プール付きの別荘を買った【Lean FIREの遊び方】
ゼンラー裕子シリーズ♡
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プール付きの別荘を買った
【Lean FIREの遊び方】
プール付きの別荘を買った。
裕子はそう思うことにした。
そのプールの水は天然水。モーターで地下から汲み上げている。
炎天下での草刈りのあとは汗まみれになる。ほてったカラダで、つま先からそっとプールに入って沈んでいく。
あー気持ちいい♡
天然水だから当然、水道代はかからない。
裕子の別荘は電気の契約しかしていない。
別荘に初めて通電した日、少し古びたモーターが稼働しはじめたとき、裕子は思った。
「生きててくれてありがとう」
トイレの水も流せた。ナショナルのシャワートイレも健在だった。だが、シャワートイレを使うのは躊躇している。
長い間使われていなかった。しかも天然水だ。
配管にたまっている古い水を入れ替えるまでは使えない。
どうやって、その水を入れ替えたらいいかも不明だったし。
夏の間は、あたたかな便座も不要だから、当面の間はコンセントを抜いておくことにした。
裕子は、こんな小さな節約を大切にする主義だった。それは倹約家の母親の影響でもあった。
でも本当にほしいものは、手の届く範囲内であれば、スパっと支出した。
このプール付き別荘も、その一つだった。少し古びてはいるが、裕子はここがとても気に入った。
買うときはおそるおそるだったが、井戸水が使えると分かったとき、本当に買ってよかったと思った。
大災害なんて起こらない。まずはそう思っておくこと。それが裕子にとっては、現実創造における大前提であった。しかし、万が一の備えがあるのとないのとでは大違い。心配なぞ必要のないように生活を整えることは、天国的な毎日を送る上で、大切にしていきたいことだった。
ふすまで仕切られただけの広い座敷があるから、避難所にも使えそうだ。
小さな集会所や寺子屋なんかもできそうだった。
このプールは冬になると温泉になる予定だ。天然水なので正式には冷泉を沸かして入ることになる。
夏の間は毎日別荘に通って全裸でプールに入ろう。裕子はそう決めた。

#夏の1コマ
みなさま、お察しでしょうか。
裕子がプールと呼ぶことにしたのは、井戸水の水風呂のこと。
モーターで汲み上げた井戸水は、タンクに貯まるようになっていた。
そのせいか、ものすごく冷たいということもなく、まるでプールに入ったみたいに心地よかったのだ。
毎日お弁当を持って別荘に来て、外の作業で汗をかき、プールで遊ぶ。
昼寝をするために、室内外兼用のコンパクトな簡易ベッドもAmazonでポチッた。
四方の窓を開けると風が吹き抜ける。
プールサイドに見立てて、バスタブに腰掛けると、肌にあたる風がヒンヤリと気持ちいい。
何度も出たり入ったり。
時間は十分にある。
紫外線を気にする必要もない。
心ゆくまで屋内プールで水遊びできる。
ベッドが届いたら昼寝もしよう。
夕方になると、もう一つの畑に行く。お腹を空かせた地域猫さんたちが待っているから。
退屈なんて全くない。
毎日楽しいことだらけだ。
これがLean FIRE裕子の、いやゼンラー裕子の遊び方だ。
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