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【読む子育て】小学生1人に1人「好きな作家」がいたら未来はどれほど素敵になるだろう

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小学生1人に1人「好きな作家」がいたら未来は


 どれほど素敵になるだろう。そんなことを思うたび、ちょっとワクワクしています。

 このAI時代に? 好きな YouTuberじゃなく? 

  と言われてしまうかもしれません。

 でも私は真剣です。

 それに「小学生」「好きな」「作家」にはそれぞれ根拠もあり。

 私は現代の子どもこそ「紙の本の読書」から始めるのがいいと思っているんです。

今だからこそ「取り組む価値」がある


 5歳から10歳くらいまでが重要かと思います。

 学校で教育として実現できるか、家庭での過ごし方を工夫するかは状況次第でしょうが、ひとりの親としてこれは「取り組む価値がある」と恥ずかしながら確信しているんです。

なぜ「紙の本」にこだわるの?


 それは、誤解をおそれずに言うと

 現代の子どもたちが抱える問題は、大半が「デジタル依存・ゲーム依存」に翻弄された結果のものだから。

 子どもがネットやスマホに没入するあまり、心が不安定になり、寝不足になり、自分を見失うことがあるなんて、こんなに悲しいことはない。年齢に合っているかは真剣に考えたいテ-マです。

出会う順番を整える

 まっさらで生まれた子どもにスマホは必要ない。ワクワクの種はいくらでも。

 ちゃんと心を整えて、たとえば10歳や12歳から「インターネットとは、社会とは」を教えた上でスマホやパソコンを使わせてみたら。

 その方が効率としてもいいかもしれない。基礎教養のある10代がある日突然AIに出会っても、恐ろしいくらいのスピードで使いこなすだろうと想像もできるのです。


子どもと紙の本は相性抜群

先に「紙の本」はデジタル依存の抑止にも


 「紙の本」に親しんでいる状態は、デジタル依存の抑止にもなります。

 どんなに忙しい子でも「家にいてなんかヒマ」な時間はあるもの。そんな時に目的もなくとりあえずスマホを触る習慣は避けたいですよね

 「あの本の続きでも読むか」という選択肢を持っている子は強いです。 

なぜ早期の「電子書籍」は避けたい?
 

 「本」というだけで考えれば電子書籍も便利ですよね。

 けれど子どもがスマホやタブレットを手にしている時点で、「デジタル機器」と仲良くなる機会をつくっているようなもの。
 
 もし途中でSNSの通知がきたり、ゲームがやりたくなったら?  

 簡単に「他のこと」に気持ちがいってしまいます。
 
 出会う順番の問題もある。幼児期に動画依存、ゲーム依存になった子に「このスマホで読書してて」は難しいと思うのです。
 

なぜ小学生、なぜ作家?


 
 本を読んだら面白かった。この体験をできれば低学年のうちにしておくといいと思います。

 それぞれに合った児童書等を読む体験を繰り返し、「この作家が好き」につながれば、次の選書にも困らない(多作な作家がベストですね)。

 「好きな作家がいる」のは読書の世界への頑丈な架け橋になります。
 
 大人でも「決まった作家の本ばかり読んじゃう」という人はいますが、それで充分。
 
 書店や図書館が身近になり、ふとした機会に他の作家の本に手を伸ばすことだってあり得ます。

 「読む」という素地さえあれば案外たやすく世界は広がる

 「好きな作家」はベースキャンプのようなもので、また戻ったりもするんです(ちなみに私は小中学生の時に赤川次郎さんが大好きで、読めるだけ読んでから違う作家やジャンルへ行きました。「他のものも読みなさい」と親に言われなくて良かった)。

「好きな作家」は読書に対する安心感
 
 

 「その人の文章は入ってくる」「なんかわかる」は癒しや励ましにもなります。

 さらに、出版物になった文章を繰り返し読むことで語彙力や表現力も身につく。好きである以上本人にストレスがなく、自然と力がつくのですから、やはり読書にはデメリットが見つかりません(←個人的な願望・笑)。
 
 作家と言っても小説家ばかりでなく、ノンフィクションや教養関連のシリーズでもいいですし、好きな「ジャンル」でも大丈夫。
 
 たとえば『都会のトム&ソーヤ』が好きなら「はやみねかおる」さんの他作品、『ハリー・ポッター』が楽しければほかのファンタジーを読んでみてもいい。

 中学生になってからでは忙しすぎて、「いきなり読書に目覚める」確率は下がります。

 「そういえば小学生の時これ好きだったなぁ」があるだけでも、全然違うんですよね。
  

好き、だけで大丈夫?

  
 大人としてはつい「ためになる本」を薦めたくなりますが、読書は基本的に娯楽だと思います。

 そこからステップアップして知識や教養に結びつくのが幸せな道のり

 そのためにも「自分は本なんて苦手だし…」という先入観のない子供時代から読むのがいいんですね。

 感性も感受性も瑞々しいうちに「面白い!」に出会うと、個性やセンスの土台にもなるかと思います。

親もラク、な子どもの状態って?

 
 子育てをするうえで「実はものすごく重要」「親としてありがたい」と感じることがあります。それは

「子どもの情緒が比較的安定していること」
「自分の気持ちを言葉で伝えてくれること」なんですね。

 「テストが何点だったか」よりも家庭の雰囲気を左右します(←もちろん勉強も大事だけど)。

 子どもが本を読むくらいでそんなにうまくいく? 

 と、疑問に思いますよね。

 でも、デジタル依存からくる子どもの不安定さや親子喧嘩からは無縁(少なくとも遠縁)でいられる。

 これ、ものすごく大きくて、一度本好きになってからネットやゲームに触れると、本人も「そろそろやめようか」の気持ちをつくりやすくなるんです(他にも娯楽があるから)。

 何よりたくさんの本や物語に触れることで視野が広がり、人生にはたくさんの選択肢があると知るだけでも心は強くなります。

成績を気にする場合にも「読書」がアドバンテージに

 
 子どもたちが日々解いている問題や、さまざまな入試問題を眺めていると、年々「読解力」「表現力(文章力)」が求められているなぁと感じます。

 とにかく一度「全体の文章を読んで把握してから問題に取り掛かる」なんていう出題はザラ。

 日頃の読書が「テストの点数」に直結するかは教科次第、本人次第でしょうが、少なくとも「文章のかたまり」を見て「うわっ」とならないだけでもスタートラインが違うと思うのです。

 慣れと好き。
 これが人生のバタフライ・エフェクトを起こすかもしれません。

小学生1人に1人「好きな作家」がいたら、未来は・・・


 そんなわけで。 
 
 たくさんの小学生が読書に親しみ、好きな作家がいて、安心や希望をもらったり。

 子どもたちが自分の心と言葉をもち、夜はぐっすり寝て、元気に勉強に取り組んだり。

 デジタルに過度に依存せず、心穏やかな10代になってAI を「よりよい未来」に活かせるようになったり。

 たくさんの小学生にそんなチャンスが与えられたら・・・10年後、20年後の世界が変わるかもしれない。

 デジタル社会を生きながら、紙の本で心を整える人も多くいて。

 街の本屋さんも賑わって。

 そんなことになったらどれほど素晴らしいだろう・・・と夢見ています。


いつでも行きたい場所


ほんとは誰でも楽しめる場所



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