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【読む子育て】「腑に落ちる練習」してますか?-子どもが本当の読書力を得る瞬間-

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本屋にふらりと立ち寄って
ぶらり歩いて手にした本は
表紙・手ざわり・においと共に
いまもむかしも根を張り心(ここ)に
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読む子のキラキラ 心の種まき

 
 お子さんに読書をすすめたいパパさんママさんこんにちは😊私もそのひとりです。
 デジタル漬けになる前に読書習慣を――「先に読書」を覚えることはデジタル依存の抑止にもなりますよ。


【読む子育て】シリーズ、書こうと思ったキッカケはこちらから↓↓↓
親友(おやとも)の願いを聞いて、無力な自分にもできることがあるとわかった日


 さて今日は「腑に落ちる練習」していますか? というお話です。

■腑に落ちる=「そっかぁ!」というシンプルな感情の発見

  

 本好きになる過程で必須なことってなんでしょう?

 いろいろありますが、突き詰めると「腑に落ちる」ことかなと思います。

 子どもが「腑に落ちる」なんて、そんな大げさな・・・と思う方もいるかもしれません。

 でも言いかえると「そっかぁ!」と納得すること。
 物語のなかで気になっていたことが最後まで読んで腑に落ちる、「本って楽しいよ」と言われていたことが腑に落ちる。

 自分自身の心が動く。
  

 これに勝るものはないのではないでしょうか。

 もしかしたら「家にたくさん本もあるし読書は一応できるけど、うちの子ちっとも楽しそうじゃないな…」という場合は、「腑に落ちた」経験がないのかもしれません。

 面白いと心でわかった瞬間から、子どもは本当の読書力を得ていきます。

 ーーでは具体的に、どうしたら子どもがそんな瞬間を得られるのでしょう?

「本って面白い!」と腑に落ちる瞬間は、
自転車の「あっ乗れた!」の感覚と似ています。
その後はなぜかずっと乗れる(読める)不思議

100%は無理でも「確率を上げる」仕掛けはできる


 「腑に落ちる読書」への近道にはいくつか条件があります。
 子どもの場合は特に「身近であること」が重要で、

【腑に落ちる 確率を上げる条件】

(1)
好きなジャンル・傾向の本」が
(2)「手の届く場所」に

(3)「気が向いた時にいつも数冊あること」そして
(4)絵本卒業と同時にデジタル娯楽に浸からないこと(家でのんびり考え事などをする時間があること)
(5)「本好き=成績アップ」のような過剰な期待を周囲から受けないこと

 ――家庭ではこれが基本かな、と私は思っています(専門家からはまた別の視点があるかもです)。

 これによって、100%は無理でも「面白かった!」の確率をかなり上げることができるーー我が家ではそうでした。

 確率を上げるだけ? 

 と思う方・・・ごめんなさい。

 そうなんです。子どもも他者である以上、気持ちのコントロールはできない
 「面白いと思え~思え~」と念じても無理(笑)。

 
 だから「確率を上げる仕掛け」にまず力を入れます。さりげなく(でも明確な意図をもって)環境を整えるんですね。


 押し付けない、子どもの心にナチュラルに働きかける・・・だから「優しい仕掛け」と私は呼んでいます。

読書のストレスフリー状態って何?
一定期間「読む」に関わったことはありますか


 たとえば引っ越して、新しい家に3日で慣れる人は少ないでしょう。

 でも1か月も経てばしっくり馴染んでくる。周辺にお気に入りの店もできたりする。一定期間住まなければ起こりえない感覚ですよね。

 慣れって一定期間何かに関わることだと思うんです(当たり前…笑)。

 つまり自転車みたいに

「読書の練習」にも一定期間関わる

 ことができたらいいなと思います。

 長めの文章を前にした時、子どもを含めて「慣れない人」は「なんか字ばっかり…」となりがちですよね。
 
 ところが慣れると

だんだん内容が「すっ」と

 入ってくるようになる。

 むしろ自分が「その世界の中」「物語の中」にいるような感覚にもなる。

 意識はこの時「内容と一体化」して、「文章ってめんどくさい」とは感じていません。
 これが「慣れ」


 もう一度自転車の話をすると、
 「乗れた!」瞬間は「体が覚えた」瞬間。
 そのために一定期間集中して練習するわけで、「週1回、1年かけて自転車を練習する人」はほぼいませんよね(無理っぽい)。

