出演:バート・ランカスター/ヘルムート・バーガー/シルヴァーナ・マンガーノ
日本におけるヴィスコンティ・ブームの火付け役となった作品。
ローマの古いアパルトマンに隠遁する老教授の静かな生活が、奔放で粗野な一家の侵入によって崩れていく様を描く室内劇。教授は古美術と人生の記憶に囲まれた世界で孤独を守っていたが、階下に越してきた伯爵夫人一家、とりわけ若い青年コニャックとの出会いが、抑圧してきた「家族」への感情と過去の傷を呼び覚ます。世代・階級・文化の断絶を生活の不協和音として捉える点が鋭い。老教授の知性と審美眼は若者たちの無秩序なエネルギーに圧倒されつつも魅了され、彼らとの間で疑似「家族」的な関係を築くところまで「洗脳」されていく。そして、その空虚な関係の崩壊とともに老教授の命脈も尽きる。
ヴィスコンティはここでスノビズム丸出しの貴族的価値の終焉を嘆くのではなく、その美しさと脆さを緩慢に提示している。生と死、美と理性、超越した力への一体化、といったデカダンス的世界観への傾倒を強めていたヴィスコンティが最晩年を迎えて家族の絆の素晴らしさという凡庸な価値観に到達した、苦くも優雅な傑作である。
イノセント L'innocente
1976年 イタリア・フランス 129分
★★☆
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
出演:スーゾ・チェッキ・ダミーコ/エンリコ・メディオーリ/ルキノ・ヴィスコンティ
出演:ジャンカルロ・ジャンニーニ/ラウラ・アントネッリ/ジェニファー・オニール
ヴィスコンティの遺作。
ガブリエーレ・ダヌンツィオの長編同名小説が原作。19世紀末ローマの上流社会を舞台に、自己中心的な男の欲望と嫉妬がもたらす破滅を冷酷に描いた心理劇である。放蕩な貴族トゥッリオは公然と愛人を囲いながら、妻が別の男に愛され子を宿したと知った瞬間、妻への支配欲と残酷さを露わにする。姦通と復讐という古典的メロドラマのモチーフを採用しながらも、感情の起伏を極限まで抑えた演出が逆にトゥッリオの歪んだ自己愛の卑小さを際立たせる。滅亡と世紀末的退廃をテーマとして描きながら、自らの滅びを感じ取っていたヴィスコンティが最後の最後に人間の卑劣さを非情な筆致で描いた後味最悪のデカダンムービー。
ペトラ・フォン・カントの苦い涙 Die bitteren Tränen der Petra Von Kant
1972年 西ドイツ 124分
★★★★☆
監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
出演:マーギット・カーステンゼン/ハンナ・シグラ/カトリン・シャーケ
西ドイツの鬼才、ファスビンダーの最高傑作。
見直すたびに凄味が増していくタイプの名画。
成功したファッションデザイナー、ペトラが若く美しいモデルのカリンと出会い、愛と支配の関係に溺れていく過程を描いた作品。密室だけで繰り広げられる濃い同性愛関係はストーリーの特殊性を担保させているように見えてその実テーマの普遍性は極めて高い。
傲慢なペトラは、自らがカリンを含めた世界を動かす側にいることを信じて疑わないが、他者の支配構造を巧妙に操る才能を持つカリンとの関係の中でこの支配/被支配の力学は反転し、彼女は孤独と屈辱の底へと沈んでいく。本作の卓越した点は、愛情を単なる支配/被支配の権力勾配の関係として徹底的に可視化した点にある。台詞は演劇的に誇張され、感情表現は過剰だが、劇的かつ激情的な演出が真実を暴き出す。
マリア ブラウンの結婚 Die Ehe der Maria Braun
1978年 西ドイツ 120分
★★★★☆
監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
脚本:ペーター・メルテスハイマ―/ペア・フレーリッヒ
出演:ハンナ・シグラ/クラウス・レーヴィッチェ/イヴァン・デニ
鬼才ファスビンダーのもう一つの傑作。
戦後ドイツを舞台に、一人の女性の転落と成功を通して国家の復興神話をシニカルに描く歴史メロドラマ。
