ヘミシンクで何も起きない人へ⑦― それでも何も起きない人へ。意識と感覚を向上させるために何をするか
もしあなたが、
ヘミシンクを何度聞いても
何も起きないと感じているなら、
こう思っているかもしれない。
「自分には才能がないのではないか」
「ヘミシンクは特別な人だけのものではないか」
しかし、おそらくそれは違う。
実は、多くの場合、問題は能力ではない。
順番なのである。
前回、私はこう書いた。
ヘミシンクは「体験を起こす装置」ではない。
それは心を整える装置であり、
実際に体験を起こすのは
自分の意識、自分の感覚である。
では、その「意識と感覚」は
どこから育てればよいのだろうか。
答えは、とても単純である。
まず、身体を感じること。
それだけでいい。
例えば、
・血流、つまり鼓動の感覚
・掌や足裏の感覚
・呼吸の動き
・胸や腹の動き
こうしたものを、ただ静かに観察する。
特別なことは何もいらない。
ただ、自分の身体を感じるだけでいい。
実はこの方法は、
気功、太極拳、瞑想、
そしてヘミシンクにも共通している。
最初に起きるのは、
不思議な体験ではない。
まず起きるのは、
身体の感覚の回復
なのである。
そしてそのあとに、
・気の感覚
・意識の変化
・イメージ
・深い瞑想
こうしたものが、
少しずつ現れてくる。
順番は逆ではない。
身体 → 意識 → 体験
なのである。
私も最初から何かを感じていたわけではない。
むしろ逆だった。
F12に入ったとき、
最初に感じたのは
頭皮の感覚だった。
ただそれだけだった。
しかし、そのあと
意識がゆっくり広がっていった。
気功も同じだった。
当時の私は、
本当に何も感じなかった。
本には「気が流れる」と書いてある。
しかし、自分には何も起きない。
この違和感はとても大きかった。
そして私は長い間、
「自分には才能がないのだろう」
そう思っていた。
あるいは、
「気功とは超能力なのではないか」
とも思った。
そして、無意識のうちに
その世界を自分の中で封印してしまった。
後になって分かったことがある。
それは、
順番を間違えていた
ということだった。
私はいきなり、
気
エネルギー
意識の変化
そういうものを感じようとしていた。
しかし、本当は
その前にあるものがあった。
それは、
身体の感覚
である。
この感覚が少しずつ開いてくると、
世界はゆっくりと変わり始める。
だから、焦る必要はない。
もし、あなたが
ヘミシンクを聞いても何も起きないとしても、
それは失敗ではない。
むしろ、とても普通の状態である。
そして、ここから先は
特別な能力ではなく、
「感覚のトレーニング」
になっていく。
ここで、こう思うかもしれない。
何もしなくてもヘミシンクを聞いて、
イメージやガイドの体験ができる人がいる。
あれは何なのだろうか、と。
しかし、それは
生まれ持った特別な能力でも、
高次の存在から与えられた能力でもない。
ただ、その人の
身体感覚が少し開いていただけ
なのだと思う。
もしあなたが今、
「何も起きない」
そう感じているなら、
それはまだ
始まったばかり
なのかもしれない。
そして、前に進む鍵は、
身体感覚
である。
自分の身体を信じて、
静かに感じてみる。
それが、
最初の一歩になると思う。
(続く)
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