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18きっぷ好きがユーレイルパスで旅したら|40女のヨーロッパ乗り鉄旅【総集編①】

96日間の旅エッセイをお読みいただきありがとうございます。
110話とボリューム満点になってしまいましたが、総集編として旅の全費用、旅の装備や民泊選び、絶景路線5選、などをテーマに振り返ります。
まずは、今回の旅の核となるユーレイルパスの旅を乗り鉄観点で振り返ってみました。

<40女のヨーロッパ乗り鉄旅|旅の概要>
・2018年4月〜7月
・96日間/28カ国
・総鉄道移動距離 約26,500km
・ユーレイルパス(3ヶ月連続版)使用
・飛行機移動は1回のみ
・移動は鉄道+ときどきバス

旅のルート

まずは今回の旅のルートについて。
イスタンブールを起点に、終点ロンドンまで28カ国をほぼ一筆書きで駆け抜けた。
東欧やバルカン半島の国々は、国土が広い上に国際列車の数が少なかったりして、なかなかルート作成が難しかったところ。
それでもギリシャのアテネからチューリップ真っ盛りのオランダに飛んだ以外は、基本的に鉄道で移動できたので、乗り鉄としてはやりきった感がある。

今回、訪問した国は基本的にユーレイルパス対象国(2018年当時28カ国)が中心だが、スイスとアイルランドは今回の旅で泣く泣く訪問を諦めた。

鉄道メッカのスイスへは、行き当たりばったりではなく、きちんと絶景列車を予約していつか挑みたい。

代わりに思いがけない訪問となったのが当時パス非対象国だった北マケドニア、そしてゴール地点のイギリス。どちらも現在はパス対象国となっている。

旅のきっかけ

高校生くらいから何となく鉄道に乗ってぼんやり車窓を眺めるのが好きで、大学時代に18きっぷひとり旅デビュー
それ以来、夏を中心に18きっぷを買ってはローカル線の旅に出かけてきた。

そんな私がいつか叶えたい夢だったユーレイルパスの旅。

ユーレイルグローバルパスは28カ国が対象(現在は33カ国に拡大)、しかも連続版の場合、その期間が乗り放題になるということで、まさに18きっぷのヨーロッパ超拡大版の如く旅ができるのだ。

18きっぷの楽しいところは、JR全線乗り放題なので、自由にルートが考えられることにもある。時刻表とにらめっこしてあれこれ妄想している時が一番?楽しかったりするので、そんなところも共通しているのだ。

旅のプランニング

出発地点と終着地点を何となく決めてフライトチケットを予約した後に、ルートづくりに取りかかる。

ここで大活躍したのがヨーロッパ鉄道時刻表(トーマスクック時刻表)。

往年の旅人なら見たことあるのではないでしょうか?
‘地球の歩き方”と併せて必携品の時刻表

時刻表の路線図マップを見て大まかなルートを考え、ちょうど良い列車があるかどうかひとつひとつ調べていく、これはまさに18きっぷのプランニングと一緒!!

ちなみに余談だが、この赤い時刻表のことを私はずっと“トーマスクック”と呼んでいたのに、数年後のある日、よく見たらトーマスクックのトの字もない!

実は2013年に独立していたそうで、トーマスクック社は2019年に倒産したそうな。

日本でも紙の時刻表はどんどん縮小していて、私が長年愛用していた交通新聞社の小型全国時刻表も、コロナを期に廃版になり困っていたりする。

話を元に戻すと、この時刻表を使いこなしていくことで、ダイナミックな移動が実現できたといっても過言ではない。特にバルカン半島なんかは路線図とGoogleMapを交互に見て、一体どこからどこなら行けるのか頭を悩ませる日々だった。(このあたりはユーレイルパス使いこなし編にて)

バルカン半島の路線図
路線番号から時刻を調べていく

18きっぷとの違い

列車に揺られてぼんやり車窓を眺める日々、そんな旅に憧れて実行に移したわけだが、思っていたのと違うなぁと感じることもしばしば。

やはり何と言ってもヨーロッパは広すぎるということ。

私の愛するローカル線鈍行みたいな列車に乗っていたのでは、この期間でいくつもの国を訪問できる訳もなく、どうしても都市間を結ぶ特急列車が中心の旅になってしまう。

フランス、スペイン、イタリアあたりは高速鉄道をフル活用する日々で、それはそれで西欧各国のかっこいい車両を楽しめるのでワクワクする一方で、同乗者はビジネスマンや観光客が中心なので、その地域の人々の暮らしを感じるものではない(その分、街歩きで充分堪能できるのだが)

スペインはほぼ新幹線AVEでの移動
高速鉄道網が充実していて、
最近民間事業者含めて拡大してるらしい


乗り鉄らしい楽しさを感じたのは、ルーマニアだったりセルビアだったり、鈍行とは言わないまでも、異様に遅い速度で走る列車に揺られ、乗り降りする人を眺め、時に居心地の悪さを感じ、畑の農作物や近くに建つ家々をじっくり眺める、そんな時間だった。

ルーマニアの車窓から
わたしのお気に入りの一枚

“乗り鉄”の素晴らしさ

もともと日本でも観光列車に乗るよりは、地元の人々が乗り降りする鈍行列車が好き。
海や山、川などの絶景車窓はもちろん最高だが、同時に地元の高校生の振る舞いや沿線に建つ民家の造り、畑の農作物を見るのが好きなので、私は鉄道に乗ることで人々の生活を感じたいのかもしれない。

ユーレイルパスで巡った国々では、日本以上に静かで洗練された人々が無言で乗るオランダの列車、気難しそうなご老人とコンパートメントで長時間ご一緒するブルガリア、とんでもなく厳しい環境に住む人々の民家が見える北欧など、今まで見たこともない人々の暮らしを感じることができた。

やっぱり乗り鉄っていいなぁと3ヶ月の気づきを振り返り、また知らないどこかの生活を感じたくなっている。


📕総集編、次回は「いったいいくらかかったの?」としばしば聞かれるやつ。
96日間の旅の全費用についてまとめてみます!


🚊ヨーロッパ28カ国を鉄道で駆け抜けた乗り鉄ひとり旅は、こちらからお読みいただけます。
鉄道好きの方にも、そうでない方にも
💐

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