❺【過去が変わった!?】壮大な秘密― 水が映し出す現実創造の仕組み 第四部:真実の探究 #創作大賞2026 #オールカテゴリ部門 応募作品
第四部:真実の探究
16.健太さんのバイク
パラレルワールドをリアル体験したあと、裕子には一つ、ずっと引っかかっていたことがあった。
それは健太さんが乗っていたバイクについてだ。
そのときは、あえて質問しなかった。あまりにも目の前にあった記憶違いに唖然としていたから、聞けなかったというのが正しいかもしれない。
だが後になって健太さんにたずねてみた。
「そういえば、健太さんが昔乗っていたバイクって50ccでしたよね?」
健太さんは不思議そうに答えた。
「ずっと250ccでしたよ」
ーーえーっ!?
裕子が並行移動してきた世界では、健太さんの過去も書き換えられていた。
原付バイクにお行儀よく座っているイメージだった健太さんは、250ccバイクにさっそうと乗る青年だったのだ。
裕子はエッセイ『毒親とダミ声の猫』で書いた記憶違いを思い出した。
裕子が潜在意識に残る幼少期の心の傷に気づけなかったときの母親は、まるで毒親のように裕子の前に立ちはだかっていた。心の傷を水の浄化で洗い流したあとは、まるで優しいグランドマザーのように変わった。
穏やかになった母親は、裕子からもらったという真っ赤なTシャツを着ていた。しかし、裕子には全く記憶がなかったのだ。
並行世界。それは裕子にとって、本当に存在するのかどうかも分からない、不確かな概念の一つだった。
だが、今は違った。
「過去も未来も今ここにある」この理解しがたい言葉。この言葉の本当の意味もようやくわかった。
もう戻りたくはない。だが、もし浄化前の世界へ行けば、母親は毒親として映る世界が今も存在しているのだろう。
人生映画の概念を思い出してほしい。爺やによれば、並行世界へ移動できるのは、自分自身である主人公だけなのだそうだ。登場人物は変わらない。だが、主人公以外のキャストの過去は微妙に違っている。
「過去も未来も今ここにある」。
「今ここ」とは、無数に存在する並行世界の中の一つを指していたようだ。
それぞれの並行世界では、過去と未来も書き換わるのだろう。
今を変えるのだから未来が必然的に変わるのは理解しやすいかもしれない。だが、今を変えると、過去まで書き換えられた。裕子にとって、このことはかなりの衝撃だった。
裕子は、ようやく「並行世界」の概念と「過去も未来も今ここにある」という言葉を、本当の意味で理解できた気がした。
過去の記憶という呪縛が、長い間裕子を毒親の映し出される世界にいさせた。この記憶の扱い方がどうしてもわからなかった。
今を穏やかなものにすることで過去が書き換えられるのなら、悪い記憶がもたらす弊害さえも消すことができるかもしれない。
少なくとも過去の悪い記憶に囚われ続けることが、いかに人生に苦しみを与えてきたかを、裕子は誰よりも理解できた気がした。
今いる世界では、裕子は母親から愛されている。そして、この世界では幼い頃から、その愛を受け取って育ってきたのかもしれない。ただ、そのことを覚えていなかっただけ。その愛に気づけなかっただけだった。
そんなことを考えているとき、子どもからLINEが届いた。そのLINEには、子どもに背負われている孫の寝顔を写した動画が添えられていた。
裕子もきっと、こんなふうに母親に愛されながら育てられたのだろう。そう思ったら、冬の寒い日に裕子を背負った母親が大きな綿入れを着ている姿が目に浮かんだ。
裕子の幼少期の記憶がたった今書き換えられたような気がした。それはとても温かで幸せな記憶だった。
過去は変えられないと思ってきた。だがそれは裕子の思い込みだった。苦しみに包まれた過去はただの幻想だったのかもしれない。
過去の記憶に囚われてはならない。自分を苦しませてきた過去は今を穏やかに整えることで愛のあるものに変えることができる。裕子はそう思わずにはいられなかった。
この本を読んでおられるみなさまも、苦しみの元となるような記憶をお持ちかもしれません。
ですが、どうかその苦しみを作り出している記憶に囚われないでください。
いまを穏やかな幸せで包むことができたら、きっと、過去の悪しき記憶でさえも、書き換えることができます。
どうかあきらめないでください。
裕子が体験してきたように、水のワーク、鏡のワーク、水晶を使った水の浄化をぜひお試しください。
そして第三部でお話しした『人生天国化メソッド10のこと』をできる範囲で行なってみてください。
