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【読む子育て】我が家で実践! いつの間にか小説が読める子になる「〝魔法じゃない〟選書」とは?

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「スキ」を自分で発見しよう
押しつけず  本好きな子に導く
「優しい仕掛け」を提案中
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前回の記事はこちらから
「AI時代こそ子どもはまず読書でしょ」「なんで?」「えっと…」伝え方のモヤモヤを晴らしてくれた新書はこれ! ↓↓↓

 
おすすめの記事はこちらから
・なぜ「先に読書」がデジタル依存の抑止になるのか-「出会う順序」を整えた結果起こったこと↓↓↓


・なぜ「絵本の読み聞かせ」が必ずしも「本好き小学生」に繋がらないのかー5、6歳の寄り道が簡単に「読む気」を奪うかも↓↓↓


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 お子さんに読書をすすめたいパパさんママさんこんにちは😊私もそのひとりです。
 デジタル漬けの前に読書習慣をーー「先に読書」はデジタル依存の抑止にもなりますよ。

 さて今日は

 「文章メインの本」を気軽に読めるようになるまでに、我が家でどんな選書をしたかというお話です。

 これからはAIを活用した選書がどんどん進んでいく予感もしますが、基本は変わりません目の前の子どもに対する「身近な大人」の関わり方、それがいちばん大事だと思うので、少しでもヒントになれたら幸いです。

 あくまで素人の体験談なので、気軽に読んでみてくださいね!

 ちなみに今日は「字の大きさと文章量」の話をしますが、「電子書籍なら字の大きさなんて自在じゃない?」という突っ込みは御遠慮ください(されたことはないです・笑)。

 電子書籍は読書慣れした人には良いものですが、あくまで「子どもと紙の本」の関係性を考えるのがこの「優しい仕掛け」シリーズなので、ご理解いただけましたら幸いです。

【読む子育て】の基本姿勢はこちらから
・「腑に落ちる練習」してますか?―子どもが本当の読書力を得る瞬間―↓↓↓

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 前置きの要らない方は解説(1)まで飛ばしてくださいね。
 お好きなところだけ読んでいただいても構いません。


前置き1:魔法じゃないよ、(楽しく)体験を積むんだよ


 「子どもにどんな本を読ませたらいい?」
 「それを読んだら一気に本好きになるようなすごい本はある?」
 という質問や願い・・・すごくわかります。
 
 でも残念ながら、個人的には「全員に合う、そんな魔法のような選書はない…」というのが結論です。

 どんな名作でも合わない子はいるし、たまたま好みにヒットしたからと言って必ずしもその後の読書習慣に繋がるとは限らない。

 ーーでも、魔法じゃない選書ならあります。

 好きを見つけてスキルに繋げる方法です。
 しっかり地道な体験を積みます!
 
 あれ、つまらなそうな予感がしてきましたか?(笑)

 でも自分の頭と体を一定期間ちゃんと使って得たスキルは自分をずっと助けてくれます。

 それにこの方法、子ども本人は楽しく読むだけなんです! 
 ただ、スタートでほぼ決まります。
 「文章なんて面倒くさい」という概念が出来上がる前に始めるのがベストです。

■いちおう実績もあります(我が家だけの話ではあるけれど)

 
 我が家には現在中学2年生と小学4年生の子どもがいますが、それぞれ小学1年生頃からこの方法を始めて、3年生くらいの頃にはほぼ小説(文章メインの本)が読めるようになりました。

 現在はゲームもYoutubeも大好きで、私が注意するまで没頭していることもしばしばですが(すみません・笑)、変わらずに本も好き。頭の中で完全にすみ分けが出来ている感じです。

