橋本治(1948.3.25-2019.1.29)『権力の日本人 双調平家物語ノート 1」講談社 2006年3月刊 352ページ Stephane Grappelli (1908.1.26-1997.12.1) "Honeysuckle Rose" (1959) モノクロ動画 3:22 日記 2013年9月11日 河水に鹿のしがらみかけてけりうきてながれぬ秋萩の花 新古今和歌集 328
日記
2013年9月11日
7時20分起床
室温24度 晴れ
懸垂7回
スクワット200回
ストレッチ
シャワー
58歳8か月
Stephane Grappelli (1908.1.26-1997.12.1)
"Honeysuckle Rose" (1959)
モノクロ動画 3:22
https://www.youtube.com/watch?v=cpHhHS9o8_0
Raymond Le Sénéchal, piano
Sacha Distel, guitare
Paul Piguillem, guitare
Marcel Dutrieux, basse
Roger Paraboschi, batterie
https://en.wikipedia.org/wiki/Honeysuckle_Rose_(song)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハニーサックル・ローズ_(曲)

河水に鹿のしがらみかけてけりうきてながれぬ秋萩の花
前中納言匡房
堀河院御時百首歌中に
新古今和歌集 巻第四 秋歌上 328
「鹿は萩の花をしがらむというが、あれは河水に鹿がしがらみを
かけたのだな。浮いて流れずに水を堰きとめている秋萩の花よ。」
『新日本古典文学大系 11』岩波書店 1992.1 p.109
長治二年(1105)頃、堀河百首「萩」。
堀河院 第七十三代天皇(1079-1107)。
しがらみ 川中に杭を打ち、柴などをからませて流れを堰くもの。
能因歌枕[能因 988-1050 による歌学書]に
「鹿のしがらむ秋萩とは、妻恋ふる鹿の角してしがらむなり」とあり、
顕昭・古今注四は、
萩の枝を鹿の「ふみ乱すがかのしがらみに似たる」という。
秋萩 萩に同じ。
参考
「秋萩をしがらみふせて鳴く鹿の目には見えずて音のさやけさ」
(古今 秋上 読人しらず)。
「水に結ぶ萩」の歌。
大江匡房(おおえのまさふさ 1041-1111)
平安時代後期の公卿。
後拾遺集初出。新古今十四首。勅撰入集百二十。
隠岐での後鳥羽院による
『時代不同歌合』では曾禰好忠と番えられている。
小倉百人一首 73
「高砂の尾の上の桜咲きにけりとやまの霞立たずもあらなむ」
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/masahusa.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/大江匡房
2013年の立春、
2月4日から毎日一首づつ投稿し始めた
新古今和歌集の通読(つぶやき)が
四年かかって終わりました。
https://bookmeter.com/mutters/153791951
https://bookmeter.com/mutters/153744722
全二十巻
春夏秋冬賀哀傷離別羈旅恋雑神祇釈教
1995首
明日から再読
2017.3.26

橋本治(1948.3.25-2019.1.29)
『権力の日本人
双調平家物語ノート 1」
講談社 2006年3月刊
352ページ
2009年10月23日読了
https://www.amazon.co.jp/dp/4062131234
中古品 ¥2,715 税込 配送料 ¥280
Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B071XTCXWB
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784062131230
「ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 21cm」
「平家は倒れた。
だから悪い?
平清盛は悪人?
では、どう悪いのだろう。
“日本のルーツ” 平安時代に生きる人々は、
実はあまりにも、「現代人」だった。
院政、摂関政治、女帝、国家…
知らないことだらけの歴史を見直してみる。
「諸行無常」で片づけられない日本の歴史。
古代の権力世界の住人達から、
新しい歴史の広がりを見る縦横無尽の史論。
目次
平清盛の謎
祗園精舎の悪人達
武者の世
武者はどこから来たか
武者と官僚
主権者の欲望
望月の後
斜陽する摂関政治
天皇と院政
悪女について
皇女達の暴走
女の時代
権力構造の錯綜
藤原不比等の時代
天平の騒擾
そして王朝は海に沈む」
試し読み
https://x.gd/cspqy
https://bookwalker.jp/de62cb539e-0d3a-4047-a982-5614a4325ee5/


橋本治の文章は、
話が長くまだるっこしいぐらい前提の説明に
時間がかかりますけど、その長々しい話を
読み続けるのが楽しかったりします。
知らない人名がたくさん登場するので
なかなか捗らなかったのですが、
五日ほどかかって楽しく読みました。
続きの
『院政の日本人
双調平家物語ノート 2』
を読むのが楽しみです。