空襲下で結婚したマリアは、夫ヘルマンを戦争で失ったと思い込むが、彼は生きていた。感情の縺れから殺人を犯したマリアを夫はかばい服役する。マリアは夫の不在中に「国際」的実業家と懇意になり、経済的才覚を発揮して実業界でのし上がっていくが、その人生はドイツの戦後処理の複雑さを表すかのように奇妙なねじれを抱えたまま進行していく。本作における「結婚」は、資本主義的な経済取引のメタファーでありながらマリア自身はそれを精神的ロマンティシズムの発露と捉えているところにそもそもの齟齬があり、このメロドラマの不幸の源泉となっている。その捻れはドイツ解放の象徴となるはずのマリアを感情と経済取引が不可分になった戦後資本主義の化身に変換し破滅させる。ラストのガス爆発はマリアの人生の破綻の描写であると同時に西ドイツ繁栄の虚構を表現する。
感傷を許さない視線が貫かれた戦後ドイツ映画史屈指の傑作。
*2025年12月時点で配信では見ることができない。一定期間後にラインアップに復活する可能性があるので、要注意
ブリキの太鼓 Die Blechtrommel
1979年 西ドイツ・ポーランド・フランス 162分
★★★★
監督:フォルカー・シュレンドルフ
脚本:ジャン=クロード・カリエール/フォルカー・シュレンドルフ/フランツ・ザイツ/ギュンター・グラス
出演:ダーフィト・ベンネント/マリオ・アドルフ/アンゲラ・ヴィンクラー
ギュンター・グラス原作の大河小説を、遅れて来たニュー・ジャーマン・シネマの旗手フォルカー・シュレンドルフが映画化した怪作。
第二次大戦前後のドイツ=ダンツィヒを舞台に「成長を拒否した少年」オスカルの視点から、20世紀ドイツ史の狂気と卑小さを描く問題作で、カンヌ国際映画祭のパルムドールを「地獄の黙示録」と分け合ったことで、グラスの原作とともに一躍その名を轟かせた。
3歳の誕生日に大人の世界への幻滅を宣言したオスカルは、成長を止め、ブリキの太鼓を叩き続けながら、ガラスを割る声で世界に抵抗する。ナチズムの台頭、家族の崩壊、戦争と敗戦は、彼の小さな身体の周囲で歪んだ見世物として進行していく。ドイツ近代史をグロテスクで下品なカーニバルとして描き切った姿勢は見事で、原作のシニカルな視点を踏襲するものであるが、矮小で自己中心的な近代プチブル市民のメタファーであるオスカルの存在を映像として実体化することで、市民的凡庸さを視覚化する効果は十分に果たしているものの、原作の持つ毒を含む諧謔性がコメディリリーフ的に作用してしまう場面もあり、映像表現の限界をも露呈させる結果となっている。
それでも、戦後やや低迷していたドイツ映画の底力を国際的に示した記念碑的作品で、歴史的な意義は極めて大きい。
*2025年12月時点で配信では見ることができない。一定期間後にラインアップに復活する可能性があるので、要注意
アギーレ/神の怒り Aguirre, der Zorn Gottes
1972年 西ドイツ 93分
★★★★★
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:クラウス・キンスキー/エレナ・ロホ/デル・ネグロ
ポポル・ヴ―のサントラ盤が一部好事家の間でやたらと評判だったジャーマン・ニュー・シネマの傑作。日本でのヴェルナー・ヘルツォークの知名度を一気に高めた名作。「ブリキの太鼓」の大ヒットでドイツ映画にスポットライトが当たるようになり、まだ見ぬ傑作としてこの映画が10年遅れて公開され、大ヒットした。
16世紀の南米を舞台に、黄金郷エル・ドラドを求めてアマゾンの奥地への進軍を進めるスペイン探検隊の副隊長アギーレの野望と破滅を描く。征服者の狂気の破綻を人間ドラマの文脈ではなく自然のスケールに圧倒される一種のディザスターパニックとして描く演出が秀逸。

ノスフェラトゥ Nosferatu: Phantom der Nacht
1979年 西ドイツ・フランス 107分
★★★★☆
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:クラウス・キンスキー/ブルーノ・ガンツ/イザベル・アジャーニ