 読書習慣を先に身につけてからデジタルに触れたことも良かったと考えています。

 さて、「魔法じゃない選書」で目指すのは子どものこういう状態です。

【POINT!】こんなふうになりたい

(1)
紙の本1冊を気軽に読める子になる(〝読める〟という自分のスキルへの信頼

(2)書店や図書館に行くと喜ぶ子になる(ポジティブな体験・感情をもたらしてくれるという本への信頼

(3)「気になる本」に自分から手を伸ばすことができる(自分の〝好き〟を知っている状態)

 これがいわゆる「本好き」というものかなと思います。

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前置き2: 「小説が読めるまで」 「楽しく続ける」の具体的なコツ

 
 
 まずは「好き」を見つけてスキルに繋げることを意識します。

 この「好き」は子どもの読書傾向のこと。
 例えば、冒険ファンタジーが好きか、学校ものが好きか、クセ強キャラに惹かれるか、探偵と一緒に謎解きしたいか、歴史や科学の知識を得たいか、動物が好きか、ハッピーエンドじゃなきゃダメか・・・みたいに、子どもには1人ひとり違った「好み」があるんです。

 少しでもこれがわかるとかなりラク。

 詳しくはこの記事を読んでいただけたら嬉しいです。
 御存知の方はとばしてくださいね。

【読む子育て】シリーズ
・よかったら親子で試してみてほしい、「10冊から3冊選ぶ」リピートで「好きな本」だけじゃなく「好きの本質」が見えてくる ↓↓↓


 我が家の長女はこれで、
「クイズや謎解きが好き」「基本的な思考が理系」「自分のリアルとは違う世界観やキャラでも読める」
 という傾向がわかったので、これに乗っ取った選書をすることになりました。

【POINT!】「好みをちゃんと見極めてあげられるか不安」という場合は、お子さんの「好きなジャンル」(ファンタジーOKか、学園ものが好きか、ざっくり理系か文系か)がわかるだけでも全然違います(人気があるからと言ってファンタジーが響かない子もいるので、そういうのを見極める)


 選書の方向性がわかったら、

■絵本から児童書の架け橋となる「キッカケ本」を選びます


 キッカケ本は例えて言うなら「小学1年生の国語の教科書みたいな本」。

 ここから始めて、気づくといつの間にか「一般的な小説と変わらない本」が読めるように繋げていきます。

 ただし本人が気づかない程度のさりげなさでーーここが「優しい仕掛け」です。

【POINT!】本好きな人が自然とたどる道に「意識して誘導」するのがこの仕掛け。「後から本好き」にはなりづらい時代だからです

 
 ーーでは、いきなりですが結論です(なんで?)

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いきなりの結論: 「文字の大きさ・文章量の順番はこんな感じ」 ※イメージです


 
 さて、次の画像数枚をご覧ください。
 これだけでも「なるほどそういうことか」と感じる方もいるかと思います。そういう場合はもうここで大丈夫です(笑)。

 以下、書かれている内容「旅のスポーツねこ」については気にせず、「字の大きさと文章量」にご注目くださいね。

字の大きさ・文章量【レベル1】※イメージ

               
        ↓↓↓

字の大きさ・文章量【レベル2】※イメージ


         ↓↓↓

字の大きさ・文章量【レベル2-2】※イメージ


        ↓↓↓

字の大きさ・文章量【レベル3】※イメージ


         ↓↓↓↓

字の大きさ・文章量【レベル4】※イメージ


         ↓↓↓

字の大きさ・文章量【レベル5】※イメージ


         ↓↓↓

字の大きさ・文章量【レベル6】※イメージ


  
 ーーはい、以上です。

 これは私が以前、こういう順番で読んだら子どもはいつの間にか小説(文章メインの本)が読めるようになるだろう・・・を可視化するために、恐ろしくアナログな方法で作ったもの。どうぞ突っ込んでください(笑)。けれど実際の本のページを載せられないので、これでイメージを共有していただけると嬉しいです。


忍者が木の芽を毎日飛び越えるといつかは大木を…というアレです


 
 「もう少し話を聞こうかな」と思われる方は、よろしければ解説を読んでみてくださいね。

解説(1)絵本卒業〝きっかけ本〟の「すごく重要な特徴」


字の大きさ・文章量【レベル1】※イメージ
ちなみにこの文章は、次女が小さな頃に書いた物語を私が少し手直しして(子どもの許可を得て)使用したものです。気にしないでください


 あらためまして「字の大きさ・文章量【レベル1】」さん…に登場していただきました。

 
 この段階は重要なのでしっかりお話します。

■字の大きさも話の内容も「自分にぴったり」なら多くの子が興味をもつはず!