読書でもこの状態をつくるんです。

 
 気づいたら「あっ読めてる…」となる、そんなふうに一定期間ストレスなく本に関わるために、子どもが「主体的に動く」ようにする。

 そこで

「好き」を真ん中にします。


 ーーそれが「優しい仕掛け」です。

スイスイ乗れるために「大人の手助け・適した環境・その子に合ったアイテム」が必要…
自転車と読書の練習にはけっこう共通点があります


この「優しい仕掛け」ーー実はこれまでに書いた記事の集合体


 ではちょっと具体的に考えてみましょう。
 
 【腑に落ちる 確率を上げる条件】(1)好きなジャンル・傾向の本

 についてです。

 子どもの「好き」を活用して本との距離を縮める場合、

「この子はどんな内容ならワクワクする?」


とまず考えてみてくださいね。

 そして以下の、
・【読む子育て】シリーズ ー「10冊から3冊選ぶ」リピート「好きな本」だけじゃなく「好きの本質」が見えてくる 親子で楽しい選書法ー

 ・・・
をぜひ試していただきたいのです。

 児童書も本当にいろいろあります。
 選び放題。

 この子は、

 冒険ファンタジーが好きか、学校ものが好きか、クセ強キャラに惹かれるか、探偵と一緒に謎解きしたいか、歴史や科学の知識を得たいか、動物が好きか、ハッピーエンドじゃなきゃダメか、オバケや妖怪が出ても怖がらないか、外国が舞台でも抵抗はないか、挿し絵の好みはあるか・・・ちょっと考えるだけでもキリがないくらいポイントがあります。

 「この子こういうの好きかも・・・」と感じたら、そこをググッと広げて選書してみてくださいね。 

 ググッと広げると、好きの本質

  が見えやすくなるんです。

 そうして家の本を数冊用意すると「面白かった」の打率が上がり、「次の本」を手に取る確率が上がります。

 読んだら面白かった!が成功体験で、成功体験が本好きの土台。

 読書で成功体験をさせてあげてくださいね。


どんな選書をしても「100%腑に落ちる」かは未知数(人の気持ちなので…)。大事なのは「これイマイチ」と思っても「次の本」が何冊も「今」あること

(2) 「手の届く場所」に、(3)「気が向いたときにいつも数冊ある」とは?


 つづいて【腑に落ちる 確率を上げる条件】(2)(3)について。

 (1) とも繋がっていますが、「これ!」という本が見つかったらぜひ買って家の本棚に仲間入りさせてくださいね。
 
 借りるのもいいですが、本って

「買う」ことでしか起きない奇跡

「いつも家にある本」にしか起こせない奇跡


 があるんです(図書館のおすすめ活用法は上記の「10冊借りて3冊選ぶ」記事をぜひ読んでみてください)。


 詳しくは以下の記事を読んでいただけたら嬉しいです↓↓↓

・【読む子育て】シリーズ 本を「買う」ことでしか起きない奇跡があるー最初は借りても「気に入ったら買う」「家にある」のすごい効果ー↓↓↓

  

(4)絵本卒業と同時にデジタル娯楽に浸からないこと

  

