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第70ヨベルの角笛は西暦2034年の秋──キリスト再臨の後に来る


ヨベルとは、聖書における概念で、一般的には「すべての所有が、本来の持ち主のもとに返される年」と理解されます。

📌この記事では──
キリスト再臨とヨベル──神の秩序の回復の時期について、聖書の記述から神の計画に迫ります。



ヨベルとは


まずは、ヨベルとは何かを確認します。

安息年

【レビ記 25章3-4節】
六年の間あなたは畑に種をまき、また六年の間ぶどう畑の枝を刈り込み、その実を集めることができる。

しかし、七年目には、地に●●全き休みの安息を与えなければならない
これは、主に向かって守る安息である。

ヨベル

【レビ記 25章8-11節】
あなたは安息の年を七たび、すなわち、七年を七回数えなければならない。
安息の年七たびの年数は四十九年である。

七月の十日にあなたはラッパの音を響き渡らせなければならない。すなわち、贖罪の日にあなたがたは全国にラッパを響き渡らせなければならない。

その五十年目を聖別して、国中のすべての住民に自由をふれ示さなければならない。この年はあなたがたにはヨベルの年であって、あなたがたは、おのおのその所有の地に帰り、おのおのその家族に帰らなければならない

その五十年目はあなたがたにはヨベルの年である。

要約すると次のとおりです。

  • 安息年:六年は種をまき収穫し、七年目は種まきも収穫もせず、土地を休ませる。

  • ヨベル:安息年を七回、つまり49年目。この年の第七月10日(贖罪日)にラッパ(角笛)を響き渡らせる。その翌年(50年目)は聖なる年として、すべての住民は自由となり、自分の地、家族のもとに帰る。

💡ヨベルは49年周期で来ます。
49年目ごとの翌年がヨベルですので、50年周期ではありません。


ヨベルの意味

ヨベルに関する詳細な記述は、レビ記25章にあります。
要点を以下にまとめます。

  • 大地の安息:種をまかず、収穫もせず、自然に生えたものを皆で食べる。神は三年分の収穫を前もって与え、食料が保証される(25章11-12, 18-22節)。

  • 所有地の返還:売られていた土地は、必ずもとの所有者に戻る。土地は神のものであり、人は寄留者にすぎない(25章13, 23-25, 29-31節)。

  • 取引の基準:土地の売買価格は「ヨベルまでの残り年数」に応じて定める。ヨベルの到来で契約は終わり、土地は所有者に戻る(25章14-17, 26-28節)。

  • レビ人の土地:レビ人は所有する町々をいつでも買い戻せ、ヨベルには戻る。ただし、放牧地を売ることはできない(25章32-34節)。

  • 奴隷の解放:貧しさのため同胞に身を売った者は、この年に自由となり、家族のもとへ帰る。本来イスラエルは神のしもべであり、永久に奴隷とはされない(25章35-55節)。

つまり、

💡ヨベルは、大地の安息、所有地の返還、奴隷の解放によって、すべてを神の本来の秩序に戻す年と言えます。


究極的なヨベル=第70ヨベル

神の秩序が完全に回復する究極的なヨベル第70ヨベルと見て、その年を探ります。


安息年のカウントが始まった年


七年目を休むという安息年は、いつから数え始めたのでしょうか。
そのカウントが始まった年を調べます。

【レビ記 25章1-2章】
主はシナイ山で、モーセに言われた、
「イスラエルの人々に言いなさい、『わたしが与える地に、あなたがたがはいったときは、そのにも、主に向かって安息を守らせなければならない。

神は、イスラエルの人々に対し「わたしが与える地に入った時」、通常の安息日のほかに、土地の安息年も守るように命じました。

イスラエルの人々は、エジプトを脱出してから約束の地カナンに入るまで、40年間荒野で過ごしました。約束の地カナンに入植した年、つまり、安息年のカウントが始まった年を探ります。


約束の地カナンに入ったのはいつか

ヨシュア記に次の記述があります。
40年間の荒野の旅が終わり、カナンでの暮らしが始まったことが書かれています。

【ヨシュア記 5章6,10-12節】
6節 イスラエルの人々は四十年の間、荒野を歩いていて、そのエジプトから出てきた民、すなわち、いくさびとたちは、みな死に絶えた。