 絵本を卒業する「キッカケ本」は、繰り返しになりますが小学1年生の国語の教科書のイメージ。子どもにとっても「読む」より「見る」に近い感覚で、挿絵も多い。一見すると「字が多めの絵本」とあまり変わりません。

 ところが国語の教科書はすべての子の好みに合った内容ではありませんよね。懐かしい例えですが、ある年代の人なら誰でも知っている『おじさんの傘』。あの話に強烈に惹かれた子もいれば、あまり興味を持てなかった子もいると思います(教育的観点からの採用なので当たり前なのですが)。

 文章メインの本へ移行するにあたり、この段階の本に「興味を持ち」「満足する」には、次の2つの条件が必要だと思います

【興味を持ち・満足する 2つの条件】

(1)
ぱっと見ただけで『読める!』と思える字の大きさ ←ファーストアクション(読んでみようかな)を誘う

(2)その子の好みに合った内容・物語 ←「ページをめくろうかな」というセカンドアクションを誘う ※例えば猫好きの子なら「ネコちゃんが…」と書いてあるだけでもページをめくる動機になる

 我が家の場合、当時小学1年生の長女の「キッカケ本」になってくれたのは『ミルキー杉山のあなたも名探偵』シリーズ(作・杉山亮/絵・中川大輔/偕成社)でした。

 小学校中学年向けとありますが、世界観が好みなら低学年でも十分に読める内容です。

(同作の文字の大きさ等が必ずしも 字の大きさ・文章量【レベル1】と同じくらいという話ではありません。あくまでイメージです)

長女は左から(だいたい)こんなイメージで読みすすめていきました

 
 図書館通いを繰り返したなかで常に長女が読みたがったのがこれ。

 ミルキー杉山というおじさん探偵が活躍するユ-モア満載のこのシリーズは、1992年に第1作『もしかしたら名探偵』で始まってから2025年6月現在まで27作も刊行されています。

 これ、「絵本と児童書の架け橋」として素晴らしい特徴があると私は感じました。

【『ミルキー杉山のあなたも名探偵』シリーズ/「絵本と児童書の架け橋」としての凄い実力

(1)全ページに挿絵があり、子どもからすると第一印象はほぼ「絵本」

(2)全体として「文章多めの絵本」程度の文章量。字の大きさや行間のゆったり感が絶妙で読みやすい

(3)絵本っぽいのに「文章をしっかり読まなければ事件を解決できない」ので結果として何度も読み返す→いつの間にか「読む」ことに集中

(4)1冊に3話ほどの短編が基本で、毎回「問題編」と「解答編」があり歯切れがいいい。長い話が苦手、クイズ形式が好きな子にもおすすめできる

 
 我が家の長女は小学1年生の終わり頃までこのシリーズが愛読書でした。

 「気に入った本」というより「気に入ったシリーズ」であることは「読む力」をつけるための強い味方。次の選書に当分困りませんし、世界観になじんでいるのでスッと入れます。

 もちろんこれはうちの長女の場合なので、実際の選書はお子さんの好みに沿ったものをおすすめしますね。

 続いて次のステップです。

【POINT!】「ルビ(読み仮名)」あるなし問題について

 
児童書を選ぶ際には「ルビ(読み仮名)」のあるなしにご注意を。例えば低学年で「中学年向け」の本を読む場合、習っていない漢字にルビがないことがあり、内容に興味があってもそこで「読めない…」と疲れることがあります(何て読むの?と聞きながら読破する子もいる)。対象学年に関わらず全ての漢字にルビがある本もあるので、選ぶ際に確認してみてくださいね


