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神武征討記外伝「薩摩の賢王ハヤトヨシヒサ~神武が最も信頼した友~」

こんにちは。
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
弁護士の岡本卓大です。

読者のみなさま、note版、神武征討記。
楽しんでいただけているでしょうか?

神武征討記・第1話はこちら( ・ω・)

神武征討記は、有料記事ですが拡散していただければ全話無料で読めます( ・ω・)


note版で初めて神武征討記を読んで下さった方はご存じないと思いますが、実は、神武征討記には外伝があります。
それぞれ、神武征討記に登場するキャラクターから選んだ主人公視点で描いた物語です。



この度、note版【神武征討記】本編の進行に合わせて、神武征討記外伝も随時、アップしていきたいと思います。
神武征討記外伝は、すべて無料記事。
無料のマガジンも作っています( ・ω・)

一人ひとりが主人公!

神武征討記本編と合わせて、神武征討記外伝も、ぜひお楽しみください( ・ω・)


神武征討記外伝
「薩摩の賢王ハヤトヨシヒサ~神武が最も信頼した友~」


ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
「一人ひとりが主人公」の『神武征討記』。
今回の主人公は、ハヤトヨシヒサ(統率95、武勇89、知力94、政治93、魅力89)です。
ハヤトヨシヒサは、神武様の6歳年上。
高千穂争乱編では、神武様の初陣の相手となりましたが、その後は、神武様の信頼する友として固い同盟関係にありました。


物語は、神武様30歳の年、ハヤトヨシヒサ36歳の1月から始まります。
この年、神武様は神武十将軍を任命し、大和勢力との全国制覇を争う戦いが始まりました。

任命式後の宴席にて・・・


【ハヤトイエヒサ】

ハヤトイエヒサ「神武十将軍・・・アチタケルさんたち、選ばれた各将の能力は認めるけど、俺はヨシヒサ長兄も当然、選ばれると思ってたんだけどな。」


【ハヤトトシヒサ】

ハヤトトシヒサ「まあ、我ら隼人は、神武様の直臣ではないからな。むしろ、神武十将軍や軍団長にヨシヒサ長兄が選ばれなかったのは、我ら隼人の独立性を神武様が尊重して下さっているのだろう。」

ハヤトイエヒサ「そういえば、ヨシヒサ長兄はどこに行ったんだ?」


【ハヤトヨシヒロ】

ハヤトヨシヒロ「ヨシヒサ長兄なら、神武様に呼ばれ神武様のお席で神武様と酒を酌み交わしている。神武軍の最高幹部たちと一緒にな。
ヨシヒサ長兄は、神武十将軍にこそ入らなかったが、各国の太守たちが5品官のところ、階級は3品官。他に3品官に任じられているのは神武十将軍のカムイ、ツチミカドヒメ、ショウリュウキの3将のみ。つまり、神武十将軍と同格の待遇ということさ。また副王である俺とトシヒサは太守並みの5品官で、イエヒサも6品官を与えられている。神武様は、俺達、隼人をかなり重視して下さっていると見ていいだろう。」

ハヤトトシヒサ「隼人の中には、長年の宿敵であった天孫族の神武様と我ら隼人王家が同盟していることに不満を持つ者たちもいる。
その難しい隼人の統治をするには、薩摩の賢王と呼ばれるヨシヒサ長兄の力が不可欠だ。他方で、我らの領地である薩摩・大隅(鹿児島県)は大和勢力とは隣接していない。まあ、今は内政重視というところなんだろう。」

ハヤトイエヒサ「俺は、ヨシヒサ長兄の指揮で、俺達天下最強の薩摩隼人が大和(奈良県)に攻め上るようなド派手な戦をしてみたいね。」

ハヤトヨシヒロ「ふっ。そんな日はそう遠くないかも知れんぞ。
まあ、戦略のことは、神武様やヨシヒサ長兄に任せて、俺達武人は、いつでも戦える準備をしておこう。」


同じ宴席の神武様の席の周り。神武様は、神武軍の最高幹部たちに囲まれ、その場には、薩摩の賢王ハヤトヨシヒサの姿もありました。


【神武】

神武「ところでハヤトヨシヒサ。最近の隼人の将兵達の様子はどうだい?」


【ハヤトヨシヒサ】

ハヤトヨシヒサ「うむ。実は隼人内部には神武様と戦うべきだという者たちもいないではない。特に、大和勢力にセゴドンノキチノスケがいるとわかり、セゴドンノキチノスケを慕う者達の中には、大和側につくべきだと主張する者もいるのは事実だ。
まあ、もともと隼人は海幸彦の子孫。山幸彦の子孫である天孫族には反感を持っていた者が多いからね。」