1922年のF・W・ムルナウ監督のサイレント映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」をヘルツォークがリメイクしたバージョン。権利関係の問題でブラム・ストーカーの原作「ドラキュラ」の名称が使えなかったことから「ノスフェラトゥ」という呼称を使っているが、内容はほぼ同じ。2025年にロバート・エガース監督で再リメイクされており、本家「ドラキュラ伯爵」以上に親しまれている創作となっている。
ヘルツォーク一流の幻想的な演出も見事だが、クラウス・キンスキーの怪演ぶりとイザベル・アジャーニの浮世離れした美しさはその組合せだけでゴシックホラーを成立させうる魔力に溢れている。

恋のエチュード Les Deux anglaises et le continent
1971年 フランス 132分
★★☆
監督:フランソワ・トリュフォー
脚本:フランソワ・トリュフォー/ジャン・グリュオー
出演:ジャン=ピエール・レオ/キカ・マーカム/ ステーシー・テンデター
70年代トリュフォーの文芸路線のはしりとなった秀作。
構造的には「突然炎のごとく」の逆バージョン的な設定で、インテリ崩れのブンガク青年っぽいフランス人青年が、芸術家肌のイギリス人姉妹と出会い、恋心と欲望と罪悪感のあいだで揺れ続ける数十年に渡る三角関係を「らしくない」重厚なタッチで描いたメロドラマ。
未熟さを未熟なまま未熟な方法で撮ることを「特技」としていたトリュフォーが、未熟さという核は残したままでそれを円熟した手法で描こうとした作品で、トリュフォーの作家としての成熟を計る上では重要な位置にあるが、その試みは必ずしもうまくいったとは言い難い。持ち味の軽やかさを封印し鈍重さを強調するような演出は職業監督としての修練として正しいが、この作品では、封印した代償の方が大きく出たということだろう。
死刑台のメロディ Sacco e Vanzetti
1972分 イタリア・フランス 133分
★★★★
監督:ジュリアーノ・モンタルド
脚本:ジュリアーノ・モンタルド/ファブリツィオ・オノーフリ
出演:ジャン・マリア・ヴォロンテ/リッカルド・クッチョッラ/シリル・キューザック
エンニオ・モリコーネ作曲のジョーン・バエズの主題歌”Here’s to You”が有名な国際的ヒット映画。
1920年のアメリカマサチューセッツ州で実際にあった米国史上最悪の冤罪事件と呼ばれるサッコ・ヴァンゼッティ事件を正面から描いたドキュメンタリー風社会派ドラマ。1920年のアメリカ合衆国・マサチューセッツ州で実際にあったサッコ・ヴァンゼッティ事件を正面から描いた史実的社会派ドラマ。ロシア革命の余韻も新しい時代の流れの中で、反共が国是とされ、最初から「過激派」である無政府主義者を見せしめにする筋書きに沿って恣意的に捜査が進められ、その権力の暴走を隠蔽し完遂するために司法までもが機能不全に陥る。まるで全体主義国家のような抑圧が100年前とは言え自由の国アメリカで起こっていたことに驚愕を禁じ得ない。そしてのアメリカを現状を見ると、それが過去の一時の過ちとも言い切れない不気味さに満ち溢れており、猶更この映画の価値が重みを持つような状況となっていることに不安を感じざるを得ない。

都会のアリス Alice in den Städten
1974年 西ドイツ 110分
★★★★★
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース/ファイト・フォン・フェルステンベルク
出演:リュディガー・フォーグラー/イェラ・ロットレンダー/リザ・クロイツァー
ロードムービーの巨匠ヴィム・ヴェンダース初期の傑作。
アメリカ取材に行き詰ったドイツ人ジャーナリストが、祖国に帰国しようとしたニューヨークの空港で偶然出会った女が突然行方不明となり、その娘アリスを託される形でアムステルダムまで同伴、娘の記憶をもとに彼女の祖母の家を探してドイツをさまようロードムービー。
と書くと、どうしても前年公開の名作ロードムービー「ペーパー・ムーン」に設定が似ていることに触れざるを得ないが、これは全くの偶然で、「ペーパー・ムーン」の試写を見たヴェンダースはショックのあまり制作の中止まで考えたという。後半のストーリーを、アリスの祖母の家を探して迷走する内容に修正してクランクアップにこぎつけた。結果としてストーリーの修正は大いに嵌り、大傑作となったのだから、「ペーパー・ムーン」に感謝。このシークエンスが逆だったらどっちもつまらない作品になった可能性もあるので、二つの名作が同時に生まれたことは僥倖という他ない。