解説(2)(1)と共通点のある「次の本」を選ぼう


字の大きさ・文章量【レベル2】※イメージ


 
 続いては「字の大きさ・文章量【レベル2】」

 【レベル1】からほんの少しだけ字が小さくなり、1行の文字数が増えた場合はこんな感じです。

 いかがでしょう? 【レベル1】が読めた子なら問題なさそうですよね。

 同じ文字の大きさでも挿絵がページの半分を占めたりすると、なお読みやすいです。 

 例えばこんな感じ↓↓↓

字の大きさ・文章量【レベル2-2】※イメージ

 
 こうしたレイアウトは『ミルキー杉山のあなたも名探偵』シリーズでもよく見かけます(下半分がほぼ挿絵とか)。


 子どもが挿絵を見ながらストレスなく文章も読めるので、スラスラとページをめくることができるんです。

■次のステップ・我が家で選んだのはこの本

 さて、我が家で選んだ「次の本」はこれ。

 「科学探偵 謎野真実」シリーズの第1巻、「科学探偵vs.学校の七不思議」(作・佐東みどり、石川北二、木滝りま、田中智章/絵・木々/朝日出版社)です。

(同作の文字の大きさ等が必ずしも【レベル2】と同じくらいという話ではありません。あくまでイメージです)

 これもまた2025年6月現在、19冊が刊行されている人気シリーズ(当時は4~5巻出ていたような気がします)。

 「科学で解けないナゾはない」が信条の天才少年・謎野真実(なぞのしんじつ)君が仲間と一緒に不可思議な謎を解いていくミステリです。

 これがまたすごくおもしろい!

 私がインターネットで見つけた本だったのですが、読むだろう…とある程度自信を持てたのは、やっぱり数カ月かけた図書館通いがあったから

 親子間で好みが可視化されていることが選書成功のポイントでした。

 『ミルキー杉山のあなたも名探偵』シリーズとも共通点があります。

【『ミルキー杉山のあなたも名探偵』と『謎野真実』シリーズの共通点】

(1)名探偵もの。謎を解くのがメインストーリー
(2)基本的に短編で、問題編と解答編に分かれている
(3)児童書だが、ほぼ毎ページに挿絵あり(トリック(科学の解明)の図解も多く、見る楽しさも満足させてくれる)

 
 逆に、共通していない点もあります。

【『ミルキー杉山のあなたも名探偵』シリーズと違う点】
(1)少し字が小さい
(2)本編はすべてモノクロ

 
 ミルキー杉山に比べると、文字の大きさも文章量も2段階くらいアップした印象。さすがに子どもが「絵本だ」と間違えることはなさそうでしたが、すでに「読むのが楽しい」という感覚をつかんでいるので大丈夫だと感じました。

 長女の場合、小学2年生の終わり頃まではこのシリーズをメインに読んでいたと思います。

 そして次の段階に入るわけですが、まだまだ「いま現在楽しく読んでいる本」との共通点を確認しながらの選書です。

【POINT!】子どもが自分で楽しく選書できている場合は、無理に関わらなくて大丈夫。「読むものがなくなっちゃった…」と言われた場合は(文章メインの本に慣れるまで)「好きな内容」を意識してくださいね(でないといずれ飽きてしまうかも)


