国境越えもひと苦労〜ブルガリア🇧🇬 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 #02-5
【Day7: ソフィア→ルセ→ブカレスト】
ブルガリア首都ソフィアからルーマニア首都ブカレストまで、ひたすら車窓を楽しむ一日
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
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##ブルガリアの首振り文化
3泊したブルガリアともお別れの朝。
民泊ホストの娘さんにお会いし、お礼などお話していてふと気がついた。
なんだかこの首を横にフリフリしながら笑顔で話す感じ、インド映画で見たことあるやつだ!
インドでは首を横に振るのがYesのジェスチャーだと聞いたことがある。
もしやブルガリアも同じ習慣があるのでは⁉
そう思い、お別れしてすぐに検索してみると私の予想は見事に的中!
ブルガリアでは今もYesで首を横に振り、Noは首を縦に振る習慣が残っているんだとか。
首を縦に振る=Noとは‼
これで一昨日、電車に乗り損ねた際に駅で会ったおじさんが、首を大きく縦に振った謎が解けた!
あれは「俺は分からない」という意思表示だったのだ。
大きな謎が解明できたような気がして、電車に乗り損ねた失敗も、結果的に良い思い出に感じられる。

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##国境駅までの長旅
ブルガリアのお次はルーマニア。
首都ソフィアからブルガリア国境駅のルセまで行き、そこから乗り換えてルーマニアの首都ブカレストへ向かう。
ブルガリア国鉄の車両は今回も古めかしいコンパートメント。

1人で乗っていると、すぐにおじいさんが無言で私の前に座り、途中駅でよく太った巨大な男性が乗ってくる。
3人のコンパートメント旅は、誰とも目を合わせることなく静かにスタートした。
##大いびきと菜の花のコントラスト
ルセまでは5時間の長旅、静かに景色を堪能できるのは嬉しい。
可愛らしい家がポツリポツリと建つ川沿いを走る列車はどんどん深い山の中に入っていき、渓谷の景色もダイナミックになってくる。
見たこともないタイプの白っぽい岩山が迫ってくる車窓は写真におさめたいくらいだけど、真向かいに座る気難しそうなおじいさんに気を遣ってしまう。
やがておじいさんと巨漢の男性二人ともが深い眠りについた頃、今度は一面の菜の花畑が次々と車窓に現れる農村地帯に入ってきた。
と共に、巨漢の男の小さな寝息がどんどん大きくなってきて、コンパートメント中に響き渡る大いびきに変わっていく。
ガタンゴトンという列車の音と大いびきをかく大男、そしてその背後に広がる黄色い菜の花畑の美しい景色…
このコントラストが滑稽で大口を開けて眠る男性と菜の花畑の様子を隠し撮りしてしまった。

##国境駅でもエライ目に
お昼過ぎに終点の国境駅ルセに到着。
残ったブルガリアレフの小銭を使ってコーヒーとパンでも買おうかな、と周りをキョロキョロ。
ルセの駅舎は天井の高い荘厳な造りでなかなか立派なのだが、異様なほど人の気配がほとんどない。
そして、駅構内はおろか駅前にも商店らしきものは何も見当たらず、コーヒーどころかお金を使うところが何も無いといった感じ。
空腹なのでショックではあるものの、まずは僅かな乗り換え時間で確実に乗り換えなければ!
ということで、諦めて次の列車を探す。
相変わらずここでも電光掲示板のキリル文字は全く読めないけれど、プラットフォームが少ないおかげで目的の電車はすぐに分かりそうだった。

##ブルガリア出国手続きがナゾ
次に考えなければいけないのが、パスポートコントロール。
ここでルーマニア国鉄に乗り換えなので、何か出国手続きがいるはずだけれど…
とキョロキョロ見回してもそれらしき窓口も人も何もない。
インフォメーションらしき窓口に不機嫌そうなおばあさんが座っていたので、パスポートを見せつつ尋ねてみた。
が、英語はまるでダメなようで、ブルガリア語で何やら激しくまくしたてられ、シッシッとばかりに手で追い払われてしまった。
ええー、これどうしたらいいのよ
泣きそうになっていると通りかかった若い男性がどうしたの?と言う感じで立ち止まってくれた。
それでも彼も英語は一切分からないということで、ごめんよく分からない、といったジェスチャーで謝られてしまう。
##怖い人にパスポートを奪われる
さて困った、
でもそろそろ次の列車に乗らないと
ということで、ひとまずプラットフォームに出てみると、ブルガリアでは見たことも無い近代的な青と白のかっこいい車両がドーンと停車している。
おお、これがルーマニアの車両か!

と感激していると、その列車から降りてきたらしきアジア人の若いバックパッカー青年がにこやかにこちらに歩いてくる。
この旅初の日本人?と思ったら台湾の方。
英語も話せるので彼に言ってもなぁと思いつつ、私が今パスポートコントロールで困っていることを話してみる。
と、今度は後ろから何やら厳しい口調で呼び止められたので振り向くと、大柄のジャンパー姿の男性がツカツカとこちらにやってくる。
そしてパスポート!と手を出すのでおずおずと差し出すと私のパスポートをひったくり、そのままくるりと駅舎方面に歩いて行ってしまった。
えーー、どうなるの?
あの人何?
これ、ここで待ってたらいいの?
と大困惑。
急いでいるらしい台湾青年とはお別れし、そのままホームでしばらく待っていると先ほどの男性が戻ってきてパスポートを返してくれる。
格好からは分からないが、やはり彼が国境警察だったのだろうか。
パスポートコントロールは一体何が正解だったのか謎のまま、無事にルーマニアに向けて列車は出発した。
🚊次回、ドナウ川を越えてルーマニア入り🇷🇴首都ブカレストは大都会
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です↓
