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肩の力を抜くって、一体どうやるの?

肩の力を抜け、とよく言われる。

映画やドラマで主人公が緊張したり、
カッとなった時、
周囲の人に、
「肩の力を抜けよ」
と言われる。

しかし、
これって本当に肩に力が入っているのだろうか?

そう思いませんか?

これは肩の筋肉の話ではなく、
「そんなに結果にこだわるとかえって失敗するぞ」
というような意味。

なんというか比喩的表現ではないかと思います。

しかし、
比喩ではあるものの、
実際に肩を緩めると心理状態も変わります。

だから、あながち嘘でもなさそう。

人間は緊張すると、
・肩が上がる
・首が固くなる
・呼吸が浅くなる
・歯を食いしばる
そんな反応が身体に現れる。

実は、
これらは肩に力を入れた時に見られる
反応でもある。

ただし、この場合は、
緊張したから肩が上がったのであって、
肩に力を入れたから緊張したわけではない。

いやー、日本語って本当に面白いですね。
(と、どこかの映画評論家のようにまとめてみる。)


実はこの記事は、
ひいきにして頂いている読者の
「うんちゃん」さんの記事からヒントを頂きました。

記事の中で、
”帰りの電車に揺られながら、ふと思いました。
「肩の力って、一体、どうやって抜くの?」”
という一文があったのです。

確かにそうだ、と思った。

私は太極拳をしているので、
「それなら、私のアイディアを記事にできる」と思ったのです。

「うんちゃん」は
開運実験と称して、開運につながりそうなことを片っ端からやっている人です。
良かったら、読んでみてください。


さて、ここからは
実際に肩の力を抜く方法について書いてみようと思います。

私は太極拳をしています。
・肩を落とす
・胸を張りすぎない
・呼吸を深くする

これだけで精神的、
そして肉体的な緊張が少し下がります。

太極拳には「沈肩(ちんけん)」という考え方がある。
肩を沈めることで全身の余計な力みを取るというものです。

沈肩を簡単に言うと、
・ほんの少し胸を張る
・深く呼吸する
・肩を後ろ方向に落とす
このような身体操作になる。

日常的な表現でいうと、
「長時間パソコン作業をした後、肩をすくめていたことに気付き、「ふう」と息を吐きながら肩を下ろした瞬間。」
「重いリュックを背負って山を登り、頂上でそれを下ろした瞬間」

そんな時に感じる、
「ああ、楽になった」
という感覚。

気付かないうちに上がっていた肩が、本来の位置に戻る感覚。
それが沈肩に近い状態だと思います。

では具体的にどうするか。
①胸は張り過ぎない程度に張る。
②2,3回深く呼吸する。
③そして、肩を少し上げる。
④肩を後ろ側に落とす。
    よく分からなければ、
    自然に下ろすだけでも良い。
⑤肩甲骨の位置を少し後ろ側に意識する。
   意識するだけで力は入れない。
   これはできればでいいです。
    胸を張る、肩甲骨に力が入るようであれば、しなくていい。

手には何も持たない。(スマホはNG)
何もしない。
歩く時も無理に手を振らず、
ぶらぶらと揺れるに任せる。

そんな感じです。

ところで、巻き肩の人、
加齢で気づかずに巻き肩になっている人は
意識してほんの少しだけ胸を張るのがいいです。

但し、ほんの少しだけです。
しっかり胸を張ると呼吸がしにくくなります。


緊張すると肩が上がる。
呼吸が浅くなる。

そして逆に、
肩を落として呼吸を深くすると、
少し気持ちも落ち着く。

昔の人は、
それを経験的に知っていたのかもしれない。

私は長い間、
「肩の力を抜け」は単なる比喩表現だと思っていた。

しかし太極拳を始めてみると、
案外そのまま身体の使い方の話だったのかもしれない。

(おわり)


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