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【読む子育て】これだけは信じてほしいこと―「自分は苦手だけど子には読書を」と願うパパママへ―

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本屋にふらりと立ち寄って
ぶらり歩いて手にした本は
表紙・手ざわり・においと共に
いまもむかしも根を張り心(ここ)に
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読む子のキラキラ 心の種まき


 お子さんに読書をすすめたいパパさんママさんこんにちは😊私もそのひとりです。
 
 デジタル社会だからこそ子どもの「安定した情緒と伸びしろのある思考力」には紙の読書が最強だと思うのです。心の根が張り強みが育ちます。

 でもどうしたら本を読むようになるの? そんな方のヒントに少しでもなれたら嬉しいです。

【子の読書】シリーズ前回はこちらから↓↓↓
親友(おやとも)の願いを聞いて、無力な自分にもできることがあると思えた日

 

「パパママ、ほんとに気持ちわかってる?」とならないために


  
自分が好きなことを子どもと共有するなら、その方法としていろんなアイデアが浮かびそうですよね!

 でも、「自分は苦手だけど子どもには好きになってほしい」というものもある。それが「読書」の場合、いざ子どもが本を読むようになると「あれ?読む人の気持ちってどんなものだろう」とわからなくなってしまうことがあるかもしれません。

 ーーと言うのも、私の夫と親友がまさにこのタイプだから。そこで今日は「〝読書習慣のない親〟と〝本好きな子〟がそれぞれ思っていること」を通して、パパさんママさんに「信じてほしいこと」をまとめてみました。

 本を通した親子のhappyなコミュニケーションに繋がりますよう、願いを込めて!

よりよい選書のあとは、集中して読める環境と身近な大人の理解が大切なんだワン


(1)子どもが静かに読んでいる時は思い切り楽しんでいる状態


  まず、いきなりですが本って楽しいんです! 個人的には1冊が遊園地以上に値することもある(笑)。

 子どもが自分の好みに合った物語を読んでいる時は、「これからどうなるの⁉」とドキドキワクワクしながら頭と心をフル回転させているし、知的探求の本でも図鑑でも、食い入るように読んでいる時は新しい知識に興奮してその世界に潜り込んでいます

 ーーところがこれ、本好きじゃない大人からすると「ずっと静かだけど・・・つまらなくないかな?」と気になることがあるようなんですね。
 
 でも、大丈夫。だから「こっちに来て一緒にテレビ観ようよ」みたいに誘わなくてもいいんです。そっと見守りながら、読み終わった様子の時に声をかけてあげてくださいね。

自分のタイミングで休憩するから、見守っててね

(2)本を読めるのは「慣れ」であって特別な才能ではない


 たとえば外出先で暇な時間があって、子どもが小説を読んでいたりすると、知り合いでも他人でもいろんな大人から「難しそう」とか「すごいね」とか、時には「意味わかるの⁉」なんて声をかけられることがあります。

 ーーこれ、子ども自身はけっこうがっかりするみたいです(褒められて嬉しい子もいるかもしれないけれど・・・)。
 
 文章を読むのは慣れなので、いったん取り組むと子どもはどんどんステップアップしていき、いろんな本を読めるようになります。あの分厚いハリー・ポッターだって児童書ですから、興味さえ持てば全世界の子どもが読めることは証明されていますよね(映画が製作される前はみんな自分の想像力を膨らませて読んでいました)。

 ところが読書習慣のない大人にとってはそれも「すごい読書」なので、なんの他意もなく褒めてしまうことがあるのだと思います。

 
 他人ならまだしも、これを身近な大人に言われると、子どもによっては「またか」とテンションが下がる可能性がある(夫がまさにこれで、いつも娘たちに『すごいね!』と言って『だからすごくないんだって・・・』と呆れられています ← パパは感動しているだけで悪気はないとわかるので娘たちは諦めているようですが・笑)。

「どうせなら『どんな話?』とか『どういうところが面白いの?』と内容に興味を持ってもらいたい」とは我が家の子どもたちのコメントです

 (3)好きでやっていることを「えらい!」と褒めなくて大丈夫

 
 (2)にも通じる話ですが、本好きな子に「本を読んで偉いね」は不要かなと私は思います。「サッカーが好きなんて偉いね」「オシャレが好きなんて偉いね」と褒める人はいませんよね。 だって「好き」なんですから。
 
