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『見えないつながりとともに(仮)』…あらすじ by Chat GPT

全体あらすじ(#1-#18)

フェリア総合学院の通称《ラノベ科》に通う17歳の少女、バブル・ヴァレン。人見知りの彼女には、誰にも知られていない秘密があった。

幼い頃に獲得した《分身》と《隠密》のスキルによって、自分と同じ姿をした分身体を生み出し、誰にも見つからないまま街中を歩かせることができるのだ。

分身体たちは、もともとすべてバブル自身だった。しかし、イチカ、ニーナ、サーシャ、シオン、ココ、ムツミ、ナナ、ヤエ、クオンと名前を与えられ、それぞれ異なる場所で異なる経験を積むうちに、少しずつ独自の個性を持ちはじめる。

彼女たちは、迷子を家族のもとへ導いたり、落とし物を見つけたりしながら、誰にも知られない街の見廻りを続けていた。

そんなある日、ニーナは、仕事に就けず生活に困っているシーフ、モーリスが、拾った財布から金を抜き取る姿を目撃する。

罪を告発するのではなく、本人が再び歩き出すきっかけを渡したい。そう考えたバブルは、学院のアントレ科が配布している《無料探し物依頼受付中!》のチラシに、謎の署名《s.f.》を添えて、モーリスの家へ届ける。

そのチラシをきっかけに、アントレ科のビリーとルナがモーリスを訪ねる。バブルたちは、ふたりの活動を陰から見守るようになり、やがて街から猫が減っている事件にも関わっていく。

集められた猫たちの先にいたのは、フェリス男爵家の中で孤立し、猫たちとの時間に安らぎを求めている少女、リリアだった。

バブルたちは、リリアや猫を一方的に救おうとはしない。猫にもそれぞれ帰りたい相手がいることを伝えるため、

《猫たちもみんなそれぞれ想い人がいるのかもね》

という言葉を《s.f.》の名で、執事長セバスチャンへ届ける。

一方、分身体はついに10人へ増え、今後は100人、1000人になる可能性も見えてくる。仲間が増える喜びの裏で、全員の生活費をバブルのお小遣いだけで支えることは、いずれ不可能になる。

この問題に対して、いつもココプリばかり食べているココが、核心を突く。

「バブルのお父さんに、自分で稼ぐ方法を教えてもらえばいいよね?」

大商人である父アルベルトから、商売には「必要とされる情報を、必要な場所へ素早く届けること」が重要だと教わったバブルは、分身体同士の距離に関係なく瞬時に会話できる《念話》を事業に利用できると気づく。

王都ルヴェインとフェリアの間で、短い文章を瞬時に届ける高速伝書サービス。その通信形式として選ばれたのは、ココとナナの掛け合いから生まれた五・七・五・七・七だった。

こうして、《sevens & fives》を由来とする《s.f.express》が構想される。

イチカ、ココ、ナナは、表の世界で活動する《ホワイト3姉妹》となり、王都で本店を設立することになる。ニーナ、サーシャ、シオンも、その従姉妹としてフェリア支店を担当する。

これまで誰にも見つからないことによって自由を得ていた分身体たちは、会社をつくり、人と出会い、社会とつながるため、少しずつ姿を現していく。

しかし、彼女たちの正体は、すべて一人の少女から生まれた分身体である。

増え続ける「私」たちは、いつまで同じ存在なのか。名前を持ち、異なる経験を重ねた彼女たちは、友達なのか、姉妹なのか、それとも独立した一人の人間なのか。

見えない友達を守るためにはじまった小さな計画は、やがて情報通信、金融、物流、そして国全体の仕組みを変える事業へと広がっていく。

これは、人目を避けて生きてきた少女と、彼女から生まれた名前のある分身体たちが、見えないつながりを目に見える価値へ変え、それぞれの居場所と未来をつくっていく物語である。