*U-Nextでの配信は2025/12/31まで。2026年1月以降はAmazon Primeのサブチャンネルシネフィル+WOWOWでの配信のみとなる
まわり道 Falsche Bewegung
1975年 西ドイツ 103分
★★★☆
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ペーター・ハントケ
出演:リュディガー・フォーグラー/ハンナ・シグラ/ナスターシャ・キンスキー
欧州人が大好きなゲーテの「教養小説」の古典「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代 / Wilhelm Meisters Lehrjahre」を下敷きに、作家志望の青年が母のもとを離れ、自己を探す旅に出るというジュブナイルストーリー風ロードムービー。「ヴィルヘルム・マイスター」がベースにあるので、旅の中で出会う人々との関係が主題となるのだが、ミニョン、テレーゼといった原作にも登場する女性たちがここでも重要な役割を果たすものの、その設定は原作とは異なり、この世界から意味を奪うものとして描かれる。芸術は人生を救わず、人との出会いは空虚さを増幅させるだけ。ヴェンダースは本作で、「近代人」の発見過程ともいうべき「ヴィルヘルム・マイスター」的な「世界を見る視座を獲得する」ための「修行」が無価値になっている現実をシニカルに提示する。
ヨーロッパでは教養インフラとして当然知っていることが前提となる「ヴィルヘルム・マイスター」だが、日本での受容はそこまででもないので、このあたりの構造は若干フォローしづらく、ただひたすら無意味で空虚な肌触りの映画と取られがちなのは残念なところ。とか偉そうに書いてるけど、自分も三部作の中では一番つまんないと思ったクチ。けど、ナスターシャ・キンスキーはめちゃくちゃ綺麗。
*U-Nextでの配信は2025/12/31まで。2026年1月以降は配信では見られなくなるのでご注意
さすらい Im Lauf der Zeit
1976年 西ドイツ 176分
★★★★☆
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース
出演:リュディガー・フォーグラー/ハンス・ツィッシュラー/リザ・クロイツァー
冷戦構造が色濃く残っていた時代の東西ドイツ国境沿いを舞台に、移動映写機の修理工と、自殺未遂で生き残った男が偶然出会い、古びた映画館を巡りながら旅を続けるロードムービーである。明確な目的も解決もなく表向きは故障した映写機を直す旅を続ける。故障した映写機はドイツの象徴。本当の問題は克服できないことを知りつつ、人と人をつないでいた回路を、継ぎ接ぎの修理でかろうじて延命する。
二人は訪れる土地の空気を吸い、沈黙と会話を重ねては別れと再会を繰り返す。物語は前に進むことなく、ただ時間が流れていく感触そのものが映し出される「何も起こらない」系ロードムービーの原点的作品。ヴェンダース初期の最高傑作。
*U-Nextでの配信は2025/12/31まで。2026年1月以降はAmazon Primeのサブチャンネルシネフィル+WOWOWでの配信のみとなる
テス Tess
1979分 フランス・イギリス合作 171分
★★★★☆
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロマン・ポランスキー/ジェラール・ブラッシュ/ジョン・ブラウンジョン
出演:ナスターシャ・キンスキー/ピーター・ファース/リー・ローソン
少女への性加害事件でアメリカを追われたロマン・ポランスキーの海外逃亡後第一作。
トマス・ハーディの「ダーバヴィル家のテス」を原作に、19世紀イングランドの農村で「純潔」という規範に絡め取られていく娘テスの転落と抵抗を描く悲劇。性的搾取犯罪の主体的当事者であり指名手配犯でもある犯罪者が性的搾取を描くという倒錯的な作品で、しかもポランスキーは当時17歳だったナスターシャ・キンスキーとも性的関係にあったというのだから、もうビョーキとしか言いようがない。
