【コンソレーション】フランツ・リストのピアノ曲紹介
この記事ではコンソレーションを中心に紹介します。
コンソレーション - 6つの詩的思想 S.172
美しい小品集。1844年から1849年にかけて作られた。タイトルはサント=ブーヴの詩集「コンソラシオン」より。タイトルは「慰め」とも訳される。フリードリヒ・ニーチェが非常に愛した曲集として有名で、彼は「今日はリストのコンソレーションをかなり演奏した。これらの音が私の中へ深く染み入ることを感じ、私の中で精神的共鳴を起こした」と書き残している。
第1番 S.172/1
演奏はネルソン・フレイレ。
第2番 S.172/2
演奏はヴラディミール・ホロヴィッツ。
第3番 S.172/3
演奏はアリシア・デ・ラローチャ。
第4番 - 星のコンソレーション (マリア・パヴロヴナ大公妃の主題による) S.172/4
楽譜上に六芒星が描かれていたため「星のコンソレーション」と呼ばれることもある。
演奏はリーリャ・ジルベルシュタイン。
第5番 S.172/5
演奏はホルヘ・ボレット。
第6番 S.172/6
演奏はスヴャトスラフ・リヒテル。
【関連作品】
コンソレーション 〔第1稿〕 S.171a
曲集「コンソレーション」の初期稿。ただし第3番のみ全く別の曲。およそ1845年頃に作られた。
演奏は全てゴラン・フィリペツ。
第1番 S.171a/1
第2番 S.171a/2
第3番 S.171a/3
「ハンガリー狂詩曲 第1番 S.244/1」の原型。
第4番 S.171a/4
第5番 S.171a/5
私的に所有され現在では閲覧不可の自筆譜に「マドリガル」というタイトルを与えられたものがあるが、その曲とこの曲は同一の曲であろうと推測されている。
第6番 S.171a/6
アルバムの綴り "コンソレーション 第1番" S.171b
「コンソレーション S.172」の第1番の主題が使用されている小品。おそらく1870年代に作られた。
演奏はゴラン・フィリペツ。
アルバムの綴り S.166q
2004年のオークションで出品され、ハワードが写譜したもの。1847年作。「コンソレーション 〔第1稿〕 S.171a」の第6番の短縮稿のようなもの。
詩的で宗教的な前奏と調べ 第4番 "- 最後の幻影(?)" S.171d/4
「詩的で宗教的な調べ」の初期の構想と言える曲集の第4曲。後に「バラード 第1番 S.170」に主題が転用される。そして他の主題も変形されて「コンソレーション 第6番 S.172/6」に転用されている。タイトルに付いているクエスチョンマークもリスト自身によるもの。終結部が無く、いくつかの補筆版が存在する。
演奏はロマン・コシャコフ。彼が演奏しているのはレスリー・ハワード補筆版。
ピアノ小品 S.692n
1849年より前に作曲されたとのこと。コンソレーション 第3番と似ている部分があり、その関連曲であると主張する専門家もいる。その一方でハワードは類似性を認めながらも、関連は無いとしている。
ザウアーのコンソレーション第3番
リストの弟子エミール・フォン・ザウアーによる「コンソレーション 第3番」の演奏。
ドホナーニのコンソレーション第3番
リスト直系ピアニストであるエルネ・ドホナーニの演奏。彼はピアノ教師としても有名で、アニー・フィッシャー、ゲーザ・アンダ、ユリアン・フォン・カーロイ、ジョルジュ・シフラ、エルヴィン・ニレジハージなど多くの偉大なピアニストを輩出している。
● 楽譜紹介
新リスト全集の楽譜では今回ご紹介した楽曲は以下のものに収録されています
・コンソレーション - 6つの詩的思想 S.172
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・コンソレーション 〔第1稿〕 S.171a
・アルバムの綴り "コンソレーション 第1番" S.171b
それではみなさま良い一日を
