見出し画像

【読む子育て】子どもが手を伸ばしたくなる本棚の秘密ーーそこには5つの何がある?

 子どもを本好きにしたいパパさんママさん、子どもと本を繋げたい大人のみなさん、こんにちは😊 私もそのひとりです。

 私は現在【読む子育て】という記事を不定期で投稿し、「本好きな子に導く〝優しい仕掛け〟というマガジンにまとめています。

 
AI時代こそ、子どもはまず
紙の本で思考力の土台を

という気持ちで体験談と提案を発信しています。少しでも「本っていいよね」の気持ちを共有できたら嬉しいです!

 さて今日は、「子どもが手を伸ばしたくなる本棚の秘密ーーそこには5つの何がある?」というお話。

 本題の前に全体のテ-マについて少し。「前の記事も読んだし知ってるよ」という方(ありがとうございます!)は「さて本題。」まで飛ばしてくださいね。

****************

 「本好きな子に導く〝優しい仕掛け〟」とは、簡単に言うと

「本好きになりやすい環境を用意し、あとは押しつけずに読む力が自然と上がっていくのを見守る」

 ーーという仕掛けです。

 どこが「優しい」のかと言うと、

自分で選んだ感覚があるから
本人にストレスがない

んですね。「読むことを選んだ」「読む本を選んだ」と感じるように、ある意味で〝仕掛けて〟いくわけです。

 親のほうも、押し付けずに見守る意識が基本なので、最初だけちょっと手をかければあとはけっこう気楽です。

 具体的な方法はそれぞれの記事に譲るとして、基本ルートは次の感じ。

🔳「優しい仕掛け」基本ルート
(この間、早期デジタル漬けにしないことが大前提)

【Step1】 5歳頃から「好きな本の傾向・ジャンル」を探っておく

【Step2】好みの本家に常備しておく

【Step3】児童書を日常的に読むことで「文章を読む」ことに慣れる

【Step4】親による「読み聞かせ」の効果を「自分で読む」にしっかり繋げる(デジタルに思いきり寄り道しない)

 それぞれに対応する記事は以下の通り。

【Step1】
✨✨まず「何を読ませる?」で悩みますよね✨✨
「10冊から3冊選ぶ」リピート「好きな本」だけじゃなく「好きの本質」が見えてくる

【Step2】
 ✨✨良さそうならぜひ購入を!「家の本」が読書力を育てます✨✨
・本を「買う」ことでしか起きない奇跡があるー最初は借りても「気に入ったら買う」「家にある」のすごい効果


【Step3】
✨✨好みに合った物語(小説)はガチの〝本好き〟が生まれやすい✨✨
・我が家で実践! いつの間にか小説が読める子になる「〝魔法じゃない〟選書」とは?


【Step4】
✨✨一定の読書力を得るまで「紙の本」を手放さないで✨✨
・なぜ「絵本の読み聞かせ」が必ずしも「本好き小学生」に繋がらないのかー5、6歳の寄り道が簡単に「読む気」を奪うかも


【全体を通した重要ポイント】
✨✨紙の本を「おうち/ヒマ/すき間」の時間に活用してみて✨✨
なぜ「先に読書」がデジタル依存の抑止になるのかーー「出会う順序」を整えた結果起こったこと

 これ以外の記事は最後に貼り付けます。

****************  

 さて本題。


 では家にどんな本棚があればいいの?

  というお話ですよね。

 ポイントは5つ。の前に

 大きくて立派な本棚は必要ありません。小さなものでも、雑品棚の一角でも、100円shopで買えるような箱でも大丈夫。子どもが「いつもここに自分の本がある」と認識できればOKと私は思っています。

 では、子どもが手を伸ばす本棚の5つの秘密ーー

 
 まずは最初は

【1】   ものとしてそこにある


 ことが大事です。

 ・・・え、 当たり前じゃない? と思った方すみません。

 でもまずは「紙の本」であることが重要。

 電子書籍は大人には便利ですし、子どもに対しても副次的には使えます。が、「読書慣れ」していない子どもが1冊を集中して読み切るトレーニングには使えません。

 必要なのは、手を伸ばせばいつもそこにあり、一緒にいてくれる形ある存在。読んだ分だけページが進む実感のある紙の本。

 「さぁ読書!」と背筋を伸ばして電子機器を手にし、ほかの誘惑に負けることなく読書できる子どもがいたら、その子は既に仕上がっています(笑)。

本好きの方、この確認ーーしたことありませんか?