意図的にやや冗長で緩慢な演出を用いてナスターシャ・キンスキ-の「美しさがそのまま悲劇になる」圧倒的な存在感にフォーカスした結果、退屈さは感じさせないが、キモさは極めつけとなっている。
イングランドの田園風景の美麗な映像とナスターシャ・キンスキーの美しさという耽美的な視点から評価すると世紀の名作といってもいいクオリティだが、製作された過程や、そこで客体化されている生身の人間にまで思いを馳せると、素直に感動して良いものか、人としての良心が問われる作品。
とは言え、そういうキモさも含めて、歴史に残る名作ではある。
鏡の中の女 Ansikte mot ansikte
1976年 スウェーデン 135分
★★★☆
監督:イングマール・ベルイマン
脚本:イングマール・ベルイマン
出演:リヴ・ウルマン/エルランド・ヨセフソン/グンナール・ビョルンストランド
ベルイマン後期のカラー作品。
後期ベルイマン作品の常連となったリヴ・ウルマンにとっても代表作と言って良い作品。
精神科医が患者の治療に行き詰る一方で、自身の内側では幼少期のトラウマが情緒不安定を招き、対人関係の不和、家庭不信により精神的に追い込まれていく過程を描く心理劇。精神科医が精神病に苛まれるという筋立ては主体と客体の不可分性という後期ベルイマンのテーマに沿ったものではあるが、その描き方として「虐待の幻影」というわりとチープな表現に落としてしまったことで、収まりの悪さは否定できない。モチーフ的に捻ってもあまり良いことはなさそうで、ベルイマンには珍しく設定が失敗した例と言えるかも。
オリエント急行殺人事件 Murder on the Orient Express
1974年 イギリス 128分
★★★★
監督:シドニー・ルメット
脚本:ポール・デーン
出演:アルバート・フィニー/ジョン・ギールグッド/イングリッド・バーグマン/アンソニー・パーキンス/ショーン・コネリー/ヴァネッサ・レッドグレイヴ/ローレン・バコール/ジャン=ピエール・カッセル/ジャクリーン・ビセット/マイケル・ヨーク
アガサ・クリスティの代表作を、豪華キャストとクラシカルな演出でシドニー・ルメットが映画化した密室ミステリ映画の傑作。あまり語られないのだが、「セルピコ」と「狼たちの午後」「ネットワーク」の間にこんな大作を撮ってきちんと仕上げてるのはさすがルメット。
アルバート・フィニーのポワロはこの一作だけだが、文句なく素晴らしい。まばゆいばかりの豪華キャストだが、誰一人浮いていない。
何処にも逃げ場のない密室で容疑者の12人分の証言を積み重ねていくだけの単調な作業をエンターテインメントに消化したルメットの手腕が光る快作。
ケネス・ブラナー監督主演でリメイクされた2017年版も豪華キャストで悪くないがアクションシーン入れたりしてちょっと大衆演劇っぽくなってる。比べて観ると、ルメット版の密室での証言を積み重ねるだけの抑制表現の見事さが浮き彫りになる。
*2025年12月時点で配信では見ることができない。一定期間後にラインアップに復活する可能性があるので、要注意
仁義 Le Cercle Rouge
1970年 フランス・イタリア合作 123分
★★★★☆
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
脚本:ジャン=ピエール・メルヴィル
出演:アラン・ドロン/イヴ・モンタン/ジャン・マリア・ヴォロンテ
フィルム・ノワールの最終進化形。孤高の天才が撮った孤高の犯罪者たちのストーリーにならないストーリー。悪の道に惹かれる男たちが互いに引き寄せられて破滅する姿を描くフィルム・ノワールである。出所直後の男が、脱獄囚、元警官の射撃手と手を組み、宝石店強盗を計画し、執念深い警視は彼らを追い続ける。物語は淡々と進み、ほとんど台詞すらない。最小限の説明で、沈黙と間の演出が緊張感を醸し出す。完璧に設計された強盗シークエンスは緊張感に満ち、犯罪者の誇りと孤独が美学として結晶化する。友情でも正義でもなく、縁=円ともいうべき曖昧な鎖に縛られた男たちの循環する運命を冷徹かつ詩的に描き切った傑作。ただし邦題は意味不明。これはメルヴィルのせいではないが。