これ面白い!という自分の心を見つけよう


解説(3)だんだん挿絵が減っても気にならなくなる


 字の大きさ・文章量【レベル2】あたりに慣れてくると、今度は

字の大きさ・文章量【レベル3】※イメージ


 このくらいでも読めるようになります。子どもの成長はすごいです。

 1年生の国語の教科書レベルと比べると、字が小さくなり、文章量にも読みごたえが出てくる。でも【レベル2】あたりを経ることで不思議と違和感は感じないんですよね。


 実際にこのくらいの字と絵のバランスの児童書はたくさんあるので、お子さんに合った本を探してみるとよいと思います。

【POINT!】文章メインの本をスラスラ読む練習としては、字の文が「白地に縦書き」の本がおすすめです(絵本からの卒業を意識)。今の子は横書きに慣れていますが、日本の出版物はまだまだ縦書きが基本。慣れておいて損はありません


  我が家はこの時期(小学3年生くらい)、いろんな児童書を片っ端から読みました。主に子ども向けのミステリ(はやみねかおるさんの作品とか)でしたが、自分で選んだ角川つばさ文庫の学園ものや、学年に合った理系の探求本もよく読んでいました。

 (余談ですが、この時の年齢と好みからして知念実希人さんの『放課後ミステリクラブ』シリーズ(ナイツ社)が長女にぴったりだったと思えるのですが、当時はまだありませんでした。今なら絶対読ませます・笑)。


 【レベル3】くらいに慣れたら、続いてこのくらいも読めるようになるでしょう。

字の大きさ・文章量【レベル4】※イメージ


 ーーかなり大人っぽくなってきましたね!
 でも【レベル3】が読める子なら大丈夫。

 ここまでくるのには、言うまでもなく子ども自身が楽しんでいることが大前提。

 「本は賢くなるために読むもの」「そろそろ少しためになりそうな本を…」という大人の願望や作為を感じた瞬間、子どもの読む気が薄れてしまうこともあります。

 誰だってなんだって、押し付けられるのは嫌ですよね!

 そして当たり前のことですが、

【POINT!】本ばかりを読んでいるわけじゃない

 
こうした期間、子どもはもちろん読書だけをしているわけではありません。学校や塾、習い事、お友達と遊んだり、ほかの好きなこともしています。が、「おうちのゆったり時間」を読書にあて読書をする場合に「こういう選書をする」という意識や環境が大切だと思います。ゲームや動画視聴が「おうち娯楽」のメインになっている場合はハードルが上がります


 【レベル4】は、児童書としては「高学年向け」に近いイメージ。このレベルでは「ほぼ挿絵のない本」や「あっても数ページに1枚」が主流になってきますよね。

 そうなってくると、いよいよ仕上げです。


解説(4)決定的となりそうな人気シリーズを試してみよう


 それでは改めてこちらをご覧ください。

字の大きさ・文章量【レベル5】※イメージ


 【レベル4】より一段階アップしたイメージです。
 けれど、【レベル4】が読める子なら大丈夫(気づかない)と思いませんか?

 何度も言いますが、問題は内容なんです。

 我が家で言うと長女が小学4年生くらいにはこうしたものを読んでいました。決定的に読書力がついたのは『ハリー・ポッターシリーズ(作・J.K.ローリング/訳・松岡佑子/静山社)シリーズに夢中になったこと。


 基本的にほぼ挿絵のない小説版ハリポタですが、物語にうまく入り込めるとあっと言う間に読めてしまう子も多いようです。

 ただハリポタにハマらない子もいますのでご注意を…(個人的には謎解きに興味のない子は小説版にあまりハマらないように思えます。ハリポタは大謎を7巻まで追いかける緻密で壮大なミステリなので・笑)。

【POINT!】文章だけでも面白いんだ!