【トサノリョウマ】

トサノリョウマ「う~ん。やっぱり、隼人はなかなか難しいねぇ。」


【サルメノウズメ】

サルメノウズメ「正直、南九州に天下最強の武を持つと言われる隼人軍がいることは脅威ではあるわね。隼人軍に寝返られたら、私達は背中から撃たれることになるわ。」


【アチタケル】

アチタケル「だが、そんな隼人軍をハヤトヨシヒサ殿がうまく統治してくれている。その政治手腕は脱帽するしかないな。」

ハヤトヨシヒサ「神武様。私がもし裏切ったらどうしますか?」

神武「ハヤトヨシヒサが裏切ったらか・・・あり得ない想定だね( ・ω・)」

ハヤトヨシヒサ「さて、どうでしょう?もしも、天下統一の重要な局面で私が隼人軍を率いて大和勢力についたとしたら、神武様はお困りになるのでは?」

神武「困るね。もう敗北確定。天下は大和のヒメタタライスケヨリヒメ女王のものになるね。それくらい困る話だ。
だけど、そうなることは無いだろうね( ・ω・)」

ハヤトヨシヒサ「ほう?なぜ、そう言えるのですか?」

神武「ハヤトヨシヒサほどの知将が、そんなことを考えているのであれば、神武軍最高幹部に囲まれたこの宴席でそんなことを話題にするはずはないさ。そんな話をしても、疑われて討たれる心配が無いと信頼してくれているからこそ、そんな話題も、率直に話せる。
違うかな( ・ω・)?」

ハヤトヨシヒサ「さすが神武様。並みの大王であれば、私はこの場で斬殺されているでしょうね。
そんな神武様だからこそ、私も、友として忠誠を誓っているのですよ。」


【ダザイテンマン】

ダザイテンマン「ふう・・・肝の冷えるような会話でしたな。
ここまで踏み込んだ話ができる関係なのですね。神武様とハヤトヨシヒサ殿は。」

神武「さて、ここから先は3品官以上の幹部のみ。宰相ダザイテンマンと三重臣、神武十将軍、そしてハヤトヨシヒサのみの間での極秘の話だ。
実は、俺は、大和勢力との戦争は3年内に終わらせようと思っている( ・ω・)」

ハヤトヨシヒサ「3年?あの大和勢力との戦争を3年で終わらせるですと?」

神武「ああ。3年。いや3年以内だ。
カネビメ。みんなに地図を見せてくれ。」


【チチブカネビメ】

チチブカネビメ「はい。現在、九州、四国は我らの勢力下にあります。
他方で、大和勢力はヘイケノキヨモリ軍団が、中国地方の安芸(広島県)、吉備(岡山県)まで進出してきています。
大和勢力の本国・大和(奈良県)がある近畿地方に目を転じれば、オワリノブヒメ軍団が近江(滋賀県)、ヒヨシマル軍団が伊勢(三重県)、紀伊(和歌山県)を領有。もし伊賀(三重県)を攻略することができれば、大和(奈良県)の東と南は我が軍の勢力下におさめることができます。」

ハヤトヨシヒサ「・・・そうだとすると。
ヘイケノキヨモリから安芸(広島県)・吉備(岡山県)を奪うことができれば、四国を通じて水軍で大和(奈良県)の西である摂津・和泉・河内(大阪府)を狙えるな。」

神武「そのとおり。そして、もし北陸を押さえることができれば、エツノケンシン軍団の騎馬軍が北陸から近江(滋賀県)を通り、山城(京都府)を一気に陥れることもできる。そうすると・・・」

ハヤトヨシヒサ「大和(奈良県)を孤立させ、全方位から包囲できる・・・ということか。」

神武「まあ、大和勢力で東国にいるミカワノタケチヨ軍団、ゲンジノヨリトモ軍団は強大だから、全軍を大和(奈良県)の包囲に回すということは無理だろうけど、俺が率いる神武軍団が瀬戸内海を通り、リョウマの率いる四国勢と合流して大坂から一気に大和(奈良県)へ西から進軍。ヒヨシマルが伊賀を通って東から進軍。ケンシンが京都から南下して北から進軍。ノブヒメはおそらくミカワノタケチヨを抑える役になるだろうね。」