 つづいて【腑に落ちる 確率を上げる条件】(4)について。

 絵本の読み聞かせを卒業する時期や、小学校に入る前後にはちょっと注意が必要です。

 インターネットの動画視聴やゲームが「おうち娯楽」として日常化されると、ジワジワ広がる読書の喜びを味わう前に

本との縁が突然、プツリ

と切れてしまうことがあります。
 
 急に読まなくなる。これはすごく残念。

 ルールを決めても子どもの脳ではデジタルへの自制が難しいので、ここは考えどころです。

 詳しくは以下の記事を読んでいただけたら嬉しいです↓↓↓

・【読む子育て】シリーズ なぜ「絵本の読み聞かせ」が必ずしも「本好き小学生」に繋がらないのかー5、6歳の寄り道が簡単に「読む気」を奪うかもー

 
 ちなみに、目的意識を持ったパソコンの使い方学校で習います。 

 いまは小学1年生から授業で1人1台パソコンが与えられる時代。

 そして親が何も教えなくても子どもはデジタルネイティブ世代(スマホなんてそのうち勝手に覚えます)。

 道具を使いこなすスキルはあっという間に手に入れますが、怖さも同時進行。道具はあくまで道具。「使い方」はやっぱりその子次第です。

 なので社会性情報リテラシーやポジティブな探求心を読書で磨けたらいいと思うんですね。人間性は今こそ大事かと。

仕掛け(1)~(4)のうち1つでも違うと確率が下がります。たとえば全部「好みの本」で「いつもある」のでも「ちょっと離れた場所」だったり、「好みの本」が「手の届く場所」に「たまにある」のだったり、「好みの本」が「手の届く場所」に「いつもある」けど「毎日ゲーム漬け」・・・みたいな感じに。いかがでしょう?

(5)「本好き=成績アップ」という過剰な期待等をされないこと


 最後は【腑に落ちる 確率を上げる条件】(5)。 

本って自分らしい幸せのヒントを

 得るために読むもの。
 と私は思っています。

 賢くなりそう・・・という周囲の期待もわかりますが、それは目的ではなく結果。

 子どもが目をキラキラさせて読む姿はいいものです。親も癒されます。

 結果として語彙力や理解力が上がる実感はありますが、「これ面白かった~」と興奮気味に話す姿だけでも「優しい仕掛け」のご褒美と感じます。

 よかったねぇ、おばちゃん(母)も嬉しいよ、という感じです(笑)。

 なのでいまは 

「腑に落ちやすい環境」を大切に

して、子どもが「これ好き!」「本って面白いんだ」と感じる様子を見守ってあげたらいいと思うのです。

 読書力がつけばそれを土台に「ためになる本」も読めるようになっていきます。

 詳しくは以下の記事を読んでいただけたら嬉しいです↓↓↓

〇幸せになるための読書について↓↓↓

・【読む子育て】シリーズ 本が読めると人生の「楽しみ」「思考の選択肢」が倍増して絶望しづらくなるから、幸せを願って君に読書を教えた↓↓↓


〇「読む子」の気持ちについて↓↓↓

・【読む子育て】シリーズ これだけは信じてほしいことー「自分は苦手だけど子には読書を」と願うパパママへー


習慣化されるとある時ふと「なんか読めてる…」という瞬間があるもの

大人になって本好きになった方――「腑に落ちた」からではありませんか?

 
 高校生や社会人になって突然「読むようになった」という方の話をけっこう聞きます。

 きっかけは「人からすすめられた本」だったり「悩んでる時に書店で見かけた本」だったり・・・なんて素敵な出会い。

 いずれの場合も、
その時の自分に刺さって『本っていいな』と心が動いた」・・・のではないでしょうか?

