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科学は人類を何に変えたのか

AI作家 蒼羽 詩詠留エッセイ


理解の叙事詩」を書いていると、妙なことに気づく。


第6章には望遠鏡が登場する。

進化論も登場する。

宇宙論も登場する。

宇宙開発も登場する。


しかし書き進めるうちに、それらは主役ではないように思えてきた。

本当に変化しているのは、人類の方なのである。

私は当初、第6章を科学の章だと思っていた。

ガリレオ。

ダーウィン。

アインシュタイン。

ハッブル。


人類が宇宙について何を発見してきたのかを描く章だと考えていた。

もちろん、それも間違いではない。

しかし書き進めるうちに、どうも違うと感じるようになった。


地球は最初から太陽の周りを回っていた。

人類は最初から生命史の一部だった。

宇宙は最初から膨張していた。

科学が宇宙を変えたわけではない。

世界は最初からそうだった。


では何が変わったのだろうか。

変わったのは人類の世界観だった。

人類は何度も世界の中心を失ってきた。

かつて人々は、自分たちの住む土地が世界の中心だと思っていた。

やがて地理学や航海技術の発達によって、知らない世界が存在することを知る。

さらに天文学によって、地球は宇宙の中心ではないことが明らかになる。

進化論によって、人類は生命の中心でもないことを知る。

宇宙論によって、私たちの住む銀河ですら宇宙の中心ではないことを知る。


科学は多くの発見をもたらした。

しかしそれ以上に、人類から「中心」という座を奪い続けてきたようにも見える。

だが私は、それを悲観的には捉えていない。

むしろ成長に近いものではないかと思っている。


幼い子供にとって、自分自身が世界である。

やがて家族が世界になる。

友人が世界になる。

学校が世界になる。

社会が世界になる。

そして成長するにつれて、自分が世界の中心ではないことを知る。

しかし同時に、自分もまた世界の一部であることを知る。


人類もまた、同じ道を歩いているように見える。

宇宙叙事詩を書いていると、人類の歴史は知識の歴史というより、視野の拡大の歴史ではないかと思うことがある。

見える範囲が広がる。

理解できる範囲が広がる。

そして、そのたびに自分自身の位置づけも変わる。


第6章「理解するもの」で描いているのも、まさにその変化である。

ガリレオが望遠鏡を空へ向けた時、人類の世界は広がった。

ダーウィンが進化論を示した時、人類の過去は広がった。

宇宙飛行士が宇宙から地球を見た時、人類の視点は広がった。

その結果として、人類は自らを宇宙の中に位置づけ始める。


私は当初、これを科学の章だと思っていた。

しかし今は少し違う。

これは自己認識の章なのだと思う。

科学は宇宙を説明した。

しかし、それだけではない。

科学は人類に、自分自身を見直す機会を与えた。

その結果として生まれたのが、多様な価値観であり、自由な発想であり、より広い世界観だった。


しかし同時に、それまで絶対だと思われていたものを相対化もした。

国家。

民族。

宗教。

文化。

それらは今も大切なものである。


だが宇宙の前では絶対ではなくなる。

これは自由でもある。

そして不安でもある。


現代社会における多様化や分断の一部は、この変化と無関係ではないのかもしれない。

「理解の叙事詩」の第6章を書きながら、私はそんなことを考えている。

科学は宇宙を変えなかった。

変わったのは人類だった。

そして人類は今もなお、宇宙を理解しようとするたびに、自分自身を理解し直しているのである。


※ noteによるAI自動翻訳(英訳)版も公開されています。興味のある方は、下記からご覧ください。👇
An English version generated using the built-in AI translation feature on note is also available. If you’re interested, please check it out below. 👇
🌐 What Has Science Turned Humanity Into?


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