【入門編】フランツ・リストのおすすめピアノ曲
これまでフランツ・リストのピアノ曲を網羅的に紹介してきましたが、クラシック音楽をほとんど聴かない方やリストに馴染みのない方は何から聴いたらよいかわからないと思います。そのような方に聴きやすいリストの人気のピアノ独奏曲を紹介したいと思います(演奏難度が低いわけではありません)。
愛の夢 第3番 S.541/3
美しい旋律が特徴で、最も愛されているピアノ小品のひとつ。元々はリスト自身の歌曲であり、それをピアノ独奏編曲したもの。他の「愛の夢」に興味を持った方はこちらの別記事をどうぞ。
演奏はクラウディオ・アラウ。
ラ・カンパネラ S.141/3
ニコロ・パガニーニというヴァイオリニスト兼作曲家の旋律を借りて作った練習曲。とても人気がある。カンパネラとはイタリア語で「鐘」を意味する。この曲は「パガニーニよる大練習曲」という曲集の第3曲。他のパガニーニ練習曲に興味を持った方はこちらの別記事をどうぞ。
演奏はアンドレ・ワッツ。
ハンガリー狂詩曲 第2番 S.244/2
情熱的でありながら哀愁も漂う作品。リストの愛国心の結晶。映画やアニメでよく使用される。日本では運動会でよく使用される「クシコスポスト」と共通の旋律があり馴染みがある。「ハンガリー狂詩曲」は全19曲あり、他の曲に興味があればこちらの別記事をどうぞ。
演奏はジョルジュ・シフラ。
コンソレーション 第3番 S.172/3
夢見るような美しい小品。「コンソレーション」とは「慰め」という意味。コンソレーションは全6曲の曲集になります。他のコンソレーションについてはこちらの別記事へどうぞ。
演奏はアリシア・デ・ラローチャ。
ため息 S.144/3
こちらも印象的な旋律の美しい曲。「3つの演奏会用練習曲」という曲集の第3曲になります。演奏会用練習曲についてはこちらの別記事にまとめてあります。
演奏はホルヘ・ボレット。
泉のほとりで S.160/4
涼しげな曲。「巡礼の年 第1年 スイス」という曲集に含まれる。ローマに滞在していたドビュッシーがリストによる「泉のほとりで」の演奏を聴いたとのこと。
演奏はホルヘ・ボレット。
献呈 (シューマン) S.566
ロベルト・シューマンがクララへ書いた美しい愛の歌(Op.25/1)をリストがピアノ独奏曲へ編曲したもの。1848年作。終盤にシューベルトによるアヴェマリアの旋律が引用されている。他にもシューマン作品の編曲はあります。
演奏はユンディ・リ。
忘れられたワルツ 第1番 S.215/1
出版当時から非常に人気がある優美なワルツ。演奏される機会も現在でも多い。1881年作。なおリストは忘れられたワルツを4曲作っている。
演奏はギオマール・ノヴァエス。
半音階的大ギャロップ S.219
楽しい曲。リスト自身もコンサートを盛り上げるために演奏していた。ほかのギャロップに興味のある方はこちらの記事へどうぞ。
演奏はジョルジュ・シフラ。
夢の中で - 夜想曲 S.207
美しい夜想曲。
演奏はネルソン・フレイレ。
小人の踊り S.145/2
2つの演奏会用練習曲の第2曲。精霊が踊っている様を描いた練習曲。
演奏はユリアン・フォン・カーロイ。
マゼッパ S.139/4
ヴィクトル・ユーゴーの叙事詩に触発されて作った曲。ドラマティックで猛々しい名作。こちらは「超絶技巧練習曲」という曲集に含まれる。超絶技巧練習曲についてはこちらの別記事をどうぞ。
演奏はラザール・ベルマン。
「リゴレット」パラフレーズ (ヴェルディ) S.434
ヴェルディのオペラ「リゴレット」より。リストのオペラ・パラフレーズの代表作のひとつ。
演奏はホルヘ・ボレット。
ウィーンの夜会 第6番 S.427
シューベルトの舞曲を紡ぎ合わせて作った演奏会用ワルツ。「ウィーンの夜会 S.427」は全9曲で、この第6番はリストの生前から非常に人気があり、現在でも演奏、録音される機会が多い。
演奏はヴラディミール・ホロヴィッツ。
タランテラ S.162/3
華麗な演奏技法で聴衆を魅了する作品。
演奏はスティーヴン・ハフ。
メフィスト・ワルツ 第1番 S.514
ピアニスティックな名作で演奏される機会も非常に多い重要作品。メフィスト・ワルツは他にもあり、別の記事にまとめています。
演奏はエフゲニー・キーシン。
他にも人気のある曲や聴きやすい曲はたくさんありますが、際限がないためここまでにしておきます。
それではみなさま良い一日を