 なんか響いた。
 このシンプルな感情が人生を左右する、そんなこともあると思います。

本好きな子が未来の本屋のお客さん

 
 いまの子どもたちには早い段階でこんな機会が訪れてくれたらいいなと願っています。 

 面白い動画やゲームを教えてくれる友達はいても、本を紹介してくれる人は決して多くない時代だから。

 家で「本が身近」な子は学校の図書室や街の本屋さんとも心の距離が近い。

 「これ借りてきた!」「本屋さん寄っていい?」という行動にほぼ間違いなく繋がっていきます。 

良い循環が生まれ、ますます本好きに

なっていく。

 何度でも言います。  

本好きな子が未来の本屋のお客さん

です。広げるべきはこの裾野なんです。


 詳しくは以下の記事を読んでいただけたら嬉しいです↓↓↓

・【読む子育て】シリーズ 書店活性化案があっても逆算すると子どもの「早期デジタル漬け」が10年後の客を減らしてる…と悲しくなる訳


本棚が実は「自分好み」にカスタマイズされてるなんて贅沢なこと…私も子ども時代にそんな「優しい仕掛け」の本棚が欲しかった(これは今の好み・笑)


「優しい」と言いつつ仕掛けはするんだねーーはいそうです!


 最後に・・・。

 子どもは結局大人が用意した仕掛けのなかで日々育っているのだと思います。

 大きな意味でも小さな意味でも。 

 「社会」「時代」大きな仕掛け。
 家庭が小さな(しかしある意味大きな)仕掛け。
 学校やそれに類するものくらいの仕掛け・・・でしょうか。


 ーー仕掛け、なんて大げさに聞こえるかもしれないけれど、

何を与えて何を与えないか

どんな順番で与えるか

 はやっぱり大人次第
 
 であれば、子どもにとって息がしやすい仕掛けにしたいですよね。

 読書にしても、自分から動いたうえで満足感が得られる環境がいちばん良いと思うのです。

フードコートで「なんでも好きなの選んでいいよ!」と喜ばせるのも一種の仕掛けかなと思います(だって本当は選択肢は限られてるのに)。「自分で選べる」ことの満足感があるのでしょうね。
あぁ今日も「〇ッピーセット」になるのかな…(笑)

 
 本を通して親子で笑顔に。

 最後まで読んでくださってありがとうございました!

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子どもが本を身近に感じ
手に取り読んでワクワクもらう
それにはやっぱり紙の本
一緒にだって眠れるよ
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〈読書力がついた・読書が腑に落ちた〉と思われる状態
自転車に一度乗れると前の状態に戻らないのと同じ

(1)家にいる暇な時間に自分から本を読んでいる(こともある)
(2)書店や図書館に行くと喜び、自分なりに読みたい本が選べる
(3)「それどんな内容?」と聞くと嫌がらずに話してくれる(本を通した親子のコミュニケーションが自然にできる)
(4)「前に読んだあの本」についてぼんやりとでもタイトルや内容を思い出して言語化することができる(一度手放した本でも再び入手しやすい)


長女が小学校6年間で「腑に落ちて」読んでいたシリーズ本(だいたい左からの順番)。「面白い!」を確認してから「好きなジャンル・傾向の次の本」へ移行し「(可能な範囲で)文章量が増える」ことも意識していました。
ちなみに長女の好みは「冒険・ファンタジー系/謎解き系/クセ強主人公が好き/けっこう辛い話もOK/どちらかというと理系」。
4年生の時に『ハリー・ポッター』全巻読了後、どんな体裁の本でも読めるようになり、後は本人にまかせるように(やはりミステリー好き?)


次女が小学1年生から現在(4年生)までに「腑に落ちた」順番(左から・あくまでざっくり)。
好みは「学校もの/友情・動物・家族もの/謎解きは得意じゃないが小学生が主人公なら読める/女の子が主人公を好む/主人公が幸せになる過程を読みたい/どちらかというと文系」。
右端(『本好きの下剋上』数冊読了後、親として「優しい仕掛け」終了(本人は同作全巻読破中。マインとフェルディナンド様が大好き)

 

*「だんだん文章量を増やしてステップアップする具体的な選書」に関してはいずれまた書く予定です

*物語や小説にあまり興味を示さない場合は、図鑑や知識本のなかでも「読むところがしっかりある本」を意識して選ぶと文章を読む力がつきますよ!


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