 いえもちろん、喜ぶ子もいるかもしれませんし、すでに「いつも褒めてる・・・」という方がいたらごめんなさい。言っても別にダメではないんです。

 ただ実体験として、私は子どもの頃よく父親に「おまえは本読んでて偉いな」と言われて、心のなかで距離を感じていました。

 なんか寂しかったんですよね。

 「それはお父さんにとって読書が〝勉強〟に匹敵するものだからだよね ? でも違うよ、私そんなすごい本読んでないもん。ただ楽しいの。きっとこの先もお父さんと読書の楽しみを共有することはないんだろうなぁ」

 ーー私は結局いちども言わなかったけれど、子どもだって自分の好きなものをパパやママと共有できたら・・・と思っているかもしれません。

勉強で(好きでもない文章を)頑張って読んでいる時は褒めていいと思います!

(4)「読みたい」とわざわざ親に申し出た「興味」「好き」を信じる

 
 読書を続けると子ども自身のアンテナが高くなり、「これ読んでみたい!」「これについて知りたいけどネットで調べるには限界があるなぁ」なんて思い始めることがあります。
 
 だから親に「買って」と言ってくる時には、自分なりに考えた末にお願いしてる可能性が高いんです。
 ところが親自身が本にあまり価値を感じていないと、ついつい「お金を出すからには確実に良いものを」と考えてしまい、「ほんとに読むの?」と何度も聞いてしまったり。

 もちろん親にも予算があるので、そういう時は「なぜその本が欲しいのか」とちゃんと聞いてあげられたらと思います。このやりとりから、子どものいまの興味関心が理解できるかもしれませんしね。

 また、買ったからと言ってすぐに読むわけじゃない(こともある)ので、買った後の行動は本人に任せるのがいいと思います。

後でちゃんと読むからね(積読タイプの子もいるかもしれないし)

(5)大人から見て「ためになりそうもない本」にも意義がある

 
 (4)にも通じる話ですが、本は娯楽としての側面がすごく大きいんです。
 たとえば好きな作家の小説ばかりを読んでいる子がいるとします。
 勉強面で一見得るものがなさそうでも、このことで「好きな本1冊を読み切る身体的な感覚」を得ることができますし、「興味のある内容であれば長文でも読める」という経験を積むことができる。

 ーーこれはいずれ「興味のない文章」でも勉強や仕事に必要であれば「読むことができる」というスキルの土台になるかもしれません。だから「好き」から始めることはすごく大切なんですね。

走るのが好きなら思う存分走るのを楽しませてあげたい・・・役に立つかは後の話

(6)「ゆっくり染みる知」を信じる


 (4)(5)にも通じる話ですが、読書は「ゆっくり染みる知」だと思います。

 たとえば畑。耕して「よい土地」にするのには手間暇や時間がかかりますが、そこに種を蒔いてこそ元気な作物が実りますよね。家を建てる時だって土台が重要で、インテリアのことは後でも充分間に合います。

 読書も同じ。大切なのは「読む」という原風景

 ためになる本を読んで、すぐに生活が整ったり試験の点数が上がれば素晴らしいですが、まずは「楽しむ」「好きな本を見つける」から始めていい。好きになればもう、焦る必要はないと私は思います。

 「読む」が原風景にある子は、デジタル社会の海を泳ぎながらも「ぜんぶ読んでから自分の頭で考える」ことがきっとできる子です。

よく耕された土地にゆっくり水や肥料が染みて、やがて良い作物が実るかも


(7)「同じ本を何度も読みたい」気持ちを信じる

 
 本好きな人って、何度も同じ本を読むことがあります。
 これが実は読書習慣のない人にとっては「・・・内容はもうわかってるよね?」とけっこう不思議な行為なのだそう(うちの夫がそうで、よく娘たちに尋ねています。もちろん悪気はありません・笑)。

