英訳された自分のnoteを読んだら、弟が外国人になっていた
昨日、自分のnoteを開いたら、英訳版ができていた。
くだらない小話が英語になっていた。
そういえば、多言語対応されるというお知らせは読んだ。
この日からだったのか。
51記事中、10記事が英訳されていた。
しかも、弟シリーズが6記事全部入っている。
英文を声に出して読んでみた。
すると、脳内で急に海外ドラマみたいな映像が流れ始めた。
登場人物たちが外国人になって、立ち上がって動き、英語で話し始めた。
日本人のはずの弟は、外国の大学生になって、若者っぽい早口の英語で話しかけてくる。
ソイソースとか言っている。
誰なのだ、この外国人は。
私は夢中になって、自分の記事を次々と英語で読んだ。
すると、いつもの小話が、まるで別の作品のように見えてきた。
言語が違うだけで、人物も、映像も、BGMも、効果音も、全部違う雰囲気で立ち上がってくる。
「ババーン!」と書いた効果音は、“Boom!”になっていた。
吹き出し付きで映像が眼前に迫ってくる。
アメリカンコミックだ。
これは楽しい。
私は仕事で、ときどき翻訳や通訳をすることがある。
だからnoteに書く文章も、訳しやすいように、短く、わかりやすく書くことを割と意識している。
でも、この文はひょっとすると誤訳されるかもしれない、と思いながら出した一文があった。
弟と喧嘩して、「空気が悪くなっていった」という場面だ。
これは、空気汚染として訳されるかもしれない。
ところがAIは、
“The atmosphere gradually turned sour.”
と、ちゃんと人間関係の空気として訳していた。
AI翻訳、なかなか賢い。
しかも、日本語では曖昧な主語も、自然に整理されていた。
性別がわからないところは、ほとんど “they” になっている。
スマートだ。
今度から私もそうしよう。
著者への確認が少なくて済む。
読んでいてあまりにも楽しかったので、英語が好きな日本人の友人たちや、英語しか話さない友人たちにも読んでもらいたい、と思った。
あの人なら、ここで笑うだろうか。
そんなことを想像してしまう。
まるで、自分が翻訳本を出した作家になったような気分だった。
妄想の世界で、私は洋書の表紙を撫でさすった。
でも現実では、締切を控えた真面目な原稿が山ほど積まれている。
今、仕事上でも、とても大事な時期だ。
そんな中で、こんなのんきな小話を毎日更新していると知られたら、スタッフたちに怒られる。
たくさんの人に読んでほしい。
でも、実名を知っている人に見つかったら困る。
だから今は、自由に書きながら、日本語版も英語版も、ひとりでひっそり楽しむことにする。
英訳された10本のエッセイはこちら。
英訳版のみを集めたマガジンも作ったので、よろしければご利用ください。
下のURLをクリックすると英語版を、カードリンクをクリックすると日本語版をお読みいただけます。
<弟シリーズ>
「小さな理由で進学先の大学を決めた話」https://note.com/sue_story365/n/n0126e94e773c?hl=en-US
「座席運の弟と、交通トラブル運の私」https://note.com/sue_story365/n/na52639dbf1d4?hl=en-US
「地図最強の弟と、迷子案内人の私」
https://note.com/sue_story365/n/n0fe64e71eab4?hl=en-US
「物語は、始まらなかった」
https://note.com/sue_story365/n/n19263150a28b?hl=en-US
「床が収納の弟と、クローゼットが収納の私」https://note.com/sue_story365/n/ndab2b5d615ae?hl=en-US
「廊下でもいいから泊めてください」https://note.com/sue_story365/n/n6684fdd66f73?hl=en-US
<海外旅行シリーズ>
「トナカイ料理と、少し遠回りな地図」
https://note.com/sue_story365/n/n2a78fbc8766c?hl=en-US
「方向音痴なのに、カナダで迷路に入った話」
https://note.com/sue_story365/n/nf979a3805700?hl=en-US
<大好きな文房具や本>
「白い文房具を愛しすぎた」
https://note.com/sue_story365/n/n89b0741cf3a8?hl=en-US
「電子書籍なんて絶対イヤだった」
https://note.com/sue_story365/n/ncc5258f40042?hl=en-US
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