人生映画の主人公はみなさまお一人おひとりです。
みなさまの日常が穏やかな幸せに満ちたものとなられますように、切にお祈りしております。
17.アセンション
裕子が何年もの間、どうしても心から消えなかった"アセンション"についてお話しすることで最終章としたい。
まずは『愛と希望の讃歌』からアセンションに関する記述を要約してご紹介させていただく。
アセンションとは
・次元上昇という概念は、歴史上多くの宗教などで教えられてきた。古神道、仏教、キリスト教、ユダヤ教、エジプト、インド、ネイティブアメリカンなどのいろいろな預言が残されている
・人類は何万年もの間アセンションに備えてきた
・教育、経済、政治、宗教のあり方も個別、分離、対立、破壊から集合、結合、和合再建へとシステムを変えていく
・太陽系は宇宙の光子体(フォトンベルト)へ入っていく
・大きな破壊やポールシフト(地軸移動)を経験することなく、緩やかに優雅に地球は変身できる
・偉大なアセンションショーは、人間と何万もの目に見えない存在たちとの共同作業として行われる
・目に見えない存在たちは、家族であり、友であり、先生として無限の時間を分かち合ってきた
・恐怖より愛を、恨みより許しを、執着より無執着へと自分の意識を変えることで、より確実に地上のパラダイスは実現する
・アセンションは神の計画であり、宇宙の動きであり、多くの人類の望みでもある
・五次元の波動は否定的なエネルギーをはじき飛ばしてしまう
・今までの地球を望む方は、三次元宇宙へ転生される
無条件で五次元に移行できる存在
地球という舞台、動物界、植物界、鉱物界、子どもたち
アセンションできる人の条件
大人はすべての条件を満たせた場合に限り、五次元に移行できる。
・自分は五次元へ行こうと決める
・自分自身も含めて無条件の愛を全生命体にもつこと
・自分自身も含めたすべての存在を神の分身であり神の一部として受け入れることができる
・否定的な思いを持たず、たとえどんな過ちを犯した人でも責めず、裁かす、受け入れ許すことができる
・動物、植物、鉱物、異質の考え、人種、宗教、文化に対して、どんな場合にも無限の忍耐を持てるようになる
・物、お金、名誉、地位、人間関係に責任を持って愛を注ぐことができる
・執着しない、囚われない生き方ができる
・創造力を発揮しながら楽しく大笑いしながら生きる
・謙虚で愛深く、温かく、調和して穏やかに生きる
・自分自身にしかできないことを大切にしながら貢献する
アセンションできない人
・人と仲良くできない
・謙虚な心を忘れている
・物欲に溺れる
・天命を忘れてしまう
アセンションについてまとめながら裕子はハッとした。
裕子は降りてきたものを言葉に紡ぎながら、この本を書いてきた。それはまるで、大人がアセンションするための条件を満たすために書かれたもののように思えたから。
この本を書き始めたのも、最初は、爺やが「並行世界体験について書きなさい」とすすめてくれたからだ。
一つの章を書き終えると、また次の章のイメージが降りてきた。その繰り返しによって、いつの間にかここまで書いてこれたのだ。
裕子は天をあおいだ。
ーーもしかするとワタシは、アセンションについて書くことを宇宙から託されていたのかな……。
爺やが、ののじの杖を頭上にかかげながら、ビューっと空高く舞いあがった。
そして「ワッハッハー」と笑っている。
裕子が長い年月をかけて体験してきたことは、この日のためにすべて用意されていたのかもしれない。
この壮大な物語を、みなさまはどのように感じられただろうか。
裕子は身ぶるいするほど、心がきらめいていた。それはまるで銀河のようにーー。
新しい地球ーーそこは愛と感謝であふれ、調和と循環があたりまえの世界。
どうかみなさまも、人生映画の主人公として、お一人おひとりの輝きを解き放ちながら、新しい世界の扉を開いてください。
完。
マガジンにまとめています。
参考
本書および前著『毒親の正体』で紹介した内容の一部については、以下の書籍やYouTubeチャンネルをきっかけに知り、自分自身で実践と検証を重ねながら理解を深めてきました。
書籍
・ 『異次元とつながる本』著者:ケルマデック(水の浄化)
YouTube
・ 「思考の学校 宮増侑嬉」(幼少期の記憶・父親ワーク・鏡のワーク)
・「ひすいこたろうの名言セラピー」(水のワーク)
・ 「神人公式チャンネル」(コンサートでの言葉)
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