10-12節 イスラエルの人々はギルガルに宿営していたが、その月の十四日の夕暮、エリコの平野で過越の祭を行った。
そして過越の祭の翌日、その地の穀物、すなわち種入れぬパンおよびいり麦を、その日に食べたが、その地の穀物を食べた翌日から、マナの降ることはやみ、イスラエルの人々は、もはやマナを獲なかった。

その年はカナンの地の産物を食べた

これは、約束の地カナンに入植した時の描写です。
40年間の荒野の旅のあと、カナンに入り、その月(第一月)の14日に過越祭を行ったとあります。15日に種無祭を行い、その翌日16日(初穂祭)からマナが降らなくなり、その年からカナンの産物を食べるようになりました。

エジプトを脱出したのも第一月(過越の翌日15日)でした(民数33章3節)。つまり、丸々40年間の荒野の旅を経て、41年目の第一月の16日からカナンで種まきと収穫が始まったのです。

💡安息年のカウントが始まったのは、カナン入植年で出エジプトの41年目

補足:
聖書暦の第一月は現代暦の3~4月、第七月は9~10月にあたります。この記事では、便宜上、第一月を春第七月を秋と表現します。


カナン入植はアダム創造から2578年目

カナン入植の年代を特定します。
聖書には、アダム創造からの年数が記述されています。

📍年数計算については、次の記事を参照します。

上の記事では、聖書の記述からアダム創造からの年数が、次のようにまとめられています。

  • アダム創造~アブラハム誕生=2008年

  • アブラハム誕生~アブラハム契約=99年

  • アブラハム契約~出エジプト=430年

これらを足し算すると、
👉2008+99+430=2537年
アダム創造から出エジプトまで、2537年です。
注:アダム創造からの年数を、便宜上、聖書暦とします。

聖書暦2537年は、エジプトに寄留した最後の年です(出エジプト12章40-41節)。この年の翌年を1年目として、41年目がカナン入植年です。

👉聖書暦2537年+41年=聖書暦2578年
カナン入植の年は、聖書暦2578年の春です。

補足:
実際にエジプトを脱出したのは、寄留最後の年が終わって翌年の第一月ですから、聖書暦2538年がエジプトを脱出した年です。この年の丸40年後がカナン入植年ですから、
👉聖書暦2538年の春+40年=聖書暦2578年の春
同じ結果になります。

したがって、

💡安息年のカウントが始まったのは、聖書暦2578年の春


第70ヨベルはいつか


前述のとおり、ヨベルは49年周期で来ます。
70回目のヨベル(第70ヨベル)までの年数は、次のとおり計算できます。

  • 7年目の安息年が7回:7年×7回=49年(1ヨベル期間)

  • 1ヨベル期間が70回:49年×70回=3430年(70ヨベル期間)