 それは自分が成長するにつれて「あの言葉の深さ」がわかるようになったり、「思い出が詰まったその本そのものを宝物のように感じていたり」するから。
 
 そしてまた、何度も読むに値する本はやっぱり名著だったり、内容が濃かったりするので、その時子どもはそれを感じて「1人の読書家」として成長しているのかもしれない。

 人が驚くような冊数を読むことばかりが「すごい読書」ではありません(ちなみに夫には「あなただって好きな音楽を何度も聴くでしょ?」と言うと納得します)。

(8)電子書籍ではなく紙の本1冊を読み切る力を信じる

 
 紙の本より電子書籍のほうが手軽・・・と思う方もいるでしょう。大人はそれでもいいですが、人格形成や発達の途上である子どもと相性がいいとはどうしても思えません。

 紙の本は、どんな大作であれ物理的に終わりが見えています。読み手にとってどのくらいの時間と労力をかけたら「半分まで読んだ」かがわかり、「あと少し」という身体的な実感が湧いて、読むペース配分もできます

 これが、苦手な子にとっては「先が見えるから頑張れる」ことに繋がり、好きな子にとっては「読み切った!」という満足感に繋がる(マラソンだって終わりがあるから頑張れますよね)。

 体で感じるんです。

 紙の本で読む練習をする、紙の本で読む喜びを知る・・・子どもにとってはすごく恵まれた環境が「紙の本」

 なので、本や本棚にできる範囲のお金や手間をかけてあげられたら素敵だと思います。図書館や古本を活用したっていいんです。

1冊の本はただそれだけの機能だから素晴らしい

(9)だからといって紙の本が永遠に増え続けるわけじゃない


 「どんどん本を買い与えたとして、家に置く場所がない」
「さすがに安いものじゃないし・・・」と悩むパパさんママさん、安心してください!

 次のような状態になった時には、ほぼほぼ「読書習慣・読書力が身に付いた」と言えるので、「これは買うけどこれは図書館で」という話し合いもしやすくなります(ちなみに我が家では長女が小学4年生くらいの時にこの状態になりました)。

〈読書習慣・読書力がついた状態〉
自転車に一度乗れると前の状態に戻らないのと同じ

(1)家にいる暇な時間に自分から本を読んでいる(こともある)
(2)書店や図書館に行くと喜び、自分なりに読みたい本が選べる
(3)「それどんな内容?」と聞くと嫌がらずに話してくれる(本を通した親子のコミュニケーションが自然にできる)
(4)「前に読んだあの本」についてぼんやりとでもタイトルや内容を思い出して言語化することができる(一度手放した本でも再び入手しやすい)

ご参考までに

 ――こうなってきたら、お気に入りだけを残して、幼児期の本などはある程度整理してもいいと思います(でないと新しい本も買えないので)。

(10)そしてたとえデジタルにハマっても、家に本を置き続けることの価値を信じてほしい

 
 
デジタルに漬かる前に読書習慣をつけるといいですよーーと日頃から書いていると、「じゃあ我が家はもう手遅れ・・・」と言われてしまうことがあるかもなぁ、と実は常にドキドキしています(笑)。

 ーーでも、そんなことはありません!
 
 確かに読書に対するハードルが上がるのは事実でしょう。けれども本来、本を読むって人間にとってすごく自然な行為だと思うんです。「本と人間」の歴史は長くて、人の娯楽や知識欲に大いに応えてきたのが紙の本。
 
 現代を生きる子どもたちだって「デジタルから離れたおうち時間」を欲することがあるはずです。そんな時、「そういえばいつもここにあるな・・・」と家の本棚にふと目がいくことだってあるかもしれない。

 ーーちなみに、読書力がついてからデジタルに触れるのはいいと思います。ぜんぶ楽しめる子になると思いますよ!

(オマケの11)親と子はまったく別の人間だということを信じる

 
 それでも心を開いて歩み寄れば、本を通した素敵なコミュニケーションができることを信じてくださいね。

 最後まで読んでくださってありがとうございました!

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子どもが本を身近に感じ
手に取り読んでワクワクもらう
それにはやっぱり紙の本
一緒にだって眠れるよ
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小学生の時、留守番をしていてあまりに暇で、父親の雑品棚(本棚ですらない)にあった1冊の小説を手にしたところ、面白くて一気に読破。それ以来、おこずかいを握りしめて近所の古本屋に通い始めたのが私の原点です(赤川次郎でした…父、読まないクセになんであったんだろうなぁ)


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涼原永美│子と本を繋げたい*ミステリ&映画好き 読んでくださりありがとうございます✨よろしければスキ、フォロー等を頂けるとさらに嬉しいです🌸チップを頂いた際には主に読書活動にあて、見聞を広げて良い記事に繋げたいと思います📚

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