各話あらすじ


第1話 見えない友達

フェリア総合学院に通う17歳のバブルは、退屈な授業中に《分身》と《隠密》を使い、分身体を街へ散歩に送り出す。

バブルが初めて分身体を生み出したのは、まだ幼い頃だった。人見知りの彼女にとって、自分と同じ姿をした少女は、初めてできた友達のような存在だった。

しかし、分身体を見た母親が驚いて倒れたため、バブルは一度スキルの使用をやめる。その後、《隠密》を獲得したことで、誰にも気づかれずに分身体と過ごせるようになる。

17歳になった現在、バブルは最大9体の分身体を操り、彼女たちとともに街の見廻りを楽しんでいた。

『見えないつながりとともに(仮)』#1
《五月の風》
《May Wind》


第2話 名前を持つ分身体たち

バブルと9体の分身体は、念話を使って連絡を取り合いながら、街中で迷子になった少女の母親を探す。

姿の見えない分身体は直接手を引くことができないため、雑踏の中から声だけを聞かせ、母親を噴水広場へ誘導する。

イチカ、ニーナ、サーシャ、シオン、ココ、ムツミ、ナナ、ヤエ、クオン。それぞれ名前を持った分身体たちは、日常的に人知れず街を助けていた。

その日の見廻りが終わろうとした頃、ニーナは、モーリスという男性が拾った財布から金を抜き取っていたことを報告する。

『見えないつながりとともに(仮)』#2
《見えない糸》


第3話 ニーナの案件

モーリスが落とし物から金を抜いたのを、ニーナが目撃したのは三度目だった。

ニーナはこれまで、生活に困っていたのかもしれない、あとで届けるつもりだったのかもしれないと考え、報告せずにいた。

だが、バブルが眠ると、本体と分身体たちの記憶は自動的に同期される。そのため、ニーナが見たものも、報告しなかった理由も、すでに全員が知っていた。

それでも、誰もニーナに口を挟まない。これはニーナ自身が向き合うべき案件だからだ。

同じ記憶を共有しながらも、名前と経験の積み重ねによって個性を持ちはじめた分身体たち。モーリスの家の前に立っていたのは、バブルではなく、ニーナだった。

『見えないつながりとともに(仮)』#3
《名前が背負う現実》
《The Reality Carried by a Name》


第4話 シーフという職業

ニーナは、モーリスが仕事を失っていく過程を見続けていた。

以前は冒険者ギルドで働いていたが、ある日を境に通わなくなり、その後は求人へ応募しても、すぐに断られるようになった。

求人主に見せたステータスには、《職業:シーフ》と《スキル:隠蔽》の文字があった。それを見るたびに、相手の態度が変わっていたのだ。

何度拒絶されても、次の仕事を探そうとしていたモーリス。その姿を知るニーナは、単純に彼を犯罪者として扱えなかった。

ニーナが家を訪ねようとしたとき、バブルから「まだ動かないで」と念話が届く。

『見えないつながりとともに(仮)』#4
《ベールをほどいて》


第5話 小さなきっかけ

久しぶりに家へ戻ったニーナを、バブルは嬉しそうに迎える。

二人は一度分身を解除して身体的にも同期し、再びニーナを分身させる。その夜、同じベッドで眠った二人は、翌朝、学院のアントレ科が作った《無料探し物依頼受付中!》のチラシを手に取る。

バブルは、それをモーリスの家のポストへ入れるようニーナに頼む。

決めるのはモーリス自身。まだ何かを変えたい気持ちが残っていれば、チラシがきっかけになるかもしれない。

バブルはチラシの隅に、意味を明かさないまま《s.f.》と書き添える。

『見えないつながりとともに(仮)』#5
《境界の名前》


第6話 ココの贅肉問題

チラシを届けてから一週間後、ニーナは、アントレ科のビリーとルナがモーリスの家を訪ねる姿を目撃する。

モーリスの件が動きはじめた一方、ニーナにはもう一つ重大な問題があった。ココの体重である。

ココを分身解除して身体同期すると、彼女が増やした体重とウエストが本体や他の分身体へ分配されてしまう。その一方で、ココだけは一瞬で痩せられる。

理不尽な体重増加を止めるため、ニーナはココの拠点を訪ねる。

その場所は、人気菓子店《ミエル・ミネット》の2階。部屋には、すでに半分食べられたココプリの箱が置かれていた。

『見えないつながりとともに(仮)』#6
《ココプリの箱》
《I Am Here》


第7話 みんな同じでなければならないの?