 
 本って不思議なもので、「知識を得る」「賢くなる」みたいに「頭」と直結したイメージがありますが、実際には「あぁ読んだ読んだ!」という身体的な実感のあるものだと思います。

 本好きな方、読んでいる途中、次のような確認をしたことはありませんか?

(写真1)どのくらい読んだかな…まだちょっと先が長いな(モデル・次女)


 はいまだ前半ですね。でも、だんだん面白くなってきます。

 そしてしばらく読んだあと、

(写真2)あれ?集中して読んでたら後半に入ってるじゃないか!
じゃあもうクライマックスかも…ドキドキ

 
 ――この感覚、子どもにもすごく有効なんですよね。

 これを繰り返すことで子どもは、

「どのくらいの時間や労力で読めるのか」「どのくらいの厚さ・内容の本なら自分は読み切れるのか」

 
という身体的な感覚を得ていきます。

 スポーツと同じですよね。10キロマラソンの経験者は、11キロという距離に対して「もう少し頑張れば走れる距離」とイメージできますが、未経験者は自分にどのくらい負荷がかかるか想像できませんから、「ちょっとだから」と言われようと気が重くてヤル気がでない(私は出ない)。

 そして子どもは、「読んでみたら面白かった本」を忘れません。それを家の本棚に戻せば、目で確認できる経験をひとつ獲得することになります。

 これ、子どもにとってなかなかいいもの。

 やっぱり実感が大事だと思うんですよね。

気軽に取ったり戻したり(戻さなかったり)


***************

 続いては、

【2】   いつもある


 
 ーーということ。
 またしてもそんなこと?と思った方すみません。

 【1】とも重なりますが、これは「お気に入りの本がいつもある」という意味。

 「多少読まない時期があったからといって、簡単になくなったりしない」という安心感でもあります(「読まないの ?じゃあ返しちゃうよ、じゃあ売っちゃうよ」・・・はちょっと待ってみてくださいね)。

 読書って、個人的なものです。
 せかされたり、何度も確認されたりするものじゃない。

 なので、最初は借りてもいいとして、子どもが気に入った本は最終的には買って家の本にしてあげたいと思います。

 「家にあることが奇跡を起こす」については、詳しくは上記【Step2】の記事

・本を「買う」ことでしか起きない奇跡があるー最初は借りても「気に入ったら買う」「家にある」のすごい効果https://note.com/eibookmi/n/n8bdc9ddc84c6

 ーーに譲りますが、
 

家の本は「10回読み返す本」
「来年読むかもしれない本」

の可能性があるんですね。

 できるだけ「多種多彩な本を」と考えるご家庭もあるかもしれませんが、やがて知識を積むためにもまずは「本」という存在そのものに愛着を持つことが大事かと思います。

 ちなみに我が家では、「年間〇冊」とかはまったく気にしていません(数える方は、ちゃんとしている方です・笑)。

 でも、冊数を稼ぐよりまずは大好きな本が何冊か家に「いつも」あり、それを読み慣れることで「他の本」も読むようになっていくーーという流れの方が優しいかなと思います。

本で知識を得るよりもまず
本を楽しむ感覚を得るサポート

ができたらいいですね!

 言い忘れましたが、子どもが

いつもいる場所(リビング等)
にいつもある

も重要。わざわざ隣の部屋に本を取りに行ってから読書をはじめる子はすでに「本好き」です(笑)。目の前にあるからなんとなく「あっこれ・・・」と手が伸びるんですね。

**************

 
 さて、続いては

【3】「好き」がある


 ーーはい、これはそのものズバリです。


なんと言われようと好き!

 小さい頃から好きだった絵本がある。
 好きなシリーズが揃っている。
 好きなジャンルの図鑑がある。

 なんでもいいですね(漫画の話はちょっと別になるのでまた今度 ←好きですけど)。

  勉強のために買った本があってもいいけれど、すぐ隣には好きな本もある。いろいろごちゃごちゃしてていい。

 ただ、我が子の「好きな本ってどういうの?」というパパママもいるかもしれません。なので「好き」を早めに知るうえでも、5歳頃からの図書館通いや、読んだ率直な感想を子どもに聞いてみる・・・という機会を設けることをおすすめします!

