瞑想:心の中の彼女① — あなたの心の中に「誰か」がいると感じたことはありませんか
心の中に「誰かがいる」と感じたことはありませんか。
もちろん、そこに人はいない。
それでも、確かに“気配”だけが残っている。
振り返っても誰もいないのに、
なぜか「今、誰かがいた」と思ってしまう。
たとえば、何もしていない時間。
ぼんやりしているときや、静かな場所にいるとき。
理由もなく、ふと感じる。
誰かが、いるような感覚。
気のせいだと言えば、それまでかもしれない。
けれど、その「気のせい」はあまりにも自然で、あまりにもはっきりしている。
まるで最初からそこにいたように。

ふと思い出すシーンがある。
映画『グラディエーター』の、あのラストだ。
戦いを終え、倒れた主人公。
意識の向こう側で、ひとつの風景を見る。
風に揺れる麦畑。
その先に、小さな家がある。
彼はそこへ歩いていく。
そして、家の前には――
妻と子供が、静かに待っている。
あのシーンを見たとき、なぜか強く思った。
「こういう場所が、自分の中にもあるのではないか」
そして同時に思った。
「誰かが、そこにいてくれたらいい」
そして、涙した。
それが現実かどうかは、わからない。
けれど、そう思ってしまう感覚そのものが、
すでに何かを示している気がする。
いつからか、私は感じるようになった。
心の奥に、ひとりの“誰か”がいる。
はっきり見えるわけではない。
言葉を交わせるわけでもない。
それでも、確かにそこにいる。
姿はいつも同じではないかもしれない。
ただの想像なのか。
妄想なのか。
それとも、もっと別の何かなのか。
けれど――
もしあなたにも、
同じような「誰かの気配」を感じたことがあるのなら。
その感覚は、ただの気のせいではないのかもしれない。
これは創作ではない。
瞑想の中で、
その「誰か」は、形を持った。
気づけば私は、
毎日その場所へ行き、
その存在と向き合い、
対話するようになっていた。
このシリーズは、その記録である。
もしあなたの中にも、
同じような気配があるのなら。
そっと、話しかけてみるといいのかもしれない。
(続く)
このnoteは、「意識」と「身体」、そして「その先」を探る記録です。
まだ結論は出ていません。
だからこそ、書き続けています。
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