とにかくすべてがめちゃくちゃ格好いいのだが、言語化すると陳腐なのが、批評の限界を示している。こういう作風の映画の魅力をきちんと伝えられるようになりたいものだ。
時計じかけのオレンジ A Clockwork Orange
1972年 イギリス・アメリカ合作 137分
★
監督:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック
出演:マルコム・マクダウェル/パトリック・マギー/マイケル・ベイツ
キューブリックのもう一つの過大評価作品。
理由なき暴力の不気味さを提示しながら、それを抑圧する国家権力の暴力の方がより暴力的だと、ごく当たり前の主題を1970年代にもなって恥ずかしげもなく突きつけつつ、暴力性を「去勢」することの危うさを描くという、割と薄っぺらいしょーもないファンタジーストーリー。舞台となる未来社会のディストピアのポップでキッチュな映像は、当時流行りのグラム・ロックムーブメントを取り入れたというよりはスウィンギング・ロンドンっぽくって時代遅れ。映画を映像として撮る以外に才能もない人だったのに、絵を撮るのに自分が全部仕切りたい人だったのが不幸の元。「2001年~」以降の作品はその支配哲学が作品の世界観を硬直化させているのは明らかなのに、空回りしてるのさえ信仰対象になる有様で、どうにも冷静な評価にならない。
バリー・リンドン Barry Lyndon
1975分 イギリス・アメリカ合作 185分
★★
監督:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック
出演:ライアン・オニール/マリサ・ベレンソン/ハーディ・クリューガー
綺麗な映像付き絵本。
流されて… Travolti da un insolito destino nell'azzurro mare d'agosto
1974年 イタリア 116分
★★★
監督:リナ・ウェルトミューラー
脚本:リナ・ウェルトミューラー
出演:ジャンカルロ・ジャンニーニ/マリアンジェラ・メラート/ルイス・ガルシア・スアレス
階級と性の権力関係が無人島サバイバルにより逆転してしまう様を官能的かつシニカルに描いたいかにもイタリアンなブラック・コメディ。イタリアを代表するというより20世紀を代表すると言っても過言ではない女性監督リナ・ウェルトミューラーの最大のヒット作でもある。
無人島に男女二人が漂流するというストーリー仕立て自体が意外とありそうでない設定で、裕福な女性とその使用人の男性という関係性もこの当時としては珍しかった。船上での二人の関係性が典型的な資本主義社会の搾取として設定されている以上、島で起きる性差による支配/被支配の逆転は、権力構造を転覆させる革命的行為でなければならないはずだが、実際には単なる権力移譲によるマチズモ的な別の暴力の発現として描かれ、島からの脱出後の男の身勝手な幻想を痛快に裏切る。だが、そこにもやはりカタルシスはなく、ただ空虚さだけが漂う。
2002年にガイ・リッチー監督マドンナ主演でハリウッドリメイクされているが、オリジナルの持つ毒が薄められた上に、「あの」マドンナ主演ということで酷評されている。
ママと娼婦 La Maman et la Putain
1973年 フランス 219分
★★
監督:ジャン・ユスターシュ
脚本:ジャン・ユスターシュ
出演:ジャン=ピエール・レオ/ベルナデット・ラフォン/フランソワーズ・ルブラン
1968年5月のフランス五月危機後のパリを舞台に都市を漂流する無軌道な若者の関係性を、ほとんど無編集に近い長回しと膨大な自己主張的モノローグ風の台詞で描いた、3時間超の会話劇である。自堕落なインテリかぶれの無職の青年は、経済的に自立した年上女性と同棲しながら、自由恋愛を信条とする看護師とも関係を持つ。三角関係ではあるが、そこに熱量はなく、ただ無気力な日常が反復されていく。青年の語る思いはほぼセックスのことばかりだが、実際の行為はほとんど描かれない。最後に訪れる修羅場での自我の応酬と関係性の欠落は、予定調和に見えてなお意味を語らない。作り手が映画の意味を信じていないように見えるのが唯一の救いと言えるのかも。