 詳しくは上記【Step1】の記事

・よかったら親子で試してみてほしい「10冊から3冊選ぶ」リピート「好きな本」だけじゃなく「好きの本質」が見えてくる
https://note.com/eibookmi/n/nf68998a8d13f

 ーーを、よかったら読んでみてくださいね。

同じ本ばかり読んじゃう…今はそれでもいい
(ただしできるだけ文章のある本が今後に繋がりやすいです)

 
***************・

 さて、4つ目は意外と友人達から「気づかなかった」と言われるポイントなのですが、

【4】「隙(スキ)」がある


 です。こちらは「オマエ、隙だらけじゃねえか」のスキ(笑)。

 どういうことかと言うと、「読まないような本」もけっこうある、ということです。完璧じゃなくていい。余白がある。みたいな。

 我が家でいうと、子どもが好きな『ハリー・ポッター』や『本好きの下剋上』みたいなシリーズものもあれば、単発の児童書やクイズ本等に加えて、親が期待を込めて用意した「学習マンガ」のシリーズもある(全然読まねぇな・笑)。

 これらはすべて我が家にとって「そこにある理由がある本」。

 ですが、最近は読まなくなった昔の絵本とか、なんか親の好きなミステリとか雑誌、写真集や囲碁・将棋の本とか、いろいろランダムに、雑多に並んでいます。

 この隙(スキ)が

本棚に遊びというか
気楽な余白を生み出す

と思います。定食屋さんやファミレスをイメージしていただくとわかりやすいのですが、メニューが多い店ってワクワクしませんか? 私は毎回「どれにしよう」と気分が上がります。

 結局注文するのは「いつもの」になったとしても構わない。一生食べないメニューのほうが多いかもしれません。

 それでもいろいろな中から「選ぶ喜び」があるって素敵なことですよね。本も同じで、隙がある本棚はなんだか楽しく、通いたくなる店=通いたくなる本棚だなって、明るい存在感を感じます。

次回は絶対あっちにしよう…と毎回思うんだけどね


親によって完璧に整備された
本棚は圧を感じる

かもしれないですし、その「隙」から手にとった本が新しいワクワクに繋がる可能性だってあるかもしれません。

**************


 ーーさて、続いては最後のひとつ。
 子どもが手を伸ばしたくなる本棚――およびその周辺にあるもの、なんだと思いますか? 

 実はこれ、並んだ本の特徴ではないんです(え~ズルじゃん?笑)。 
 
 すみません。

 それでは、いきます!


【5】暇(ヒマ)がある


 子ども本人に「ヒマがある」こと、です。

 「なんかヒマだ~」。

 今の子どもたちに足りないものはこれかなと私は思っています。

 たしかに現代の子どもは忙しい。学年が上がにつれて塾や習い事、部活や友達づきあいもあるでしょう。でも、

どんなに忙しい子にも家で
なんとなく過ごす時間

はありますよね。宿題だってちゃんと終えていれば、「後は何をしよう?」という時間は・・・少しでもあるもの。

 ましてや幼児や低学年の場合、まだまだそうした隙間時間、余白の時間は多いのではないでしょうか。

そんな時すぐにゲームや
動画視聴をする習慣があると

本はあっという間に読まなくなってしまいます。なぜならそれらのデジタル娯楽には、スピード感と強い刺激があるから。

 面白い!とすぐに感じます。楽しむのは悪いことではありませんが、繰り返すと依存や中毒に繋がりかねませんよね。

すぐに触っちゃう…のはあまり良い習慣ではないかもしれません


 いっぽうで時間をかけて、 

自分自身の思考力と
集中力をつかって楽しむ読書

は他にはない達成感や精神的な満足が得られます。なので

興味の持てる内容
・ある程度(年齢や読書力に合った)文章量のある本
・ふとした時に読み始めて
・なんだか静かにしているなと思ったら
・しばらく放っておいてみる

 ーーこれ、ちょっと意識してみてください。いちど「ゾーンに入る」ような体験をすると、すっかり本好きに仕上がることもあります。

 なんかヒマ・・・という時、目につく場所に本や本棚があると子どもは手を伸ばすかもしれません。少なくともは確率は上がります。

 ヒマだな、何しようかな?と自分で考えること。

 子ども時代ならではの、貴重な時間かと思います。

さっきまでヒマだったはずなんだけど…気が付けば


***********

 さて、今日は以上です。
 いかがでしたか?😊

 何かほんの少しでもお役に立てたなら幸いです!