「保元の乱で
「後白河天皇を戴く朝廷側と、
崇徳上皇が争った」
ということになると、
「朝廷は正規軍を出し、
上皇側は正規軍の中から味方に付いたものを使って戦った」
と考えられるが、
しかし、そんなことはない。
なぜかと言えば、
朝廷に「正規の軍隊」がないから、
そんなことは起こりえないのである。
平安時代には
「六衛府(ろくえふ)」というものがある。
近衛(このえ)府、
兵衛(ひょうえ)府、
衛門(えもん)府
の三つが
それぞれ左右に分かれている。
この役所に属するのが武官である。
文官に対する
武官は「軍人」であってもよく、
だったら
「軍隊はあった」
であってもいいのだが、
よく考えるとこの
六衛府は
「軍隊」ではなくて
「警察」なのである。
六衛府のすべてが、
天皇のいる内裏・大内裏を衛(まも)るのが
仕事だから、その大切な持ち場を離れて
どこかへ行くということはありえない。
六衛府は「大内裏警察」でもあって、だからこそ
「軍隊を出動させる」という事態は起こり得ない。
つまり、軍隊はないのである。
保元の乱に敵味方となって戦った
源為義(ためよし)と
義朝(よしとも)の親子は、
一方は「警察官」で、
一方は「地方長官」なのである。」
p.71
「第四章
武者(むさ)はどこから来たか
軍隊のない都」
保元の乱は一日で天皇側が勝ち、
敗れた側の武者たちは処刑されます。
「為義の人生を一言で言ってしまうと、
「左衛門府の警備畑一筋だったノンキャリア官僚」
である。ところがしかし、
為義の人生は「左衛門府一筋」ではない。
それは表向きで、
為義は実は、
「摂関家の私兵」だったのである。
為義は上皇方の前関白[藤原]忠実[ただざね]と、
その息子の頼長(よりなが)に仕えていた。
[為義の]嫡男の義朝は、現関白である
頼長の兄忠通(ただみち)に仕えていた。
その主人同士の対立が、為義の悲劇を生みもした。
「清和源氏のリーダーは、
摂関家に私兵として仕えるもの」
だったからである。」
p.96
「第五章
武者と官僚
武者を存在させない官僚社会」
上記、
保元の乱をめぐる説明は、
平家物語解読の前段として期待を高めてくれます。
「摂関家は「行政の長」である。
そしてこの国家には「軍隊」がない。だから、
「軍隊の出動が必要な事態」が起こったら、
この「行政の長」は、自身の責任で
軍隊を出動させなければならなくなる。だから、
自身で武者を抱えて、
「私兵」を出動させるのである。
だがしかし、そうなるとへんだというのは、
保元の乱には
「戦闘の意味が理解されないままに始まった戦闘」
という一面があることである。
朝廷を率いる関白忠通は、
これをなかなか理解出来なかった。
だからこそ、保元の乱終結後に
摂関家はその力を失ってしまうのだが、
もし「非常事態に備えて私兵を飼っておく」
というのが摂関家のあり方なら、
そんなことは起こらないだろう。
都に最強の兵(清和源氏)を擁する
摂関家が、戦闘の意味を理解しない
というのは、どう考えてもへんである。
本来なら
「私兵を擁する摂関家の長は、
真っ先に戦闘の必要を理解する」
であってしかるべきなのだ。
ところが、そうではなかった。
摂関家の長、
関白忠通は戦闘の必要も意味も理解していなかった、
ということになると、
当時の行政の長である摂関家は、
「私兵を擁しながらも戦闘の意味や必要を理解しない」
という、不思議なものだったことになる。
もちろん、こういう言い方をすれば不思議になるが、
しかし、実際はそうそう不思議でもない。
なぜかと言えば、日本人は、
「自衛隊は軍隊か否か」とか、
「自衛隊は軍隊であってもいいのか、
軍隊であってはならないのか」
という、外国人にとっては、
その問題の立て方自体が分かりにくい議論を、
いたって当たり前にする国民だからである。
「軍隊であってしかるべきようなものを
政府が持っていて、それを、
"軍隊"とするのかどうかが曖昧だ」
というのは、
平安時代における武者の位置づけ方と、
とてもよく似ているのである。
つまり、日本人はそういう
不思議なあり方になれているから、
外国人からすると、
「どうしてそういう問題の立て方が出来るのか?」
と思えるような議論を、
いとも当たり前にやってのけられるのである。
議論だけはいとも当たり前に存在していて、
しかしその答えは出ない、
そういう困難が現代に存在しているのは、
平安時代以来の「わけの分からなさ」が、
この日本に当たり前に根付いているから
だろうと、私は思う。」
p.97
「第五章
武者と官僚
武者を存在させない官僚社会」
中世の戦記物語、
『平家物語』に先行する
『保元物語』の説明がいきなり
現代の自衛隊の存在に跳んでしまい、
両者の共通性を提示するところが
橋本治らしいのでしょう。
長い長い説明を読み続けていると、
時々驚かされます。
「『平家物語』
『保元物語』
『平治物語』
といった軍記物語は、
平安時代の終わった後の
鎌倉時代になってからのものだが、
その以前に、
平将門(たいらのまさかど)の乱を扱った
『将門記(しょうもんき)』や、
奥州の阿部氏と
源頼義(みなもとのよりよし))、
義家(よしいえ)
の戦いである
前九年の役を扱った
『陸奥話記(むつわき)』
という作品もある。
前九年の役が終わったのは
平治の乱の百年ほど前の
1062年で、
将門の乱が平定されたのは、
それからさらに百二十年ほど前の
940年である。
『将門記』も
『陸奥話記』も、
その事件が終わってしばらくして
成立したと考えられている。
鎌倉時代の軍記物語が、