ハヤトヨシヒサ「南の紀伊(和歌山県)から攻める軍が欲しいな。」

神武「あるよ。九州の軍勢さ( ・ω・)」

ハヤトヨシヒサ「九州の軍勢?」

神武「ああ。隼人軍を中心にした九州の精兵が四国へ渡り、四国から紀伊(和歌山県)へ。
紀伊の熊野から北上し、大和勢力のオオモノヌシ王宮を一気に陥れる。
それを指揮するのは、もちろん。ハヤトヨシヒサ。あなただ( ・ω・)」

ハヤトヨシヒサ「なるほど。たしかに3年以内に戦争を終わらせられそうだな。
この薩摩の賢王ハヤトヨシヒサ。その心づもりで、天下最強の隼人軍を一枚岩に固めよう!」

神武「ああ。期待してるよ。わが友ハヤトヨシヒサ( ・ω・)」


その後、神武様の計画を狂わせるように、キョウノミチナガの調略により、四国の阿波(徳島県)・土佐(高知県)が大和勢力に奪われる。

他方で、神武軍団はヘイケノキヨモリ軍の侵攻を退け、逆に安芸(広島県)を奪還。神武王宮は広島に移転する。

さらにオワリノブヒメが北陸を攻略し、エツノケンシンは関東のゲンジノヨリトモ軍団に壊滅的な打撃を与える。

さらにヒヨシマルが伊賀を攻略。神武勢力による大和(奈良県)包囲網は次第に整いつつあった。


先の評定から1年。12月の薩摩の王宮・・・


ハヤトヨシヒサ「・・・・・・」

侍女A「ハヤトヨシヒサ様!お生まれになりました!」

ハヤトヨシヒサ「生まれたか!」


37歳となっていた賢王ハヤトヨシヒサの私生活にも大きなできごとが起こりました。
これまで子宝に恵まれなかった妻サツマノハナがこの年の暮れに一人の女児を産みました。
後に隼人女王となるサツマノオヒラです。


【ハヤトヨシヒサ】

ハヤトヨシヒサ「おお!ハナよ!
よくやった!よくぞ、我が子を産んでくれた!」


【サツマノハナ】

サツマノハナ「ヨシヒサ様。ごめんなさい・・・
女の子でした。あなたのお世継ぎになる皇子は産めず姫です。」

ハヤトヨシヒサ「何を言う。姫でよい!姫で良いではないか!
おお!この子が我が娘!このハヤトヨシヒサが父親になれたのか!
ああ!こんなうれしいことはない!」

サツマノハナ「良かった・・・お世継ぎとなる男の子を皇子が生めなかったと責められるのではないかと、一人心配しておりました。」

ハヤトヨシヒサ「そんなバカなことを。
世継ぎが男である必要などない。
我らの祖であるアマテラス様は女神だ。
この子は、オヒラは、隼人最強の女王となるのだ。
美しく強い女王。将来が楽しみだ。」

サツマノハナ「まあ、女の子なのにゴリゴリの武人に育てるのはかわそうですわ。うふふっ。」


37歳にして初めての我が子に恵まれたハヤトヨシヒサ。
ハヤトヨシヒサは、翌年の神武勢力の評定までのわずかな日数を愛する妻サツマノハナ、そして、生まれたばかりの娘サツマノオヒラと家族水入らずの時間を過ごす。
しかし、この一家の幸福は長くは続くことは無い・・・
神武様の天下統一戦略の重大な役割を期待された薩摩の賢王ハヤトヨシヒサと隼人軍。
そこに大和勢力の魔の手が迫っていた。
神武様の天下平定を10年は遅らせることになる。
そのように世の人から評されることになる悲劇が間もなく起ころうとしていた・・・

【To be  continue】
第39話「狙いは最強の薩摩隼人!衝撃の謀略劇!」


神武征討記外伝
「薩摩の賢王ハヤトヨシヒサ~神武が最も信頼した友~」



今後も、ぜひ、神武征討記( ・ω・)
よろしくお願いいたします。



歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?
弁護士 岡本卓大の描くかつて無いスペクタルドラマ!

神武征討記

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にて、絶賛連載中


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