今あなたに一番伝えたい言葉 #ちび創作大賞 【こころの在処】 #59 #ハッピーライティングマラソン
この記事は7/18 20時に予約投稿しましたが、誤って投稿した複製記事を使用してしまったため、投稿日時がズレてしまいました💦
せっかくの予約投稿が反映されず大変残念でしたが、noteのシステムを理解できました。
次からはこんなヘマをしないように気をつけます🥹
創作大賞2026に応募した作品を下部に貼ってあります。
お読みいただけると嬉しいです♡
エッセイでは客観的に記述するため、ワタシ=裕子として書いています。
【こころの在処】
今あなたに一番伝えたい言葉
裕子が初めてこの街に来たとき、とても無機質な感じがした。
まるで他の生き物の気配を感じられなかったから。
海辺の街のアパートや子どもの頃に住んでいた場所に、当たり前のようにあったスズメの鳴き声すら聞こえてこなかった。
たくさんの水路があるのに、生き物の姿は見えなかった。
夏になってもカエルの鳴き声すらしない。
水路にあるのは水の流れだけ。
こんなにたくさんの水路があるのに、生き物の気配がないことに違和感を覚えた。
そこにあるのは、まるで死んでいる川のようにさえ感じた。
裕子は、
カエルの声が聞きたい。
カエルの合唱を聞きたい。
長い間、そう思っていた。
五年前に父が亡くなったとき、ひどく悲しむ母を放っておけなかった。
一ヶ月に一度だけ連休を作って実家に帰った。そうして、母の家庭菜園を手伝った。
草を抜き、庭木を剪定し、母が育てた野菜を収穫する。
土いじりなんてやりたくないと思ってきたのに、時間はあっという間に過ぎた。
もっと作業をやりたいとさえ思った。そう思うと、無性に自分の畑が欲しくなった。
それは、父が亡くなってちょうど一年がたった頃だった。
裕子はすぐにWebで家庭菜園用地を探した。何件かヒットした。その中で自宅から一番近い土地を買った。
買う前に何度か下見に行った。
その畑では鳥のさえずりを聞くことができた。夕方訪れたときは、カエルの鳴き声が山の方から聞こえてきた。
ーーカエルの声がするーー
それは裕子がずーっと聞きたいと思っていた音(おと)だった。
山の片隅にカエルは生きていた。そうわかったとき、そこにある命を愛おしく感じた。
裕子はこの場所をいっぺんに好きになった。
そうして、去年の夏。日が暮れたあと、畑からの帰り道でカエルが鳴く場所を見つけた。
かなり暗くなってその場所を通ると、カエルが大合唱していた。
それは、裕子の自宅から、かなり近い場所だった。

今までその時間にその場所を通ることがなかったから、聞くことができなかっただけなのかーー。その可能性の方が高いかもしれない。
よく見ると、自宅の近くの水路にはメダカが群をなして泳いでいた。
また別の水路には、ザリガニがたくさん住んでいた。
今まで見ようとしなかったから見えなかっただけなのかもしれない。
だけど裕子は、まるで別次元にやってきたような感じさえした。
カエルの声が聞きたい
メダカを見たい
そう思い続けたから、その次元に並行移動できた。そんな感覚だった。
去年の夏のある日、裕子はカエルの合唱を録画した。
そうして、冬にショート動画をつくった。Uruさんの曲とともに。
今年の五月頃に動画を予約投稿した。
そんなに見てくれる人はいなかった。いいねも五つだけ。
そんなもんだろう。裕子はそう思っていた。
だが、つい先日コメントをもらえた。そのコメントには、
「ありがとうございます。」
とだけ書かれていた。
裕子がその動画にこめた想いを受け止めてもらえた。たった一人だけれど。
一人の人に届いたことが嬉しかった。
幼いときに聞いたカエルの鳴き声。
郷愁。
そしてUruさんの言葉。
夜に埋もれて 誰も知らない
遠い場所へ 迷ったとしても
記憶の中の 温もりで
ずっと今を 照らせるよう
たくさんの素敵な思い出たち。
あたたかな記憶。
優しい気持ち。
苦しくて立ち止まったとき。
老いて動けなくなったとき。
それらは大切な"きらめき"になって、心の中に幸せな感覚を灯してくれる。
だから、たくさんの経験をして、両手に抱えきれないほどの素敵な思い出を作ってほしい。
これは、裕子がいま大切な人に届けたい言葉でもあった。
♡マガジン掲載ありがとう♡
#エッセイ
#スキしてみて
#LeanFIRE
#相互フォロー
片想いは寂しいの🥹
だから……
相思相愛でお願いします♡
スキ・フォロー・コメント・シェアで応援いただけると、明日への励みになります!
創作大賞2026に応募しました。作品をお読みいただいて感想をお寄せくださると泣いて喜びます♡
5月に突然執筆を始め、10日間で書いた作品です。1万字のエッセイ2つと、ドン底期を乗り越えて人生を天国化するまでをお話ししています。お読みいただき応援してもらえると嬉しいです♡
第一部
毒親と和解する過程の心と周囲の変化を綴っています。
第二部
何が毒親を現実化させていたのかを深掘りしました。
その気づきから、水が映し出す現実創造の仕組み『壮大な秘密』の発見へとつながっていきました。
第三部
人生後半のドン底期を乗り越えて人生を天国化するまでをお話ししています。
世界中の人々に読まれたいという願いを込めながら、高次元から降りてきたイメージを文字に紡いだ渾身の作です。
長文の物語ですがお読みいただけると嬉しいです♡
いいなと思ったら応援しよう!
地域猫さんたちのご飯に使わせていただきます🙏