1221年の承久の乱前後に
成立したものだと仮定すると、
『将門記』はそれより
二百年以上も古いものになるが、
この古い時代の二作品を、
普通は軍記物語とは言わない。
平安時代の二作品
『将門記』と
『陸奥話記』は、どちらも
漢文で書かれている。しかも、
舞台となるのは、
都から遠く離れた関東であり
陸奥(みちのく)である。
一方、鎌倉時代の軍記物語は、
都に起こった事件を中核にして、
その文体は和漢混淆文である。
和漢混淆文なるものが、
「『平家物語』によって完成された」
というようなものだから、
『将門記』や『陸奥話記』の時代に、
そういう文体はない。だから、
それ以前の文体である漢文で書くしかない。
仮名文字で文章を書くのは都の流儀で、
しかもその中心は女である。
前九年の役が起こったのは
関白頼通(よりみち)の時代だが、
この時代を対象とする
『栄花物語』の作者は、
女性だと思われている。
道長の時代を中心にする
『大鏡』の作者は男性説が普通だが、
読者は女性だったろうと想定されている。
だからなんなのかというと、
『将門記』や『陸奥話記』は、
都とは別の文化圏で成り立ったのではないか、
ということである。」
p.112
「第六章 主権者の欲望
武者と院政」
「とりあえず本書は「終わり」である。しかし、
私の話は一向に終わっていない。
本書『権力の日本人』には
『院政の日本人』という続編があって、
だからこそ私の話は、まだ
「半分終わっただけ」なのである。
だから、今のところ
私の話がなんだったのかと言えば、
まだなんでもない。
古代の権力世界の住人達を題材にした、
ただの随筆である。そして、
『院政の日本史』が完結した後であっても、
このことは同じかもしれない。
……
「諸行無常」で平氏の滅亡を書く
『平家物語』には、一つの歴史上の難点がある。
「平家の物語」ばかりを有名にして、
それ以前の物語を忘れさせてしまったことである。
歴史に題材を択る物語は、まるで
『平家物語』に始まったようで、それ以前にあった
人間達の物語はあっさりと忘れられた。
それを題材とする
『日本書紀』や『続日本紀』も、
あまり「人間の物語」としては読まれない。
院政時代の話なんか、
どこでどう調べたらいいのか分からないくらいである。
だから、我々は知らない。しかし、
そこにはあまりにも現代的な人々が群がっているのである。
……
なにしろ「知らないことだらけ」だ。
私自身がそうだから、
「きっと他の人も同じだろう」と思って、
それで私は、こんな随筆を書いてしまった
のである。この本のちゃんとしたあとがきは、
『院政の日本人』へ譲る。」
p.351
「とりあえずの結び」
院政の時代を説明する為に
摂関時代の権力構造について解説し、
平安時代を説明する為に
奈良時代以前の壬申の乱に遡り、
持統・元明・元正という女帝による
飛鳥時代の「院政」を描写します。
「律令国家の成立が、
既に院政を容認している」
とする著者の長話は、
続編では大化の改新に及ぶようで、
『院政の日本人』を読むのが楽しみです。
読書メーター
橋本治の本棚
登録冊数44冊
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四年前に読んだ本。橋本治「双調平家物語ノート2 院政の日本人」 http://bit.ly/14K5PSi #bookmeter 講談社...
Posted by 山本 鉄二郎 on Wednesday, September 11, 2013
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https://note.com/fe1955/n/ne9557047d4ab
橋本治(1948.3.25-2019.1.29)
『桃尻語訳百人一首』
海竜社 2009.10
https://note.com/fe1955/n/n545a8520ba24
橋本治(1948.3.25-2019.1.29)
『古典を読んでみましょう
ちくまプリマー新書』
筑摩書房 2014.7
https://note.com/fe1955/n/ne79797a05ea1
https://note.com/fe1955/n/n9cc4d3928d2c

大島弓子(1947.8.31- )
「橋本さんが我が家に!?」
山岸凉子(1947.9.24- )
「感性の鋭さと優しさと」
『芸術新潮』2019年5月号
追悼 橋本治はなにを見たか。
https://note.com/fe1955/n/ne0e6e04a9227
https://note.com/fe1955/n/nd68febc9004e
https://note.com/fe1955/n/nab7abf2916b5
https://note.com/fe1955/n/n5ea2bc27f718
https://www.youtube.com/watch?v=u_MEMt7zumw
『頭脳警察1』1972.3
1972年1月9日ライブ録音
~イントロダクション~世界革命戦争宣言 (0:00)
赤軍兵士の詩 (3:58)
銃をとれ(Part 1)(7:53)
さようなら世界夫人よ (10:50)
暗闇の人生 (13:51)
彼女は革命家 (18:41)
戦争しか知らない子供たち (20:46)
お前が望むなら (23:00)
言い訳なんか要らねえよ (25:46)
銃をとれ(Part 2)(28:00)
https://note.com/fe1955/n/nb844fde00ae3