 読んでくださりありがとうございました。
 たくさんの方に素敵な読書時間が訪れますように✨

***********
子どもが本を身近に感じ
手に取り読んでワクワクもらう
それにはやっぱり紙の本
一緒にだって眠れるよ
***********


これ・・・引っ張ったら全部崩れるかな


数年前の本棚(一部)ですが、かなり雑多ですね…適当です💦
それでもいろんな段階の読書力に対応できるように並べていた気がします。
ちなみに漫画は文章を読む力がある程度ついてから取り入れました。すると本当にいろいろ読めるようになった気がします



〈オマケ〉
🔳うちの子、本好きになってきたかも…の目安(別のいろんな記事にもあります)

〈読書力がついた・読書が腑に落ちた〉と思われる状態
自転車に一度乗れると前の状態に戻らないのと同じ

(1)家にいるヒマな時間に自分から本を読んでいる(こともある)
(2)書店や図書館に行くと喜び、自分なりに読みたい本が選べる
(3)「それどんな内容?」と聞くと嫌がらずに話してくれる(本を通した親子のコミュニケーションが自然にできる)
(4)「前に読んだあの本」についてぼんやりとでもタイトルや内容を思い出して言語化することができる(一度手放した本でも再び入手しやすい)

**************

🔳【本好きな子に導く優しい仕掛け】これまでの記事一覧


✨✨このシリーズで一番最初に書いた記事ーーとにかく幸せに✨✨
・本が読めると人生の「楽しみ」「思考の選択肢」が倍増して絶望しづらくなるから、幸せを願って君に読書を教えた


✨✨言い換えると「読書で〝ゾーン〟に入る」感じかな✨✨
・「腑に落ちる練習」してますか?―子どもが本当の読書力を得る瞬間―


✨✨本屋さん大好き!紙の教科書に戻した北欧を見習いたい✨✨
・書店活性化案があっても逆算すると子どもの「早期デジタル漬け」が10年後の客を減らしてる…と悲しくなる訳


✨✨「五感を使うから覚えるんだ!」の理解も深まった話✨✨
・「AI時代こそ子どもはまず読書でしょ」
「なんで?」「えっと…」伝え方のモヤモヤを晴らしてくれた新書はこれ!


✨✨我が子の読書力が高まると、読まない親側の「なぜ」が増えるかも?✨✨
・これだけは信じてほしいこと「自分は苦手だけど子には読書を・・・」と願うパパママへ


✨✨中学生は忙しい!やっぱり小学校時代を有効活用したい✨✨
ジョブズも我が子には早期にスマホを渡さなかった…!中1長女がスマホを持ったことで、改めて「読書の土台」の重要さに気づかされた話


✨✨我が家は紙の本のおかげで「子どもの心」が覗けた気がします✨✨
・ぼくは紙の本。「君のスキ」を見つけるのが得意なんだ、なぜって・・・


✨✨本屋さんが街にたくさんある世界線ーーカギは小学生!✨✨
小学生1人に1人「好きな作家」がいたら未来はどれほど素敵になるだろう


✨✨飲み込まれないでーー君のままでいてね✨✨
子どもたちへ。まず「自分」になってからスマホやAIに触れてね…心地いいから、そのほうが


✨✨仕事に復帰できなくて、気づけたこともあった気がします✨✨
・【エッセイ】間に立った自分にできることがわかった日


✨✨オマケ的な内容ですが、子どもってミラクルです✨✨
・小3次女がハリー・ポッターをどうしても読めなかった本当の理由に驚いた話


・全体の自己紹介です✨




いいなと思ったら応援しよう!

涼原永美│子と本を繋げたい*ミステリ&映画好き 読んでくださりありがとうございます✨よろしければスキ、フォロー等を頂けるとさらに嬉しいです🌸チップを頂いた際には主に読書活動にあて、見聞を広げて良い記事に繋げたいと思います📚

この記事が参加している募集