  • 第70ヨベル:3430年+1年=3431年目

💡安息年のカウントが始まってから、3430年目の秋から翌年3431年目の一年間が第70ヨベル

補足:
49年目の第七月10日(贖罪日)に角笛が響き渡り、その翌年(50年目)がヨベルです(レビ25章8-10節)。


第70ヨベルの年代を特定する

第70ヨベルの年代を特定します。
安息年のカウントが始まったのは、聖書暦2578年でした。この年を一年目とする3430年目は、次の計算になります。

  • 聖書暦2578年-1年+3430年=聖書暦6007年

💡第70ヨベルは、聖書暦6007年の秋から翌年6008年の一年間


一旦まとめます。

  • 💡安息年のカウントが始まったのは、カナン入植年で出エジプトの41年目

  • 💡安息年のカウントが始まったのは、聖書暦2578年の春

  • 💡安息年のカウントが始まってから、3430年目の秋から翌年3431年目の一年間が第70ヨベル

  • 💡第70ヨベルは、聖書暦6007年の秋から翌年6008年の一年間

これらをまとめたのが下の図です。

図について、補足します。
聖書暦2578年~6007年の3430年間に、ヨベル期間が70回(49年×70回)あります。

  1. 第70ヨベル期間は、聖書暦5959年~6007年の49年間

  2. 第70ヨベル期間七回目の安息年期間は、聖書暦6001年~6007年の7年間

  3. 第70ヨベル期間七回目の安息年期間七年目は、聖書暦6007年で、その年の秋に角笛が響き渡る

これを、現代暦に直すと、

  1. 第70ヨベル期間は、西暦1986年春~2035年春の49年間

  2. 第70ヨベル期間七回目の安息年期間は、西暦2028年春~2035年春の7年間

  3. 第70ヨベル期間七回目の安息年期間七年目は、西暦2034年春~2035年春で、西暦2034年の秋に角笛が響き渡る

になります。

つまり、

📌第70ヨベルの角笛は、西暦2034年の秋


そして、

👉西暦2028年春~2035年春の7年間は、第70ヨベルに向かう最後の安息年期間(7年間)であり、キリスト再臨の7年間でもあるのです。


📍聖書暦と現代暦との年代換算は、下の記事をご覧ください。


いったい何の話をしているんだ、と思われるかもしれませんが、この第70ヨベルに向かう最後の7年間(西暦2028年春~2035年春の7年間)については、聖書にちゃんと記述があるのです。


キリスト再臨後の七年間と究極的なヨベル


キリストの再臨、ハルマゲドンでの戦いにおいて、すべての政治権力が滅びます。

👉このことは、黙示録16章と19章、エゼキエル書39章に描かれています(黙示録16章12-16節黙示録19章19-20節エゼキエル39章1-6節)。

👉ハルマゲドンでの戦いは、全世界の政治権力に対する神の裁きであって、第三次世界大戦のようなものではありません

📍ハルマゲドンでの戦いについて詳しくは、下の記事をご覧ください。


では、
ハルマゲドンでの戦いの後──西暦2028年春を想定──千年王国時代への移行期間について見ていきます。


七か月間、地を清める

次の記述は、戦いの後の描写です。
キリスト再臨後、ハルマゲドンでの戦いを経て千年王国時代へ移行する初期●●について描かれています。

寓意的表現で非常に難読ですが、七か月、七年間の期間が書かれています。

【エゼキエル書 39章11-16節】
その日、わたしはイスラエルのうちに、墓地をゴグに与える。
これは旅びとの谷にあって海の東にある。これは旅びとを妨げる。そこにゴグとその民衆を埋めるからである。これをハモン・ゴグの谷と名づける。

イスラエルの家はこれを埋めて、地を清めるために七か月を費す
国のすべての民はこれを埋め、これによって名を高める。これはわが栄えを現す日であると、主なる神は言われる。

彼らは人々を選んで、絶えず国の中を行きめぐらせ、地のおもてに残っている者を埋めて、これを清めさせる。
七か月の終りに彼らは尋ねる

国を行きめぐる者が行きめぐって、人の骨を見る時、死人を埋める者が、これをハモン・ゴグの谷に埋めるまで、そのかたわらに、標を建てて置く。(ハモナの町もそこにある。)

こうして彼らはその国を清める

神の大いなる日、この世の国がすべてキリストの国になります(黙示録11章15節)。

キリストが再臨し、ハルマゲドンでの戦いの後、戦いに敗れたゴグと民衆を埋める墓地が与えられるとあります。

海の東にある旅人の谷とは、約束の地カナンのことで、千年王国を表します。旅人とは、千年王国に向かう人々のことです。
注:千年王国は地理的なものではありません(ルカ17章20-21節)。

イスラエルの家とは、神の民です。
千年王国に入った民は、皆でゴグや民衆を地に埋め、千年王国を清めます。

神の民のうち選ばれた人が国を行き巡り、地に残っている死人を墓に埋めて、地を清めるとあります。

これは、実際に地表にある死体を埋めるというグロテスクなことなのか、霊的な死者が地表から消えていくということなのか。

聖書で「」は、宗教(世の価値観)を表しますので、いまだに宗教の上にある民衆の旧世界の価値観を墓に埋めるということかもしれません。

ハルマゲドンでの戦いにおいて、獣と地の王は火の池に投げ込まれるとあるので、その残党の粛正があるのかもしれません(黙示録19章19-20節)。

また、出エジプトの際に、海に飲まれたエジプトびとの死体を見たとあるように、そのようなことが起こるのかもしれません(出エジプト14章30-31節)。

その期間が、七か月ということです。

いずれにしても、この七か月を過ぎた後の千年王国時代でも、キリストにあって朽ちない者に変えられた者のほかは、依然として寿命が尽きて人は亡くなりますので、この七か月だけに弔いがあるわけではないことを考えると、やはりここの描写は、実際の埋葬のことではないのでしょう。