長女が長編シリーズを読破して手に入れたものは「文章だけでも面白い」という実体験。それと文章だけでも読み切れるスキルの習得です。これを機に、それまで読まなかったような本も読むようになりました。実体験&スキルの獲得を経て「とりあえず読んでみるか」ができるようになり、ジャンルの幅を広げることに繋がるのではと思います

 
 ちなみに我が家の次女は、ハリポタシリーズは読むには読みましたが、そこまでハマらず、代わりに香月美夜さんの『本好きの下剋上』シリーズが大好きになりました。

ちなみに次女は左から(だいたい)こんなイメージで読みすすめていきました。自分と同年代のキャラ、または女の子の主人公を好みます(自分と同化できるから)。あとは動物もの。謎解きは読みますが長女と違ってそれほど好みません(うちにたくさんあるのに)



 ――話を戻し、子どもが本好きになるうえで「シリーズ本」は強い味方になります。
 
 繰り返しますが「すでに知っている主人公や世界観」の場合、読むハードルがぐんと下がるんです(大人もそうですね)。

 だからこそこの時期は、「世の中で人気とされているシリーズものの第1巻」をいろいろ試すことをおすすめします(さりげなく本棚に入れておくとか…しばらく時間が経ってから読むことも十分にあるので)。

【POINT!】挿絵は「ちょっとある」だけで全然違う

 
挿絵は数ページに1枚あるだけでも子どものイメージの手助けになるので、急いで卒業しなくても大丈夫。たとえば「角川つばさ文庫」など大手出版社の児童文庫は、今どきの子どもの好みに合ったテイストの表紙や挿絵が魅力的ですよね。「少しだけでも絵があると文章だけのページもそのキャラクターが動いている気がする」とは次女の言葉です


 好きなシリーズ本ができ、夢中で読むようになったらもう「読む子」はほぼ完成間近ではないでしょうか(シリーズものでなくてもいいけど)。

 主人公と一緒に冒険をしたりいろいろ考えたり、「続きが読みたい!」と言うようになったらもうしめたもの(笑)。

 ーー続いては最後です。

解説(5)小説が読めます

字の大きさ・文章量【レベル6】※イメージ


 これ、いかがでしょう?
 大人の読むものとなんら変わりませんよね。

 これ実は、【レベル5】と字の大きさ・文章量はまったく同じ。ただ左ページの写真(挿絵)がないだけなんです。

 ここまでくると本当に「一般的な小説」あるいは「書店や図書館にあるいろいろな本」が読めるようになっています(頑張れば)。

 【レベル1】と比べてみてください。

字の大きさ・文章量【レベル1】※イメージ


 違いますよね!
 いきなりは無理。でも、段階を踏めば読めるんです。魔法ではありません。ただ、子どもの持っているチカラを引き出しただけ。

 大事なのは文章の世界に入り込む感覚を自分で覚えることなんです。 

【POINT!】レベル1からレベル3、レベル3から6までジャンプする子もいます。いかに「読みたいと思える本」に出会えるか、どれだけ読書に集中できる環境にあるかで変わるかも

 
 我が家の場合、長女が小学5年生くらいから好きな本を図書室で借りてくるようになったので、特別な読書のサポートはしなくなりました。もちろん、借りられなかった本や新しい本が読みたい場合は一緒に書店に行っています。

【POINT!】「字が大きい」からと言って低学年の子に好みに合わない本を与えたり、読んだ経験がないのに「6年生なんだから」と小説を与えても、「読める気がしない」のは当たり前。なんだって経験と実感がすべてです


自分で手を伸ばせることが何より大切。
本好きな子が未来の本屋のお客さんです


解説(6)補足: 「気持ち」は決してあなどれない「スキルの土台」

 
 ここま読んでくださった方、本当にありがとうございます!
 
 もしかしたら、「いやいや子ども一人ひとりにこんな丁寧なことできないよ…」と思われた方もいるかもしれません。

 当然です。なので、

 「こんなやり方もあるんだね」とか、「少しでも参考にできるところがあればしてみようかな」と感じていただけるだけでも嬉しいです。

【POINT!】「自分の本箱」だけでも嬉しい

 
きょうだいの多いおうちや「1人ひとりの読書にそんなに手間をかけられない」という場合は、「その子専用の棚」「専用ボックス」がおすすめです。「〇〇系が好き」という好みだけはぜひ把握してあげて、数冊ずつでもそうした本を常に収納してあげてみてくださいね。「〝好き〟を知っていてもらっている」だけでもその子の喜びに繋がります

 
 ただ、私がなぜそこまで「好きな内容」にこだわるのかという点だけ補足させてください。

■気持ち・好みは決してあなどれない!

