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索引のようなもの-象牙色の城郭篇-

 新しい物語の告知の前に恒例の索引を載せる。
 全体の索引も近々リニューアルしたいなと思いながら、やりたいことが色々ありすぎて手つかず。
 先日年表を公開したら地図も見たいと言って下さる方がいらしたので、人に見せられるレベルには描き直したいな、などとも思っている。

 さて。この『物語の欠片-象牙色の城郭篇-』はカリンとレンを主人公にした物語の、記念すべき十番目の物語だ。
 昔と同じような困難が起こった時、先の恐怖を知っているデメリットもあるけれど、以前は乗り越えたという事実があるメリットは大きいと思う。
 そして、同じような事象でも、周囲の環境によって物事の捉え方って随分変わるよね、というようなお話。

はじまり

久しぶりに「人柱の夢」を観たカリン。
自分はマカニに居るのに、隣にはレンが居るのに、もはや予知夢ではあり得ないと解っているのに、気分は晴れない。そんな中、定期の仕事でアグィーラへ向かわなければならいのだった。

リリィとの遭遇

ただでさえ夢のせいで気分がすぐれないのに、城の前でリリィと遭遇したカリン。どうやらアオイが家を出た後に養子に入ったセダムが官吏試験を受けるらしい。
人柱の夢、アオイの義弟おとうとにあたるセダム。どうしてもマカニへ行く前の昔を思い出してしまうカリンだった。

隼との出会い

一方のレンは、族長の元へ新たな鴉が訪れたことをきっかけに、シヴァと共に族長の秘密を伝授されることになった。
新しい学びに気分が高揚し、つい無茶をしてしまったレンの前に一羽の隼が現れる。

積み重なる謎

レフアから聞いた「傷つけられた樹々の噂」ナウパカから聞いた「古い本の紛失」そして「考古学室の小火」。次々にアグィーラで起こる不思議な事件。
このまま放っておけなくなったカリンはアグィーラへの滞在を延ばす決心をする。

ローゼルの決意

カリンがしばらくアグィーラに滞在することを聞かされたレン。しかしマカニでは大吊り橋の建設が佳境を迎えており、自分はアグィーラに残るわけにはいかない。
不安を覚えながらもアグィーラの城へ行ったレンは、ローゼルのある決意を聞く。

スグリとポプラの関係

一人でマカニへ戻ったレンは、スグリにイヌワシの岩へと誘われる。そこでスグリから、ポプラとの意外な関係性を告白された。
先日ポプラから工房の跡継ぎ問題を聞いたばかりだったレンは、小さな村であるマカニの中にもある、複雑な人間関係について思いを馳せるのだった。

もうひとつの夢

ついにセダムと直接言葉を交わしたカリンは、その夜再び夢を見た。
しかしそれは、明らかに自分の頭が創り出した夢だとカリンは解釈する。
混乱するカリンにとどめを刺すように、傷つけられた厩舎裏の木はカリンに恐ろしい映像を見せるのだった。

アルカンの森が燃えた

順調に進んでいる大吊り橋の建設に一息ついていたところへ、見張りのコキオからアルカンの森が燃えているという報告が入る。
急いでアグィーラへ向かうレン。アルカンの森の主は無事なのか。

四つの謎の解

アルカンの森が燃えたことで、カリンの中にひとつの物語が降りてきた。「傷つけられた樹々」「紛失した古書」「考古学の小火」「アルカンの森の火事」この四つを結び付ける物語とは。

ユウガオの秘密

カリンの物語を聞いて、ユウガオは自分の秘密を教えてくれた。
謎は解けたが問題は解決していない。全ての問題を上手く収める方法はあるのだろうか。

それぞれの「今」

医局長ツツジの機転でなんとか無事に収まるところに収まった事態。狡猾そうに見えたツツジにも、意外な一面があった。
皆それぞれの過去が在って、それぞれの今が在る。
レンとカリンも、それぞれの「今」を見据えて先へ進むことを誓う。


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