参考:
イスラエル(神の民)への裁きについては、エゼキエル書6章7章にも描写されています。

📍「イスラエル=神の民」については、下の記事をご覧ください。


七か月後の仮庵祭

もし、ハルマゲドンでの戦いの終りが西暦2028年だとしたら、七か月間とは、第一月から第七月までを表しているのかもしれません。

そうすると、同年秋の角笛祭と大贖罪を経て、第七月15日(仮庵祭)から仮庵暮らし(千年王国時代)が始まるということかもしれません(申命31章9-13節)。

聖書暦6001年の秋祭りは、次のとおりです。

  • 角笛祭:西暦2028年9月20日

  • 大贖罪:西暦2028年9月29日

  • 仮庵祭:西暦2028年10月4日~

注:日付は、いずれも日本時間です。

【ゼカリヤ書 14章16-19節】
エルサレムに攻めて来たもろもろの国びとの残った者は、皆年々上って来て、王なる万軍の主を拝み、仮庵の祭を守るようになる。
地の諸族のうち、王なる万軍の主を拝むために、エルサレムに上らない者の上には、雨が降らない。

エジプトの人々が、もし上ってこない時には、主が仮庵の祭を守るために、上ってこないすべての国びとを撃たれるその災が、彼らの上に臨む。
これが、エジプトびとの受ける罰、およびすべて仮庵の祭を守るために上ってこない国びとの受ける罰である。

注:エジプトの人々とは、旧世界の価値観のままにある人々のことでしょう。


七年間、武具を火で燃やす

続いて、七年間に言及されている箇所を見てみましょう。

【エゼキエル書 39章7-10節】
わたしはわが聖なる名を、わが民イスラエルのうちに知らせ、重ねてわが聖なる名を汚させない。
諸国民はわたしが主、イスラエルの聖者であることを悟る。主なる神は言われる、見よ、これは来る、必ず成就する。
これはわたしが言った日である

イスラエルの町々に住む者は出て来て、武器すなわち大盾、小盾、弓、矢、手やり、およびやりなどを燃やし、焼き、七年の間これを火に燃やす
彼らは野から木を取らず、森から木を切らず、武器で火を燃やし、自分をかすめた者をかすめ、自分の物を奪った者を奪うと、主なる神は言われる。

この箇所も、ハルマゲドンでの戦いの後の描写です。

神はイスラエルを我が民と呼び、イスラエルが神の民であることを宣言しています。
諸国民は、キリストが神の民の聖なる者であることを悟ります(黙示録1章7節)。
これは、神の大いなる日──キリスト再臨からの一連の出来事が起こる時のことです。

イスラエルの町々に住む者は、七年間、武具で火を燃やし、野や森から木を切らないとあります。また、かすめた者をかすめ、奪った者を奪うとあります。

神の民は地上の町々に住んでおり、これまで培ってきた信仰の武具を燃やし活動力とします(エペソ6章13-17節)。に生えたままの生木、つまり、旧世界の価値観から派生したものは利用しません。
そして、それまで迫害してきた者(諸国民)から、神の名誉を奪い返すということでしょう。


📌第70ヨベルの角笛は、西暦2034年の秋

この七年間の七年目(西暦2034年春~2035年春)の第七月10日(西暦2034年の秋)に、第70ヨベルを告げる角笛が全世界に響き渡り、清められた土地は神に返され、神の民と諸国民のすべての人は、忌まわしき奴隷状態から解放されるのではないかと考えられます。

究極的なヨベル──神の秩序の究極的な回復は、西暦2034年の秋にあると考察します。



さいごに


神は天地万象を六日で完成し、七日目を聖とする。
アダムから6000年目にキリストが再臨し、この世の国がすべてキリストの国になるという神の計画が、本流●●としてあります。

そして、出エジプトのイスラエルの民が、約束の地カナンに入植した年を起算点とする第70ヨベルが、支流●●としてあるのです。

今回の考察によって、第70ヨベルに向かう最後の7年間が、再臨後の7年に見事に一致することが分かりました。

聖書暦6000年は、西暦2027年春~2028年春とみていますが、果たしてどうなるでしょう。
神の計画の成就が楽しみです。


おまけ


聖書には、キリスト再臨の7年間──西暦2021年春~2028年春についても言及されています(ダニエル9章27節)。

📍詳しくは、次の記事をご覧ください。


キリスト再臨の日が迫っています


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