ぼくの小さな恋人たち Mes petites amoureuses
1974年 フランス 123分
★★★★☆
監督:ジャン・ユスターシュ
脚本:ジャン・ユスターシュ
出演:マルタン・ローブ/イングリット・カーフェン/ジャクリーヌ・デュフランヌ
長編商業映画第一作だった前作「ママと娼婦」で遅れて来たヌーヴェルヴァーグの新世代の旗手となったジャン・ユスターシュの第二作にして最後の長編映画。題名はランボーの詩からの借用で、その詩の内容と同じくタイトルから想像されるような甘いラブストーリーは殆どない。興行的には大失敗し、ユスターシュは二度と商業長編映画を撮ることができなかった。
思春期の少年が、地方から都会へ移り住む中で経験する戸惑いと屈辱、そして彼を取り囲む残酷な世界の手触りを、起伏に乏しい平坦な筆致で描いた半自伝的作品。長閑な田舎で祖母や学友と楽しく暮らしていた少年は、離れて暮らしていた母の都合で都会に移り住むことになり、進学を諦めさせられ、中途半端に大人の世界に投げ込まれる。少年はそこで背伸びをして世界に馴染もうとするが、大人たちにも、年長の仲間たちにも、ひとときの出会いにときめいた少女にも、どこか違和感を感じ真剣に受け止められない。いかにも「あるある」なストーリーだが、まったく凡庸さを感じさせないのは、感傷を排除した叙述的な演出ゆえだろうか。
少年期の成長を描きながら、映画の可能性を信じていなかったユスターシュらしく、ノスタルジーを拒否する冷酷なタッチで物語は進み、何ら意味をなすことなく終わる。その意味の無さが切ない。逆説的な青春映画の傑作。
小さな恋のメロディ Melody
1971年 イギリス 106分
★★★★
監督:ワリス・フセイン
脚本:アラン・パーカー
出演:マーク・レスター/トレイシー・ハイド/ジャック・ワイルド
ロンドンを舞台に、11歳の少年ダニエルと少女メロディが大人社会の規範に反発しつつ自らの愛を貫こうとする純愛ストーリーではあるのだが、いかにもイギリスらしいプレパンクな反逆性と底意地の悪さを露呈させてて、日本での受容のような子供たちの無邪気な思いをセンチメンタルに綴ったような能天気な作品では決してない。
日本でのみ異常な大ヒットとなり、マーク・レスターとトレイシー・ハイドが「永遠のアイドル」に祭り上げられた上に、作品自体の評価も青春のノスタルジアという枠組みの中に幽閉されてしまった。トレイシー・ハイドはこのあと女優業を引退して学業に専念するのだが、日本では引き続き異常な人気を誇り、1970年代後半になってもロードショーやスクリーン誌には毎月のように彼女のピンナップが掲載されていたほど。
ビージーズの有名な主題歌をはじめ、劇中音楽がノスタルジアを掻き立てるのが罪作り。
more to come…(近日公開予定)
旅芸人の記録 O Θίασος
1975年 ギリシャ 230分
★★★★★
監督:テオ・アンゲロプロス
脚本:テオ・アンゲロプロス
出演:エヴァ・コタマニドゥ/ペトロス・ザルカディス/ストラト・スパキス
叫びとささやき Viskninger Och Rop
1973年 スウェーデン 91分
★★★★★
監督:イングマール・ベルイマン
脚本:イングマール・ベルイマン
出演:リヴ・ウルマン/ハリエット・アンデルセン/イングリッド・チューリン
ハーメルンの笛吹き The Pied Piper
1971年 イギリス 90分
★★★★☆
監督:ジャック・ドゥミ
脚本:アンドリュー・バーキン/ジャック・ドゥミ/マーク・ペプロー
出演:ドノヴァン/ジャック・ワイルド/ダイアナ・ドース
その他、1970年代のヨーロッパ映画の名作のレビューはこちらにもあります
★★★★★ 映画史に残る名作、必見
★★★★☆ 傑作、見ないと損
★★★★ 秀作、見るべき
★★★☆ 快作、見た方がいい
★★★ 良作、見る価値あり
★★☆ 佳作、悪くないので見て損はない
★★ 凡作、時間があれば見てもいいかも
★☆ 迷作、色々ダメだが見たいなら止めない
★ 駄作、ダメな映画のサンプルとして見るなら止めない
☆ 愚作、人生の苦難に耐える訓練として見るなら止めない
💀 見るべき理由が一切ないゴミ、時間の無駄
ヨーロッパ映画の感想はこちらもどうぞ