ニーナは、身体同期のたびにココが増やした体重を、他の分身体たちで均等に引き取ることになったと伝える。

しかしココは、そもそも身体的な同期を続ける必要があるのかと問い返す。

分身体はすべてバブルである。だが、名前を持ち、異なる経験を重ねた今、すでにそれぞれ違う存在になっている。

「みんな同じにならなきゃいけないの?」

ココの素朴な問いに、ニーナは答えられない。

初夏の風が、姿の見えない二人と、向かいの建物で外を眺める少女の髪を同時に撫でていった。

『見えないつながりとともに(仮)』#7
《ひとつの名で》


第8話 10人目の分身体

バブルは、10人目の分身体を生み出せるようになったことを知り、新たな仲間《トーカ》を誕生させる。

同時に、念話へ話者名を表示する機能も獲得し、分身体たちの会話はさらに便利になる。

トーカには、アントレ科のビリーを観察する役割が与えられる。

その頃、街では猫の数が減っていた。ココは、向かいの建物にいる執事たちが、猫を集めて北西へ運んでいると話す。

イチカが、執事たちと猫の行き先を調べることになる。

『見えないつながりとともに(仮)』#8
《見えない糸で》


第9話 猫を集める少女

トーカは、ビリーとルナがココの拠点の向かいを張り込み、猫を集めている執事たちを調べていると報告する。

一方、イチカの調査によって、向かいに現れる少女がフェリス男爵の次女リリアであることが判明する。

猫たちは男爵家の居城へ運ばれ、リリアと一緒に過ごしていた。

しかし、猫を集めた理由には複雑な事情があった。リリアは家族から冷遇され、男爵家の中で孤立している。幼い頃から彼女を見守る執事長セバスチャンは、猫といる間だけ安らぐリリアのために、猫を集めていたのだ。