 すっかり読書慣れする前に「好きじゃない本」を読まされた体験があると、そもそも「本好き」までたどり着けません

 好みに合う・合わないはある種の人間にとって最重要課題。

 例えば私にも「好み」はあります(そりゃそうだ・笑)。

 本好きじゃない方からすると、「本好きな人」は何でもスラスラ読めるように見えるかもしれませんが、かく言う私も「これは好みじゃなかったなぁ(ハズれだった)!」と思うことはあります。

 とりあえず最後まで読みますが、ワクワクはしない。がっかりもする。

 このワクワクしない、がっかりする・・・という読書体験を子どもに押し付けることはかなりリスキーだと私は思っています。

オレはオレの本を自分で選ぶ


解説(7)補足: なぜ「物語」 「小説」にこだわるのか


 子ども時代は物語から入るのがベストかなと個人的には思うんです。

 理由は次の2点。

(1)「この先どうなるの?」はページをめくる推進力になるから
(2)好きなジャンルの小説(を自分で知っておくこと)は一生の娯楽になり得るから

 特に(1)に関して言うと、物語で「長文を読むスキル」を身につけた後は、知的探求の本でもノンフィクションでも読めるようになる可能性が高い。
 
 知識メインの本はどうしても「ページごと」「章ごと」に文章が完結することが多く、「ある程度の長文を夢中になって読む」体験が得づらいかもしれないのです(もちろん読書対象としては素晴らしいです!)。

 とはいえ、どうしても好みに合わず物語を読まない子もいます。その場合は図鑑類でも文章量のしっかりあるものを選ぶとよいので、楽しく一緒に選んでみてくださいね(ちなみに我が家の次女は『ざんねんないきもの事典』系の本でかなり読む練習ができました)。

【POINT!】情報の整理された「紙の本」を親子の基点に

 
親子で「紙の本」を基点に考えるようになると、「ネットの情報との違い(情報の精査に時間をかけているか、責任の所在はどこか等)」、「正しい情報とは何か」(誰が何の目的で書いているか)が子どもに説明しやすくなります 


 今日はここまでです。
 長かったですね~。でも、いちばん書きたい内容でもありました。

 ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました😊
 何かしらの参考になりましたら幸いです。

 みなさんに素敵な読書時間、本を通したHappyな親子の時間が訪れることを願っています✨

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子どもが本を身近に感じ
手に取り読んでワクワクもらう
それにはやっぱり紙の本
一緒にだって眠れるよ
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まじめな話、子どもの読書活動には文部科学省も力を入れているはずで、社会全体のテーマだと私は思うのですが、リアルな子育ての実感として子どもの周辺は「動画やゲーム」だらけです…コントロールするには子どもの脳は未熟なんですよね


・改めまして【自己紹介】2025↓↓↓


・【読む子育て】シリーズ 
なぜ「絵本の読み聞かせ」が必ずしも「本好き小学生」に繋がらないのかー5、6歳の寄り道が簡単に「読む気」を奪うかも↓↓↓


・【読む子育て】シリーズ 
本が読めると人生の「楽しみ」「思考の選択肢」が倍増して絶望しづらくなるから、幸せを願って君に読書を教えた↓↓↓


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本を「買う」ことでしか起きない奇跡があるー最初は借りても「気に入ったら買う」「家にある」のすごい効果↓↓↓


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書店活性化案があっても逆算すると子どもの「早期デジタル漬け」が10年後の客を減らしてる…と悲しくなる訳↓↓↓


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