バブルたちは、誰か一人を悪者にして終わらせることができなくなる。

『見えないつながりとともに(仮)』#9
《ミエル・ミネット》
《Miel Minette》


第10話 猫たちの想い人

ビリーとルナも独自に調査を進め、リリアと猫の行き先へ近づいていく。

イチカの報告から、リリアが街へ戻りたがる猫を北門から放していることも分かる。

その話を聞いたニーナは、

「猫たちもみんなそれぞれ想い人がいるのかもね」

と口にする。

言葉を気に入ったバブルは、それをカードに書き、セバスチャンが目にする場所へ置くようイチカに頼む。

誰かを責めるのではなく、猫にも帰りたい相手がいると気づいてもらうための、小さなメッセージだった。

『見えないつながりとともに(仮)』#10
《北門のねこ》


第11話 増え続ける仲間たち

イチカは北門で、ルナとセバスチャンが話しているところへ、バブルのメッセージカードを落とす。

カードには、

《猫たちもみんなそれぞれ想い人がいるのかもね 〈s.f.〉》

と書かれていた。

セバスチャンはカードを持ち帰り、仕事の合間に何度も眺める。

猫の件が動きはじめる一方、バブルは分身体たちへ、より重大な問題を告げる。分身体の増加速度が上がり、このままでは100人、1000人になる可能性があるというのだ。

現在は父からもらう多額のお小遣いで生活費を賄っているが、いずれ限界が来る。

するとココが、「バブルのお父さんに、自分で稼ぐ方法を教えてもらえばいい」と提案する。

『見えないつながりとともに(仮)』#11
《見えない糸の地図》


第12話 商売の秘訣

バブルは、大商人である父アルベルト・ヴァレンを訪ね、自分で金を稼ぐ方法を教えてほしいと頼む。

アルベルトは、商売では《どう売るか》以上に《何を売るか》が重要だと語る。必要とされるものを、必要とされる時と場所へ届けるには、《情報》が欠かせない。

ヴァレン商会が急成長した背景にも、伝書鳩や伝書鷹を使った王国内の情報ネットワークがあった。

父の話を聞いたバブルは、距離に関係なく瞬時に届く分身体同士の念話なら、伝書鷹を超える高速情報サービスを作れるのではないかと考える。

王都ルヴェインとフェリアを結ぶ《高速伝書サービス》の構想が動き出す。

『見えないつながりとともに(仮)』#12
《必要なときに》


第13話 s.f.express誕生

バブルは、分身体たちへ高速伝書サービスの構想を発表する。

念話なら情報を瞬時に伝えられるが、長い手紙を書き写すのは大変だ。文字数を制限しようという議論から、ナナの《77》とココの《57577》が飛び出す。

五・七・五・七・七の31音を一通の基本形式とし、《sevens & fives》を意味する《s.f.express》という会社名が誕生する。

王都本店の責任者にはイチカが選ばれ、ココとナナを加えた《ホワイト3姉妹》を結成。表の世界で活動するため、《ルミリア・パス》を取得し、王都へ向かうことになる。

『見えないつながりとともに(仮)』#13
《ルミナの糸》


第14話 表の顔

イチカ、ココ、ナナは《隠密》を解き、会社の表の顔として活動を始める。

姉妹設定に合わせ、イチカは19歳、ココは17歳、ナナは15歳。イチカとナナは《変装》で年齢に合う姿へ変わる。

彼女たちは、バブルの父へ紹介される前に、姉妹らしく振る舞う練習も始める。

その最中、向かいの建物にいるリリアが、ココへ手招きする。ココはココプリを買い、そのままリリアたちの部屋へ向かってしまう。

秘密を抱えたまま表社会へ出ようとする計画は、早くもココによって予定外の方向へ動き出す。

『見えないつながりとともに(仮)』#14
《白い三つ編み》


第15話 二つのホワイト3姉妹

ココがリリア、ビリー、ルナたちとの接点を作ったため、バブルはその関係を今後につなげるよう指示する。トーカには、ココの暴走を監視する役割が与えられる。

同時に、王都本店とフェリア支店の設立計画が具体化する。

王都はイチカ、ココ、ナナ。フェリアはニーナ、サーシャ、シオンが担当し、後者もイチカたちの従姉妹という設定で《ホワイト3姉妹》を名乗ることになる。

取り残されたムツミは、自分にも次の役割が回ってくるのかと期待する。

『見えないつながりとともに(仮)』#15
《しろい糸の地図》


第16話 お父さまとの出会い

バブルとイチカ、ココ、ナナは、身元証明書《ルミリア・パス》の保証人になってもらうため、アルベルト・ヴァレンを訪ねる。

アルベルトは、娘に初めて親しい友達ができたことを心から喜び、ホワイト3姉妹を温かく迎える。

イチカたちは、バブルの父を自分たちも《お父さま》と呼びたいと申し出る。アルベルトは、娘が増えたようだと喜ぶ。

やがて、ココのために用意されたココプリが運ばれてくる。

いつもなら真っ先に騒ぐココが、一瞬言葉を失う。俯いてココプリを食べる彼女の目がわずかに潤んでいたことに、両隣のイチカとナナだけが気づいていた。

『見えないつながりとともに(仮)』#16
《うつむきのしずく》


第17話 株式会社への道

アルベルトはホワイト3姉妹の保証人を引き受け、必要な書類を用意する。フェリア支店を担当するニーナたちについても、後日保証人になると約束する。

さらに、事業の権利関係を明確にするため、《s.f.express》を株式会社にするようバブルへ助言する。

会社設立の手続きは、ヴァレン商会のNo.2、セドリック・グレイから教わることになる。

しかしバブルは、父の後継者候補でもある野心家のセドリックを、幼い頃から生理的に苦手としていた。

それでも会社を始めるため、バブルたちはセドリックの執務室を訪ねる。

『見えないつながりとともに(仮)』#17
《紙の羽根》


第18話 575株と77銀貨

セドリックは、株式会社を設立するための手続きを説明する。

まず王都で本店住所を決め、複雑で安全性の高い社印を作る。次に資本金を用意し、必要書類とともに商人ギルドへ提出する。資本金を会社名義の口座へ預ければ、会社設立は完了する。

発行株式数について、ココは《575株》、ナナは《1株77銀貨》を主張。資本金は合計4万4275銀貨、白金貨4枚を超える大金となる。

商人ギルドは、フェリアで預けた資金を王都でも引き出せる仕組みを持っていた。

その利便性に感心しながらも、バブルは、各支部が現金を準備しておかなければならないという問題に気づく。

情報の迅速な伝達だけではない。離れた街同士で、安全かつ迅速に金を移動させることにも、大きな需要がある。

《s.f.express》の可能性は、伝書サービスから金融サービスへと広がりはじめる。

『見えないつながりとともに(仮)』#18
《封を切る日》


《3部作》
『自分らしさに向かって(仮)』索引
『見えないつながりとともに(仮)』索引
『未来を想い描いて(仮)』索引



 

それぞれのことばが、
迷いながら創るあなたの、小さな創作のヒントでありますように。
#創作のヒント
#思考のヒント


Photo: Unsplash
(c) s.f.出版

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